お店の中を彩るPOPづくりは販促の基本。お店の中にPOPが広がるだけで楽しさいっぱいにお店が彩られる…。ついつい長居をしたくなる、わくわくたのしいお店作りをする上でPOPづくりは欠かせません。
卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」が行う・商売繁盛セミナーでは、そんなPOPづくりのサポートを、すごはん 増澤美沙緒(以下:まっすー先生)さんを講師に迎えて、定期的に行っています。今日はPOPセミナーの様子を、企画の意図とともにお伝えしていきますね。
目次
必要なのは才能やセンスではない!?かわいいPOPは誰でも書ける♪
POPには興味があるものの、なかなか一歩踏み出せない方の共通点は以下です。
絵心がないので表現が乏しい
字が下手だから見られたくない
その結果、お店の雰囲気を乱す「手書きのPOPはウチのお店には不要である」…と、結論づけられて、自分の才能やセンスを理由に諦められるケースが多いです。ただ、POPは芸術作品ではないので、ちょっとコツを掴むだけでPOPに必要な才能やセンスというのは磨かれていきます。
商売繁盛セミナーでは、まずPOPづくりをする前の「表現する上でネックになっている見せ方のテクニック」を、イラストの描き方や味のある文字の書き方をお伝えしながら、解消する時間を設けています。
まずは、午前中の1時間半。
この時間の中で、魂の抜けた人物イラストを描いていた人もかわいいイラストが描けるようになります。背筋がピンとなるような筆文字しか書けなかった人がダイナミックに筆ペンを動かして文字を書いたり、遊び心あふれる味のある字を書くようになっていきます。このテクニックを学ぶ、苦手克服のエクササイズの時間で、手を動かしながら「もっとやってみたいな♪」そんな自信をつかんでいただきます。
1日集中!休憩時間やランチ時間の異業種交流の時間が想像力を広げる
POPが必要なお店はアパレル、雑貨など物販を主体としたお店だけではありません。そのため、エステサロン、青果店、ギャラリー、美容室、ネイルサロン、飲食店、パン屋、建築デザイン、印刷屋など…POPセミナーにはいろんなお店が集まります。
そんなセミナーの休憩時間は、できるだけお客さま同志の会話や交流が生まれるよう意識しています。
自分の同業のお店の真似をすることは、実はとっても簡単なことで、同業者で集まったら「業界あるある話」だけで終わってしまうこともあります。しかし、異業種の方からみたそのお店の状況、取り巻く環境や感想は「限りなくお客さまから見た景色や気づき」に近いんですね。
そういった経緯から、異業種からみた景色を互いにお伝えしあう時間を大切にしています。
「お客さまが思わず笑顔になる」POPを通じて商品の先にある幸せを伝える
POPセミナーの後半は、いよいよPOPづくりに必要なことを学んでいきます。POPづくりにおいて大切なことはたくさんありますが、一番はやっぱり「目の前にいるお客さまがそれを見て反応してくれること」をイメージして作れるかどうかだと思います。
それが、自分本位だとどうしても「SALE」「一押し」「おすすめ」「激安」投げやりな一方通行の内容になってしまう。
「どうして、それを、お客さまにおすすめするのか?」…商品のその先にある景色がイメージできないものをお客さまが手に取ることはありません。講座の中では、「このPOPを設置しただけで○倍売れた」「お店にPOPを増やしたら月の売り上げが○倍に増えた」そんな事例が盛りだくさんですが、そのPOPを作った意図もきちんとお伝えしているので、即自分のお店に置き換えて使えるヒントが盛りだくさんです。
たっぷりの実践時間のあとのシェア交流の時間が明日の一歩につながる最大の学びの場
学びの後は、もちろん実践の時間もあります。
セミナーを受ける時間よりも受けた後の一歩の行動が、実はとても大切です。作ったPOPはそのままお持ち帰りいただいて、翌日からの営業で店頭販促に役立てていただけます。せっかく学んでPOPを理解して書いても、それを誰かに見てもらわないことには…その先は何も変わりません。そのため、セミナーの実践後には必ず途中経過であっても作業に一旦区切りをつけていただいて、シェア共有の時間を設けています。実は、このお披露目の時間が最も大切です。
シェア交流の時間では、
他の参加者の作成したPOPからの気づき
他人に自分で作ったPOP(字やイラスト)を見られる恥じらいをなくす
この2点を重点的にフォローしています。同じ時間を共有していても、その時得られる感想は人それぞれ、もちろん実践時間で作られるPOPに同じものはありません。一緒に参加されたみなさんと一緒に振り返る共有の時間の中には、翌日へとつながる学びがあります。
おかげさまで、POPセミナー後に「翌日からお店に立つのがとっても楽しくなった」「お客さまの商品の反応が変わった」というお声をたくさんいただいています。もしよろしければ、定期的にPOPセミナーを開催していますので、来てみてくださいね。