手軽にさっと作れて、味にももちろん、こだわりたい。時間にゆとりがない時でも、パッと華やかな食卓を囲みたい。そんな時に本場イタリア仕込みのパスタはいかがでしょうか。
株式会社nakatoが輸入販売する「デラノンナ」パスタソース5種類と「ダラコスタ」ショートパスタ12種類を試食しました。
それぞれの商品情報、簡単なアレンジや食べ比べての感想をご紹介します。
まずは「デラノンナ」パスタソースから見ていきましょう。
目次
「デラノンナ」パスタソースについて
「デラノンナ」は厳選したイタリア産トマトを使用して作られたパスタソースです。
「ノンナ」とはイタリア語で「おばあちゃん」を意味します。
イタリアの伝統的な家庭料理をイメージして作られた商品です。
今回はこの5種類のパスタソースを食べ比べました。
ずらっと並んだパスタソースのビン。
赤白のギンガムチェックと野菜のイラストが華やかな印象です。
5種類、全てが厳選したイタリア産トマトを使用したトマトソースです。
収穫して24時間以内のトマトを加工しているため、フレッシュなおいしさがギュッと凝縮されています。
内容量はそれぞれ280g、2~3人前相当です。
順にソースの名前をご紹介しましょう。
同じトマトベースであっても、加える素材によって個性のある仕上がりに。
それでは次に、個々のパスタソースの商品情報、簡単なアレンジなどをお伝えしていきます。
トマト&ガーリック
トマトとの相性ぴったりなガーリックを使用したソースです。
ガーリックと言えば、料理にうまみとコクがプラスされるイタリア料理の必須アイテム。
ガーリックの利き具合はどうでしょうか。
トマト&ガーリックソースの商品情報
トマト、にんにく、食塩、とシンプルな原材料です。
コレステロール値に健康効果が期待できる、ひまわり油を使用しています。
中のソースをチェックしてみました。
質感は思ったよりもサラッとしていて、ガーリックはほどほどな印象です。
トマト&ガーリックソースの簡単アレンジ
全粒粉のバゲットにトマト&ガーリックソースを塗り、さらにピザチーズを重ねて。
オーブントースターで4~5分。
軽く焼くだけですから、あっという間に仕上がりました。
トマトの酸味とガーリックのうまみがほどよくマッチしています。
シンプルなおいしさを感じる一品になりました。
ちょっとしたおやつや1人で食べるランチにも良さそうです。
大豆ミートのボロネーゼ
肉の代わりに大豆ミートを使用したボロネーゼ。
動物性原材料不使用のソースです。
大豆ミートのボロネーゼの商品情報
にぎやかな野菜たちのイラストと、「追いトマト製法」と書かれたシール。
「追いトマト製法」とはソースを煮込む過程で、さらに生トマトを追加する方法です。
トマトに含まれるリコピンという栄養素は抗酸化作用を多く含むことで知られています。
「追いトマト」であれば、さらに美肌、健康効果にも期待ができそうです。
原材料を見てみましょう。
トマト、にんじん、脱脂大豆加工品の他、たまねぎ、セロリと野菜が豊富です。
塩、トウガラシの他、ひまわり油を使用しています。
動物性たんぱく質を使用していないため、ヴィーガン認証されています。
大豆ミートはソイミート、ベジミートなどとも呼ばれていますが、高たんぱく質で低カロリー、低糖質。
食物繊維も豊富に含まれます。
ソースを出して見ると、大豆ミートの粒がゴロゴロと。
見ただけでは肉との区別はつきません。
ガーリックソースに比べるとやや重たい印象です。
大豆ミートボロネーゼの簡単アレンジ
加熱して柔らかくしたジャガイモに大豆ミートのボロネーゼソースをかけました。
土鍋に入れて、そのままオーブントースターへ。
粉チーズとパセリをアクセントにしてみました。
これもお手軽でおいしい一品です。
ソースは少し塩味がきかせてありますが、食べやすい味でした。
お子さんにもウケるでしょうし、ビールやワインにも合いそうです。
アラビアータ
3番目にご紹介するのはアラバアータソースです。
トウガラシを利かせたトマトソースとして有名なアラビアータ。
私の大好きなソースです。
アラビアータの商品情報
トマトの横にトウガラシと玉ねぎのイラスト。
どれくらいの辛さなのか、気になります。
原材料にはトマト、にんじん、たまねぎ、食塩、チリパウダー。
油分はこちらもひまわり油を使用しています。
さっそく中味も拝見!
サラッとして軽めの質感でした。
トマトの風味が強いのですが、後からチリペッパーの辛みがじんわりと。
大好きなナスを焼いて、上からかけてみようと思いました。
アラビアータの簡単アレンジ
ナスは焼くとトロリとして甘味が増します。
アラビアータソースを上からたっぷりとかけ、さらに上からピザ用チーズ。
おいしいに決まっています!
