これからお店を開業する方のサポート担当、イッチーです！

前回に引きつづき、北欧キッチン雑貨のお店「sopo keittio（ソポ ケイッティオ）」の小川さんにご登場いただきます。

開業された方から 「陳列が難しい」 というご相談をよくいただきます。とはいえ、私も雑貨屋さんで働いたことがないので陳列は苦手です…。

ということで、素敵で見やすい売り場づくりの基本をぜひ教えてください！

では、この棚を例に解説しますね。

― よろしくお願いします！

1. まずは商品のテイストを合わせてみる

まず簡単なのは、素材を合わせて展開してみると、それなりにまとまります。例えば、ガラスの商品はガラスで集める。もしくは隣り合わせにする。木なら木で合わせる。そのうち、この木とガラスは一緒にしても合うんじゃない？とアレンジできたりします。

この棚はガラスでまとめてあります。

― ここには木が集まっていますね。あ、隣はガラスですが、色が近いので自然な流れで見えますね。

あとは、柄が似たようなものでまとめるのも一つの方法です。前職のお店では、「キャラ」と「シンプル」で分けていましたよ。

こちら側がキャラ（キャラクターが描かれたもの、顔があるものなど）で…

こちら側がシンプルですね。

そして分けた後は、この食器はシンプル寄りかな？キャラ寄りかな？と考えて陳列していきます。

2. 売り場には動きをつけて

― たまにお店の陳列のお手伝いをすることもあるのですが、なんとなく100円均一みたいになっちゃうのが悩みです。小さな陳列什器を使っておしゃれに陳列したいんですが…

難しいですよね！ただ置いただけだと量販店のようになってしまうので、動きをつけるのがポイントです。

例えば、なぜこの売り場の、ここの部分に小さなボックスを置いて高さをつけようと思ったのか…

― 何か意味があるんですね！

それは、隣にある食器とクロスが別のシリーズの商品なので（写真矢印）、分けるためにちょっと高さを上げてみました。そうすると、同じ棚で隣あっていても、違和感なく一つの売り場にまとまって見えます。

― おお～なるほど！確かに別の柄ですが、違和感なくしっくりきていますね。

― 見渡すと、どの部分にも動きがあって商品を見ていると「目が楽しい」という感じです。

― あ、空間にも動きが！可愛い～

3. グリーンは隙間をうめるデキる奴！

グリーンは本当に使えるんですよ！同じアイテムを並べる陳列だと隙間は出来ないんですが、変化をつけた陳列はどうしても空いちゃうスペースが出てくるので、グリーンで埋めるとちょっとおしゃれな雰囲気に！もさもさっとしているので、空間をうめてくれます。

― 本当だ！デキるやつですね！

植物のグリーンはどんなテイストにも合いますしね。フェイクグリーンでもあると助かるアイテムです。

4. 何よりお客様のことを考えて

素敵に見せることも大切ですが、基本は「お客様が見ただけでそれがどんな商品か分かるようにすること」ですね。バッグを持っていることも想定して、片手で手に取れるようにしています。

― 見やすく、手に取りやすく、買いやすいことが前提なんですね。

通路も、バッグを持っていても商品にぶつからない幅を確保しています。もし商品にぶつかって壊れてしまったら悲しいし、お客様も嫌な気持ちにさせてしまいますからね。

― やっぱり基本はお客様のことを想うことですね！勉強になりました！

今回教えていただいた基本をふまえて陳列をみてみると、お店それぞれのいろいろな工夫に気づけるようになりました。開業を目指している方、今陳列に悩んでいる方、参考にしてみてはいかがですか？

小川さん、ありがとうございました！

■店舗情報
sopo keittio（ソポ ケイッティオ）
東京都世田谷区北沢2-40-18
営業時間：11:00～19:00（火曜定休）
小田急線・京王井の頭線 「下北沢駅」徒歩約5分

=====================================================

お店の開業が決まったら、スーパーデリバリー！

店舗物件がお決まりの実店舗様は、開業準備中からご入会いただけます。

◇アパレルメーカー・雑貨メーカーと小売店を繋ぐ卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」

―開業準備中の方のご入会について―
https://www.superdelivery.com/p/contents/open-business/open-business.jsp
開業準備にスーパーデリバリーを活用したお店の感想を掲載中！
どんなところで役に立った？どんな使い方をしていたの？お店ごとのニーズに合わせて開業準備を応援します！