美味しいコーヒーや紅茶のおもてなしと、生活を彩る雑貨の販売。カフェと雑貨を融合させた暮らしの提案をする「カフェ雑貨店」や「インテリアカフェ」などの開業が増えています。居心地の良い空間とおもてなしと憧れの暮らしの演出は誰しもが一度は開業してみたいですよね。

そこで、今回は、「カフェ」と「インテリア・雑貨」を融合して展開されたい方のための、カフェ雑貨店を開業するための9つのステップをまとめてみました。

 

目次

どんなお店にしたい?まずはここから「1.お店のコンセプトを決めよう」

コンセプトとはお店のオリジナリティや強みを定め、どんなお店にするのかを決めることです。どんなお店にするかあらかじめ具体的な絵としてあなたの中で決めて、誰かに説明できる状態にしておくことはとても大切です。

というのも、お店が決まったら、これから先、お店を作るときに業者さんに依頼する時、開業資金を集めるときなど…説明できなければ前に進めないことばかりです。お店作りはすべてあなたが決めたコンセプトに従って進められていくため、お店づくりの基礎となる重要な要素です。

後々優柔不断な決断をして困らないようにしっかり決めていきましょうね。

まずは、先輩から学ぼう!店舗めぐりをして勉強をしよう

コンセプトを考える前に行いたいことのひとつが「店舗めぐり」です。

まずは「いいなと思うカフェ」や「気になるカフェ」をめぐってみましょう。

そのあと、「そのお店のよかったこと」「居心地がよかったなと思えること」をメモとしてしっかり残していくことが大切です。普段、なんとなく行くお店も目的を持っていくと視点が変わります。

いくつかのお店をめぐりながら、メモを残しておく中で、お店作りにおいてあなたが大切にしていることやどんなお店に惹かれてどんな風に提案したいのか?のヒントが見つかるはずです。「自分の中にある共通のいいね!の法則」をまとめていきましょう。

また、他のお店見ておくことで自分のお店の個性ややりたいこと、好きなことが見つけやすくなります。実際に、お店を開業した方のほとんどがこの「店舗めぐり」をしています。

訪問先のオーナーさんと仲良くなっていろいろ教えてもらったという方、店舗めぐりをすることで勉強すべきことがわかった方、出会いの縁で開業につながったという方もいらっしゃいます。「自分がもしこのお店のオーナーだったら」の視点と敬意をもって店舗めぐりをしていきましょう。

お店のキャッチコピーをつくる

「どんなお店なの?」と聞かれたときにシンプルに分かりやすい言葉で「こういうお店です。」と答えられるようにしましょう。例えば商品仕入れ時に取引先のメーカーに説明したり、融資担当者にお店の説明をする際など、お店の説明を行う場面は多々あります。また集客においても口コミで拡がりやすくなるなどの効果も期待できます。

キャッチコピーはまだ難しいなという方は、具体的に説明するためにまずは以下をまとめてみましょう。

あなたのお店は…
(1)誰に
(2)何を提案して
(3)どのような空間でどのように過ごしてほしいカフェか?
(4)(あなたのお店で)どのような雑貨を買い
(5)お客様の生活はお店を通じて、どう楽しんでいただきたいか?

を文字にしてみると、伝えるのが苦手な方でもお店のイメージをより具体的に伝えられるようになりますのでやってみてくださいね。

ショップ名を考える

コンセプトやキャッチコピーを決めると同時にショップ名も決めましょう。

注意したいのは、決めた店名が既に別のお店で使われていた場合。商標登録などの関係で、先方から「店名を変えてくれ」と言われる可能性もゼロとは言えません。

仮に、その店が店名を商標登録していた場合、相手の言うとおり名前を変える必要がでてくる可能性があります。そういった万が一の事態を避けるため、事前に同じ店舗名がないか調べておくのがベターです。

特許情報プラットフォームで無料で調べることができます。ショップ名が無事決まったら商標登録しておくのもいいかもしれませんね。

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開業するまでにやっぱり…お金は大切!「2.開業資金の調達」

資金調達の方法としては自己資金、親族・知人から借りる、日本政策金融公庫などの外部からの融資、クラウドファンディング、助成金・補助金などがあります。特に返済不要の助成金・補助金は利用できるなら活用しないと損。各自治体が独自に出しているものもあります。