「アラビアータ」とはイタリア語で「怒り」を表す言葉だそうです。
辛さで顔が赤くなり、怒って見えるのが由来なんだとか。
辛みはそれほど強くはありません。
後からそっと追いかけて来る程度で、顔が赤くなることはなさそうです。
辛いものはちょっと苦手……という人にもオススメできます。
トマト&マスカルポーネ
次はトマト&マスカルポーネを紹介します。
マスカルポーネはティラミスの材料にも使われているフレッシュチーズです。
酸味が少なく、コクがあるのが特徴です。
トマト&マスカルポーネの商品情報
他のソースは赤い色ですが、このビンはオレンジがかったソースの色が目をひきます。
大豆ミートのソースと同様に、「追いトマト製法」です。
お皿にたっぷり盛られたクリームとバジルのイラストも印象的。
原材料をチェックしました。
マスカルポーネの他にペコリーノという羊のチーズも使われています。
さらにクリーム、砂糖、バジル、にんにくなどにぎやかなラインナップに。
オリーブ油を使用している点が他のソースとは違う点でした。
ソースの質感はどうでしょうか。
スプーンですくうと、もったりとした重さを感じました。
チーズ2種類とクリームも加えられているせいか、濃厚な印象のソースです。
トマト&マスカルポーネの簡単アレンジ
万願寺とうがらしとカボチャ、トマト&マスカルポーネソースを加熱して和えました。
こってりとした、コクのある味わいです。
即席ラタトゥイユのような仕上がりに。
ソースがこってりしているので、赤ワインのお供にいかがでしょう。
トマト&バジル
最後にご紹介するのはトマト&バジルソースです。
イタリア料理で使われることの多いバジルは、独特の香りと風味が魅力です。
トマト&バジルの商品情報
野菜はトマト、にんじん、バジル、たまねぎを使用しています。
他にひまわり油、砂糖、食塩です。
ソースの質感はサラッとしていて、ほんのりとバジルが香ります。
それほどクセは強くないので、色々な料理に応用がききそうです。
トマト&バジルの簡単アレンジ
トマト&バジルソースと残りご飯を「リゾット風」にアレンジしました。
ソースに水と牛乳、ごはんを加えて煮込みます。
仕上げにピザ用チーズでとろみをつけ、お好みでコショウを少し。
「リゾット」というよりは「おじや」のような仕上がりになりましたが
忙しい朝、冬の朝などにも重宝しそうな一品です。
「ダラコスタ」のショートパスタ12種類を楽しむ
さて、ここからは個性的なショートパスタをご紹介します。
ずらっと勢ぞろいしたイタリア「ダラコスタ社」のショートパスタをご覧ください!
今回はこの12種類を食べ比べました。
本場イタリアで厳選された原料と伝統製法にこだわって作られたパスタたち。
デュラムセモリナ粉だけを使用しています。
デュラムとはパスタ作りに欠かせない小麦の種類で、セモリナは粗びきした粉を指します。
デュラムセモリナのパスタは、コシのある食感が特徴と言われています。
種類がたくさんありますので、4つのグループに分けて特徴をご紹介しましょう。
- ボリューミーな大きめパスタ:ルマコーニ、パッケリ、ペンノーニ
- 色と形を楽しむパスタ:コンキリエ、ラブパスタ
- 使いやすいサイズ感のパスタ:フジッリ、ジリ、ペンネ
- かわいいディズニーパスタ:ミッキーと仲間たち、プリンセス、くまのプーさん、トイストーリー
ボリューミーな大きめパスタ ルマコーニ/パッケリ/ペンノーニ
まずはボリューミーで大きめサイズのパスタ3種類から。
形も大きさもユニークですので、定番パスタとはまた違った使い方ができそうです。
では、さっそく3種類それぞれのパスタをご紹介していきましょう。
かたつむり型のパスタ「ルマコーニ」
ルマコーニは「かたつむり」を意味しています。
なるほど、本当にかたつむりのカラのようです。
フランス料理のエスカルゴを連想しました。
内容量は250g、標準ゆで時間は12~14分です。
100gのパスタに対して水1リットル、5~10gの割合でゆでました。
14分間ゆでて、まずはそのまま食べてみました。
パスタに厚みがあるせいか、歯ごたえは、かなりしっかりとしています。
今回は、このパスタの中にソースを詰めてみようと思いました。
ナス、ズッキーニ、たまねぎ、ツナとアラビアータソースを炒めて和えました。
このソースをゆで上がったルマコーニに詰めていきます。
ソースを少量ずつスプーンですくい入れ、こんな仕上がりになりました。
デュラムセモリナ粉のせいか、時間がたってもパスタがのびません。
ほどよい歯ごたえのパスタとアラビアータのソースがよく合います。
