秋めいた爽やかな風が感じられるようになり、季節の移ろいを感じます。そんな秋は紅葉などもあり、ドライフラワーが似合う季節とも言われています。

今回は「東京堂」の担当者にお伺いしたドライフラワーの取り扱い方など基本的な情報から、ドライフラワーを使ったディスプレイ、ギフトシーンの提案方法に至るまでドライフラワーを使ったおもてなしをご紹介していきます。

[掲載商品]ドライフラワー

目次

ドライフラワーの扱い方

ドライフラワーとは、自然の草花や果実、木の実などを乾燥させて、アレンジメントしたり、花瓶(フラワーベース)やカゴなどに入れたり、吊るしたりすることで飾って楽しむものです。ポイントは、「自然の花や草を乾燥させている」という点。自然なモノなので、やはり繊細で劣化します。そのため、取り扱いする上でメンテナンスが必要です。

一般的な消費期間の目安としては2~3か月ほどと言われていますが、環境を整えてあげることによって長持ちすることもあります。以下にドライフラワーを長く楽しんでいただくためのポイントをまとめました。

ドライフラワーを長く楽しむためのメンテナンス方法

乾燥したままの様子をみていると、「ほったらかしでも大丈夫なんじゃないの?」とついつい思ってしまいますが…。そもそもドライフラワーは自然素材なので、寿命があります。そのため、適切にメンテナンスをしたり、販売する場合もディスプレイで飾る場合にも、環境などに配慮が必要です。

ドライフラワーの管理方法のポイントは以下です。

(1)直射日光はできるだけ避けましょう

窓際などの直射日光の当たりやすいところはできるだけ避けておきましょう。発色のきれいなドライフラワーなどは直射日光で退色してしまう要因にもなります。ちなみに、蛍光灯や照明の光でも同じように劣化を進める要因となるそうです。あまりスポットライトなどが当たる場所よりは、長く楽しむためには、できるだけ日陰を選ぶと良いでしょう。

(2)高温多湿に気をつけましょう

”ドライ”フラワーというだけあって、乾燥させて楽しむ商品なので、湿気には弱いです。湿度が高い場所、冬場だと加湿器の近くなどに置いたりすると、カビの発生原因になります。カビが出てきたらドライフラワーの寿命は終わりです。できるだけ長く楽しむためには、湿気にも気をつけみましょう。

(3)ホコリは取りましょう

気が付くと、自然にホコリがまとわりついています…。ホコリがあるとこちらもカビの発生原因になります。できだけこまめにホコリは取りましょう。

ドライフラワーのある暮らしを楽しむ

秋におすすめのドライフラワー。インテリアとして取り入れるコツを交えながら合わせて提案ディスプレイしたい商品をご紹介します。ドライフラワーを使った空間演出のコツも合わせて提案していますので、ドライフラワー提案のヒントにしてみてください。

日常に気軽に取り入れるなら「フラワーベース(花瓶)」

(画像)東京堂のショールーム

インテリアとして気軽に取り入れるならおすすめは「フラワーベース(花瓶)」です。ガラス製、陶器製など水を使わないので幅広い花器に合わせやすいのがドライフラワーの良いところです。各素材のおすすめのものをいくつかピックアップしました。

(画像)志成販売のリューズガラス花瓶

ガラス素材のフラワーベースはドライフラワーとの相性もよくおすすめ。中でもリューズガラスなど自然な風合いの感じられるガラス製品と合わせるとおしゃれな印象もアップします。大きめなものよりは生花でも使える日常使いにぴったりなものを活用してみると良いでしょう。

(画像)シリュウのフラワーベース

陶器素材のフラワーベースで注目したいのはマットな素焼きのような質感の花瓶。ドライフラワーの質感と相性がよく、空間にフィットします。

(画像)magnetの一輪挿し

また、はじめてドライフラワーを扱う方におすすめなのが一輪挿しタイプのものです。数本差し込んでみるだけで、インテリアとしてサマになるのでぜひ取り入れてみてください。ガラスの小瓶は棚などに並べてディスプレイするとかわいらしい印象になります。

[関連商品]フラワーベース(花瓶)

ナチュラルインテリアとの相性が良い「カゴ」

かごにユーカリやカスミソウなどのドライフラワーを入れてチェアや棚、リビングや階段のコーナーにディスプレイすると、ぐっと空間が自然な印象に…。

[画像]東京堂のショールームより

木製のプランターやブリキのボックスに入れるとインダストリアル風のインテリアなどともマッチし、かっこよい演出に使えます。

[関連商品]カゴ

ドライフラワーを長く楽しむなら「コルクガラス瓶」

ちょっと前までは、ハーバリウムがブームだったので液漏れを防ぐ「ネジ栓付きのガラス瓶」が人気でしたが、よりカジュアルにハーバリウム液を注がずにカジュアルに楽しめることから「コルク栓タイプのガラス瓶」も注目されています。