資金調達をするのは多くの人がはじめてのことです。いきなり銀行をはじめ金融機関に行って「お金を貸してください」といっても貸してくれるものではありません。まずは、地域の相談窓口、または商工会議所などにも開業・創業のための相談窓口などもありますので、足を運んで相談からはじめていきましょう。

また、店舗の開業にかかるお金として、大きくは「物件周りの費用(敷金・礼金・仲介手数料・各種保険など)」、「内外装費用」、「仕入れ代金」、「店舗備品費用(レジ、什器、梱包資材など)」、「販売促進費(広告など)」があります。

また、お店開業後の運転資金を残しておくことも大切です。

開業時にほとんどのお金を使ってしまい運転資金が1か月しか残ってない…という状態はかなり危険です。開業して即軌道に乗るお店なんてほとんどありません。ちょっとゆとりを見て、開業後、最悪の場合は数か月は売上がなくても運営を続けられるよう計画とシミュレーションを行っていきましょう。

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地域に根差したお店作りをするために「3.お店の立地と物件を選ぼう」

お店を持つ上で、あたり前ですが、一度構えたらしばらく変更できないのが立地。

繁華街などの商業地域や駅前、商業施設は人通りも多く集客しやすいですが家賃は高い。また、人の出入りなども多く、にぎやかなのでカフェでの過ごし方などを考えると敬遠される方も多いです。一方で住宅地は集客が限定されますが、ライバルが少なく家賃も安い。また、その分来店されたお客様は人の出入りをあまり気にすることなく静かにゆったり過ごせる…。など、立地はそれぞれメリットデメリットがあります。

またお店のコンセプトに合っているかどうかも重要で、扱う商品や提供されたいサービスに周辺のお客様にどう受け入れてもらいたいか?によって立地の希望も変わりますので、不動産屋さんによく相談してみるとよいでしょう。

出店したいと思う地域については、家賃相場だけでなくさまざまな時間帯に訪れてみて、どんな人がいるのか、人の流れがどうなのか、競合店はいるのかなど確認しましょう。

また、飲食物を扱うカフェやレストランを開業する場合に、「飲食店可能」物件に限られますので、その点はしっかりと伝えておくことが大切です。店舗物件にもいろいろ条件があり、「スケルトン」「居抜き」「譲渡」などがあるので、店舗物件にまつわる情報知識や、条件面も合わせてしっかり勉強して把握しておくと物件契約時もフレキシブルに対応できるようになります。

一般的には物件探しに関しては、なかなか条件に合う物件に巡り合うチャンスは多くありません。自分でネットで探しつつ不動産屋さんに希望の条件を伝えておき当てはまる物件が出たら紹介してもらう、というパターンが多いです。

そして物件が決まった後は、契約条件によっては即賃料が発生していくケースも多く、物件決定後は、あわてず焦らずとも…できるだけ早くオープンできるよう準備を進めましょう。物件が決まった後に「さてどうしようかな」だと、収入も開業準備作業も進まないのに家賃だけがどんどん出て行ってしまうので注意です(汗)

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お店の印象を左右する「4.内装・外装の依頼先を決めよう」

物件が決まる前に、できれば内外装を依頼するパートナーはいくつか探しておきたいところです。事前に実績と評判をチェックしてて数社ピックアップしておきましょう。また、開業経験のある知人などに紹介を受けるのも良いと思います。

実際に物件が決まったら、数社から見積りを取るようにしましょう。理想のお店をつくるためには双方のイメージに差異がでないよう、言葉で伝えるだけでなくイメージに合った画像を用意するのもオススメです。

また、できるところは自分たちでDIYするのも一案。雑貨店では「壁のペンキ塗りは自分たちでやりました」というお話しはよく聞きます。お洋服屋さんの中には「試着室を作った」という方もいらっしゃいました。

費用も抑えられるし、自分たちでやることで愛着も増しますが、プロの目というのもやはり必要なことです。コストを気にすることも大切ですが相談しながら内装・外装業者さんと目線を合わせてチームワークを意識して行動をしていくことが理想の空間づくりには欠かせません。

壁のペンキ塗り以外にも施工の仕方や既存の物件素材やデザインの活かし方で解決できることもありますので、「どちらがお得か?」よりも「どちらがお客様にも自分にもベストな選択か?」を考えて、一時的ではなく長い目で見てきちんと投資をしていきましょう。

ちなみに、電気、ガス、水道まわりは必ず専門業者へのお願いが必須です。

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飲食の提供を伴う開業は手続きがいっぱい!「5.開業までの予定表とTODOリストをつくろう」

