2020年4月7日に緊急事態宣言があり、4月に入り…「いつもの営業とは違う」そのように感じられているサロン事業者の方が増えています。

スーパーデリバリーでも、サロン事業者(ネイル・エステ・ヘアサロン(美容室)・理容室)の会員登録が近年増えています。その中で、サロン事業者は緊急事態宣言の休業要請事業の対象ではないものの、施術内容や運営における配慮から休業選択を事業者、時短営業やメニューを厳選して営業活動をされる事業者、工夫をしながら通常営業をできるだけ継続をされる方などいろいろな選択肢と決断を垣間見ることができます。

ということで、今回はサロン事業者に向けた新型コロナウイルスの影響による経営・運営ヒントをまとめてみました。ご覧になった方に、少しでも役立てることができたら幸いです。

どんな時も安心と寛ぎをお客様に…営業方法を工夫してみよう

3月中旬頃までは、お客様の来店も変わらずといった印象だったお店でも、4月に入り、気が付けば足が遠のいているのかもしれないな…そんなことを実感されている方も多いのではないでしょうか?

こんな時は、営業されている中で「どうしたら安心して来店いただけるか?」を、お客様の目線で考えて伝えてみると、安心して来店される方も多いことでしょう。

まずは基本!衛生環境を整えてみよう

コロナウイルスの影響で、まず見直すことになるのが衛生環境。これは、とっても良い点だと思っています。お客様の髪の毛や体に触れることが多いサロン業にとって衛生面を気遣いがあるということは大切なことです。

除菌・衛生グッズ

スーパーデリバリーで現在開催している「除菌・衛生グッズ」特集では、需要が伸びているマスクや衛生グッズ。新たに入荷した商品や、予約販売をスタートした商品もピックアップ。備えておきたい衛生用品をご紹介しています。マスクやアルコール、除菌グッズなど安定した店舗運営のために、除菌・衛生グッズの確保にお役立てください。

[関連特集]除菌・衛生グッズ

対面式の接客に良いな…と個人的に思った商品が以下です。

透明シート 920×1000mm 厚さ0.8mm

透明シート(920×1000mm)厚さ0.8mm」とそれを支える「T型POPスタンド 」はネイルサロンの施術や美容室の受付など対面式の接客時におすすめ。直接的な接触をカバーすることができるのが良いですよね。

【空気清浄機】モニター空気清浄機

あとは、空気清浄機などの設置など空間の空気の循環なども見直しをしてみると良いでしょう。

衛生環境の工夫をしたら、もちろんお客様に伝えてみよう

日常的にお客様のために行動していることでもその気遣いや努力を知らないお客様もいらっしゃいます。改めて衛生面での気づかいを発信してみるとお客様が安心して来店しやすくなりますので、発信していきたいですね。

飲食店のためのメディアサイト「MEDIY(メディー)」にある、衛生習慣のPOPとして無料ダウンロードできる「新型コロナウイルスに負けるな!飲食店応援POP 無料プレゼント!」という記事。

[参照記事]新型コロナウイルスに負けるな!飲食店応援POP 無料プレゼント!

「飲食店向けのサービスサイト!?」とも一見思えますが、サロンの衛生習慣環境を伝えるうえで参考になることがたくさんあります。

例えば、いつも美容室でマスクをされていないお店でも「当店のスタッフは衛生面を考慮しマスクを着用しております!が!!マスクの下は笑顔です!」といった伝え方は参考になります。また、「安全確保の為に精いっぱい対策中」のポスターは、来店されるお客様にもご協力のお願いをスムーズにでき、安心感もあります。異業種の上手な伝え方は真似をしていきたいですよね。

お客様もどこかで気になっている3つの密の対策

予約制の導入や店内の接客環境の見直しをしてみましょう。その際、ポイントとなるのが3密です。

[出典元]首相官邸HP:3つの密(PDF)