小さな小瓶であれば、少量のドライフラワーもデスクやレジ横、ちょっとした棚などでかわいらしく飾ることができます。また、ほこりなども発生しにくいので長持ちします。大きさによっては「ドライマット(シリカゲル(乾燥剤))」などを一緒に入れてあげるとより長持ちしやすいことでしょう。

麻紐でくくり「ガーランド」で楽しむ

麻紐やコードリボン」などでドライフラワーをまとめて花束にしたりして、吊るして飾るとガーランドのように楽しむことができます。レジの裏や化粧室(トイレ)や廊下などの壁面のちょっとしたアクセントとして取り入れてみるのも良いですね。吊るす際に「木製クロスピン」を使うとよりおしゃれに決まります。

天井から吊るして「ハンギング」スタイルでおしゃれなお花屋さん風

[画像]東京堂のショールームより

木製のポールや梯子(ラダー)などを天井から吊るす(ハンギングする)とおしゃれなお花屋さんのような演出ができます。

[掲載商品]ジョセフアイアンハンギングフック/Creer(クレエ)ハンギングハンガー

このように天井からハンギングフックやハンガーを吊り下げて使います。ドライフラワーのスワッグやブーケを吊り下げたり、商品によってはエアプランツを乗せたり、ワイヤー部分にアーティフィシャルグリーンなどを纏わらせてみると雰囲気が増します。

[関連商品]ハンギングフック/ハンギングハンガー

アートのようにリースやスワッグを「壁面」に飾ろう

エントランスや扉、壁などの印象的な演出に使えるのが大きめサイズのドライフラワーリースやスワッグ(花束)です。ドライフラワーアレンジメントをそのまま飾るのも良いですが、アンティークフレームや木製フレームなどと合わせてアートのようにディスプレイを楽しむのもおすすめです。

木製リーススタンド(スタンドのみ)

木製アレンジスタンド」を活用することで、棚にも飾りやすいのもありますが、小さめのアレンジメントも土台があることでアートのような演出を楽しむことができるので、扉や壁面に飾ったときの印象が増します。

ANCIENT FRAME L

ディスプレイ用の額縁」を壁に設置し、ドライフラワーのスワッグブーケなどを飾るのも一案。壁面が一気にオシャレな雰囲気になります。

ギフトにも喜ばれるドライフラワーアレンジ

スーパーデリバリーには草花の種類別に素材として使えるドライフラワーの品ぞろえも豊富ですが、そのまま商品提案できるギフトアレンジメント商品も多数そろっています。おすすめをいくつかピックアップしてみました。

ギフト提案・ディスプレイにも映える「ドライフラワーブーケ」

[画像]東京堂のショールームより

ギフトの提案にぴったりなのが「ドライフラワーブーケ」です。スーパーデリバリーでもアレンジメント済みのドライフラワーブーケの提案が昨年から今年にかけて増えています。

(画像)東京堂ドライフラワーブーケの提案より

なんといっても、アレンジメントがすでにされているので、そのまま天井から吊り下げてディスプレイしたり、壁面に飾るのにもとってもスムーズです。なおかつ、すでに花束になっているのでそのままギフトにも提案しやすいです。

[掲載商品]ドライフラワーブーケ

インテリアとして取り入れやすく人気の「ドライフラワーリース」

(画像)東京堂ドライフラワーリースの提案より

かわいらしい「ドライフラワーリース」もギフトにおすすめのアイテムのひとつです。室内ドアのリースとして気軽に取り入れやすい15cm~20cm前後くらいのサイズの商品が中心で新生活のギフトなどにも喜ばれそうなリースがそろっています。

[関連商品]ドライフラワーリース

アレンジメントやハンドメイドの表現の幅を広げるドライフラワーと相性の良い花材

ドライフラワーを購入してそのまま吊るしたりして楽しむのも良いですが、アレンジメントやハンドメイドアクセサリーなど、表現の幅を広げるならドライフラワーに合わせて活用すると相性の良い花材・資材があります。今回は花材を中心にまとめてみました。

かわいらしいアレンジメントを楽しむなら「ソラフラワー」

[画像]東京堂のソーラーフラワーの提案より

まずご紹介したいのは、かわいらしいアレンジメントにぴったりな「ソーラーフラワーソラフラワー)」です。一見ドライフラワーの仲間と思いきや、違います。素材は天然素材(東南アジアに生息するマメ科の植物「ソラ」が原料です。

[画像]2019年の三和セレクトギフトショーブース実演

そのソラの木をナイフでカツラ剥きをして薄いシート状にしたものを使って成形したのがソラフラワーです。ちなみに生産国はタイが中心とされています。

[画像]2019年の三和セレクトギフトショーブース実演

実は、ソラフラワー作るところを一度ギフトショーで拝見したことがあるのですが、とても繊細な作業でひとつひとつ作られていました。感動しました。

[画像]2019年の三和セレクトギフトショーブース 天井から吊り下げたディスプレイ

商品によってはインパクトがあるので、そのまま飾っても印象的ですが、花の小さなものはソラフラワーのご紹介の冒頭にあるようなリースやミニブーケなどのアレンジメントとの相性におすすめです。

