「ホームステージングの始め方」セミナーを開催しました

先日ブログでもお伝えしていたホームステージングに関するセミナー、「ホームステージングのはじめ方＆商品選びのコツとは？」を開催しました。

今回はホームステージングの実績を数多く積まれている株式会社ホームステージング・ジャパン様と株式会社ライズ様にお越しいただき、事例をもとにこれからホームステージングをはじめる方に向けてのアドバイスやコツをお話いただきました。

左がホームステージング・ジャパンの加藤様、右がライズの遠藤様

参加者の方々は物件の売買や賃貸業をされている不動産業界の方が中心で、すでにホームステージャーとして活動されている方もいらっしゃいましたが、これから始めてみたいという方や、独学でやっているのでコツを知りたい！という方など8名の方に参加いただきました。

会場は洗練されたデザインの照明やインテリアが大人気のメーカー「ディクラッセ」さんのショールームです。お洒落な空間で素敵な照明もたくさん飾ってありました。

今回のセミナーでは登壇者のお二人にご自身の経験を振り返って様々な経験談を話していただきましたが、どれも教科書やウェブには書いていないことが盛りだくさん！

とくに、ホームステージングのコツだけじゃなく、今だから話せる苦労話や“こんなトラブルもあるんですよ！”という参加者の方々も驚くような話など、お2人ならではの裏話をたくさんしていただきました。

そして本題では、「ホームステージングを始めるにあたって何から準備すればいいの？」「商材はどんな選び方をすればいいの？」といった内容から、「サービスメニューの内容はどんなものを用意すればいいの？」と、初心者が気になることを順番に伺っていきました。

「まず何からすればいいのだろう？」という質問に対してホームステージング・ジャパンの加藤さんは「まず最初は自分の持っている物件にホームステージングを施した」という答えや、ライズの遠藤さんは「集客のためにもホームページを作成したが、そこに載せるための事例写真となる例をいくつか作ってみた」といった回答が。

そして大事なのが「ターゲット層」を決めることだそう。

物件によって雰囲気も違えば、その物件を求める客層も異なってきます。そうすると使いまわしできる家具も限られてきます。それでは使用する家具の在庫がどんどん増えていってしまうし、保管場所の確保も大変。なので、まずは「どんな物件を対象にするのか」と物件の価格帯であったり客層を定めて、そこから営業活動を行うと効率的とのことでした。

気になる商材の選び方としてアドバイスいただいたのは「サイズ感が分かるものを選ぶこと」。

物件を見に来たお客さんが自分の持っている家具と比較しやすように、よくある形のデザインやサイズ感のものを選ぶとお客さんは購入したあとの配置などをイメージしやすいのだそう。

お洒落な家具を置いたほうが印象が良いのかな？と思いましたがそれは逆で、サイズ感が分かりづらいものだとイメージがわきづらくなってしまうんですね。

商材選びで気を付けたいことの中には「湿気によるカビの発生」というものも！

これは参加者の方からもどう気を付けたらいいの？と質問が出ていましたが、梅雨の季節になると保管場所によってはカビが発生してしまい、同じ保管場所にいれておいたすべての家具が使えなくなることもあるそうです。

また、実際に物件で使用している最中にカビが発生してしまい、引き戻した後に他の家具にもカビが移ってしまった・・ということもあるそう。

お2人にはそんなカビ対策についてもお話いただきました。

ほかにも集客方法についてのアドバイスいただきましたが、日本ではホームステージングの認知はまだまだこれからだそう。なので、まずはホームステージングのことを知ってもらうためにもターゲットとなる人の元に足を運んで会ってみて、ホームステージングの魅力を伝えることから始めているそうです。

地道な活動ですが、知ってもらえばそれだけニーズは増えていくので今後ホームステージャーが今より広がる前に自社の認知を高めておくことが必要かもしれませんね！

セミナーの後半では、「ディクラッセ」の方に人気のアイテムなどの紹介もいただきました。登壇者のお二人も仰っていましたが、照明１つで部屋の雰囲気が大きく変わるので、照明選びはホームステージングを行う際にはポイントの一つだそうです。