スパゲティとは違い、パクっと一口で食べられるのもショートパスタならでは。
太めのチューブ型「パッケリ」
太めのチューブ型に大きな溝が刻まれているパッケリ。
パスタソースがよくからむように工夫がされています。
内容量250g、標準ゆで時間は14~16分と12種類の中では最も長くかかります。
今回は15分ほどゆでるうち、いくつか破けるパスタもありました。
もう少し多めの湯量でゆでる方が良かったのかもしれません。
大豆ミートのボロネーゼソース、粉チーズと和えてみました。
ボリューム感たっぷりのパスタなので、ソースもチーズもたっぷりがオススメです。
ここまで2つの大きなパスタを調理して感じたのは、パスタの大きさの変化です。
そもそも大きなサイズですが、ゆでるとさらにふくらみます。
どれくらい変化するのか、ルマコーニ、パッケリで比較してみました。
奥側がゆでる前のパスタ、手前側は14分ゆでた後のパスタです。
1.5倍ほどにふくらむため、なかなか迫力ある姿に変身します。
大きさを活かした料理がオススメです。
大きなペン先の形をした「ペンノーニ」
ペンノーニは名前の通り、ペン先の形をしています。
同じ形で「ペンネ」というパスタが有名です。
ペンネも後ほどご紹介しますが、ここで大きさ比べをしてみましょう。
上がペンノーニ、下はペンネです。
1つあたりはペンノーニが2g、ペンネは1g。2倍の重量でした。
内容量250g、標準ゆで時間は8~10分の表示です。
スムーズにゆで上がりました。
今回はシンプルにトマト&バジルソースとツナを上からトッピング。
粉チーズを足して食べるのがオススメです。
やはり厚みも歯ごたえもしっかりとした食べ応えを感じました。
色と形を楽しむパスタ コンキリエ/ラブパスタ
次のグループは色と形がユニークな2種類のパスタです。
カラフルなパスタは食卓を明るく彩ってくれるに違いありません。
着色には野菜が使用され、健康効果も期待できそうです。
美しい5色の貝がら「コンキリエ」
コンキリエはご覧の通り、美しい貝がらの形をしたパスタです。
しかも5色に色分けされ、袋を開ける前から期待感が高まります。
大きな皿にざっとあけてみました。
カラーはプレーン、グリーン(ほうれん草)、イエロー(ウコン)、レッド(ビート)、ブラック(黒にんじん)です。
合成着色料ではなく、野菜の粉末を生地に混ぜ込んでいるため自然な発色です。
内容量200g、標準ゆで時間は12分。
形が崩れることもなく、もちもちとした食感にゆで上がりました。
貝がらの色を活かすため、トマト&ガーリックソースをパスタの下に。
赤いトマトソースの色と5食のパスタが、お互いの色を引き立て合います。
ソースを温めて皿にしくだけなので、調理や盛り付けをお子さんと一緒にするのも楽しいかもしれません。
貝がらソースをからめながら、カラフルパスタを楽しみました。
3色のハート型パスタ「ラブパスタ」
ハートのデザインが美しいパッケージ。
3色に色分けされたハート型の「ラブパスタ」です。
カラーはプレーン、レッド、グリーンの3色です。
色付けにはトマトとほうれん草を使っています。
流れるようなデザインのハートが大人っぽい印象。
内容量は200g、標準ゆで時間は9分です。
今までのパスタに比べると小ぶりなサイズなので、サラダのトッピングに使ってみました。
ドレッシングでもカラフルさを演出してみました。
美しさと同時に食べ応えもあるサラダの出来上がり。
食感はもちもちとして、小さくても歯ごたえはしっかりしています。
使いやすいサイズ感のパスタ フジッリ/ジリ/ペンネ
さて3つ目のグループは使いやすいサイズ感のショートパスタ、3種類です。
今回ご紹介しているパスタの中では、比較的なじみのある形や大きさではないでしょうか。
らせん型、花の形、ペン先型。使うシーンによってセレクトしたくなりそうです。
らせん型のパスタ「フジッリ」
フジッリは、ねじのようならせん状の形をしたパスタです。
内容量200g、標準ゆで時間は9分の表示。
パスタソースと和えてもおいしそうですし、クリームソースにも合いそうです。
今回はサラダに混ぜてみました。
ねじれた部分にドレッシングがよくからみ、おいしくいただきました。
カットした野菜にパスタを和えればすぐに食べられ、腹持ちも良さそうです。
かわいい花の形をしたパスタ「ジリ」
「ジリ」とはイタリア語でユリの花を意味し、細長く美しい花の形をしています。
複雑な形をしているので、ソースのからみが良さそうです。
内容量は200g、標準ゆで時間7~8分の表示です。
パスタのボリュームダウンと共にゆで時間も短くなってきました。
