滋賀県米原市にある「青岸寺内茶寮 喫茶去 kissa-ko」さんを訪問しました。
米原駅から徒歩7分。紅葉の木々に囲まれている青岸寺。この日の米原市は寒く、ところどころで雪も残っていました。

「青岸寺内茶寮 喫茶去 kissa-ko」は曹洞宗 青岸寺が運営する、拝観者が利用できるお寺の中のカフェ。


ご住職で代表の永島匡宏さんと、喫茶去 kissa-ko の店長を努められている奥様の慧明さん

カフェ、喫茶去 kissa-ko は境内のお座敷の一角にありました。
和の雰囲気に馴染んだ、とっても素敵なカウンターのカフェ。茶器も並び、店内の照明は暖かく落ち着いた雰囲気を演出していました。

本日は店長の慧明さんにお話を伺いました。どうぞよろしくお願いします。

素敵な庭園をもっと多くの人に見てもらいたい、という思いから・・・

──最近では寺カフェという言葉もよく聞くようになりましたが、カフェをしようと思われたキッカケは何ですか?

慧明さん:青岸寺の庭園は、国指定名勝庭園に指定されている、歴史深く美しい枯山水庭園なんです。そんなお庭を多くの方に見ていただきたい、お庭を見ながら心安らぐ時間を過ごせる空間を作りたい・・・と思っていた事がキッカケです。
もともと私が調理師免許を持っていて、精進料理やお薄のお茶は出していたので、その延長で喫茶店を開く事にして、2018年の9月にカフェをオープンしました。

──調理師免許をお持ちなんですね。メニューも慧明さんが考えられたんですか?

慧明さん:はい。和のテイストで提供できるものを・・・と考えて作っています。一番人気があるのは、お抹茶と抹茶ガトーショコラのセットです。
その他にも、お寺に生る柚子を使った葛茶や、夏にはほうじ茶のハーブティーなど季節を感じていただけるメニューも提供しています。

──サイフォンコーヒーの器具もあるのですが、あちらも慧明さんが使われるんですか?

慧明さん:もともと私がお茶を習っていたので、お抹茶は私が提供しているのですが、珈琲は住職が淹れています。もともと珈琲が好きだったもので。

──ご夫婦で一緒に運営されているんですね。和の空間の中に、洋風な珈琲器具がとても映えています。洋風といえば、最初お寺に入った際に座椅子のカウンターがある事に驚きましたが、和の雰囲気と合うとても素敵なカウンターですね。お寺でカフェを開くにあたって、どういうところに拘られたんですか?

慧明さん:お庭を見て、ゆったりとした時間を過ごしていただきたいという思いがあったので、隠れ家的な落ち着いた雰囲気づくりを心掛けていました。
このカウンターも、くつろいでいただくために作ったものなんです。若い方に限らず、お抹茶などをいただく際は少し緊張される方もいらっしゃいます。
そのような方にも心安らいでいただきたいという思いから、あえてお座敷での提供ではなくカウンターからお抹茶を提供しているんです。

──訪れる方への心配りを感じる空間ですね。実際にカフェを始めてから、反響はどうですか?

慧明さん:ありがたい事に、最近では若い方も含め、お寺にお越しいただく方が増えました。カフェをキッカケでお越しいただく方も多くいらっしゃいます。そんな方々から「こんな素敵なお庭があるなんて知りませんでした」という声もいただき、1時間ほどゆっくりとお庭を眺めて帰られる事もあります。

遠方の方だけではなく、キッカケが無く訪れた事がなかった近隣の方もお参りしてくださる事もあります。多くの人にこのお庭を知っていただけて、少しでも安らぐ時間を提供できている事は、とてもうれしいですね。四季折々でお庭の表情は変わるので、季節ごとに足を運んでくださる方もいらっしゃいます。

カフェから眺める 国指定名勝庭園の魅力

私も一番人気の抹茶ガトーショコラセットを、お庭に面する席でいただきました。
このセットでご利用いただいているカトラリーは、スーパーデリバリーで仕入れていただいたものだという事です。

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──お庭を見ながらお茶を飲むと、落ち着きます。青岸寺の庭園は枯山水の庭園ですよね。枯山水は砂のイメージが強いのですが・・・青岸寺のお庭は雰囲気が違いますね。

慧明さん:はい。青岸寺境内の庭園は、江戸時代の枯山水庭園の中でも珍しく、水を現すのに苔が使用されています。
奥にある3つの石から、滝が流れ落ちる様が苔で描かれていているんです。
今日は、雪解けの水がお庭に張っているんですが、これはとても珍しい事なんです。雪解け以外にも雨が降ると、枯山水の庭園から池泉庭園に姿を変えます。年に数回しか見る事ができなくて、この様子を写真に収めようとわざわざお越しいただく方もいます。

今は新緑の季節ですが、紅葉の時期や梅雨の時期なども美しい庭園が鑑賞いただけます。

お店を始めるにあたって・・・

──スーパーデリバリーはどういったキッカケで知っていただいたんですか?

慧明さん:庭園を見に来られる方の中には、団体でお越しいただく方もいて、大量に食器などを仕入れる必要がありました。
直接信楽焼のお茶碗を購入しようとお店に出向いたりした事もありましたが、まとめてコストを抑えて購入できるところはないかな・・・とネットで探していたらスーパーデリバリーを見つけました。
私たちのカフェにあった和の雰囲気の商品もたくさんあったので、助かりました。

──どういうものを仕入れていただいているんですか?

慧明さん:お客様に提供する食器類がメインですね。その他にもお花を飾るためのフラワーベースや、物販スペースの什器で利用しています。

──物販スペースですか?

慧明さん:はい。御朱印帳や、ポストカード、ストラップなどを一部おいています。
お寺の雰囲気にあった什器を探している中で、真鍮素材の什器を見つけて。やっぱりこういった什器にもこだわりたいなと思って。

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──什器って、細かいところですが雰囲気を大きく左右しますよね。このお寺の空間に馴染んでいて、とっても素敵です。
今日は美しい庭園と、この落ち着いたカフェとお寺の空間に心癒されました。本日はどうもありがとうございました!

 

さいごに

今回は美しい庭園を眺めながら、心安らぐ時間を過ごせるお寺カフェを訪問しました。
お茶をいただくだけでなく、文化や歴史と触れ合ったり、自分と向き合える場所としても魅力あふれるカフェ、喫茶去 kissa-ko。
米原方面へ行かれる方はぜひ立ち寄ってみてください。

 

青岸寺内茶寮 喫茶去 kissa-ko

青岸寺内茶寮 喫茶去 kissa-ko(公式HP)
[住所]滋賀県米原市米原669
[電話]0749-52-0463
[営業時間]水~日9:00 – 17:00(冬季は16:00頃)※水曜日はドリンクのみ提供
[定休日]火曜日・第4月曜日

 

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