近年、健康志向のペットフードが注目されています。ペットの長寿化や家族化の影響からペットの食事にも気を遣う飼い主が増え、病気に合わせた療養食なども増えています。特にアメリカ・イギリス・カナダ・ドイツなどの欧米諸国はペット先進国と言われており、ペットフードに関しても原材料や安全基準にこだわって選ぶ飼い主も多く、そのニーズに合わせた商品が増えています。日本でも年々こういった意識は広がっており、オーガニック素材を使ったペットフードやスーパーフードで作られたペットフードなどを扱う店舗も増えてきています。

今回は、薬剤師と登録販売士がこだわりぬいたアイテムを扱うペットフードの合同会社ヴァイシュラに、今人気のアイテムや海外製のペットフードの魅力などを教えていただきました。

ペットの健康相談に乗ることが増えた経験からペットフードの会社を設立

合同会社ヴァイシュラの黒田さんは薬剤師の資格を保有し、ペットのケア用品や薬、ペットフードなどを動物病院に卸している会社に勤務する傍ら、自分の会社も経営されています。二足のわらじでペットに関わるビジネスをされていますが、その背景にはペットの健康相談に乗る機会が増えたことがきっかけでした。

黒田さん:何かしら健康面に問題を抱えて通院しているペットたちは、病院で適切なケアを受けたり薬を処方してもらうことができますが、病院に行く状態ではないけれど気になるところがある、といったとき飼い主は相談する場所が少なかったんです。今でこそトレーナーや健康相談ができるコミュニティなどがありますが、以前はそういったもの広がっておらず、専門家ではない方が情報を発信しているケースもありました。

そういった景色を見てきたことや、周囲の方にペットの健康相談をされることが増えてきたこともあり、病院のお世話になる予備軍のペットたちにはどんな食べ物を与えればいいのか、どういったケア用品がいいのか、といった情報を届けたいと思い合同会社ヴァイシュラを立ち上げました。

海外のペットフードを扱う理由とは?

合同会社ヴァイシュラではペットフードやグルーミングのアイテムを扱っていますが、そのほとんどが海外製品です。どのアイテムも成分にこだわって作られていますが、海外製品を扱う理由は安全基準が設けられていることや、品質の高さが背景にあります。

黒田さん:ペットフードやペット用品の安全性や品質に関しては、海外の方が日本よりもずっと前からこだわっていて、歴史も古いんです。国によって安全基準は異なりますが、例えばドイツは人間も食べることができる原材料で作らないといけないとか、イギリスだと副産物においても厳しい基準があります。

一方で日本はまだそのあたりの基準が欧州ほど厳しくありません。製造工程や原材料、衛生管理面などのガイドラインはありますが、日本はまだ農薬の基準値や使用禁止薬物などが入っているフードもあり、栄養価の検査もされている項目が少なかったりします。

日本の場合、法律では表記の問題であったり薬機法に抵触しないことばかりで、原材料やそのほかの添加物についての基準が甘いとは思います。そもそもペットに対する法律の差が、このような考え方につながっています。

こういったことから、より安全で安心できるペットフードやペットケア用品をワンちゃんやネコちゃんに届けたいと思い、海外の製品を選んでいます。

わんちゃんの食いつきが違う!置くだけで売れていく人気商品

合同会社ヴァイシュラではペットの体調に合わせて選べるよう、素材や成分が異なる商品を多数扱っていますが、特徴は味にこだわっていることです。人気の商品などは味はもちろんのこと、食欲がそそられる匂いで、実際にワンちゃんの食いつきも違うと反応が良いそうです。

黒田さん:例えば腎臓が気になるワンちゃんには脂肪分や塩分が抑えてある食事を提案していますが、そういった食事は味気ないものが多くて、積極的に食べてくれないこともよくあります。そういったお悩みを持つ飼い主さんに人気なのが「リーナルオキサレート」という腎臓・尿石用の療法食です。

これは腎臓病をサポートしてくれるフードですが、塩分などを控えていても美味しさを感じられるよう味にはこだわっています。実際に一度買ったお客さんがリピートされることも多いですね。

ほかにも、ラグジュアリーウエットのシリーズは大人気です。果物とお肉を組み合わせたウェットフードですが、果物の味がしっかりと感じられて、新鮮な生肉のようないいにおいがします。果物とミックスされたフードは日本ではほとんどなくて、あってもフレーバーだけとかなので重宝がられていますね。同シリーズのグース&アップルも人気です。グースとはダチョウのお肉ですが、うまくミックスされていてワンちゃんの食いつきも違いますね。これも日本ではあまり販売されていなくて、店頭に置くと特に説明をしなくても購入される方が多い人気のアイテムです。パッケージも目を引くので、手に取ってくださる方も多いですね。

人も食べられる!お肉のプロが作ったオリジナルのトッピングフード

海外製品をメインに扱っておられる合同会社ヴァイシュラの中には、国産のオリジナルペットのトッピングフードもあります。牛タンフリーズドライ「犬だふる」は黒田さんがこだわりぬいて作られたトッピングフードです。

黒田さん:牛タンを使ったフリーズドライのトッピングフードは少ないと思いますが、これはベテランの精肉屋さんと調理方法などを試行錯誤しながら作りました。ワンちゃんにとって良くない成分がある皮を省いたり、人間用の食品を加工する工場にて加工方法にもこだわったりと、かなり手間暇をかけて作っています。お肉そのものの味がするので、調理して人が食べることもできますよ。

腎臓が悪いワンちゃんにも、療法食に混ぜると良く食べてくれるという声もいただいています。

店頭には扱いやすいアイテムをオススメ

ペットを飼う人が増えている昨今、ペットショップはもちろんのこと、トリミングサロンやペットサロン、トレーナーさんなどもペットの健康相談を受けることが多いのではないでしょうか。合同会社ヴァイシュラでは、飼い主さんから寄せられる相談に応じて取り扱うアイテムを選ぶことをオススメしています。

黒田さん:食事は楽しくたべるのが一番栄養になると思います。しかしながら病気になるときめられたご飯しか食べられないと嘆く方も多いです。毎日の生活のなかで病気だからと諦めてしまうことが多くなります。

私たちはこの生きている時間を楽しく過ごせるような、そんな思いから健康な子はもちろん、病気の子でも安心して使えるフードやケア製品、おやつを販売しています。

合同会社ヴァイシュラの商品ページには、使用されている成分やどのような健康状態のワンちゃんにオススメのアイテムなのか、詳細に記載しており動画でも説明しています。

購入している店舗の中には詳細説明をPOPにして店頭に置いたり、動画を流しているケースもあります。また、必要な方には説明用のボードなども渡しているので、取り扱いに興味のある方はぜひお問い合わせください。

ペットも年々長寿化がすすみ、健康に気を遣う飼い主も増えています。病気のリスクを避けるためにも、日ごろから安心して口にできる食事を選ぶ傾向は広がっている中、店頭でも合同会社ヴァイシュラのアイテムを提案してみてはいかがでしょうか?

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