
飲食店の売上をあげる施策のひとつとして注目される物販。
飲食店の売上は『客数×客単価』ですが、その客単価をあげる点で物販は有効といわれています。
そこで、実際に飲食店の中で物販はどのくらい取り入れられているのか、客単価アップにつながっているのか、物販している商品は何か、などを調査すべく、仕入れサイト『スーパーデリバリー』の飲食業の会員に物販に関するアンケートを実施しました。
先に調査の結果をお伝えすると、
・約8割の飲食店が物販に取り組んでいる、または取り組む予定であると回答。
・物販で感じるメリットは『売上(客単価)のアップ』が1番多いが、お客様の満足度アップやお店の雰囲気づくりへの貢献も。
・今後の物販について、半数以上の52%が販売商品や規模の拡大を考えている。
以下より、詳しくアンケート結果をご紹介します。
目次
約8割の飲食店が物販している/これから物販を開始すると回答

『物販をしている』と回答した店舗は64%、『イベントなどで時々することがある』と『これから物販をはじめる予定』がそれぞれ8%、『物販はしていない』の回答は20%でした。
回答した飲食店の約8割が物販に取り組んでいる、または取り組む予定であると回答しており、多くの飲食店が店舗運営の中で物販を取り入れている(取り入れようとしている)ことが分かります。
物販商品として1番多いのは『食品』で、オーガニック・無添加が目立つ

どんな商品を物販しているのかを具体的に回答してもらったところ、1番多いのは食品でした。昨今の健康志向の高まりからか、中でもオーガニックや無添加のお菓子、食材、調味料、ドリンクが多い印象です。
次に多かったのは、食器と雑貨です。
食器は、もともとお店で使用しているものをお客様からのリクエストで販売を始めた、というケースを耳にしますが、今回も「お店で使用している食器」という回答がいくつかありました。
雑貨に関してはさまざまで、アメリカン雑貨、北欧雑貨、猫の雑貨、コーヒー関連の雑貨などお店のテイストやコンセプトに合わせた商品を販売されているようです。
その次に多かったのは、アパレルや靴下などのファッション関連の商品でした。アパレルは常連のお客様の好みを把握して販売されるケースが多いようです。
物販で感じるメリットの1番は客単価のアップ
『物販をしている』『イベントなどで時々することがある』と回答された方に物販をしていて感じるメリットについて質問しました。

メリットとしては、『売上(客単価)のアップ』が一番多く79(64.8%)、次に『お客様の満足度向上』が70(57.4%)、その次が『お店の雰囲気づくりへの貢献』で67(54.9%)でした。物販によって売上(客単価)のアップを感じているという回答が一番多い結果ですが、お客様の満足度の向上やお店の雰囲気づくりへの貢献にも多く回答があったことから、物販によって売上(客単価)のアップ以外の効果も感じているということが分かりました。
今後、物販を拡大していきたいという店舗は半数以上
『物販をしている』『イベントなどで時々することがある』と回答された方に今後の物販の方向性について質問しました。

今後、物販について『販売商品や規模の拡大』を考えている店舗が52%、『現状維持』が47%、『縮小』が1%、『やめる』という店舗は0でした。半数以上の店舗が物販を積極的に拡大したいという前向きな姿勢であることが分かります。
以上、アンケートの結果をお伝えしました。
物販について多くの飲食店が取り入れ、売上(客単価)のアップやお客様の満足度向上、店舗の雰囲気づくりへの貢献を実感されています。
スーパーデリバリーも引き続き取り扱い商品やサービスの充実を通して、物販のサポートをしていきたいと考えています。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年1月15日~2025年1月24日
調査対象:スーパーデリバリー会員事業者(飲食業) 170名
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