子供たちと一緒に週末は図書館へ行ったり、本屋さんで本を選んだりする時間を過ごすことが、最近親子ではまっていてとても好きな時間です。

3歳の息子は、とにかく乗り物が大好きなので、「はたらくくるま大図鑑DX<デラックス> 」をひたすらループして読んでいます(ま、読むよりも…見ているが正しい表現ですが苦笑)。特に「ごみしゅうしゅうしゃ(ごみ収集車)」が言えるのが彼の中の今の自慢のようです。

5歳の娘は、「PETIT POOKA ぼうしとったら 」など、ストーリーがかんたんな絵本から自力でひらがなを楽しみながら読んだり、弟と一緒に読み聞かせをしながら、時に本を仲良く読んだり、時に本を奪い合うようにして楽しんでいます。

かくいう私は、朝はビジネス関連書籍や小説など、夜は心と目に優しそうな趣味や実用書を中心に時間や気分に合わせて、本を楽しんでいます。

少々前置きが長くなりましたが、実は、卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」では「本」の取り扱いが増えています。87社15,500冊以上もの書籍の取り扱いがあります(2021年1月現在)。

最近はブックカフェなどといったミクストランと呼ばれる飲食店の形態はもちろんのこと、「本×〇〇」を業態の店舗なども増えていますが、あなたのお店でも今のサービス空間の価値や空間のメッセージ性を高めるために本を取り入れてみませんか?

今回は、今の売り場やサービス空間で、本を取り入れたり、本を販売するための5つのポイントをまとめてみました。本が売れるのは本屋さんだけではありません。あなたのお店でも本のお取り扱いをはじめてみませんか?

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お店の売り場・サービス空間の価値を高める!本を取り扱うための5つのポイント

 

1.お客様の過ごし方に合わせて、本を仕入れてみよう

本を取りそろえる場合、お店にいらっしゃるお客様をよく見渡してみましょう。開業前の方や、これから新規の客層を増やしたい方は「これから増やしていきたいお客様はどんな方々なのか」を考えてみましょう。

子ども連れのお客様が多いなど目で見て分かることもありますが、お客様がどんなことに興味関心があるのか、普段の接客時の会話対話が生かされます。

例えば、子ども連れのお客様へのおもてなしにはいろいろありますが、ブックコーナーを設置するのも一案。そんな時に個人的におすすめなのが、見開きで変化の楽しめる本や、なじみのある絵本です。

【しかけえほんシリーズ第2弾!】おやさいどうぞ【おいしそう!おもしろい!仕掛け絵本】くだものどうぞ

おすすめは、「コクヨの創作シリーズ」が取り扱う「おやさいどうぞ 」「くだものどうぞ」は、1歳から3歳の子供たちがページを見開きながら、野菜や果物の名前をいいつつ、断面をめくっては見て、が癖になる本。我が家の子供たちも大好きな本でめくりながら「これなあに?」と言いつつ親子の対話をしながらお料理を待ったり、ご飯に飽きた後も一人で読み進めながら過ごしています。

はらぺこあおむし ミニ版・通常・ボード・ビッグ 各種はらぺこあおむし こども食器ギフトセット 【日本製】

保育園や幼稚園に通い始めると、よく読み聞かせされる絵本にも興味や安心感を持つように…。特に人気なのは、「はらぺこあおむし」。はらぺこあおむしの絵本は、なんといっても人気があるだけに絵本だけでなく、関連グッズも非常に多いのが特徴。飲食店などでは、「食器セット」なども本と合わせて提案されると、お子様向けのおもてなしサービス・空間にも統一感が生まれそうですよね。

[関連商品]はらぺこあおむし

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2.店主の「好き」を本で伝えてみよう

本好きな店主であれば「最近読んだお客様におすすめしたい本」などを好きな本をご紹介するのが、本をお店で取り扱う上でのおすすめの第一歩。

よくある本の帯の紹介文のような感じで、付箋やPOPなどで本のご紹介とともに「この本を読んで学んだこと」「ストーリーや登場人物のどんなところに共感したのか」「本の感想」などを一言添えてみると、お客様からの「私も読みました」「次読んでみたい」「この本は〇〇でしたよね」と、共通の本を通じた会話が生まれてくるかもしれません。

「私の好きな本なんて…恥ずかしくて紹介できない。」と最初は思うかもしれませんが、「好きな本や好きな本を通じて感じたことを伝えてみると」思いのほか、その考えに共感したお客様が集まってきます。

