みなさんは「エシカル」という言葉、聞いたことはありますか?
実は、エシカルはとても身近なもの。マイボトルやエコバッグの利用は、まさにエシカルです。
マイボトルの利用はペットボトルの消費を減らし、エコバッグの持参は海洋プラスチックごみ問題の解決など、環境に配慮している行動なのです。
エシカル消費は、エシカルな視点で商品を選択し、お買い物すること。
これからの時代、価格や利便性で商品を選ぶだけでなく、環境や社会などに配慮された商品なのか?と、エシカルな視点で商品を選択する消費者は増えていきます。
スーパーデリバリーでは、エシカル消費につながる、エシカルな視点で作られた商品をご紹介したり、みなさんと一緒にスーパーデリバリーのスタッフもエシカルを考え、学んでいくイベントを開催しました。
将来をよりよくするエシカルを、この機会に一緒に知って学んでみましょう。
目次
- 1 「エシカルコレクション」でメッセージ商品を見つける
- 2 「SDGs、エシカル、サスティナブル、フェアトレード」時代に求められたお店づくりと提案を…エシカルをテーマにしたライブ配信を行いました。
- 3 メーカー各社から学ぶエシカルな視点!ライブ配信の模様をまとめました。
- 4 「エシカルって何だろう?」一緒に考え・学んでみよう
- 5 店舗経営者と語らうエシカル!思いを伝えて売るコツを「Amrita」オーナーに教えていただきました。
- 6 エシカルとは?
- 7 エシカルは身近にあふれている!
- 8 今こそ商売に「エシカル」な考え方を取り入れよう
- 9 エシカルな商品の仕入れはスーパーデリバリー
- 10 国内外の事業者に販路拡大!出展を希望の企業様へ
「エシカルコレクション」でメッセージ商品を見つける
スーパーデリバリーでは、フェアトレード、オーガニック、エコ素材などの商品を集めた商品を「エシカルコレクション」特集でご紹介しています。
[特集]エシカルコレクション
「SDGs、エシカル、サスティナブル、フェアトレード」時代に求められたお店づくりと提案を…エシカルをテーマにしたライブ配信を行いました。
スーパーデリバリーでは、2021年4月13日(火)~5月10日(月)に「エシカルコレクション」と題し、さまざまなジャンルのエシカルな商品をご紹介しました。
エシカルをテーマにしたライブ配信
メーカー各社から学ぶエシカルな視点!ライブ配信の模様をまとめました。
「大切な取引先のために…の想いがパートナー企業の生活支援とSDGsな活動につながっている」スプリング(取り扱いジャンル:アクセサリー)
「アクセサリーにできることって何だろう?」
スーパーデリバリーでも個性的なアクセサリーブランド「MAYGLOBE」を取り扱う「スプリング」。「MAYGLOBE by Tribaluxe」は、インドの伝統の手刺繍やビーズワークを生かした繊細でオリジナリティにあふれるデザインが魅力のブランドです。
同ブランドは、デリーから車で2時間ほど行った北部の村で作られています。インドの職人たちとの製品づくりの道のりは、本当に大変なご苦労があったということをよく伺いますが、今では信頼のおけるパートナーとして、刺繍が得意な村、編み物が得意な村…それぞれの村に伝わる伝統の技を活かして、手先が器用で技術のある職人達が、丁寧にひとつひとつ手づくりしています。
「気が付けば、SDGsという言葉が世の中に浸透する前に、行動したら、アクササリーでつながる輪ができていた」というスプリング代表の立花さん。
伝統を受け継いできた村々と協働し、ビジネスを通じて現地の女性たちの生活水準の向上にも貢献しています。
「フェアトレードをもっと身近に!楽しく取り入れていただきたい」ピープルツリー(取り扱いジャンル:ファッション、生活雑貨、食品)
「People Tree(ピープルツリー)」は、つくり手も買い手も幸せになれるお買いもの「フェアトレード」専門のブランド。今回は、「エシカル」特集に合わせて、「フェアトレードをもっと身近に感じていただく」をテーマに、「フェアトレード」について教えていただきながら、People Tree(ピープルツリー)が取り扱う手仕事をテーマにしたフェアトレード製品に触れてみました。
