ここ最近、ブームの兆しを見せている「スリランカカレー」。
日本のカレーと違って小麦粉を使わず、またインドカレーよりも油分が少ないため、サラッといただけるのが魅力のひとつです。
カレー・お米・野菜などのおかずをワンプレートに盛り付けるのが本場スリランカ流。
そんなスリランカカレーを手軽に楽しめる調味料「第3世界ショップ(プレス・オールターナティブ)」の「カレーの壺」シリーズをお試しさせていただきました。
本格的なスリランカーカレーが味わえる「カレーの壺」をチェックする
目次
「カレーの壺」とは
「カレーの壺」シリーズのメイン商品は、瓶に入った「カレーの壺 ペースト」です。
具材と一緒に炒め、ココナッツミルクなどを加えるだけで、本格スリランカカレーがあっという間に作れる優れもの。
動物性原材料・アミノ酸等調味料・小麦粉は不使用で、18種類以上のスパイスやハーブ、香味野菜のうまみを生かした配合となっています。
「マイルド」「オリジナル」「スパイシー」の3種類が販売されており、味の好みや辛さに応じて使い分けができますよ。
ほかに1回使い切りタイプの「カレーの壺 本格旨辛ペースト」や、スリランカのスパイス・調味料、レトルトカレーなども、同じ「カレーの壺」シリーズから販売されています。
今回は「カレーの壺 ペースト」全3種類と「カレーの壺 本格旨辛ペースト」2種類、「カレーの壺 レトルト」2種類を調理し、味わってみました。
「カレーの壺 マイルド」辛いのが苦手な方にもおすすめ
最初に試してみたのは「カレーの壺 マイルド」。
辛味を抑えつつ、スパイス本来の香りを楽しめるマイルドなカレーペーストです。
”辛味が苦手な方、お子様にもおすすめ”とのことで、スリランカカレー初心者にも使いやすいと思います。
「カレーの壺 マイルド」商品情報
■名称:カレー味調味料
■原材料名:醸造酢、食塩、コリアンダー、粗糖、米、にんにく、ターメリック、クミン、たまねぎ、タマリンド、ココナッツオイル、乾燥ココナッツ、しょうが、その他香辛料
■内容量:220g(約22皿分)
■保存方法:直射日光や高温多湿を避けてください
※開封後は冷蔵庫で保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。
■原産国名:スリランカ
カレースパイスの代表である、コリアンダーやターメリック、クミンなどがメインで使われています。
酸味要素のタマリンド、甘さを加えるココナッツなども入っていますね。
ペーストをスプーンですくってみると、柔らかくぽってりとした質感でした。
商品ラベルにあるQRコードから、公式サイトのレシピ集へアクセスできるようになっており、100以上のレシピから作りたい料理を選べます。
「カレーの壺 マイルド」でエビカレーを作ってみた
公式レシピ集から「エビの簡単ココナッツカレー」を作ってみました。
材料は「エビ・たまねぎソテー・カレーの壺ペースト・ココナッツミルク」のみ。
今回は市販の冷凍オニオンソテーを使ったので、ものの5分で本格エビカレーが完成しました。あまりの簡単さにびっくりです!
スリランカカレーは日本のカレーと違い、単一食材で作るメニューが多いのも、手軽に作れるポイントですね。
5分で作ったとは思えないくらい、お味が本格的でさらにびっくり。
辛さはマイルドですが、スパイスの香りと旨味が溶け込んでおり、ココナッツの甘さがクセになるおいしさです。
”ペーストを食材と一緒に炒める”というのが、日本のカレールウとの大きな違いです。ただし味付けがこれだけで済むという点では、使い勝手はカレールウと非常に似ていると感じました。
これ1本で味が決まるのは、毎日の食事作りにおいてとても心強いです。
「カレーの壺 オリジナル」レモングラスとトマトで爽やかな味わい
続いて「カレーの壺 オリジナル」を調理してみました。
カレールウの位置づけでいうと、こちらが「中辛」。シリーズの定番商品です。
たっぷりのトマトとレモングラスが効いた爽やかな風味が特徴で、どんな具材とも相性が良いとのこと。
「カレーの壺 オリジナル」商品情報
■名称:カレー味調味料
■原材料名:トマトペースト、醸造酢、レモングラス、食塩、たまねぎ、米、にんにく、しょうが、ココナッツオイル、乾燥ココナッツ、ガランガル、その他香辛料
■内容量:220g(約22皿分)
■保存方法:直射日光や高温多湿を避けてください
※開封後は冷蔵庫で保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。
■原産国名:スリランカ
トマトペーストやレモングラスがメインで使われています。
辛さだけでなく、原材料の配合も「マイルド」とはだいぶ違っているんですね。
スプーンですくった感じは「マイルド」よりも固めで味噌に近い質感です。
「カレーの壺 オリジナル」でキーマカレーを作ってみた
レシピ集から「鶏ひき肉と枝豆のキーマカレー」を作ってみました。
材料はペーストのほか「鶏ひき肉・枝豆・玉ねぎ・にんにく・生姜・トマトジュース」。
長時間煮込む食材はないので、材料を刻むところからカウントしても15分ほどで完成しました!