よかったらぜひやってみてくださいね。

標本BOOK

私が最近夜な夜な目を通していて興味深かった本が「標本BOOK 」。最近「植物標本」と呼ばれる「ハーバリウム」など「標本」を趣味としたインテリアが流行っていますよね…。この本では、植物だけじゃなく昆虫、隕石、水晶、貝殻など好きなものを集めて標本にすると、見て楽しい興味深いインテリアになるのだなということを書籍の中のアイデアから発見しました。

好きが詰まっているって素敵なことですね。

3.インテリア小物のような感覚で、空間コンセプトにあった本をそろえてみよう

読んで楽しい本もあれば、目で見て楽しい本もいっぱい。空間中に花やフォトフレームを飾るように、空間の印象にあった本をそろえると、本も立派なインテリア小物のような感覚で空間に取り入れることができます。

例えば、コーヒー好きな店主のお店の棚にこんなラインナップはいかがでしょうか?

COFFEE COMPLETE「カフェ・バッハ」のコーヒーとお菓子

COFFEE COMPLETE 」と「「カフェ・バッハ」のコーヒーとお菓子 」など…眺めているだけでもコーヒーがおいしくなりそうな本ですよね(笑)

[関連書籍]コーヒーを題材にした本

それから、見開きで好きなページを開いて設置するだけで「アートを楽しめる」本も、たくさんあります。絵画をお店に置くのは、なかなか大変ですが、まずは本から取り入れてみるのも良いですよね。

ペンブックス7 美しい絵本。 (Pen BOOKS)ペンブックス14 やっぱり好きだ! 草間彌生。 (Pen BOOKS)

読み物としても、美術関連の知識の入門編としてもおすすめなのが「pen BOOKS(ペンブックス)」。「ペンブックス7 美しい絵本。 (Pen BOOKS) 」や、「ペンブックス14 やっぱり好きだ! 草間彌生。 (Pen BOOKS)」など、表紙も中の見開きページも魅せて、興味をそそる内容が詰まっています。

[関連書籍]pen BOOKS(ペンブックス)

4.雑貨と一緒に関連書籍を並べてメッセージ性を高めてみよう

キャラクターパッケージの商品や、キャラクター商品などで多いのが、関連した本もあるということ。売り場づくりがしっかりされているお店では、キャラクターのコーナーを作るときに、その背景にある物語やストーリーの紹介として関連書籍も一緒に販売されているというケースも増えています。

関連書籍があることによって、キャラクターの持つ個性がより一層引き立ち、売り場のメッセージ性と価値が高まります。

例えば、自然派食品の売り場などでよくみかける「メイシーちゃんのおきにいりシリーズ」のお菓子。

メイシーみかんのゼリー 23GX8個【お菓子】メイシーメープルスナック 35G【お菓子】

[掲載商品]メイシーみかんのゼリー 23GX8個【お菓子】 /メイシーメープルスナック 35G【お菓子】

メイシーちゃんのお菓子だけが並んでいるよりも、せっかくキャラクターの絵本があるならば、そのキャラクターを伝える意味でも、絵本があったほうが、商品背景にあるストーリーから商品に込められた想いや、やさしさが伝わってきます。

メイシーちゃんのクリスマス(ミニ版)メイシーちゃん およぎにゆきます

クリスマスシーズンは「メイシーちゃんのクリスマス(ミニ版) 」をクリスマスのお菓子の詰め合わせギフトと一緒に提案されるのも良いですし、夏はゼリーの詰め合わせギフトと合わせて夏らしさの感じられる「メイシーちゃん およぎにゆきます 」を提案するのも良いですよね。「メイシーちゃん」の本が持つストーリーとともに、季節の訪れも感じられると思います。

それから、思いのほか「どんなストーリーだったかな?」と振り返りたくなるのが「ムーミン」。

【ムーミン】ムーミン ソーラーランタン【ムーミン】 ハウス ボウルセット

[掲載商品]【ムーミン】ソーラーランタン /【ムーミン】 ハウス ボウルセット

最近、「ムーミンバレーパーク」などのテーマパークができたり、3Dアニメーションなどでもよく目にするようになりまた注目されはじめている「ムーミン」ですが、絵本があると、またそのストーリーや世界観に思わず手をとって見直したくなります。

ムーミンのめくってあそぶおおきなえほんムーミン・コミックス10 春の気分

ムーミン谷へようこそ ちいさなパノラマ絵本 」といったムーミンを知る導入の本から、「ムーミン・コミックス10 春の気分 」などムーミン谷の暮らしや季節の訪れを感じられる本までスーパーデリバリーには「ムーミン関連本」がそろっています。

[関連記事]ムーミン谷のなかまたちの世界観をとことん楽しもう!飯能市にある「ムーミンバレーパーク」を訪問しました。/みんな大好き!ムーミン谷のなかまたちを集めてみたよ!

