サービスの業態を問わず、接客の際によく出される飲み物のひとつが紅茶です。琥珀色の紅茶を前にすると、おのずと会話の雰囲気も華やかになります。
ティーカップにセンスあふれるお菓子をさりげなく添えれば、気分もより上がるものですが、紅茶と一緒に出すのにはどんなお茶菓子がふさわしいのでしょうか?
今回は、美味しい紅茶に合わせて提供したいお菓子を、卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」の取り扱い商品のなかから選りすぐってピックアップしてみました。
目次
紅茶にマリアージュする美味しいお菓子をピックアップ!
オシャレな紅茶にそっと合わせるには、ケーキでは大きすぎるし、スーパーなどのお菓子ではちょっとさみしく、意外とちょうどいいお菓子が見つからないものです。しかし、日ごろから紅茶にピッタリのお菓子をストックしておけば、ひと息つきたいときも接客のときも、素敵なティータイムを演出できます。
王道はやはり…クッキー・ビスケット
主役の紅茶を引き立たせるには、クッキーやビスケットなどの小ぶりなお菓子が定番といえるでしょう。とはいえ、長い伝統と歴史をもつヨーロッパには多種多様な焼き菓子があります。ここでは、紅茶との相性がとくによいビスケットを販売している企業をクッキーやビスケットとともにご紹介します。
■Lotusの「Biscoff(ビスコフ)」
Lotus(ロータス)は80年以上の歴史をもつベルギーのお菓子メーカーで、ビスコフというカラメルビスケットが有名です。オフィスや喫茶店の飲み物の合わせ菓子としてビスコフを目にすることも少なくありません。ビスコフは一般的なビスケットよりもやや堅く、ほどよい甘さに仕上げられていて紅茶の香りをないがしろにはしません。ほのかなシナモンの香りも、紅茶の味をいっそう引き立ててくれます。1枚ごとに丁寧に放送されているので、大切なお客様にお出しするお菓子としてもおすすめです。
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■ラ・トリニテーヌ
フランス北西部ブルターニュの港町、ラ・トリニテ・シュル・メールに本社を多くラ・トリニテーヌ。ブルターニュ半島では缶入りのビスケットが有名で、こちらのラ・トリニテーヌでも円筒形や薄いシガーケース状など、さまざまな形のビスケット缶でビスケットを販売しています。
バターをしっかり使い、塩味が利いているのが特徴で、ホームメイドのような素朴ながら力強い風味が魅力です。種類によって大きさや厚さも異なるので、数人で囲むお茶会におすすめです。缶のデザインを楽しみながら手を伸ばせば、自然と会話も弾むでしょう。
[関連商品]ラ・トリニテーヌ
■Walkers(ウォーカー)
ウォーカー社(Walkers)は、スコットランドの伝統菓子ショートブレッドの大手メーカーです。ショートブレッドはサクサク感が魅力のバタークッキーで、塩とバターのシンプルな味わいがクセになります。一般的なショートブレッドは、フィンガーと呼ばれる長方形の生地に小さなくぼみが並んだ形をしています。カロリーメイトと同じといえばわかりやすいでしょうか。その他、ウォーカーではフィンガーのほかにビスケットのような丸いタイプや、チョコチップをまぶしたものなども販売しています。
[関連商品]Walkers(ウォーカー)
■CARTWRIGHT & BUTLER(カートライト・アンド・バトラー)
イギリス中部ヨークシャー地方の小さな工房から始まった「CARTWRIGHT & BUTLER(カートライト・アンド・バトラー)」は、ホームメイドタイプの多彩なビスケットのほかに、それらとよく合う紅茶やコーヒーも取り扱っています。伝統的な製法にこだわったショートブレッドやビスケットは、どんな紅茶の風味も邪魔しません。また留め金の付いたキルナー型の缶も人気の理由で、食べ終わった後もスタイリッシュな保存容器として活躍します。
[関連商品]CARTWRIGHT & BUTLER(カートライト・アンド・バトラー)
■ANNA’s(アンナ)
「ANNA’s(アンナ)」はスウェーデン生まれのビスケットブランド。アンナ・カールソン夫人と妹のエマが、1929年にストックホルムで伝統菓子のジンジャーシンづくりを始めたのが由来です。シンとは英語で「薄い(thin)」という意味で、その後アンナビスケットは王室御用達になるほどの人気を博しました。
