トリマーとして独立、トリミングサロン「Pet salon Cherish」を開業！物販での差別化やSNSで集客できている秘訣とは？

ペットブームが高まる中、ペットに関連したサービスのニーズも高まっています。なかでもトリミングサロンは、ペット関連事業者の中でも開業する方が業種です。今回はトリマーとして独立し、自分のトリミングサロンを開業された「Pet salon Cherish」さんに、開業までのストーリーや差別化ポイント、集客のコツを伺いました。

1 雇われトリマーから独立してトリミングサロンを自宅で開業
2 集客はブログとインスタグラム
3 物販アイテムで差別化
4 来店の楽しみにもつながる物販
5 より差別化が必要となってくるトリミングサロンやペットサロン
6 トリミングサロン・ペットショップ・ドッグカフェなどの動物関連事業者の仕入れはスーパーデリバリー

雇われトリマーから独立してトリミングサロンを自宅で開業

岡山県倉敷市にある「Pet salon Cherish」オーナーの河合さんは、いまから10年ほど前に自宅でトリミングサロンを開業されました。河合さんはトリマーの専門学校を卒業した後、しばらくは専門学校の講師が経営するトリミングショップで働き、トリマーとしての経験を積まれました。ちなみに河合さんは日本で最も大きなJKCという団体のトリミング技術を競う大会で、中国地方で最優秀技術賞を獲得したほどの技術力をお持ちです。

河合さん：ちょうど自宅に空いているスペースがあったので、トリミングサロンができるように改装して必要な設備だけ揃えました。学校でも自分のお店を持つことを勧められていたので、家賃などのコストを抑えて開業できたのはよかったです。

集客はブログとインスタグラム

河合さんが集客ツールとして活用しているのがブログとインスタグラムです。開店当時は時間があったことや、当時は近隣に競合が少なかったこともあり、毎日ブログを更新してお店のPRをしていたそうです。

河合さん：ブログには施術するワンちゃんの様子を投稿していました。施術中の様子はもちろん、お店に来てもらって帰るまで、どんな風にワンちゃんが過ごしているのか、その様子をブログで伝えていました。

当時はブログでこまめに情報を発信したり、ワンちゃんの写真をアップしているお店も少なかったこともあり、飼い主さんが「うちのワンちゃんも載せてほしい」と来店されることも多かったです。

今はワンちゃんの撮影スタジオを作っているお店もあったりしますが、当時からそういったことをやっているお店は珍しかったので、集客効果は高かったですね。

最近はブログに代わってインスタグラムを活用していますが、やはりインスタをみて来店してくださるお客さんは多いです。

物販アイテムで差別化

店内ではペット用品の物販もされており、犬用の洋服や玩具を販売されています。服は冬場に人気だそうです。玩具は200円～400円台のラテックストイが人気で、遊びながら壊してしまうワンちゃんも多いため、トリミングに来られるたびにリピート購入される方もいるそうです。

しかしペットグッズの販売だけでは他の大手ショップには勝てないため、差別化としてまったく別のカテゴリーの商品の販売も始められました。

河合さん：やはり品ぞろえとしては大きなペットショップなどには勝てないし、だったら差別化もかねて自分の好きなものを扱うことにしました。

最近販売し始めたのは、マスキングテープです。もともと趣味で集めていたのですが、かなりの数になってきたので販売することにしました。最初はお客さんも「これは何に使うの？」といった反応でしたが、今では毎回買ってくださったり、ちょっとしたプレゼントとして購入してくださる方もいますね。ワンちゃん柄のマスキングテープもあったりするので、手に取ってくださったり、会話の中で紹介すると購入してくださる方もいます。