お店のドリンク提供用のストローはプラスチック製？一本のストローから環境に目を向けてみよう！

お盆期間中の今週は、各地へと旅行やお出かけの方も多いのではないでしょうか？

今月はじめに一足早めに夏休みをいただいたごとーです。夏休みのお出かけは、いつもとは違った環境や文化にふれることではじめて知ることや学ぶことが多いですよね。

その中で、先日ヨーロッパへ夏休み旅行へ行っていたスタッフが帰国した際、

「海外ではほとんどのお店がドリンク提供時にプラスチック容器を使っていないところが多かった。特にストローは紙製のものを使っているところが多かった印象がある。」

という話をされていたことが印象に残っています。

私自身も、7月はじめにトルコ大統領夫人のお話を伺う機会があり、その中の話題の一つに「トルコ国内でのエコバッグ導入率は現在80%にものぼる」というエピソードがあり、興味深かったです。

そのようなことから、個人レベルでも、海外の環境意識は日本以上に進んでいるのだと感じています。日本における環境意識というのは、海外の国々のこうした環境意識の高まりに後押しされるように、高まっていくのだろうな…と考えられます。

実際に日本国内の動きでも、「レジ袋の有料の義務化」などが国の方針として進むこともあり、これから「プラスチックごみ削減」や「環境・エコ視点」はますます注目されていきそうですね。

プラスチックごみの削減をめざし、原田義昭環境相は３日、レジ袋の有料化（無料配布の禁止）をスーパーなどの事業者に対して法令で義務化する考えを、記者会見で示した。時期については「東京五輪に遅れないように、今年か来年ぐらいにはやらなければ」と述べた。（引用元：レジ袋有料の義務化「来年までに」　環境相が意向─朝日新聞掲載記事─）

といいつつも、レジ袋もですが、いきなりお店で提供しているすべてのプラスチック資材・容器、そしてプラスチック製品を徹底的に見直すというのは、なかなかむずかしいのではないかと思います。

そこで、手軽に取り組みをはじめられることから、今注目されているのがドリンク提供時の「ストロー」です。

すでに「紙製ストロー」を導入されるオシャレなカフェ・飲食店も増えているのはご存じでしょうか？また、一般の方の中にも、環境意識の高い人はすでに「マイストロー」を持っている方も見かけます。あなたのお店でもその「ストロー」から環境意識を深めてみませんか？今回は地球環境に優しい素材を活用したストローや、エコな視点で何度も活用できるマイストローをまとめてみました。

1 ストローの考え方が変わる？ドリンクのストローから環境を考えてみよう。
2 まとめ
3 カフェ、レストラン、バー、居酒屋など、飲食店の仕入れはスーパーデリバリー

ストローの考え方が変わる？ドリンクのストローから環境を考えてみよう。

ドリンク用のストローというと、プラスチック製の使い捨てストローがスタンダードですが、紙製ストローを中心にいろいろなストローが増えているのはご存じでしょうか？

紙ストロー

プラスチックストローに変わるストローとして近年注目されているのが、紙でできたペーパーストロー。シンプルな白いストローから、キャラクターやドット・ストライプ・ハートなど…グラスにさしたときにかわいいプリントストローなど選択肢も増えています。

流行のメイソンジャーや、色合いを合わせたペーパーカップなどに合わせて提供されたら、いつものジュースもなんだかオシャレな気分になると思いませんか？ただし、長時間使うと（目安は60分程度と言われています）紙の硬度が取れてしまい、ストローが水分に触れている部分で折れてしまう場合もあります。

カフェなど長居が考えられる場合には、ドリンクの提供時に「ストローが折れた場合は、新しいものに差し替えます」などの一言を、そえてあげると良いかと思います。

[関連商品]紙製ストロー（ペーパーストロー）

生分解性ストロー

プラスチックに変わる新たな素材として、近年注目されているのが生分解性プラスチックを使ったストローです。

生分解性プラスチックとは…自然界の微生物による分解性を持たせ，環境負荷を抑えたプラスチック。大きく（１）微生物が生産するもの，（２）植物や動物などを原料としたもの，（３）化学合成したもの，（４）デンプンなどを混ぜて分解しやすくしたものに分けられる。ただし，（４）には細かくなるだけで完全には分解しないものもあり，これらは別に自然崩壊性プラスチックと呼ぶこともある。おもにポリエチレンとポリプロピレンの代替品としての利用が多く，すでにシャンプーなどのボトル，使い捨て剃刀(かみそり)の柄，ボールペン，荷物運搬用緩衝材，ごみ袋などが実用化されている。しかし，まだいずれの素材も加工性，強度などの問題も多く，コストも高いため，さらに研究が進められている。（情報引用元：コトバンク）

通常のプラスチックが化学原料なのに対して、生分解性プラスチックは自然成分由来のため、捨てても環境への影響が通常のプラスチックに比べてぐっと抑えられるというメリットがあります。

卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」でも「生分解性プラスチック製品」が、アパレル・雑貨ともにじわじわと増えていますが、まだ少ないのが現状です。しかしながら、これからますます身近な素材として進化していくのかな…という気がしています。

[関連商品]生分解性プラスチック製品/生分解性ストロー

アルミ・シリコン・ステンレスストロー

ペーパーストローや生分解性ストロー（ファイバーストロー）以外にも、アルミ・シリコン・ステンレス・竹などの素材ストローも増えています。こちらはいずれも、「ワンウェイ（使い捨て）」ではなく、何度も洗って使うことができるため「マイストロー（スマートストロー）」としてストローを携帯して使われる方におすすめです。そのため、商品にストローを洗うためのブラシがセットで販売されている商品が多いです。

「シリコンストロー」で人気なのが、キャラクターのストローケースとストローブラシがついた「ポケットシリコンストロー」。小さなお子さまから大人の女性まで、かわいらしいパッケージと色合いが人気です。

「アルミストロー」「ステンレスストロー」は、アルミやステンレスの熱伝導効果によって、冷たい飲み物の、ひんやりとしたのどごしを楽しむことができます。直径サイズが太めのもの、細めのものがありますので、最近流行りのタピオカドリンクには太めのものを（店内ドリンク提供時に利用される場合は、自店のメニュー商材で一度お確かめの上、ご提供ください。）活用するなど太さを選ぶことができます。

ストローと合わせて見直したいグラス・紙コップ

ストローを新しいものに変えたら、一緒に見直したいのがグラス。「Kilnerハンドルジャー」をはじめ安定して人気が高いのが、「メイソンジャーカップ」。容量もしっかり、中のドリンクの色合いもきれいに見えて、満足度の高い逸品となります。

ストローを紙製に変えたら、ドリンクをそそぐテイクアウト用カップも…プラスチック素材でないものが望ましいですよね…？日常では、むずかしくとも、店内でのお子さま向けのドリンク提供の際や、店内パーティー、ケータリング対応時などにおすすめなのがイギリス生まれのパーティーグッズブランド「GingerRay（ジンジャーレイ）」のペーパーカップ。光沢感のあるプリント柄やかわいらしい絵柄がリッチな気分にさせてくれます。