3つの密(3密)とは、「密閉」「密集」「密接」のことです。

密閉:換気が悪い場所
密集:人が集まって過ごすような場所、または空間
密接:不特定多数の人が接触する可能性の高い場所

お店に人が集まるのは本来良いことなのですが、コロナウイルス対策においては、一定距離間を保ちながら、3つの密を回避するような工夫が必要とされます。

そのため、密閉は店内換気を見直したり、空気清浄機を導入したりと、空気の循環を良くすることで回避できます。密集、密接に関しては、例えば以下のような対策を講じるのも一案です。

・時間予約制度の感覚を調整し、お客様同士の接触ができる限りないよう配慮する。
・稼働客席数を減らしてソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つ工夫をする。
・なるべく早く施術ができるよう効率化を図る工夫を考えてみる。

ソーシャルディスタンス(社会的距離間)について、気になる方は新経済連盟より発表されている以下の動画をご覧ください。

新型コロナウイルス感染拡大防止策として、人と人との物理的な距離を保ち濃厚接触を避けるという世界的に注目されている取り組みです。日本でも新経済連盟が『ソーシャルディスタンス』の啓発活動を推進し、“1メートル、できれば2メートルのソーシャルディスタンスをとりましょう”というメッセージを発信するなど、注目を集めています。

[出典元]新経済連盟

目的別にささっと解決!ケア別サービスや時短可能メニューを伝えてみる

個人的なお話ですが、3月までは保育園がまだ通園できたので、ヘアサロンやネイルサロンに行くのも、いつも通りに通えていました。4月に入ると状況は一変。日中は一人もしくは、主人と交代で2歳と5歳の子供たちの面倒を見ながら隙間に仕事を進めるという生活を送っています。

いつもの身支度はできても、家から時間を確保して出るということがままなりません(苦笑)

ご近所のヘアサロンとはいえど、例えば髪の毛をカットしてカラーリングに加えて往復20分程度の道のり。と考えて2~3時間程度はかかります。いつも通りとは、なかなかいかない時期は美容のことはついつい後回しに…という方も増えています。

また、「不要不急の外出は…」という言葉の通り、できればメニューもいつもより時間をかけずにささっとケアできるものを選びたいというニーズも増えています。緊急事態宣言前、渋谷のネイルサロンでは、「ちょっとお休みしたいので…」とジェルネイルを付け替えずにオフのみ対応されるお客様が増えたというのを伺いました。私も普段は毎月のようにネイルを楽しみますが、保育園の休園が決まった際に、ネイルサロンにジェルネイルのオフとケアを予約しました(施術時間20分ほど)。ネイルを楽しむのは緊急事態宣言が明けてから、それまで、自爪で行こうと思います。

このように、ささっと隙間時間や今必要としているケアだけに活用したい方に向けて

・当日予約の空き状況を伝えてみる
・パーツ別(カット・カラーリング・ヘッドスパのみ)に目安時間を添えて伝えてみる
・緊急事態宣言中のケア(お店でできること・家でできること)を伝えてみる
・今日もスタッフみんな元気に笑顔で営業中だと!いうことを伝えてみる

このように伝えてみるとお客様も、メニューを選びやすくなると思います。何よりも営業されているスタッフの方々が皆さん元気で営業されている様子が一番安心しますね。元気な姿を可能な限りSNSなどを通じて発信してまいりましょう。

お客様との交流はSNSやポスティングチラシなど販促を活用しよう

Twitter、Facebook、Instagramなどで情報を発信していきながらお客様と交流していきましょう。いつもとは違う営業スタイルの日が続きます。そんな中でも知っていただきたい、利用していただきたい場合には、ポスティングなど紙の販促物も使えます。

状況に応じて、お客様とお店がよりよい関係性を築けるような運営をしていきたいですね。

また、LINEでは「「LINE公式アカウント」と「LINEチラシ」にて飲食店やドラッグストア等の店舗における新型コロナウイルス対策を支援する機能を無償提供」サービスも開始。

