整体・整骨・カイロ・鍼灸院で施術をする上で欠かせない「マッサージベッド」。マッサージベッドは種類や機能、サイズが豊富なため選ぶときに「どのマッサージベッドを選べば良いかわからない」「施術に合うベッドはどれだろう」「どんなサイズのものを選べば良いのだろう」など、悩まれる方も多いのではないでしょうか。患者様にとって快適な施術を受けてもらうのはもちろん、施術者にとっても身体に負担のかからないベッドを選ぶことが重要です。
そこで今回は、整体・整骨・カイロ・鍼灸院の事業者様向けに、ベッドを選ぶときの6つのポイントと施術別のベッドをご紹介します。
目次
毎日施術で使うからこそ「マッサージベッド」は大切
毎日の施術で当たり前のように使う「マッサージベッド」。施術内容や施術者によっても必要なベッドは異なります。施術者の視点からは、より効果的なアプローチができるか、患者様の視点からはリラックスして快適に施術を受けることができるか、そして施術スペースに合ったサイズかどうか、といったあらゆる視点からマッサージベッドを選ぶ必要があります。毎日使うものだからこそ、慎重にこだわって選ぶことが大切です。
マッサージベッドを選ぶときの「6つのポイント」
整体・整骨・カイロ・鍼灸院を開業されている方が、ベッドを選ぶときに重要なポイントを6つあげてみました。マッサージベッドの導入の参考にしてみてください。
【ポイント1】マッサージベッドの「高さ」ついて
施術を行う際にマッサージベッドの「高さ」はとても重要です。マッサージベッドの「高さ」とは床面からクッションの厚みを加えた部分、つまり脚部と天板部分までを合わせたサイズです。高さ選びのポイントは、施術者が「施術しやすい高さかどうか」なので、施術者の「身長」を考慮する必要があります。それに加え、施術内容が整体やマッサージ、指圧といった圧をかける施術の場合には「少し低め」のベッドを選ぶことをおすすめします。ベッドの位置が高いことで、圧が患者様の身体に伝わりにくくなってしまうこと、また施術者の身体の負担にもつながります。施術者の身長を考慮し、適した高さの「マッサージベッド」を選びましょう。
【ポイント2】ゆとりある「幅」を提案しよう
マッサージベッドの「幅」は、「施術のしやすさ」と「患者様の快適性」が重要なポイントです。「幅」も高さ同様に、施術内容によって選ぶベッドが異なります。整骨・鍼灸治療、マッサージなどの施術には幅が広めのタイプ(60㎝~70㎝)、整体・カイロ系の施術には幅の狭いタイプ(50㎝~60㎝)と、うつ伏せメインか仰向けメインか、また患者様との身体の距離によっても幅のサイズは変わってきます。最近ではゆとりのあるサイズ65cm幅以上のサイズを選ぶ方も増えてきました。患者様の「身体+ゆとり」を計算してサイズを選びましょう。
【ポイント3】空間に合わせた「長さ」も考慮しよう
マッサージベッドの基本的な「長さ」は170cm、180cm、190cmサイズです。長さ選びのポイントは、「患者様の身長」と「空間に合ったサイズ」です。一般的に多く利用されているのは180cmサイズですが、ここでもうつ伏せメインの施術か、仰向けメインの施術か、でベッドを選ぶことをおすすめします。うつ伏せの場合、足が下方向になるため本来の身長より少し長くなるからです。例えば、180cmのベッドで患者様の身長が170cmの場合、仰向けだと余裕がありますが、うつ伏せだとぴったりな長さになります。そのため、180cmのベッドで患者様の身長が180cmの場合だとベッドから足が少しはみ出る状態になります。また、枕を置く場合も枕の位置も考慮する必要があるので、長さに少し余裕があるベッドを選ぶと良いでしょう。
また、空間に合ったサイズを選ぶことも重要になってきます。施術者が患者様の頭部や足元で施術を行う場合、ベッド周りの空間も意識してサイズを選ぶ必要があります。購入する前に、テーブルなどで実際にシミュレーションしてみるのもおすすめです。