現在では、ジンジャーシンとアーモンドシンの2種類を販売しています。軽くてさっくり食べられる薄焼きビスケットは、ささやかなティータイムを優雅なひとときに変えてくれるでしょう。アイスクリームや生クリームを乗せるのもおすすめの食べ方です。
[関連商品]ANNA’s(アンナ)
■VERMEIREN(ベルメーレン)
2019年で創業100年を迎えるベルメーレンはベルギーのビスケットメーカー。その前身となる家族営業のパン屋までさかのぼれば、実に350年以上の歴史を有しています。前出のLotus(ロータス)のBiscoff(ビスコフ)と同じく、スぺキュラースという種類のカラメルビスケットをメインに製造していて、個包装になっているので紅茶に添えるのにもちょうどよいサイズです。
原料にブラウンシュガーを使って伝統のレシピに忠実に、できあがるまでに24時間以上をかけるのも特徴のひとつ。決して甘すぎず、ナツメグやシナモンが口のなかに優しく香るビスケットは、ベルギーだけでなく世界中で広く親しまれています。
[関連商品]VERMEIREN(ベルメーレン)
コーヒーだけじゃなく紅茶とも相性がよいチョコレート
焼き菓子と並んでお茶請けならぬ紅茶請けの定番といえるのが、チョコレートです。日本でチョコレートというと甘いミルクチョコが一般的なので、紅茶よりもどちらかといえばコーヒーの友と思われるかもしれません。ですが、喫茶文化の長いヨーロッパでは、紅茶にも合わせやすいビターなチョコレートも人気です。そこで今度は、素材にもこだわったおすすめのチョコレートを6ブランドご紹介しましょう。
※チョコレートは配送の関係で冬限定の取り扱いの企業も多いため、夏は品薄になることがあります。購入する際は在庫や入荷情報を確認するようにしてください。
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■Dandelion Chocolate (ダンテライオンチョコレート)
Dandelion Chocolate (ダンテライオンチョコレート)は、創業者トッド・マソニスらによって2010年に始められたサンフランシスコ発のBean to Barチョコレートの専門店です。
カカオ本来の味を純粋に味わうために、シングルオリジンのカカオ豆とオーガニックのケインシュガーのみを使用し、選別から、焙煎、摩砕、テンパリング、成形、包装まですべての工程を自分達のファクトリーで行っています(Bean to Bar)。 また使用するカカオ豆の生産者である農家をすべて訪れ、時には発酵から乾燥までのプロセスについて対話し、直接交渉を行った上で、輸入されているため、こだわりの逸品がそろいます。
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■People Tree(ピープルツリー)
People Tree(ピープルツリー)は、フェアトレードの素材を使った食品や衣料品を扱う輸入・販売会社です。チョコレートについてもカカオはもちろん、その他の素材もすべてフェアトレードで調達しています。ボリビアやペルーで有機栽培されたカカオ豆を厳選した、体にも社会にも優しいチョコ。乳化剤などの添加物を一切使用していないため、なんと練り上げるまでに最大72時間を要します。こうした天然素材由来のため温度変化に弱く、ピープルツリーのチョコレートは秋冬の涼しい時期にしか入荷できません。
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■CAFE TASSE(カフェタッセ)
チョコレートの本場といえば、ベルギーを思い浮かべる人も多いでしょう。カフェタッセ(Café-Tasse)は、そんなベルギーチョコレートを代表するブランドのひとつです。植物油を使わず純粋なカカオバターで練っているため、上質で滑らかな舌触りを堪能できます。また、カカオの割合が高く、ビターな風味が強いのも特徴。カフェタッセとはフランス語でコーヒーカップを意味し、もともとは喫茶店のコーヒーに合わせる目的でつくられたものでした。しかし、紅茶との相性もよく、ティーカップのお供にもピッタリのチョコレートです。
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■Antica Dolceria Bonajuto(アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート)