概要は以下の通り。

飲食店をはじめとする店舗の営業時間の変更や、テイクアウト・デリバリーの対応、商品の入荷状況などに関する顧客への案内に活用いただくことを目的に、各店舗の「LINE公式アカウント」から1日2回まで無償でメッセージ配信が可能な「新型コロナ対応無料配信」機能を提供いたします。本機能は、「LINE公式アカウント」の管理画面からご利用いただくことができ、以下の9つのカテゴリーから選択してメッセージを作成・配信することが可能です。店舗の「LINE公式アカウント」を友だち登録しているユーザーは、普段から店舗を利用している可能性が高く、そうした顧客に対して日常的に利用するLINEを通じてメッセージを配信することで、より確実に必要な情報を届けることが可能になります。

本機能は、最短で4月16日(木)から無償提供を開始し、6月30日(火)までの提供を予定しています。(引用元:LINE/PRニュースより

1日2回まで無償で、営業時間・休業・中止のお知らせや、テイクアウト・デリバリー・宅配サービスについて、感染症対策について、入荷・販売終了の9つのお知らせがLINEで行えます。これにより、例えば、美容室であれば、「営業時間」のカテゴリを選び、「本日の予約状況や営業時間の変動のお知らせ。今日の一言を添えながらお客様を元気づけること」などができると良いですね。

[情報元]LINE/PRニュースより

やっぱり気になるお金のこと!資金繰りについて

新型コロナウイルス感染症にかかる衛生環境激変特別貸付

衛生環境激変特別貸付とは、日本政策公庫による貸付制度です。新型コロナウイルスの影響による、公衆衛生を基本とする業種の経営の安定を図ることを目的としています。対象となるのは、新型コロナウイルス感染症の発生により、一時的な業況悪化から資金繰りに支障をきたしており、次のいずれにも該当する事業者です。

ご利用いただける方 生活衛生関係営業を営む方であって、次のいずれにも該当する方
1.衛生環境の激変に伴い、最近1ヵ月間の売上高が前年または前々年の同期(営業歴が1年未満の場合は過去直近3ヵ月間の売上高の平均額)に比較して10%以上減少しており、かつ、今後も売上減少が見込まれること。
2.中長期的に業況が回復し発展することが見込まれること。
資金のお使いみち 衛生水準の維持向上に著しい支障を来している生活衛生関係営業者の経営を安定させるために必要な運転資金
融資限度額 衛生環境の激変事由ごとに別枠1,000万円
利率(年) [基準利率]ただし、振興計画認定組合の長(注)が発行する「振興事業に係る資金証明書」の添付がある場合は、[特別利率C]
ご返済期間 7年以内<うち据置期間2年以内>
お取扱期間 関係省庁から適用の指示があった日から起算して6ヵ月目の末日まで
その他 新創業融資制度および振興事業促進支援融資制度は適用できません。

(注)組合の長から委任を受けた支部長および理事を含みます。
※お使いみち、ご返済期間、担保の有無などによって、異なる利率が適用されます。
※審査の結果、お客さまのご希望に沿えないことがございます。

[情報元]衛生環境激変特別貸付<特別貸付>:日本政策金融公庫

新型コロナウイルス感染症特別貸付

「新型コロナウイルス感染症特別貸付」は、上記同様、日本政策公庫による新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業者向けの特別貸付制度です。

ご利用いただける方 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一時的な業況悪化を来している方であって、次の1または2のいずれかに該当し、かつ中長期的に業況が回復し、発展することが見込まれる方
1.最近1ヵ月の売上高が前年または前々年の同期と比較して5%以上減少している方
2.業歴3ヵ月以上1年1ヵ月未満の場合等は、最近1ヵ月の売上高が次のいずれかと比較して5%以上減少している方
(1)過去3ヵ月(最近1ヵ月を含みます。)の平均売上高
(2)令和元年12月の売上高
(3)令和元年10月から12月の平均売上高
資金のお使いみち 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う社会的要因等により必要とする設備資金および運転資金
融資限度額 6,000万円(別枠)
利率(年) 基準利率
ただし、3,000万円を限度として融資後3年目までは基準利率-0.9%(注)、4年目以降は基準利率「実質無利子化」についてはこちら(PDF)
ご返済期間 設備資金 20年以内(うち据置期間5年以内)
運転資金 15年以内(うち据置期間5年以内)
担保 無担保