食感も「歯ごたえしっかり」から「もちもち」へと変わってきた印象です。
ここでちょっと気分が変わり、和風のアレンジを。
しめじ、オクラ、くるみと一緒に和えてごま油と醤油、砂糖を少々。
ちょっとしたおつまみにもイケそうな一品になりました。
小さめのペン先パスタ「ペンネ」
先ほど大きめパスタのグループでペン先型の「ペンノーニ」をご紹介しました。
ペンネはこれを半分の重量にしたパスタです。
内容量200g、標準ゆで時間は9分です。
パスタをゆでる間に、トマト&マスカルポーネソースとシーフードミックスを炒め和え。
ゆで上がったパスタを耐熱容器に入れて、上からソースをたっぷりと。
チーズとズッキーニも乗せてオーブントースターで焼き上げました。
かわいいディズニーパスタ4種類
最後のグループは、おなじみのディズニーキャラクターたちのシリーズです。
内容量は各200gずつで、3色のカラーパスタとユニークな形が特徴です。
生地にはほうれん草やトマトを混ぜ込んでおり、小さいお子さんにも安心して食べさせることができます。
標準ゆで時間はすべて7~9分の表示でした。
さて、どんなキャラクターたちに出会えるのでしょうか。楽しみです。
それぞれのパスタとキャラクターをご紹介しましょう。
ミッキーマウスと仲間たち
「ミッキーマウスと仲間たち」には7種類のパスタが入っています。
ミッキー、ミニー、ドナルド、デイジー、プルート、グーフィー、スクルージの形をしたショートパスタです。
パスタなのでソースと和えてもいいのですが、かわいいのでどうしてもトッピングしたくなります。
サラダのトッピングに使ってみました。
キャラクターを探しながら、楽しく食べられそうです。
ディズニーブリンセス
ディズニーシリーズの中では一番気になっていた、プリンセスのパスタ。
なんと、8種類ものパスタが入っているようです。
全部、見つけられるでしょうか!?
オーロラ姫、お花、シンデレラ、かぼちゃの馬車、ガラスの靴、白雪姫、ベル、お城の形をしたショートパスタたち。
プリンセス好きのちびっ子もきっとこんなおやつなら目を輝かせることでしょう。
フルーツポンチの上にトッピングしてみました。
ゆでるともちもちとした食感になるのでこんな使い方もいいのでは?
ひんやり冷たいデザートに変身したプリンセスパスタです。
くまのプーさん
「くまのプーさん」には7種類のパスタが入っていました。
のんびりキャラ、くまのプーさんとコブタのピグレット。
他にハチミツのつぼ、イーヨー、ティガー、カンガとルーも入っています。
昔、読んだ絵本を思い出しながらパスタを手に取ります。
プーさんといえばハチミツが大好きなくまさんです。
プーさんのパスタもハチミツと一緒に食べてみたくなりました。
おやつのホットケーキの上にトッピングしてハチミツと。
楽しい気分で盛り上がれそうです。
(※1歳未満のお子さんにハチミツを与えるのはお控えください。)
トイストーリー
最後にご紹介するのは「トイストーリー」の仲間たちです。
娘が幼かった頃に見た映画を思い出しながら、キャラクターを探します。
主人公のウッディをはじめ、レックス、バズ・ライトイヤー、エイリアン、ロッツォ、ミスター・ポテトヘッド……と6種類のキャラクターに出会えました。
トマト&バジルソースをベースに、ミネストローネを作りました。
手前側でスープから顔を出しているのがウッディです。
残り野菜や冷凍のミックスベジタブルなどがあれば、すぐに作ることができます。
パスタが入ることでボリュームもアッブ。
楽しいお食事タイムになりそうです。
イタリアンパスタで手軽さとおいしさを!
「nakato」のデラノンナパスタソース5種、ショートパスタ12種をご紹介しました。
どちらも本場イタリアで厳選された素材と伝統的な製法にこだわって作られた商品です。
5種類のトマトソースはイタリア産トマトを贅沢に使っており、トマトの酸味や甘味が存分に感じられます。
さらに味付けや油分にくどさがないため、アレンジしやすいソースです。
パスタに使うのはもちろんですが、パスタ料理以外にも応用がききます。
さっとビンから出すだけで、手軽に本場の味が楽しめる点も魅力です。
また、デュラムセモリナ粉を素材とした12種類のショートパスタは、どれもしっかりとした歯ごたえがあり、ゆでた後にパスタがのびることがありません。
12種類それぞれに個性的なショートパスタたちは演出の仕方もさまざま。定番パスタにはない楽しみ方ができること、うけあいです。
パスタソースとの組み合わせによって、手軽に楽しい食卓を演出をしてくれるアイテムになるでしょう。
(写真・文:榊原悦子)