【ポイント4】ベッドの「固さ」にもこだわろう
患者様に施術を快適に受けてもらうためには、「固さ」選びもポイントになってきます。「固さ」はクッションの内部に使われている素材によって違いがあります。基本的に使われている素材は「チップウレタン」と呼ばれる、硬度があり密度が高く、耐久性に優れているもの、もう一つは「ソフトウレタン」と呼ばれるチップウレタンの上部に使うウレタン素材の2種類で構成されています。マッサージやカイロプラクティックなどの施術では、患者者様の身体に圧をかけたり身体の調整を行うため、「やや固め」のベッドを選ぶなど、施術内容によって選ぶベッドの固さも異なります。より効果的な施術をするためにも、ベッドの「固さ」にもこだわって選びましょう。
【ポイント5】強度によって「脚部」を選ぼう
マッサージベッドの「脚部」も、施術内容や施術シーンによって選ぶ脚部が異なります。ここでは一般的に使われている脚部の種類や構造についてご紹介します。
■1本脚・・・耐荷重:強度300kg
診察台や鍼灸治療などで用いられることが多い、一般的なタイプのベッドです。脚部はそれぞれ独立しているので、施術シーンで椅子を使うことがある場合にはスッキリとした1本脚タイプをおすすめします。
[掲載商品]高田ベッド DXベッド-R【日本製】(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
■H脚・・・耐荷重:強度400kg
整骨・整体・カイロなどで用いられることが多く、圧をかけたり横揺れなどの施術には強度のあるH脚がおすすめです。安定性も高く、安心してお使いいただけます。
[掲載商品]高田ベッド H型DXベッド【日本製】(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
脚部の構造も押さえておきたいポイントです。施術内容と施術シーンによって、脚部の配置を考慮し選ぶ必要があります。主なタイプの特徴は以下になります。
■内脚タイプ・・・脚部がベッドシートの隅から24cm内側に配置されているため、椅子を利用する施術に適しています。また、施術者の足元にゆとりがあるので脚部が邪魔にならず、施術のしやすさが特徴です。
[掲載商品]高田ベッド 整体DX【日本製】(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
■外脚タイプ・・・脚部がベッドシートの隅から9cm内側に配置されているため安定感があり、マッサージや指圧といった圧のかかる施術に適しています。また、ベッド下の空間にゆとりがあるので、収納スペースの確保にも役立ちます。
[掲載商品]高田ベッド 外脚H型DXベッド【日本製】(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
【ポイント6】「レザー」選びも重要
マッサージベッドのレザーでは、主にPVC(塩化ビニル樹脂)レザーとPU(ポリウレタン樹脂)レザーが使われていますが、それぞれに特徴があります。PVCレザーは、耐久性に優れていて汚れに強く、お手入れなどメンテナンスが手軽にできるのが特徴です。また、医療用として開発されている国産のPVCレザーには、施術を行う上で必要な機能「抗菌」「防汚」「耐薬品」「難燃」といった機能が装備されたものもあります。カラー展開も豊富なので、店舗の雰囲気に合わせて選ぶことができます。一方、PU(ポリウレタン樹脂)レザーは、PVCレザーに比べるとやや耐久性は劣るものの、柔らかく風合いのある質感が特徴です。質感重視で選びたいといった方におすすめです。どちらにもそれぞれの特徴があるので、施術内容と店舗のイメージに合わせて、お選びいただくことをおすすめします。
[掲載画像]PVCレザー規格カラー18色
施術別ベッドの種類とは?
