新型コロナウイルスに伴う、全国的な緊急事態宣言が解除されましたね。
とはいえ、しばらくは継続的に新型コロナウイルス対策を行っていかなければいけないお店。「どこまでやればお客様は安心できるのか?」そして「いつもなら販促をしてお客様にどんどん来ていただきたいが、なんだか積極にお声がけするのも気が引ける…」と困惑されている事業者の方も多いことでしょう。
水曜日にちょうど自宅から最寄りの百貨店が再開したので、私も一般客としてお伺いしてみました。私の伺った百貨店では様々な対策を講じていました。組織的に取り組んでいる大型店の取り組みの中には、中小個人店や事業者の対策の中にも工夫して取り入れやすいヒントがあると思いました。
今回は、客としての実体験をもとに大型店舗の取り組みから小さな事業者でも真似したいと思える…アパレル・雑貨・食品物販小売業のための新型コロナウイルス対策をまとめています。店舗運営の際の参考にしてみてくださいね。
目次
大型店から学ぶ小さなお店でもできる新型コロナウイルス感染症予防対策とは?
入口・出口を設置した水際対策
まずは、エントランスの部分です。入口出口看板が設置されていました。入口は「マスクの着用のお願い」「非接触タイプの体温計をつかった検温」「アルコール消毒」をしてから入館というスタイルでした。また、店舗入り口で迎えられているスタッフの方はフェイスシールド(フェイスガード)とマスクを着用されていました。
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百貨店は入口でマスクを着用されていない人は大人も子供も入館ができない状態だったのですが、「子供の年齢によってマスク対応が難しい場合もあるし、もしもマスクを忘れた場合、どうしてもお店に入りたいという方は近所のドラッグストアで探し回られるのかな…」ということを思いました。
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路面店などの場合にも、「マスクを着用するのを忘れて出てきてしまった」「マスクを持ってきていたが、落として汚れてしまい使えない」という、諸々のうっかり事情で…お客様がマスクを忘れることもあると思います(汗)
そんなお客様に向けて、お店で来店時にマスクをご用意するなどしておくと、良いかもしれませんね。その際のマスクは、サービスとして提供するもしくは実費分として数十円いただいたく形で対応していければ良いと思います。
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アルコール消毒は、入り口わきに木製のサイドテーブルなどに置くなどして対応しましょう。
エントランスでの対応に人手が限られるお店などでは、
新型コロナウイルス感染予防対策に伴い、店内でのマスク着用、アルコール消毒にご協力いただけますようお願い申し上げます。マスクをお忘れのお客様は店内スタッフにお声かけください。
-店主ー
といった表示をPOPなどで記載しておくと、スムーズに誘導できるかと思います。
余裕などがあれば、おしぼりやウェットティッシュなどもご用意しておければ安心感も増すことでしょう。
非接触でも身近な存在であり続けるために距離感を大切にしたい接客
百貨店内での売り場では、売り場によっては商品に触れる前にアルコール消毒のお願いをされている店舗もありました。接客をされる方がはどの方もマスクを着用されていました。商品の売り場によっては、使い捨て手袋や綿手袋を着用されている方もいらっしゃいました。
また、食品物販コーナーでは試食販売の実施はしていませんでした。感染症対策によって、試食品サービスの設置はできない状況にありますからね…。ただ、商品販売の現場では、試食に限らず、試着体験などをためらう方も増えているとのことです。
そんな時に顧客の立場で参考になるのが、販売されている方の商品体験の感想です。お店の方自身が実際に食べてみてどうだったか、商品を着てみてどうだったか…店内では「POPなどを使い視覚情報で伝えてみる」ことも増やしていきたいですね。ネットでは「LINE、InstagramやWEARそのほかのSNSなどでお洋服のスタイリング提案」「Youtubeで商品を活用したレシピ動画の配信」など、お客様に伝わる形と伝達方法を模索しながら行動できると良いですね。
お会計時は、キャッシュトレー(キャッシュトレイ)を活用した現金・カードなどのやり取りが主流でした。キャッシュトレーには、
感染予防対策のため、現金・カードはトレーにて受け渡しのご協力お願いします。
と記載がありました。
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お店の空いている時間が「強み」に変わる
百貨店内で接客を受けながら、お店の方々にお話を伺っていて印象だったのが「お店にお客様を積極的に呼ぶのに気が引ける」という言葉でした。
これまでの販促だったら、「今はお得な時期なのでご来店ください」「新作が入荷したのでよかったら…」といったアナウンスが主流でしたが、今は安心安全第一をモットーに「安心してご来店ください」といえることが販促の主流なのかもしれません。やはり、感染予防はお客様も気に掛ける部分です。
その上で気になるのが店内の混雑状況です。
お客様が集中する時間もあれば、お客様がいない時間もあったりと、お店の混雑状況は日々変わるものですが、空き状況を図って来店されたいお客様も多くいらっしゃいます。
混雑状況を実は私も普段から施設によっては気にしながら行動していました。例えば、新型コロナウイルスが流行するずっと前のお話ですが、年間パスポートを持っていてよく行っている水族館がありますが、休日は混雑状況を把握するために公式Twitterでの混雑情報を参考にしていました。「15時現在は30分待ちです」「12時現在は1時間待ちです」「9時現在はすぐに入れます」といったように…時間ごとに入館に伴う混雑情報があるのでとても伺いやすかったです。
事細かに随時教える必要性はないと思います。ただ、空いている時間もとらえ方次第なのではないでしょうか?これまではお店にとってお客様が来ない時間というのは、「暇で困った時間」という状況でしたが、今なら「安心してゆっくりお客様に過ごしていただける時間」という風に考えられたら、特別な時間をお客様にご案内したくなりませんか?空いている時間もぜひ、オンタイムで伝えていけると良いですね。
店もお客様も無理のない時間の範囲で予約制度を導入してみる
大型店では無理ですが、個人店などでは検討しやすいのが「予約来店制度」の導入です。新型コロナウイルスの影響により、まだまだ営業時間の短縮などの対応を行っている店舗も多いかと思います。その短縮した営業時間で浮いた時間分を予約可能な時間として対応してみませんか?
例えば営業開始1時間前、営業終了1時間後はお得意様限定で「来店予約可能な時間」にしてみるのも良いでしょう。LINEやメールを活用して直接やり取りをしながら受け付けることで、お客様にとってもゆっくりとした特別なひとときが提供できると思います。
新型コロナウイルス対策といっても、お客様の中にも感染対策やリスクの感じ方はいろいろです。「そんなに気にしない、大丈夫」と楽観視されているお客様もいらっしゃれば、「密はできるだけ避けたい」と感じられる方もいらっしゃいます。どの方のご要望にも常により沿うことはできませんが、時間の使い方と伝え方で、どの方にも安心して利用しやすい店舗運営体制を無理のない範囲で整えていけると良いですね。
まとめ
客としての実体験をもとに大型店舗の取り組みから小さな事業者でも真似したいと思える…アパレル・雑貨・食品物販小売業のための新型コロナウイルス対策をまとめてみました。
まだまだ通常営業通りとはいきませんが、皆様の対策支援の参考になればうれしいです。店舗運営の際の参考にしてみてください。
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