イタリアのシチリア島にある人口約5万人の街モーディカ。ここは30軒以上のショップが集まるチョコレートの町として知られています。なかでも老舗として名高いのが、1880年創業のアンティカ・ドルチェリア・ボナイユートです。
ここでは、かつてチョコレートが薬や滋養食とされていた頃のレシピが「古代チョコレート」として今も使われています。今では当たり前のカカオバターや乳化剤が含まれておらず、砂糖が溶けきっていないシャリシャリとした食感が特徴です。紅茶やコーヒーはもちろん、ブランデーなどの洋酒にも合うビターなチョコレートです。
[関連商品]Antica Dolceria Bonajuto(アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート)
■CHOC’FLEURSR(ショックフルール)
フランス語でそのまま「花のチョコレート」を意味する「CHOC’FLEURSR(ショックフルール)」は、夫婦2人で営むショコラトリーで生産されています。もともとは夫妻でオーガニックのハーブなどを育てていましたが、あるとき、その花や実でチョコを飾ることを思いつき、花チョコレートが誕生しました。
自家栽培のハーブや花実はもちろん、カカオや砂糖、牛乳に至るまですべてオーガニック。一切妥協せずにつくられたチョコからは、自然の甘さと風味がストレートに伝わってきます。また、手作業で花化粧を施されているため2つと同じ見た目のものはなく、食べるのがもったいないくらいの美しさです。
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■LA NAYA(ラナヤ)
「LA NAYA(ラナヤ)」はバルト三国のひとつリトアニアのチョコレートブランド。2015年に設立された新しい工房ですが、「世界にまだないユニークなチョコレート」を目標に掲げ、すでに多くのファンを獲得しています。
オーガニック原料にこだわるだけでなく、美容や健康の面から注目されているグルテンフリーを実現。また日本産の抹茶に甘酸っぱいラズベリーをブレンドするなど、洋の東西にこだわらないチャレンジを続けています。板チョコなのに割って食べるのが躊躇われるほどスタイリッシュな形状にも注目です。
[関連商品]LA NAYA(ラナヤ)
■MENAKAO(メナカオ)
メナカオチョコレートの故郷は、アフリカ大陸南東に浮かぶ島国マダガスカルです。そのマダガスカルカカオの持ち味である爽やかな酸味を最大限に生かし、100%カカオという究極のダークチョコレートが完成しました。
その品質は国際ココア機関(ICCO)のお墨付きで、紅茶からウイスキーまで幅広い飲み物と合わせられます。現地工場で製造され、フェアトレードで輸入されているため、在庫や取扱量には波があります。それだけに、より生産者の思いが濃厚に伝わってくる一品といえるでしょう。
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意外と相性のよい和の小豆菓子とチーズ菓子
日本人なら、お茶請けと聞けば小豆(あずき)を使ったあんこのお菓子も外せません。和菓子は日本茶だけでなく、紅茶にも意外と合います。定番の水ようかんやどら焼きのほか、日本の夏には水まんじゅうなどを添えてみるのもおすすめでしょう。
また、お酒のお供と思われがちのチーズ菓子も、紅茶との相性は抜群。近頃はひと口サイズのチェダーチーズやカマンベールチーズもお菓子の棚に並ぶようになり、お茶請けとしての地位を築きつつあります。さらにチーズをクッキーで挟めば、ティーパーティーでは王道のお茶菓子となるでしょう。
[関連商品]小豆(あずき)菓子/水ようかん/どら焼き/水まんじゅう/芋ようかん/チーズ菓子
まとめ
洋菓子から和菓子まで、紅茶に添えて出したいお菓子についてまとめて取り上げました。いずれも美味しいだけでなく、見た目にもオシャレな逸品ぞろいです。「スーパーデリバリー」では、こうしたお茶菓子を随時多数取りそろえております。「せっかくいい紅茶があるのに、合わせられるお菓子がない」なんてことのないように、ぜひ茶葉と一緒に素敵なお茶菓子も用意しておきましょう。
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