[画像]2019年の三和セレクトギフトショーブースのディスプレイより

大きなサイズのものは「パンパス」や「バンクシア」「ユーカリ」「レモンリーフ」などと合わせてダイナミックなアレンジメント演出との相性が良いです。

ドライフラワーアレンジの提案広がる「アーティフィシャルフラワー」

ドライフラワーは自然素材なので、どうしても季節によっては素材に限りがでてきてしまいます。そこでドライフラワーのアレンジメントに相性の良い「ドライフラワー風のアーティフィシャルフラワー」が花材メーカー各社から提案されています。

[画像]東京堂のパンパスのディスプレイアレンジ提案

特に秋に向けて近年人気の商品が「パンパスグラス」。パンパスグラスはススキに似たふわふわとした花穂が華やかな植物です。アレンジメントにダイナミックな華やぎを加えるのにぴったりな植物で、ウェディングやフェスティバルなどにも多用されています。とはいえ、天然の植物には限りがありますよね…。このような背景からアーティフィシャルフラワーでも提案が増えています。

また、その他にもドライフラワーのアレンジメントとの相性の良いくすみカラーのアーティフィシャルフラワーも近年種類が増えています。そのクオリティはというと…よく東京堂のショールームなどで「これはリアルなドライフラワーのアレンジメントですよね?」と動画配信時などの打ち合わせの際に事前に確認するほど…素人目にはわからないほどです…。

[関連商品]ドライフラワータッチのアーティフィシャルフラワー・グリーン

色彩豊かな表現を加えるなら「プリザーブドフラワー」

プリザーブドフラワーのクローズアップ

くすんだ自然の配色が中心のドライフラワーに彩りを加えるのに相性が良いのが「プリザーブドフラワー」。発色の良いカラーのアイテムがそろい、アレンジメントに華やかさをプラスしてくれます。

生花に保存液と着色料を吸わせ、乾燥したもの。ブーケやインテリアなどに使われる。ドライフラワーと異なり、鮮やかな色や柔らかい感触などを長期間保つことができる。(引用元)コトバンク:プリザーブドフラワー

ということで、着色料を含んで乾燥させた分、生花とドライフラワーの間のちょうど良い質感を持ち、なおかつ、発色も自然のものにない色合いなどもあるので、生花でのアレンジメントにも、ドライフラワーのアレンジメントにも活用できるのがメリットです。また、ドライフラワー同様ホコリ等に気を付けていただければ長持ちするため、ドライフラワーと合わせた活用におすすめの花材でもあります。

(画像)東京堂の扱うプリザーブドフラワー(カスミソウ/アジサイ)

プリザーブドフラワーとドライフラワーのアレンジメントの活用の中でも人気なのが、カラフルな「カスミソウ」そして、アレンジメントとの相性がよい「アジサイ」です。

[関連商品]プリザーブドフラワー

リースやアレンジメントに欠かせない存在「松かさ(実物)」「フルーツ」

ドライフラワーの仲間としてアレンジメントのアクセントに欠かせない存在なのが木の実や枝。クリスマスなどのリースやお正月飾り、秋のアレンジメントなどあらゆる場面で欠かせない名わき役です。

(画像)東京堂:松かさ/ユーカリポッド

松かさ(松ぼっくり)」「ユーカリの実ユーカリポッド)」、「コーン」、「白樺(小枝・皮など)」があります。

(画像)東京堂:シェル各種

夏場におすすめのアイテムは「貝殻(ヒトデ・シェル・サンゴ)」や「流木」。ドライフラワーを活用したアレンジメントが爽やかな雰囲気になります。

(画像)東京堂:オレンジスライス/アップルスライス

その他にもアレンジメント用の「ドライフルーツ(スライスフルーツ)」もアレンジメントのアクセントとして相性の良い素材です。(※食べられません。)

ポイントはどれも自然の中にあるものなので、ついついお庭にあるものを使えばよいかと思ってしまいますが、きちんと防腐加工をほどこしてある既製品を購入し、活用して下さい。メンテナンスもしやすく長く楽しめます。

ドライフラワーをディスプレイに取り入れて空間をおしゃれに

今回は、「東京堂」の担当者にお伺いしたドライフラワーの取り扱い方など基本的な情報から、ドライフラワーを使ったディスプレイ、ギフトシーンの提案方法に至るまでドライフラワーを使ったおもてなしをご紹介していきました。

ドライフラワーはアーティフィシャルフラワーなどと違い、自然素材のためメンテナンスをしながら長く楽しむための工夫が大切です。また自然にはぐくまれる商品のため季節ごとに楽しめる花材がいろいろ。秋がドライフラワーの提案シーズンとしてはピークの時期です。

この機会にドライフラワーを活用した売り場づくりをしてみましょう。

[掲載商品]ドライフラワー

音声メディアで学ぶドライフラワーの扱い方

音声メディア「Voicy」でもドライフラワーの扱い方について語っています。聞く「ドライフラワーの扱い方」もお楽しみください。