雑貨やお洋服など物販の開業とは異なり、飲食の提供を伴う「カフェ」の開業は、「営業許可手続」をはじめ、具体的に目の前にクリアしていかなければならないことがたくさんあります。

飲食店営業許可証とは、字の通り、飲食店を営業するために必要な許可です。
管轄の保健所の審査をクリアすることで得られる許可で、食品の衛生・安全について定める「食品衛生法」によって規定されています。食品衛生法では飲食店を業態や営業内容によって、「飲食店営業」と「喫茶店営業」のふたつに区分しており、開業の際には業態に合った許可が必要です。

営業許可は申請から2週間程度で交付されるので、物件契約が決まり、店内の見取り図面ができた時点で保健所への申請手続きや内覧チェックの日取りなどが決まります。並行してお店に必要な、調理備品、什器などはもちろん、お客様への料理や飲料の提供用の食器、レジ、物販用の什器、チェア、テーブル…ありとあらゆるものをリストアップしてどんどん決めていかなければいけないことがいっぱいです。

これだけリストを作ってても慌てるくらいお店の開店日前は忙しいです…。開店日が近づくにつれてあわてないように、開業経験がない方ほど念には念を入れて…行動する前にスケジュールを立てていきましょう。

ただし、すべてがスケジュール通りにいかないこともよくあること。寛容さを持って対応していくことが大切です。

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カフェには看板メニュー作りは欠かせない「6.カフェメニューと価格を決定しよう」

このお店といったら〇〇だよね…そう思える看板メニューを作ろう

「コーヒーがおいしいお店」「フレッシュジュースが飲めるお店」「サラダランチがおいしいお店」「ふわふわのパンケーキが食べれるカフェ」「ベジタリアン対応のカフェ」「ビーガンカフェ」あなたのお店といったら、まずは何を思い浮かべてほしいですか?

コンセプトにそった看板メニューはまさに「あなたのお店といったら」を最初に思い浮かべる商品です。この看板メニューづくりと価格の設定があなたのお店の売り上げをけん引していく逸品といっても大げさではありません。まずは、あなたのお店ならではの逸品づくりを決めましょう。

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店内メニュー・店外(TOGO)メニューを合わせて検討しよう

カフェのメニューと言えば、コーヒーや紅茶をはじめドリンクや軽食・スイーツなどのメニュー。最近は、テイクアウト商品は消費税軽減税率(8%)の対象にもなるので、店内飲食メニュー・店外飲食メニューなども含めて複合的にメニューを考えなくてはなりません。

その際、メニューと一緒に合わせて価格だけでなく、料理やドリンクの提供時の食器やカトラリー、テイクアウトをされる場合は食品梱包品も合わせて検討をしていきましょう。

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休日のご褒美ランチメニューや夜の営業に…お酒の扱いについても把握しておこう

住宅街など徒歩圏内のお店であれば、休日のランチタイムなども含めて昼でのお酒の提供は珍しくはないもの。開業時は検討程度でも、開業後にランチタイムのメニューに加えてみたり、営業時間の拡大を視野に入れたときに、カフェメニューの中にお酒を取り扱うのも検討してみるとよいと思います。

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住宅街などの立地では親子連れのメニューともてなしを…。

住宅街など小さなお子様を連れての来店などが考えられる場合は、子供向けのメニューやおもてなしなども考えておくと開業時に親子連れのお客様が来店されても対応がスムーズです。食器など備品が最初はスムーズでなくとも、心づかいが感じられるだけでもお客様はうれしいものです。最初は準備ができてなくても子連れのお客様の対応などを考えておくことも大切です。

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店内什器・備品が整ったらお店の関連グッズをそろえてみよう「7.雑貨の仕入れ・什器・備品を整えよう」

雑貨・什器・備品など…お店の彩りも店販商品も卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」にお任せ!

カフェでありながら、食品物販をされたり、マグカップやコーヒーグッズなど自宅でカフェ気分を楽しめるアイテムを扱われていたり、ブランディングに力を注いでいるあるお店ならばショップブランドロゴのステッカー・Tシャツ・キャップ(帽子)などオリジナルのお洋服や小物を扱っている…そんなお店を見かけることが本当に増えてます。

そんな時に便利なのが…卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」です。カフェを開業された方(開業準備中の方も)なら利用できます。カフェ関連用の資材はもちろん、什器・備品まで幅広くそろいます。

お店のあり方を広くお考えのオーナーであるほどおすすめですよ。

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カフェ・飲食店の業務用品から什器・備品・物販用商品まで幅広くそろう!卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」

「キャッシュレス決済」がじわじわ浸透しているからこそ…レジなどお会計まわりも快適に整えておきたい!