「フェアトレード」の説明はとてもやさしく、身近に感じられるものでした。フェアトレード理解の導入編としてぜひご覧いただきたいです。
「日常の価値を再発見する!つながりから生まれるサスティナブル製品」ディクラッセ(取り扱いジャンル:家具インテリア・照明器具)
おうちで過ごす時間が増える中、心地よい空間づくりに欠かせないのが「照明器具」。穏やかな暮らしの灯りの演出としておすすめの企業が「ディクラッセ」です。
ディクラッセの照明器具の特徴は暮らしに優しい灯りのある空間演出です。落ち着きのある灯りと照明のデザインが織りなす陰も楽しむ照明デザインの商品が多く、住宅販売など暮らしを彩る現場だけでなく、美容室、エステサロン、アパレル店、インテリア雑貨店など店内照明として効果的に活用されるお店も多いです。
スーパーデリバリーで時代のニーズにあった新たな仕入れの視点として注力している「エシカル」をテーマに、ディクラッセの「EARTH LIVIING」の商品をご紹介していきます。
「エシカルって何だろう?」一緒に考え・学んでみよう
「お店の想いが価値になる。身近な「エシカル」を通して、共感されるお店作りを一緒に考えてみよう!」
仕入れ商品を選ぶ新たなキーワードとして注目されているのが「エシカル」。「エシカル」製品には、原料の製造背景や商品づくりなど様々なストーリーの感じられる想いがあります。
近年、注目されている消費活動のひとつでもあるエシカル消費は「人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノを購入・消費すること」とされています。
「地球」「環境」「地域」というフレーズを伺うとなんだか縁遠いように感じられてしまう方も多いかもしれませんが、実は、日常生活を見渡してみると私たちの暮らしの中には「エシカル」な視点が自然と取り入れられていることが多いのです。
そこで、今回はエシカルデザイナーとして活躍されている 植木美穂さんをゲストにお招きして、トークライブを行います。 私自身、植木さんとは何度かお話をする機会をいただいていますが、その際に学ばせていただく視点が「本来のモノのある価値を見つめなおし、モノの背景にあるストーリーを知り、暮らしを大切にすること」です。 毎日のちょっとした幸せを商品を通じて誰かと分かち合うことができたら素敵ですよね? 今回は植木さんに「エシカル」を学びながら、スーパーデリバリーで取り扱われるエシカル製品の魅力をトークライブでお伝えしていきます。
ゲスト:エシカルデザイナー 植木美穂氏
店舗経営者と語らうエシカル!思いを伝えて売るコツを「Amrita」オーナーに教えていただきました。
「エシカル消費」への関心が高まっている今、国内でも「エシカル」に関する商品を扱う店舗が増えています。イメージの良い商品ではあるもののエシカル商品の価値をどう提案すればよいのか?と悩む方も多いことでしょう。
今回は、和歌山でエシカル商品を扱うカフェ&雑貨店を経営する「Amrita」のオーナー、山下さんに商品の仕入れポイントからお客さんへのアプローチなどのコツをお話いただきました
Amrita株式会社 山下 千朝 氏
[登壇者紹介記事]スリランカでフェアトレードやエシカル商品の事業に携わり自分のお店を開業した「Amrita」さんを取材しました。<前編>/スリランカでフェアトレードやエシカル商品の事業に携わり自分のお店を開業した「Amrita」さんを取材しました。<後編>
エシカルとは?
人・社会・環境・地域を想うことがエシカル
エシカルとは、日本語に直訳すると「倫理的な」という意味です。ただ、「倫理的な」という言葉だけ聞くと、なんだがしっくりきませんが、「これって本当に良いことなのだろうか?」と考えて、よりよい方ほを選択することがエシカルなのです。
日々の生活の中では、マイボトルの持参や地元の農作物を購入するなど、すでに当たり前のこととしてエシカルな行動をしている方も多いです。
日本では、消費者庁の呼びかけで「エシカル消費」という言葉が広がっています。
「倫理的消費(エシカル消費)」とは?