施術によって異なる「マッサージベッド」。ここでは具体的に、施術別に必要なベッドの種類をご紹介していきます。マッサージベッドを選ぶ際の参考にしてみてください。
マッサージ・整骨院向けベッド
マッサージや整骨院の施術では、圧をかける施術がメインになってくるので強度の高いベッドを使われているところがほとんどです。ベッドの脚が1本脚タイプのシンプルなベッドは診察台として、H脚タイプは施術台として使わている方多いようです。
[掲載商品](左)1本脚タイプ高田ベッド シルバーDXベッド/(右)H脚タイプ高田ベッド マールアプロ(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
整体・カイロ向けベッド
整体とカイロプラクティックでは、整骨院向けのシンプルなマッサージベッドを使用される店舗もありますが、身体のさまざまな部分へアプローチが必要になるため、ヘッドの調節が可能で強度のあるカイロベッドがおすすめです。ヘッド部分の種類やヘッド角度の調節にも以下のような種類や仕組みがあるので、選ぶ際の参考にしてみてください。
整体・カイロで使われているマッサージベッドのヘッド部分の種類は以下になります。
■縦型ヘッド・・・ヘッド部分が2つのかまぼこ型のクッション。クッション同士の間隔を調節することが可能です。縦型ヘッドには2種類あり、ユリアネジタイプと呼ばれるネジ4ヵ所をゆるめてヘッドの幅を調節し位置の微調整を行うタイプ、もう一つはノブネジタイプで大きなネジ1つで簡単に調整できるものがあります。ヘッドの幅を変える頻度が少ない場合にはユリアネジタイプ、頻度が多い場合にはノブネジタイプがおすすめです。
[掲載商品](左)高田ベッド GSイージーベッド/(右)高田ベッド GSイージーDX(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
■フェイス型ヘッド・・・ヘッド部分がU型のクッション。高さ8cmのクッションを採用し、クッションの取り外しが可能です。うつ伏せのときにお顔の位置を楽に保つことができます。
[掲載商品](左)高田ベッド フィガロ/(右)高田ベッド グローラ(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
ヘッド角度の調節では、以下の仕組みがあります。
■ガスシリンダー式・・・無段階で角度の調節が可能。
ガス圧を利用し、約15°~ー40°まで幅広く角度を調節できます。縦型ヘッド(ヘッド部分が縦型クッション)、フェイス型ヘッド(ヘッド部分が丸型のフェイス型クッション)に使われています。ヘッド部分に付いているレバーを使って角度調整をすることが可能です。
■ラチェット式・・・15段階で角度の調節が可能。
ヘッドを持ち上げると約2°間隔でヘッドの角度を調節できます。角度調節は約15°~ー15°まで対応しています。縦型ヘッド(ヘッド部分が縦型クッション)、フェイス型ヘッド(ヘッド部分が丸型のフェイス型クッション)に使われています。
カイロベッドはシンプルな舟形のものから伸縮可能なタイプ、電動・手動昇降タイプなど種類が豊富にあります。施術内容やアプローチの仕方によって適したベッドを選ぶようにしましょう。
[掲載商品](左)高田ベッド GSイージーベッド/(右)高田ベッド 電動ライトクレードル(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
鍼灸院向けベッド
鍼灸のみの施術であれば、シンプルなマッサージベッドや有孔タイプ(顔の部分に穴が開いている)を使われる店舗が多く、マッサージも併用して行う鍼灸院では、高さ調整が可能な電動・手動ベッドを選ばれる店舗が多いようです。電動・手動ベッドでは高さ調整ができることで、施術のしやすさやアプローチの面でも切り替えがしやすくなり、鍼灸院では高さ調整ができるベッドが注目されています。
[掲載商品](左)高田ベッド DXマッサージベッド/(右)高田ベッド 手動ライトベッド(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
出張マッサージ・整体向けベッド
出張マッサージ・整体向けのベッドでは、折りたたんで簡単に持ち運びができるポータブルベッドがおすすめです。ポータブルベッドにもさまざまな種類があります。施術に関わる強度や、持ち運ぶ際の重量などを考慮して適したポータブルベッドを選びましょう。
出張マッサージ・整体向けのポータブルベッドの種類は以下になります。
■スチール枠ポータブルベッド・・・耐荷重:250kg
施術に負荷がかかるマッサージや整体、指圧に最適なベッドです。一般的な出張マッサージ・整体に多く使われています。50cm~70cm幅のタイプがあり、幅が広くなるほど重量が重くなります。
[掲載商品]高田ベッド 粉体ムーブ(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
