こんにちは。HIROです。
先日スーパーデリバリーで、「ミクストラン」(※カフェ・飲食店と異業種を組み合わせて展開する手法)をテーマにセミナーを開催。
実際にカフェで物販を取り入れて成功されているオーナーさんにご登壇いただき、物販を取り入れるノウハウなどを伺いました。

「ミクストラン」で売上を伸ばす!カフェ×物販で集客・売上増トークセミナー東京編を開催しました。

その中でも話題にあがったのが、自分がいいなと思った事を仕入れるという事、そしてだからこそ知っておきたい「商品」がもつこだわりや背景。
お客様に商品を販売する際にも、店舗で扱う備品ひとつとっても、どうしてこの商品がいいのか一言添えられるだけで印象って違いますし、お客様との会話のキッカケにもなりますよね。

今回私は、モノづくりの背景で素敵なストーリーを持つ「志成販売」を訪問しました。志成販売は、2019年の飲食店人気企業ランキングで4位にランクインした人気企業。
今回は飲食店に人気がある商品を中心に、商品に詰まった想いとモノづくりの背景までをお伝えします!
お話を聞かせてくださったのは、営業部の名島様と浅野様です。

[紹介企業]志成販売

カフェ・飲食店が選んだ!2019年最も利用された人気企業ランキング!
 

ブラス(真鍮)製の備品が人気な訳とは?

━━名島さん、浅野さん、よろしくお願いします。先日カフェに行った際に、志成販売さんのカートスタンドがお店で使われているのを見かけました!

浅野さん:そうなんですね!実は昨年最も飲食店に人気があったのが、このカードスタンドでした。使っていただいていると思うと嬉しいですね。什器としてだけでなく、ケースもオシャレなので物販用としても人気がありリピーターさんもいらっしゃるんですよ。ブラス製品のシリーズは、飲食店に限らず人気があります。カードスタンドの他にも、最近は物販を始める方も多くて、ディスプレイ什器も人気ですよ。

   

━━知識が浅くてすみません・・・ブラスってどういうものなんですか?

浅野さん:金官楽器にも用いられる金色をした金属、合金の事です。塗装などを施していないので、手に触れたり酸化すると経年変化が起こります。時間がたつにつれて、アンティーク調の雰囲気がでてくるのが特徴ですね。

━━本当ですね!なんだかとっても味があります。一つ一つ色味や表情が違いますね。

浅野さん:使えば使うほど使う人によって味が出てくるんです。また、ブラスは実は殺菌作用もある素材なんですよ。飲食店の方に人気なのが、ブラスのカトラリーです。

 

[関連シリーズ]ブラス/真鍮 カトラリー

[関連商品]真鍮

━━このカトラリーシリーズも定番で人気ですね。これも手作業で作られたものなんですか?

浅野さん:はい。最近では製造技術も発達して大量生産もされる事が多いのですが、私たちのブラスは昔からの手法を大切にしてすべて手作業で作られています。よければ製造工場の手作業による製造過程を見てみてください。

BRASS – Manufacturing|SHISEIHANBAI.Co.,Ltd. インドのブラス(真鍮)製品の生産風景・カトラリー

熱したブラスを型に流し込み、カトラリーを作る様子。一つ一つ丁寧な手作業で作られている。

━━つい見入ってしまいました。一つ一つ丁寧に、そしてタイミングをはかりながら慎重に作られている事に驚きました。

名島さん:こうやって歴史ある製造方法で職人の手で作られたからこそ、商品ごとで繊細に表情が異なる事もあります。

━━同じものが一つとしてなくて、時間がたてばたつほど自分だけの味をだしていくなんて素敵です。飲食店の方が選ばれるのもわかります。お店と一緒に育てていくカトラリーなんですね。

温かみのあるリューズガラス 食器やフラワーベースから始める環境への配慮

━━フラワーベースや食器など、ガラス製品も人気がありますよね。シンプルですが、とてもオシャレだなぁと思っていたんです。

名島さん:ありがとうございます。志成販売の商品コンセプトに、天然素材・シンプル・大人の女性といったキーワードがあります。どんな業種でも扱いやすいと思います。

名島さんが手に取るのがリューズガラスのフラワーベース。フラワーベースで緑を取り入れるだけで、空間が優しくなります。

名島さん:このフラワーベース、「リューズガラス」という一度不要になったり捨てられたガラスをリサイクルして作られたものなんです。こちらもハンドメイドですよ。

━━再利用されたものなんですか?

浅野さん:はい。大量に回収された不要なガラスを再度高温で溶かして、それを職人が型の中で息を吹き込みながら作っています。ガラスって何度でも再利用できるものなんですよ。ただいらなくなったら終わり、ではなくてこうして形を変えて使い続けていく事は今だけでなく未来へ続く事だと思っています。吹きガラスには同じものは一つとしてないので、個性を楽しんで大切にしていただけると嬉しいですね。

━━このガラス製品に、環境に配慮したあたたかい背景があったなんてなんだか感動です。お店でまず提供するお水を入れるグラスも、ハンドメイドのリューズガラスでおもてなしすると、温かみや優しい想いが伝わりそうですね。

   

[関連シリーズ]リューズガラス

物販として大人気!志成販売のファッションアイテムと手間ひまのかかったブロックプリント

━━志成販売さんのファッションアイテム、実は私も好きでユーザーなんです。もともとあの優しい手触りのインド綿が好きで。

浅野さん:ありがとうございます。最近では雑貨もとても人気があり好調ですが、アパレルはリピーターさんが多いんです。
飲食店の方にも、お店での物販用として仕入れていただいています。アパレルだけでなく雑貨と一緒に購入してくださるので、きっと志成販売の商品がそのお店の雰囲気に合うんだろうな、と思うと嬉しくなります。

━━春服も動き出しましたね。華やかなプリントものが目を引きます。プリントも優しい色合いと、繊細な柄が印象的です。

浅野さん:このプリントなんですが、柄を掘った木材にインクをつけて、生地にひとつひとつ手作業で押していくブロックプリントという技法で作られたものなんです。

━━こんな繊細なプリントがですか!?

浅野さん:はい。手彫りされた木材で、柄が重ならないように丁寧に押されていきます。

━━型が手彫りである事にも驚きですが、プリントも手作業であることを思うとなんだか気が遠くなります。
こんなにも手間のかかったものだったんですね。なんだか商品を手に取るたびに、作り手の事を思い出しますね。

【SHISEIの手しごと】Hand Block Print – Manufacturing|インドの伝統染色技法・ブロックプリントの生産風景

ちなみにブロックプリントは、プリントに用いられている色が多いほど複雑。
一度乾かしてその上で違う色のついたものを重ねて作っていくので、柄と色がずれないように慎重に作られているそうです。

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[関連シリーズ]ブロックプリント

━━こういう商品の背景を知れると、商品がとても愛しくなります。
そしてきっと背景を知らなくても、商品を通して伝わってくるものがあるのだと思いますが、やっぱり多くの方に知ってほしいなと思ってしまいました。
飲食店でも多くの方がリピートされる理由が分かりました。名島さん、浅野さん。本日はどうもありがとうございました!

 

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