消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールのうち、特にゴール12に関連する取組です。
お買い物の中で、「この商品はどこで、どうやって作られたものなのか?」と商品の背景に興味を持ってみることが、エシカル消費につながります。毎回必ずではなくても、商品の背景を考えることで、生産背景にある「人」・「社会」・「環境」・「地域」を想うことにつながります。
選んだ商品によって、児童労働が減らせたり、環境保護の支援ができたり、伝統技術の継承につながったら、うれしいですよね。エシカル消費が、世界の誰かや環境をよくする買い物なら、できるだけ実践したいと思う方も多いのではないでしょうか。
エシカルは身近にあふれている!
エコバッグの利用は、環境に想うエシカルな行動
おそらく多くの人がすでに実践しているエシカルな行動は、「エコバッグ」の利用です。
2020年7月からレジ袋が有料化となり、買い物の際にマイバッグを持参する方が増えました。レジ袋の有料化の背景の1つに、海洋プラスチックごみ問題があります。レジ袋の過度な利用をやめることで、「環境」を配慮する行動につながっています。
オーガニックコットンは環境だけでなく、人や社会にも配慮できる商品
オーガニックコットンとは?
オーガニックコットンは、オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2 ~ 3 年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことです。
オーガニックコットンは、紡績、織布、ニット、染色加工、縫製などの製造工程を経て最終製品となりますが、この全製造工程を通じて、オーガニック原料のトレーサビリティーと 含有率がしっかりと確保され、化学薬品の使用による健康や環境的負荷を最小限に抑え、労働の安全や児童労働など社会的規範を守って製造したものを、オーガニックコットン製品といいます。
引用元:NPO法人日本オーガニックコットン協会「オーガニックコットンとは」より引用
オーガニックコットンと聞くと、肌に優しく安全な商品というイメージがありますが、実はコットン農場で働く人々の健康や労働、児童労働に対しても良いものなのです。
ほかにも、エシカル消費はたくさん種類があります
・フェアトレード商品
・障害者が作ったものやサービス
・寄付付き商品
・動物福祉で生産された商品
・リサイクル商品
・アップサイクル商品
・廃材利用の商品
・太陽光発電などのグリーンエネルギー
・オーガニックコットンやオーガニックの素材から作られた商品
・地産地消
・伝統工芸品
・被災地支援商品
など…
エシカルな商品の売り方のコツやおすすめ商品はこちらでご紹介しています。
今こそ商売に「エシカル」な考え方を取り入れよう
2021年4月22日(日)はアースデイでした。アースデイにちなんで、土日は「SDGsとは?」を取り入れたテレビ番組やメディア配信などを多く、目にした気がします。
スーパーデリバリーでも、このような流れの中で、4月13日から「エシカルコレクション」を開催していましたが、なんとなく毎日見ていた商品も、商品背景が分かり、裏側にあるストーリーを知ることで商品の魅力が増すのだということを、スタッフも感じることが多く、ちょっと縁遠いような感じがしていた「エシカル」がより、身近なテーマであることを実感した期間だったと思います。
今回は、「エシカルコレクション」での活動を通じて私たちが学んだことを中心にご紹介していきました。商品の本質的な価値は伝えてこそお客様の先で輝きます。「エシカル」な視点を取り入れた、お店やサービスなどの事業活動の参考になれば幸いです。
エシカルな商品の仕入れはスーパーデリバリー
オーガニック、フェアトレード、伝統工芸品など様々なジャンルのエシカルな商品が揃っています。
─ 卸・仕入れサイトスーパーデリバリーとは ─
https://www.superdelivery.com/
店舗物件がお決まりの実店舗様は、開業前からご入会いただけます。
― 開業準備中の方のご入会について ―
https://www.superdelivery.com/p/contents/open-business/open-business.jsp
国内外の事業者に販路拡大!出展を希望の企業様へ
「スーパーデリバリー」でなら、わくわくするくらい国内外の事業者に向けて販路がひろがります!スーパーデリバリーは国内外160,000以上のバイヤーに商品を卸せる、全世界型の商品マッチングツール。売上アップと販路の開拓に悩む企業様から強く支持されています。
─スーパーデリバリーへの出展のご案内─
https://www.superdelivery.com/lp/co-attraction/