近年では、ブックカフェ・ブックホテル・ブック…と「本×○○」な業態やお店の組み合わせが増えています。本を販売できるのは、本屋さんだけではありません。

今回は大人も子どもも楽しめる、春にぴったりな絵本をまとめてみました。

定番の一冊、春の動植物を身近に感じられる絵本、美しい四季の色彩を豊かに伝えてくれる絵本、生命が活動を始める春らしさを楽しめる絵本…。春の魅力をさまざまなアプローチで教えてくれる絵本が盛りだくさんです。思わず手に取りたくなってしまうステキな装丁にもぜひご注目ください。

春といったら…「はらぺこあおむし」はやっぱり…はずせない

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はらぺこあおむし（絵本）
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ブックカフェや子どもを対象にした絵本を置くお店にはかならず一冊はある絵本、『はらぺこあおむし』（取り扱い企業：偕成社）。

人気であるがゆえに、いろいろなバージョンの『はらぺこあおむし』の絵本が販売されています。中でも新作の本は、アコーディオンのように閉じたり開いたりできます。いずれも、あおむしから蝶へと変化を遂げる様子を美しい色調で表現しており、観るのも楽しく幼い子どもが読んでも多くのことが学べます。贈り物としても最適です。

春のかわいい虫さんに注目したい

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てんとうむしのてんてんちゃん
むしたちのうんどうかい

てんとうむしのてんてんちゃん

生命がいきいきと活動を始める春、おすすめしたい一冊が『てんとうむしのてんてんちゃん』（取り扱い企業：童心社）です。「てんてんちゃん」はナナホシテントウという種類のてんとう虫。小さな虫がもつ大きな生命力は、子どもの心に元気を与えてくれます。てんてんちゃんたちの物語を通じて、昆虫たちの不思議な「生態」をも学ぶことができる一冊です。

むしたちのうんどうかい

虫が好きな子どもはもっと虫好きに、虫が嫌いな子どもは虫への苦手意識を少し減らすことができるかも…。『むしたちのうんどうかい』（取り扱い企業：童心社）では、たくさんの虫たちの特性や習性などが運動会の場面で描かれています。対象年齢は0歳から小学校低学年ですので、幅広い年齢層の子どもたちが「楽しく学べる」お話です。学校の理科の授業を好きになるきっかけになるかもしれません。

自然とふれあう楽しさを感じる春の楽しみを知る

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ルゥーとミゥー「神様からの贈り物」
苺のひみつ

ルゥーとミゥー「神様からの贈り物」

忙しい毎日の中で少しずつ疲れがたまっていく心。そんな心をほぐしてくれるのが『ルゥーとミゥー「神様からの贈り物」』（取り扱い企業：文芸社）です。物語がかもしだす安らぎを感じてみてください。春に咲く花の美しさや、あたたかく包み込むような文章が、疲れた心に効くお薬の役目をしてくれるはずです。うららかな春の一日にぜひ読みたい一冊です。

苺のひみつ

大人にも子どもにも、それぞれ別の楽しさを与えてくれる『苺のひみつ』（取り扱い企業：文芸社）。子どもは自分が「かあ君」になったつもりで、苺への期待に胸をふくらませます。大人は自分が「かあ君のお母さん」になったつもりで、なんとかかあ君を感動させようとがんばります。苺を巡るこの物語は、春のみずみずしい雰囲気を味わわせてくれること間違いなしです。

いろどりキレイな春らしい色彩を体感して…楽しむ

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ヴィヴァルディの四季
スプリング

ヴィヴァルディの四季

目と耳を同時に楽しませてくれるのが『ヴィヴァルディの四季』（取り扱い企業：大日本絵画 ）です。ヴィヴァルディが作曲した ヴァイオリン協奏曲『四季』 の中でも、とりわけ『春』は、皆が「あ、この曲知ってる」と思う一曲ではないでしょうか。ステキな絵の魅力を音楽がさらにアップさせています。女の子が四季を体験するこの物語は、「移り変わる時」を感じさせてくれます。音楽というステキな仕掛け付きのこの絵本は、贈り物としても喜ばれることでしょう。