 5:雑貨のように体験できる本から販売をしてみよう

近年 、知育書籍などを中心に増えているのが、「飛び出す絵本」や「シール絵本」、「工作できる絵本」「ぬりえ絵本」など…。子供向けからはじまって、今では大人まで楽しめるものまで幅広く増えています。

もはや、本というよりも雑貨の延長のような考え方で販売できる本から、実際に作成したものをアートとして飾りたくなる本まで、いろいろあります。お店の商品として「体験できる本」から取り扱ってみませんか?

大人も子供もなつかしい気持ちではまってしまうのが、「こすり絵本」。

★日本国内販売限定★こすり出しあそび最新作!ディック・ブルーナ 凸凹ぬりえ【大人も懐かしい「こすり出しあそび」!紙を重ねて何度でも】凸凹ぬりえ どうぶつ編(とみた あすか)

ディック・ブルーナ 凸凹ぬりえ 」や「凸凹ぬりえ どうぶつ編」など、凹凸になっている絵本を色鉛筆を使って、こすって彩ると、まっさらな絵本の中に色とりどりの絵が浮かんできます。オリジナルの絵本が完成する想像力を豊かにしてくれる絵本です。

[関連書籍]こすり絵本

大人も、子供と一緒に無言で専用のスクラッチペンを片手に削って集中してしまうのが「スクラッチアートブック」。

大人のためのヒーリングヒーリングスクラッチアート 癒やしの森の動物たち心がやすらぐスクラッチアート 幸せを呼ぶ花と星座 春夏編

[掲載書籍]大人のためのヒーリングヒーリングスクラッチアート 癒やしの森の動物たち /心がやすらぐスクラッチアート 幸せを呼ぶ花と星

子供でも楽しめるかんたんなスクラッチアートブックから、大人でも楽しめる細かなイラスト柄のスクラッチアートブックまで難易度はいろいろ。今年の夏我が家でもはまってしまい…しばらく子供たちと無言で集中して創作するという時間を過ごしました。

しばし静寂の時間が、普段にぎやかな我が家にも訪れましたよ(苦笑)

スクラッチの仕方で同じアートであっても個性が出るのが良いところ、無言で集中し、完成したら互いに感想を言ってみたり、普段とは違った交流を楽しまれたい方や、手軽にアートを使ったワークショップをされたい方におすすめです!

[関連書籍]スクラッチアートブック

そして、もはや本というよりも雑貨に近い…「立体ぬり絵の本」。本から立体に組み立てて、乗り物や動物などに色を塗って完成させる本や、数字ごとにぬり絵をすすんでいくと動物などが立体的に浮かび上がってくる本などがあります。

【ぞう・きりんなど動物5種の立体ぬりえ】 立体ぬりえワークブック どうぶつ編【ありそうでなかった立体のぬりえ】 立体ぬりえワークブック のりもの編

親子で体験して楽しいのが、「コクヨの創作シリーズ」が取り扱う「立体ぬりえワークブック」シリーズ。動物や乗り物など組み立ててマジックやクレヨン、色鉛筆などで色を塗ってオリジナルの制作物が完成します。

パズル塗り絵 猫編 Color Me CATパズル塗り絵 犬編 Color Me DOG

ブティック社」が取り扱う「パズルぬり絵」シリーズは、本の中にある、数字の示す色に従ってマスを塗っていくことで、さまざまな犬や猫など本のテーマに沿った立体的なアートが浮かび上がります。浮かび上がるアートを見ながらうっとり…大人でもついついはまってしまう新感覚のぬり絵です。

もはや、雑貨なのか、本なのかご紹介していてよくわからなくなる勢いではありますが、従来の概念にはなかった本が出てきたりと、本の世界の広がりと表現の進化に改めてすごさを感じますね!

まとめ

今回は、今の売り場やサービス空間で、本を取り入れたり、本を販売するための5つのポイントをまとめてみました。スーパーデリバリーで取り扱う本もいくつかご紹介をさせていただきましたが、本というジャンルの中にもいろいろな商品があって、個人的にも調べながら、本を通じた表現力の広さに学びのある時間でした。

こうやって、まとめてみると、本が売れるのは本屋さんだけではない…ということが実感できませんか?あなたのお店でも本のお取り扱いをぜひはじめてみてはいかがでしょうか。

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