一口目からガツンとレモングラスが香り、なかなか刺激的な味わい。
トマトの爽やかな酸味も相まって、キリリと引き締まったお味に仕上がりました。
作ったレシピの違いももちろんありますが、マイルドとは方向性が違っていて面白いです。
マイルドが旨味重視なのに対し、オリジナルは爽やかさ重視。レモングラスが強いため、やや玄人向けかなと。
辛さは程よく、”辛いのが苦手”という方以外は問題なく食べられると思います。
後述の「カレーの壺 本格旨辛ペースト」で作ったカレーと合わせて、スリランカ風の盛り付けも試してみましたよ。
1品1品の調理が簡単なので、複数のカレーを作り、さらに野菜の副菜を添えれば、お店のようなスリランカカレープレートが自宅で再現できます。
「カレーの壺 スパイシー」辛くて酸っぱい大人味
ペーストシリーズで最も辛い「カレーの壺 スパイシー」。
ローストスパイスの香ばしい風味と、パンチの効いた辛味が肉料理とよく合う、大人向けのカレーペーストです。
「カレーの壺 スパイシー」商品情報
■名称:カレー味調味料
■原材料名:醸造酢、食塩、タマリンド、しょうが、たまねぎ、とうがらし、にんにく、米、コリアンダー、乾燥ココナッツ、ココナッツオイル、その他香辛料
■内容量:220g(約22皿分)
■保存方法:直射日光や高温多湿を避けてください
※開封後は冷蔵庫で保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。
■原産国名:スリランカ
酸味のタマリンド、辛さの唐辛子が多く入っており、オリジナルとはまた違った配合ですね。
すくった感じは3種類の中で一番柔らかく、とろりとしていました。
「カレーの壺 スパイシー」でチキンカレーを作ってみた
レシピ集から「オクラとチキンのカレー」を作ってみました。
材料はペーストのほか「鶏もも肉・オクラ・玉ねぎ・ニンニク・生姜・ココナッツミルク」です。
具材とペーストをよく炒め、ココナッツミルクを加えたら、さっと煮て完成。こちらも15分で出来上がりました。
お味はやはりしっかり辛く、酸味も強め。奥の方で少しほろ苦いような香ばしさも感じます。
大人向けな辛さですが、ココナッツミルクが全体をまとめてくれているおかげで、一口目から激辛ではなく、じんわりと広がる辛さを楽しめました。
「カレーの壺 本格旨辛 ジャフナ」魚に合うカレーペースト
続いて「カレーの壺 本格旨辛ペースト」シリーズを試してみます。
本格旨辛シリーズは、通常のカレーの壺ペーストよりもさらにスリランカの味に近く、アレンジなしの現地のおいしさを再現できる商品。「ジャフナ」と「カルポル」の2種類が販売されています。
「カレーの壺 本格旨辛 ジャフナ」は、スリランカ北部にある海沿いの都市ジャフナで食べられている、魚のカレーが作れるペーストです。
「カレーの壺 本格旨辛 ジャフナ」商品情報
■名称:カレー味調味料
■原材料名:醸造酢、トマトペースト、ココナッツオイル、とうがらし、米、食塩、粗糖、コリアンダー、乾燥ココナッツ、にんにく、タマリンド、カレーリーフ、たまねぎ、しょうが、クミン、こしょう、フェネグリーク、ターメリック
■内容量:60g
■保存方法:直射日光や高温多湿を避けてください
※開封後はなるべく使い切り、残った場合は冷蔵保存の上、親は目にお召し上がりください。
■原産国名:スリランカ
本格旨辛シリーズは、1回使い切りタイプ。箱の裏に書かれたレシピの通りに作ればOKです。
瓶入りよりもさらに手軽にチャレンジできますよ。
「カレーの壺 本格旨辛 ジャフナ」でフィッシュカレーを作ってみた
今回はメカジキを使って作りました。
味の要素はほとんどペーストに入っているため、にんにく・生姜を刻む作業は不要。玉ねぎと、ペーストをまぶした魚を順に炒め、ココナッツミルクで軽く煮込んで完成です。これまた早い!