スプリング

「待ちわびていた春」への喜びがいっぱいに広がる作品です。『スプリング』（取り扱い企業：大日本絵画 ）では、桜をはじめとする多くの草花、ハチや蝶などの昆虫、そして鳥たち全員が、幸せを感じながらそれぞれの活動をスタートさせる春らしさ満載の作品。躍動感あふれる描写が読者を物語の中に引き込みます。この絵本は飛び出す仕掛けになっており、ストーリーの躍動感をより一層強めてくれます。

春の生活変化のわくわくを絵本から感じて…

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ようちえんにいきたいな
ランドセルがやってきた

ようちえんにいきたいな

入園や入学の季節でもある春。誰もが経験する「楽しみだけど、ちょっぴりこわそうな」幼稚園。お母さんやお父さんが、入園を控える子どもに読みきかせるのにぴったりです。ほんの少し不安を感じている子どもに、優しく寄り添い勇気や元気を与える内容となっています。大人の方にも入園前の心境を懐かしく思い出しながら読んでいただけるでしょう。（取り扱い企業：徳間書店）

ランドセルがやってきた

春といえば入学シーズン。小学校へ入学する子どもにとって、ランドセルは特別な存在です。
青いランドセルを背負った、かわいらしい男の子の表紙が印象的な『ランドセルがやってきた』（取り扱い企業：徳間書店）は、入学シーズンに読むことで一層楽しめます。すでにランドセルをもらった子もそうでない子も、どちらも楽しめる物語です。

四季の移ろいを楽しみながら…春だから読みたい絵本

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まちあわせは木のところ
しばわんこの四季の庭

まちあわせは木のところ

動物たちのステキな一年間が描かれている『まちあわせは木のところ』（取り扱い企業：白泉社）。表紙の狐たちの豊かな表情を目にするだけで、つい手にとってみたくなる一冊です。優しい雰囲気の絵を楽しみながら、動物たちが木に集まる様子や美しい春夏秋冬の移り変わりを味わえます。対象年齢が2歳からとなっていますので、早い段階における幼児期の感性を磨くための絵本としてもおすすめです。

しばわんこの四季の庭

こちらも四季を楽しむことのできる絵本です。『しばわんこの四季の庭』（取り扱い企業：白泉社）。は、ソフトなタッチのイラストが素晴らしい絵本です。また、絵本としての魅力もさることながら、実用書としても役立てていただけるように工夫されており、ステキなお庭を作るのに必要な情報が充実しています。「お庭作りの入門書」と考えていただいてもいいかもしれません。
NHKで同シリーズ『しばわんこ和のこころ』が放映されたこともある人気のシリーズ作です。

春の草花・やさい…自然とふれあう絵本

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やさいむらのなかまたち 春
草花とともだち

やさいむらのなかまたち 春

野菜の知識をぐんぐん増やしてくれるのが『やさいむらのなかまたち　春』（取り扱い企業：偕成社）です。春の野菜が紹介されています。大人でも知らないような野菜のルーツ、栄養、保存方法などの情報が満載です。野菜のキャラクターもかわいらしく、読み終わったときには大人も子どもも「野菜にくわしい野菜好き」になっているかもしれません。小学校中学年から楽しんでいただけます。

草花とともだち

春をすみずみまで楽しみたい方には、『草花とともだち』（取り扱い企業：偕成社）をおすすめします。たくさんの生命が活動をスタートさせる春の魅力を存分に伝えてくれます。女の子と動物たちが「春の楽しみ方」をたくさん教えてくれます。植物の名前、特徴、そして草花あそび…。大人も子どもも、春を一層好きになりそうです。

まとめ

今回は春にぴったりな絵本を集めました。子どもが自分で読んで楽しめるものはもちろん、大人に読んでもらうことでより深く味わえるものや、大人も子どもも楽しく知識を増やせるものなどもご紹介しました。ご家庭用に、または贈り物として幅広い対象の方に喜んでいただけるかと思います。

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