家具職人の兄と雑貨業界出身の妹で開業した家具雑貨店！東京都 瀬尾商店 を訪問

東京都、都営浅草線戸越駅から徒歩5分ほど、よくメディアなどでも特集される戸越銀座商店街に立地する「瀬尾商店」横地様を訪問しました。2012年にお店をオープンしたお店。商品構成は、オリジナルのオーダー家具、USED商品や雑貨全般、ネジやノコギリなどのDIYグッズ、アパレルまで幅広く取り扱われています。

1 店舗の内装や棚は自分たちで手掛けた
2 家具職人の兄と雑貨業界出身の妹で作られた店舗
3 いつもお客様に楽しんでいただきたいから…ディスプレイは頻繁に変更
4 取材中も続々とお客様が来店

店舗の内装や棚は自分たちで手掛けた

瀬尾商店さんが店舗を構える戸越銀座商店街は、関東有数の長さを誇る商店街で、平日の昼間でも通行量が多い場所です。飲食系が多い商店街なので、雑貨や家具を販売している競合らしき店舗はほとんど無く、商店街の中で瀬尾商店さんは存在感がありました。店舗の広さは28坪ほどあり、とても奥行きがある構造で、店内のいたる所に魅力的なディスプレイがありました。なんと、店舗の内装や棚は自分たちで手掛けたそうです。

（画像）レジ脇には横地さんオリジナルデザインの戸越銀座グッズが並びます。

家具職人の兄と雑貨業界出身の妹で作られた店舗

店長の横地さんは、もともと雑貨業界での経験があり、横地さんのお兄様は家具職人として、この店舗の近くで家具の工房を構えられています。そのため、瀬尾商店では仕入れた家具や雑貨以外にも、まな板など木製のオリジナルアイテムも販売したり、住宅のリノベーションなども請け負っています。お兄様は、今話題の「東京R不動産」の案件に職人として携わることもあるそうです。家具職人の兄と、雑貨業界出身の妹による最強の兄妹ユニットで作られた店舗です！

（画像）まるで秘密基地のようなキッズスペースがあります！

いつもお客様に楽しんでいただきたいから…ディスプレイは頻繁に変更

──店内のディスプレイは、細かい所まで工夫されている印象を受けますが、何か参考にされたものはあるのでしょうか？

横地さん「色んな店舗さんを見に行くこともありますが、もともと雑貨業界での経験もあるので、基本は自分の感覚でディスプレイしていますね。やっぱり自分のお店と他のお店では、世界観やコンセプトのような部分や立地、内装、広さなどの環境的な部分も違うので、結局は自分のお店に合った陳列をすることが大事だと思います。『この陳列、何か気持ち悪いな〜』と感じる箇所を見つけては直しているので、ディスプレイ変更はかなり頻繁にしていますよ。変更した直後に売れたりすることもありますね(笑)」

取材中も続々とお客様が来店

──ディスプレイをする際に何か意識していることはありますか？

横地さん「感覚でやっているので、言葉では何とも表現し難いのですが、敢えて言うなら、商品を見た時に、その商品がスーっと自分の視界の中に入りこんでくるような見せ方というのを意識しています。」

取材中も、続々とお客様がディスプレイに吸い込まれるかのように来店していました。家具やアンティーク品、雑貨など店内の色々な商品がそれぞれ持つ魅力とお兄さんが手がけた内装や什器、横地さんの陳列やPOPのテクニックが見事に重なってこのお店独自の世界観を生み出しているのだなと感じました。ずっといても全く飽きなくて、また行ってみたくなるような魅力的な店舗でした。