1箱で、たっぷりめの2人前が作れます。
ココナッツミルクで仕上げたマイルド系…と思いきや、間髪入れずに唐辛子の辛味がやってくる、刺激的なおいしさです。さすがは本格旨辛シリーズですね。
「カレーの壺 本格旨辛 カルポル」豚肉に合うカレーペースト
もうひとつの本格旨辛シリーズ「カレーの壺 本格旨辛 カルポル」は、お肉に合わせるカレーペーストです。
現地のシンハラ語で「カル」=黒い、「ポル」=ココナッツという意味があり、深煎りココナッツの濃厚な味わいと黒胡椒の辛味が楽しめる、辛口カレーが出来上がります。
「カレーの壺 本格旨辛 カルポル」商品情報
■名称:カレー味調味料
■原材料名:【カレーペースト】ココナッツオイル、醸造酢、乾燥ココナッツ、タマリンド、しょうが、たまねぎ、とうがらし、食塩、にんにく、コリアンダー、スクリューパイン、米、フェンネル、こしょう、カレーリーフ、シナモン、クミン、フェネグリーク、マスタードシード、ターメリック、レモングラス、カルダモン、クローブ
【ターメリックパウダー】ターメリック
■内容量:80g(カレーペースト75g+ターメリックパウダー5g)
■保存方法:直射日光や高温多湿を避けてください
※開封後はなるべく使い切り、残った場合は冷蔵保存の上、親は目にお召し上がりください。
■原産国名:スリランカ
カルポルの箱には、ペーストとは別にターメリックパウダーが入っています。
ターメリックパウダーをお肉に馴染ませ、10分ほど置いてから炒めていきましょう。
「カレーの壺 本格旨辛 カルポル」でポークカレーを作ってみた
レシピ通り、豚肩ロース肉で作ってみました。
使う材料は「豚肉・玉ねぎ」のみと、とってもシンプルです。
ココナッツミルクが入らないため、唐辛子と黒胡椒の辛さがダイレクトにやってきて、パンチの効いた味わいに仕上がりました。
ただ辛いだけではなく、様々なスパイスの香りが絡み合う複雑な味わい。個人的にとっても好みのテイストでした。ラム肉で作っても合いそうです。
「カレーの壺 レトルト ひよこ豆カレー」ホクホクひよこ豆のマイルドカレー
最後に最もお手軽な「カレーの壺 レトルト」シリーズをご紹介します。
こちらは湯煎または電子レンジで温めるだけで楽しめる、レトルトのスリランカカレーです。
まずは緑の箱、辛さ控えめの「カレーの壺 レトルト ひよこ豆カレー」からいただいてみます。
「カレーの壺 レトルト ひよこ豆カレー」商品情報
■名称:野菜カレー
■原材料名:ココナッツミルク、ひよこ豆、ココナッツオイル、たまねぎ、香辛料、トマトペースト、醸造酢、食塩、粗糖、米
■内容量:180g
■保存方法:直射日光を避け、常温で保存してください
■原産国名:スリランカ
カレーの壺ペーストをベースに作られており、小麦粉・アミノ酸等調味料は不使用。ひよこ豆カレーは動物性原材料も不使用のベジタブルカレーです。
原材料のひよこ豆は、海外の有機認証を取得しています。
「カレーの壺 レトルト ひよこ豆カレー」を食べてみた
湯煎で5分温めて食べてみました。
ココナッツミルクベースのさらっとしたカレーに、ホクホクのひよこ豆がたっぷり入っています。
カレーリーフやマスタードシードもそのまま入っており、辛さは控えめですが、スパイスの風味を十分堪能できました。
本場のスリランカカレーをレトルトでここまで再現できるとは、驚きです。
「カレーの壺 レトルト チキンカレー」パンチの効いた辛口チキンカレー
「カレーの壺 レトルト」シリーズ、続いて赤い箱は辛口の「カレーの壺 レトルト チキンカレー」です。
「カレーの壺 レトルト チキンカレー」商品情報
■名称:カレー
■原材料名:たまねぎ、鶏肉、ココナッツミルク、香辛料、ココナッツオイル、トマトペースト、食塩、醸造酢、米、乾燥ココナッツ
■内容量:180g
■保存方法:直射日光を避け、常温で保存してください
■原産国名:スリランカ
小麦粉・アミノ酸等調味料は不使用。
「カレーの壺 レトルト チキンカレー」を食べてみた
こちらも湯煎で温めて食べてみました。
具材には角切りの鶏肉が入っています。ひよこ豆カレーと同じく、カレーリーフとマスタードシードもたっぷり。
刺激的な辛さで「辛い!旨い!」と言いながらいただきました。
カレー自体はサラリとしているので、食後の重たさがないのが、スリランカカレーの嬉しいところです。
「カレーの壺」でスリランカカレーの世界を楽しもう
本格スリランカカレーを手軽に楽しめる「第3世界ショップ(プレス・オールターナティブ)」の「カレーの壺」シリーズ。
カレーペーストは想像以上に調理が簡単で、プロが作ったかのようにビシッと味が決まるのがとても気持ちよかったです。
スリランカカレー好きの友人達に、出来上がったカレーを振る舞ったところ、本格的でおいしいと大好評でした。レモングラスがしっかり効いた「オリジナル」のペーストが特に人気でしたよ。
公式サイトのレシピには、カレーのほかにスープや炒めもの、チャーハンなども掲載されています。材料少なめで作れる「タンドリーチキン」などは、すぐにでもチャレンジしてみたいメニューです。
温めるだけのレトルトタイプは、いくつか組み合わせて本場スリランカ風プレートを作るのに活躍しそう。
カレー好きな方も、スリランカカレーを食べたことがない方も、この夏は「カレーの壺」シリーズで、スリランカの食卓を再現してみてはいかがでしょうか。
本格的なスリランカーカレーが味わえる「カレーの壺」をチェックする
(文・写真:さくら)