消費税増税が追い風となって、じわじわと広がっている「キャッシュレス決済」。開業時の決済周りの選択肢としてあると、お会計もよりスムーズになります。

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いよいよカフェ雑貨店開業までもう少し!「8.開業に関わる届け出を提出・営業許可を取得しよう」

開業までもう少しになると、いよいよ手続きも大詰めを迎えます「営業許可証取得のための保健所の内覧チェック」「営業許可証の交付受け取り」「税務署への開業届の提出」など事務的な手続きに漏れがないか…再度チェックをしていきましょう。

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開業おめでとうございます!お客様が訪れてくれるように…リアルでもネットでも伝えよう!「9.店舗のPRも忘れずに!Googleマイビジネス・SNS・HPを準備」

いよいよ開業目前。開業してもお客様があなたのお店を訪れられるように、開業前にしっかり準備しておきたいことのひとつが、SNSやインターネットでの集客や、ポスティングのチラシなど。

開業が決まったら「googleマイビジネス」の登録は必須

SNSでの集客も大切ですが、まず開業が決まったら登録しておきたいのが「googleマイビジネス」。

googleマイビジネスは、無料で使えるスポット登録サービス。登録することで、「お店の場所」「交通アクセス」「営業時間」「お店の雰囲気」「メニュー・サービス」「訪れた人の口コミ」などをお客様がスマートフォン(以下、スマホ)やパソコンで検索した時に見ることができます。(※お店側での登録と情報の入力、写真の掲載作業が必要です。)

近年、街を歩きながらや自宅内でもスマートフォンでのお店検索が主流になりつつあります。「地域×カフェ」「子連れ×カフェ」「コーヒー×カフェ」「電源のある×カフェ」など音声検索で近隣の方がスマホであなたのお店に該当するキーワードを検索することもあります。そんな時、あなたのお店に該当するものがあれば、よりお客様の目に留まりやすくなるでしょう。

[参考URL]Googleマイビジネス

インターネットが主流と言われてもアナログの販促物は強い

インターネットでのお店の検索が主流と言われても…やはり開業時に欠かせないのがポスティングチラシやダイレクトメールなどの紙の販促物。

ネット検索は、能動的にお店を探してもらえれば知ることができますが、あなたがお伝えしない限り近隣の方に「あそこにこんな素敵なお店があったのね」と気がついてもらうことはできません。

デザイン会社にお願いするのも一案ですし、できるだけ低予算で押さえたいのであれば、手書きなどで「どんな思いで開業された、どのようなお店で、どのようにお客様に過ごしていただきたいか」思いを伝えてみると…あなたのお店への思いに共感されたお客様が自然と集まってくることでしょう。

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まずはSNSからスタート!ゆとりができたらブログやホームページも準備しよう!

SNSがたくさんあり、何から手を付けてよいやらという方も増えてきている最近。とはいいつつも「Twitter(ツイッター)」「Instagram(インスタグラム)」あたりからSNSをスタートさせてみませんか?お客様との関係性が深まってきたら「LINE@」などもおすすめ。より近いかたちでお店を通じたコミュニケーションが楽しめることでしょう。

また、ブログもおすすめです。ワードプレスや自店のHPでのブログの運用は、お店の営業にゆとりができたらでも大丈夫だと思います。ブログツールも「ameblo(アメブロ)」や「note(ノート)」「LINEブログ」をはじめとする無料で使えるツールがいっぱいあります。

どのSNSサービスにも言えることですが、SNSでいきなり集客もできませんし、いきなりお客さまに「ハッシュタグ」をお願いしても残念ながらほとんど大きく拡散されるものではありません…。「はじめたら毎日まずは楽しんで続けてみる」という気持ちでやってみると良いでしょう。

時間をかけてお客様とあなたのお店の素敵なコミュニティが生まれるとよいですね。

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まとめ

今回は、カフェ雑貨店を開業するためのステップを9つご紹介しました。お店の開業までのプロセスは、本当にいっぱいありますよね…。お店の物件が決まってからが特にバタバタする時期ですが、これからお店を開業する時のワクワクした行動から得られることはたくさんあります。

これからカフェ雑貨店開業を希望される方の参考になれば幸いです。

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