こんにちは。リオです。
ホームステージングは、「早く・高く物件を売る」ことができる仕掛け。インテリアを含めたトータルコーディネートで中古住宅を魅力的に演出し、物件の売買を効率化させる手法です。
2018年12月、一般社団法人ホームステージング協会が毎年発表している実態調査「ホームステージング白書」の2018年版が発表されました。
昨年の実態調査を比べると、
・回答総数が168件→2,426件と大幅に増えている
・ホームステージャー資格認定者(1級・2級)が1,442人→2,684人とこちらも大幅に増えている
ことより、
物件売買・賃貸におけるホームステージングの広がりと、住宅業界で従事している方のホームステージングの関心度の高まりを感じます。
仕入れサイト「スーパーデリバリー」ではホームステージングに必要な家具・インテリアなどのエレメンツを卸販売しておりますが、これからホームステージングに取り組もうとする企業が増えたせいか、商品だけではなく、ホームステージングのはじめ方やエレメンツの保管方法など、さまざまなご相談を受けるようになりました。
このように、我々も白書と同様にホームステージングの広がりを感じております。
前置きが長くなりました。
「ホームステージング白書2018年版」をさっそく見てみましょう。
※参考・引用 一般社団法人日本ホームステージング協会「ホームステージング白書2018」
2018年版のホームステージング白書はどんな内容なんでしょうか...
見てみると、昨年版と切り口が少し違うようです。
目次
1.発表数字
ホームステージング白書2018の発表数字です。
■ホームステージングの平均日数とホームステージングに要した費用
(1)空室、賃貸、在宅の比率
回答サンプル数が大幅に増加したことにより、空室・賃貸・在宅の3つに分けた調査結果になっています。詳細は下方で解説します。
(2)賃貸のホームステージングによる家賃の変化
賃貸におけるホームステージングの施行前後の家賃の変化です。
こちらも詳細は下方で解説します。
2.調査結果を解説
(1)空室物件
空室物件をホームステージングした際の空室期間、成約までの期間、ホームステージング費用の表です(赤枠部分)。
空室物件に関しては、空室状態での販売期間約1ヶ月(36日)を経てホームステージングを実施し、結果的に約2ヶ月(58日)で成約に至るという調査結果でした。
また、ホームステージングに要した費用は約22万円でした。
スーパーデリバリーでお取引のあるホームステージング事業者のなかでは、空室期間を設けずにはじめからホームステージングを実施する企業もいます。
また、成約までの期間も1週間以内というスピードで成約できた件もよくお聞きします。
全体平均として、上記のような調査結果の数字となっています。
(2)賃貸物件
賃貸物件をホームステージングした際の空室期間、成約までの期間、ホームステージング費用の表です(赤枠部分)。
スーパーデリバリーも、2018年は売買だけではなく賃貸のホームステージングを行う事業者がかなり増えた印象を受けています。
白書でも「賃貸枠」が設けられるほどなので、賃貸市場においてもホームステージングの浸透度を感じることができます。
調査結果を解説すると、
賃貸物件に関しては、空室状態での販売期間約3ヶ月(91日)を経てホームステージングを実施し、結果的に約1ヶ月(33日)で成約に至るという調査結果でした。
3ヶ月成約にならなかった物件がホームステージング後1ヶ月で成約に至る理由としては、
まだまだホームステージングを実施しないで販売することが多い賃貸物件のなかで、ホームステージングをしている物件は「住まいをイメージできる」など、ホームステージングをしていない物件と比較すると際立って良く見えるためでしょうか。
また、調査結果によるとホームステージングに要した費用は約7万円ほどでした。
空室ホームステージングと比べて賃貸ホームステージングの費用が少ないのは、賃貸はワンルームなど小さめの物件をホームステージングしたことによるものなのでしょうか。
調査結果にはお部屋の大きさの記載はなかったのですが、スーパーデリバリーとしては上記のように想像しています。
今回一番興味深いなと思った調査結果が、導入前後の家賃の変化。
調査結果によるとホームステージング実施後の家賃は、導入前と変わらない家賃で物件を貸せているということででした。
家賃を下げず、家賃を維持しながら物件を貸すことが出来るのは、大家(オーナー)にとっては非常に魅力ですよね。(調査結果では1,300円ほど家賃が上がっています!)
こういう調査結果が出てくると、今後大家さんのホームステージングへの関心度は高まっていくと予測しています。
(3)在宅物件
在宅物件をホームステージングした際の空室期間、成約までの期間、ホームステージング費用の表です(赤枠部分)。
在宅物件のホームステージングは海外では当たり前のようですが、日本ではまだまだ馴染みのない分野です。
調査結果としても形になってきているように、徐々に日本でも広がりつつあるようです。
在宅物件に関しては、空室状態での販売期間約2ヶ月(70日)を経てホームステージングを実施し、結果的に約1ヶ月(29日)で成約に至るという調査結果でした。
また、ホームステージングに要した費用は約7万円ほどでした。
在宅物件なので、現在使用している家具や小物などのエレメンツを利用しながらのホームステージングのため、費用が安く抑えられているのではないかと想像します。
さいごに
お読みいただきありがとうございます!
日本ホームステージング協会によると、2018年はホームステージングは「成長期」に入ったと発表しています。
空室の売買物件だけではなく、賃貸物件・在宅物件にも広がりをみせたホームステージング。2019年はどんなふうにホームステージングが変化していくのか、今から楽しみでもあります。
※なお、次回のホームステージング白書2019は、2019年12月の公開予定とのことです。
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