(注)一部の対象者については、基準利率-0.9%の部分に対して別途決定される実施機関から利子補給され、当初3年間が実質無利子となる予定です。
※ご返済期間などによって異なる利率が適用されます。
※審査の結果、お客さまのご希望に沿えないことがございます。

尚、「新型コロナウイルス感染症特別貸付」には、「国民生活事業」と「中小企業事業」の2種類がありますが、今回ご紹介しているのは国民生活事業のほうです。お問い合わせしたところ、個人店などの事業主は国民生活事業が該当するそうです。中小企業事業の方は、多数店舗経営などをされている事業者が対象となるそうです。

また、日本政策金融公庫では現在、新型コロナウイルスに関する相談窓口を設けていますが、書類など手続きなどをよく見て、申請すれば手続きしやすい内容となっているので、一度目を通してみると良いでしょう。

[情報元]日本政策金融公庫

経営安全関連保証:セーフティーネット保証(5号)

セーフティー保証とは、経営の安定に支障が生じている場合の保証制度のことです。新型コロナウイルス感染症による影響をはじめ、取引先の倒産や事業活動の制限、災害、取引金融機関の破綻、大規模な経済危機等の場合に、経営を安定させるための代表的な保証制度です。

理美容業は、コロナウイルス感染症による影響により売上に減少がみられる場合、「セーフティー保証5号」の対象事業者として追加されました。該当事業者である認定は、市区町村の対応窓口で認定を受ける必要性があります。

問い合わせは、お近くの信用保証協会に問い合わせるのも良いですが、地域の銀行など金融機関に「コロナウイルスの影響で融資を検討したい」と相談してみると窓口対応や案内をしていただける場合もあります。

[参照元]全国信用保証協会(目的別保証制度:経営に支障が生じている方/新型コロナウイルス感染症対策を含む)

雇用調整助成金

雇用調整助成金は、経済上の理由により、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、雇用の維持を図るための休業手当に要した費用を助成する制度です。問い合わせは、事業所の最寄りにあるハローワークまたは、労働局にお願いします。

[参照元] 雇用調整助成金について

新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金

サロン経営者の中には、個人サロン経営をされていて子供の小学校臨時休業などで仕事を休まざるを得なくなった方、もしくはスタッフの方でもお子さんの休業で出勤が難しい方もいらっしゃると思います。「新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金」はそんな働きたくても働けずに収入が減ってしまう方のための交付金です。

[情報元]新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金・支援金の申請受付を開始します

来店されたお客様には「束の間のひととき」を楽しんでいただきたい

スーパーデリバリーでも、サロン事業者の登録が増えています。多くの事業者と同じように、マスクや除菌・衛生グッズがもっとも売れてはいますが、そのほかの購入動向を見てみると、アクセサリーやハンカチ、バッグ、お洋服など…「お客様にお店にいらっしゃった束の間のひとときを楽しんでいただきたいのだな」と感じられる提案などがイメージできる購入もうかがえます。

ワンストロークイヤーカフビックラウンドリング×レイヤーリング 4SETリング

アクセサリーは、レジ脇などで展開できることから人気。

【MiW style】小さなポケットハンカチ <ハンカチタオルサイズ>♪ギフトにおすすめ♪<即納>【2020SS】ハンカチ アフタヌーンティー

ギフトでも喜ばれるハンカチは、印象的な柄がそろっています。

日常のおでかけがしずらいからこそ、きれいになって、心ときめくお買い物空間が広がっていると心がウキウキしちゃいますよね。

スーパーデリバリーでは旬のアパレルやインテリア雑貨がたくさんそろっています。お客様のおもてなし空間に取り入れてみてはいかがでしょうか?

特集「エアーオーダー会」では、2020年新作・予約商品が注文できます。

 

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