東京・練馬にあるアロマテラピーサロン『マシュマロ―』はアロマテラピー、 ハーブ療法を取り入れた大人の女性のためのサロンです。

2006年のオープン当初から、オーガニック化粧品や動物実験をしてない化粧品を使用し、フェアトレードの商品を積極的に扱うなど、人にも肌にも環境にもやさしいアイテムを選び抜いて使用されています。

今回、マシュマロ―のオーナーの稲垣さんに、サロンを始めたきっかけやサロン運営で意識していることをインタビューしました。

店内はバリ風の落ち着いた空間

異業種からアロマテラピーの世界へ

ーー稲垣さんはいつマシュマロ―を開業したのですか?

稲垣さん:2006年からです。実は、前職はまったく異なる仕事をしていて、20代~30代前半までは編集関係の仕事をしていました。そして30代後半からは少女漫画の編集をしていたんです。そんな中、体を壊したのをきっかけにアロマに興味を持ち始めました。まだ今ほど世間にアロマが浸透していない時代で、自分で本を見ながら精油を使っていました。そこからアロマに興味を持ち、もっと勉強したいと思ったんです。

ーー全然違う業種からアロマの世界に入られたのですね。

稲垣さん:はい。本格的にアロマやハーブの勉強をするため学校に通い、資格を取って、しばらくはエステやリフレクソロジーをやってるお店で働いたり、エステ併設の美容室で働いていたのですが、夫から「自分でお店をやってみれば」と背中を押されて、2006年にマシュマロ―をオープンしました。

ーーマシュマロ―はどんなサロンですか?

稲垣さん:オープン当初からオーガニック化粧品を使用してアロマテラピー、 ハーブ療法を取り入れた女性のためのサロンです。人にも肌にもそして地球にもやさしく、にこだわっていまして、そのために選びぬかれたものを使用しています。化粧品、エッセンシャルオイルなどはもちろん、タオル類などもできるだけオーガニックコットンを使用しています。

ーーどんなお客様が来店されていますか?

稲垣さん:最初は同じ練馬の商店街にある路面店でマシュマロ―をスタートしました。そして今年の4月にこちらの新サロンに移転したんです。お客様は40代以降の方が多いでしょうか。お母様が娘さんに紹介してくださったり、妊婦向けケアもしているので妊婦さんもいらっしゃいますよ。最初の頃はホットペッパーを使ったり、駅にポスターを貼ったりして集客していましたが今はそんなにたくさんのお客様は対応できないので、常連様かご紹介の方のみの施術がメインになっています。

敏感肌の人だけじゃない、オーガニックコスメの拡がり

ーーオーガニックコスメにこだわる理由は?

稲垣さん:自然や植物のナチュラルなエネルギーはすばらしい結果をもたらします。そして私自身も施術で毎日使うものなので、できるだけ自然なものを使用したいと思ったんです。マシュマロ―をオープンした当時はオーガニックコスメの知名度も低く、肌の弱い人用の化粧品と思われていましたがここ数十年でオーガニックコスメを選択するお客様が増えてきていると感じます。植物のエネルギーがちゃんと使われてていいとか、今は効果効能を実感されて使う人が増えてきています。

ーースーパーデリバリーでもオーガニックの商品をメインに仕入れていますか?

稲垣さん:はい、スーパーデリバリーを知ったのはおもちゃ箱さんがきっかけでした。おもちゃ箱はソーダサンやソネットというブランドの洗濯洗剤やハンドソープ、台所洗剤、トイレの洗剤がお気に入りで仕入れていました。自然にかえるものなので環境にもよくてずっと使っているんです。他にも精油や化粧品も仕入れていましたが、スーパーデリバリーを紹介されて以来、スーパーデリバリーから仕入れています。同じく直接仕入れていたカリス成城さんやPeople Treeさんもいるので、スーパーデリバリーでまとめて仕入れています。

ーーありがとうございます。カリス成城やPeople Treeでは何を仕入れているのですか?

稲垣さん:カリス成城ではハーブティーや精油を仕入れています。People Treeはもともと大好きな企業で自分の洋服をPeople Treeで買っていました。お店ではチョコやハーブティー、ドライフルーツを仕入れてバレンタインやお店のオープン記念にお客様にプレゼントしています。フェアトレードでこういう想いがこもってるチョコなんですってお伝えして、お客様も喜んでくれています。

ーーギフト商材も仕入れていただいているのですね。今後気になる商材はありますか?

稲垣さん:店販用にオーガニックやフェアトレードの食材関係のもの、例えばハーブティーやはちみつ、ジャムやドライフルーツは気になりますね。

店販用の商品が並ぶ棚

さいごに

オーガニックやフェアトレード、動物実験をしていないなど、人や動物、環境にやさしいものにこだわり使いつづける稲垣さん。自分が心から納得しおすすめできる商品だけを取り扱う姿が印象的でした。
また取材を通してお店のコンセプト通り、稲垣さんの柔らかい雰囲気や優しいお人柄を実感し、お客様がお店に通いたくなる気持ちがよく分かりました。

稲垣さん、ありがとうございました!

■マシュマロ―

東京都練馬区練馬1丁目6−15 ヴィオスネリマ201
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