■強化型スチール枠ポータブルベッド・・・耐荷重:300kg
一般的なポータブルベッドよりも強度が高く、8本脚で安定性もありクッションの厚みも8cmなので、より快適に施術を受けていただくことができます。
[掲載商品]高田ベッド 整体ムーブ(取り扱い企業:マッサージベッドライン)
「マッサージベッドライン」おすすめのマッサージベッド
卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」で2022年12月22日に出展した「マッサージベッドライン」で扱うおすすめのマッサージベッドをご紹介します。
整体やカイロプラクティックに適した「アプローチシリーズ」
「アプローチシリーズ」では、ヘッド部分のクッションの選択や角度調整ができるなど、整体・カイロプラクティックに最適なマッサージベッドとしておすすです。豊富な種類の中から施術に合ったマッサージベッドをお選びいただけます。
うつ伏せでの施術に最適な縦型ヘッドを採用。安定性の高いラチェット式(15段階で角度の調節が可能)で患者様の身長に応じて30cmの伸縮が可能なフットレスト機能付きです。手置台付きで患者様がよりリラックスして施術を受けることができます。
[掲載商品]高田ベッド スリムベッド
フェイス型ヘッドで最大10cmの高さ調整と無段階で角度の調節が可能。心地よい低反発ウレタンを採用し、患者様の身長に合わせて30cmの伸縮が可能なフットレスト機能付きです。
[掲載商品]高田ベッド MRスリム
豊富なレザーカラーが特徴の「DXベッドシリーズ」
整骨・整体・診察とさまざまな施術で利用可能な「DXベッドシリーズ」。レザーカラー・種類も豊富でお手頃な価格帯が多い人気のシリーズです。
多くの治療院やクリニックなどでご利用いただいている人気のシリーズです。「有孔」「無孔」タイプが選べる定番のマッサージベッド。ベッドの脚部が内脚タイプなので、椅子を利用する施術に最適です。価格帯もお手頃なので、導入のしやすさも魅力的なアイテム。レザーカラーは18色からお選びいただけます。
[掲載商品]高田ベッド DXマッサージベッド
高級感の風合いでマット仕上げのソフト合皮レザーを採用。高反発・高密度のウレタンで沈み込みが少ないのが特徴です。「有孔」「無孔」タイプを選択できます。強度の高いH脚脚部で安定感のあるマッサージベッドです。
[掲載商品]高田ベッド DXクラウン
出張整体に便利な「ポータブルシリーズ」
出張整体・マッサージに最適な「ポータブルシリーズ」。ワンタッチ操作で簡単に組み立てができ、持ち運びにも便利なベッドです。
環境に優しい脚部粉体塗装(クリーム色)。安全なワンタッチロックステー式の折りたたみ式ポータブルベッドです。「有孔」「無孔」タイプを選択できます。
[掲載商品]高田ベッド トライ
ヘッド部分は無段階で角度の調節が可能。スチール製8本脚構造を採用した強化折りたたみ式ポータブルベッドです。4ヶ所のノブネジを取り付けるだけで簡単に組立ができる安心設計です。
[掲載商品]高田ベッド クレードルオリコ
サイズやニーズが合えばお買い得!マッサージベッドライン「特価製品」のご案内
マッサージベッドラインでは、サイズやカラーが選択可能なお買い得なマッサージベッドをご用意しました。2022年12月22日(木)~2023年1月31日(火)までの特価製品となっております。マッサージベッドをご購入予定の方、買い替えをご検討されている方はこの機会にぜひチェックしてみてくださいね!
リモスモーターを採用した電動昇降ベッド。高さ調節をするフットスイッチ2個を標準装備しています。両サイドへ設置し、高さ調節をすることが可能です。「有孔」「無孔」タイプを選択できます。
[掲載商品]電動WFリモス
リモスモーターを採用した電動昇降ベッド。体位分散性の優れた低反発ウレタンを採用。フットスイッチで高さ調節することが可能です。「有孔」「無孔」タイプを選択できます。
[掲載商品]低反発電動リモス
リモスモーターを採用した電動昇降ベッド。椅子を利用する施術の際、邪魔にならないようにベッド脚部を内脚構造にしたコンパクト設計です。「有孔」「無孔」タイプを選択できます。
[掲載商品]コンパクト電動リモス
※マッサージベッドの納期はご注文後、約2~3週間程度となっております。予めご了承ください。
施術スタイルに合わせてマッサージベッドを選ぼう!
今回は、整体・整骨・カイロ・鍼灸院向けのマッサージベッドの選び方のポイントとともに、それぞれの施術スタイルに合わせたマッサージベッドをご紹介しました。マッサージベッドはサイズや種類、機能が豊富なため、マッサージベッドを選ぶ際に悩まれる方がほとんどです。決してリーズナブルなお買い物ではないため、失敗はしたくないものです。患者様はもちろん、施術者にとっても最適なマッサージベッドを慎重に選びましょう!
整体・整骨・カイロ・鍼灸院のマッサージベッドならスーパーデリバリー
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