2月2日~2月10日まで東京ドームにて開催されていた「テーブルウェアフェスティバル2020」に行ってきました。例年、テーブルウェアフェスティバルには、たくさんの器の提案はもちろん、一般の方、出展メーカー各社、著名人などのテーブルコーディネートが広がっています。

食卓空間の提案は、お祝い事(ハレの日)を中心とした日常の中のちょっと特別な日のテーブルコーディネートも広がっています。ひとつひとつのテーブルコーディネートには共感できる部分がそれぞれにあります。

例えば、テーブルコーディネートをされた方の生活背景、暮らしの中で大切にしていること、ゲストへの心配り、遊びココロ、ストーリーなどが随所に垣間みることができます。それから、展示の中には、お店・サービスをされている方には「こんな発想があるのか」「こんな使い方があるのか」などと、暮らしのアイデアの中から商売に生かせるヒントがたくさんあると思いました。

今回は、私がテーブルウェアフェスティバル2020の中で学んだことをまとめてみました。みなさんのご商売の先で役立てることがあれば、うれしいです。

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テーブルウェアフェスティバル2020会場をレポート!

テーブルウェアフェスティバル2020をレポート!

私が訪問したのは、最終日の開場してまもない頃でしたが、会場はすでに多くの人でにぎわっていました。

美食の国イタリアは、テーブルウェアの表現も豊かな国だった

会場に入って、すぐ目に入ったのは、「美食の国イタリア」の特集。イタリアは食文化だけでなく、器など生活の中にあるキッチンウェアの中に欠かせない文化の礎を感じる品々が並んでいました。

テーブルコーディネートの提案の幅は実に広い。

ガラスの器などで清涼感を感じる夏らしい提案でありながらも、スタイリッシュで洗練された印象の「カルロ・モレッティ」のテーブルウェア。

シチリア陶器はカラフルな色彩。明るく、にぎやかな食卓がこれだけでイメージできますね。

レジン(樹脂)を使い、ドライフルーツなどフレッシュな食器。アート作品のようなハイセンスなデザインの器は、「リカルド・マルツィ」。

海辺の爽やかな塩風を感じる…おしゃれな食器。サンゴや貝殻など合わせる小物の演出が一層シーンを引き立ています。

かと思えば、現代モダンデザインの器もあり、イタリアの文化と同時に感じたのは、その文化とともに心豊かな食卓提案の豊富さでした。

また、美食の国イタリアの会場には、イタリアといえば…エスプレッソコーヒー。

イタリアで親しまれているエスプレッソ器具や、エスプレッソカップが並んでいるコーナーもあり、見どころいっぱいでしたよ。

ビアレッティのモカエクスプレスもカラフルで素敵。

エスプレッソカップは、並べておいてあるだけで、かわいらしさがより一層引き立っていました。

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伝統と革新を感じる陶磁器の世界

テーブルウェアフェスティバルは、国内のメーカー、窯元、作家などをはじめ多くの器を扱われている方の出展でにぎわっていました。

結婚式・還暦などのお祝い事(ハレの日)のテーブルコーディネートの参考になる洗練されたテーブルコーディネート提案がされていた、Noritake(ノリタケ)のブース。

北一硝子は、北海道らしく、冬を彷彿とさせる幻想的なガラス食器が並んでいました。

同じガラスでも沖縄の琉球ガラスは、南国らしさを感じるトロピカルな印象の提案がされていました。

落ち着きと味わいのある備前焼。料理が映える自然な色合い、素材感が魅力的です。

伊万里有田焼は、上品でした。

北欧の暮らしを彷彿とさせる北欧デザインの食器も提案されていました。

これで…ほんの一部。空間の中に広がる器をみて、日本にはいろいろな表現の器が本当にたくさん…。知っているのとみてみて体感するのでは迫力が違いますね。一堂に会するからこそのリアルな魅力を感じました。

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著名人や一般の方のテーブルコーディネートには参考にしたいヒントがいっぱい!

テーブルウェアフェスティバルでは、テーブルコーディネートの提案が豊富。一般の方が応募された作品の中には、プロの方でもお店の提案で真似したいヒントがいっぱいありました。

著名な方々がテーブルコーディネートを披露されている企画の中でひときわ注目を集めていたのが、黒柳徹子さんのテーブルコーディネートです。

なんといっても、遊びココロであふれています。器など洗練されたアイテムが並ぶ、一方で、器と一緒にコーディネートされているのがギフトカードを使っていたり、洗濯ばさみ、キャンディーカラーのキャンドル、テーブルクロスはカーテン布地。随所にきらめく発想と遊びココロがちりばめられています。

おもてなしするゲストへの想いがあふれるコーディネートでした。

一般の方のテーブルコーディネートも、生活者の息づかい、おもてなしの心があふれた提案がそろっていました。

審査員賞に選ばれた、「Welcome to Japan!「夜桜」~Yozakura~」は、アメリカの友人が日本での就職が決まり、そのお祝いの場でのコーディネートです。

流木の上に桜をあしらい、桜のグラスが添えられたりと、随所にお祝いをされる心づかいが感じられますね。

佳作に選ばれたこちらのテーブルコーディネートは、「還暦を祝う赤の宴~当たり前の日常の喜び~」。

流線型の土鍋、黒と赤の漆器。カメの水引き。洗練されたお祝いの場で語らう人の風景が思い起こせます。

水引もですが、さりげなく造花などで手作りされた箸置きなどもあり、小物の使い方にも工夫がされていました。

この他にも、受賞作品をはじめ、一般の方々のテーブルコーディネートの中には、お店などの提案でも真似したくなるようなコーディネート提案が多数ありました。

キャンベルの空き缶を使ったアメリカンな食卓のテーブルフラワー。牛の小物、バーベキューセットのカードホルダーが遊びココロであふれていたテーブルコーディネート。

ビールもブリキのバケツに入ったりと、その場でゲストもホストもお酒を自由に瓶ごと手にとって、にぎやかな風景が浮かびます。

ハロウィンパーティーの食卓提案には、仮面やアイアンの馬車、フェザー(羽)、カボチャの置物があり、きらびやかでした。

テーブルコーディネートの高さを出した提案として、スクエアのガラスベースの中にクリスマスなどに使われるオーナメントボールを入れて、その上に器を置き、ソース用のグラスをおく。

空間に埋もれてしまって取りにくくなりがちなソースもこれなら、気兼ねなく手を伸ばしやすそうですよね。

シュラスコパーティーの演出をされた方のテーブルコーディネートには実際の再現として、パイナップルのフェイクフードが代用されていました。お店でのパーティー演出などでも参考になりそうですね。

日本酒のグラスの下に入ったのは、古代米。稲穂や穀物をふんだんに利用されており、洗練された自然なおもてなしが目を引きました。

ボトルクーラーとともに、お酒の箱とギフトパッケージ。お店でのギフト提案としても真似したくなるコーディネートですね。

ケーキスタンドにポイントで、南天やレッドベリーなどを絡ませるのもアクセントになります。

ナチュラルでかわいらしいテーブルコーディネートに添えられたのは、バスケットに入った、アジサイのアレンジメント。コロンとしたフォルムがかわいらしさを引き立てています。

まとめ

今回ご紹介したのはほんの一部。テーブルウェアフェスティバルには、本当にたくさんの食卓提案が広がっていました。お店・サービスでの提案の参考になればうれしいです。

 

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