悩み多き商品陳列・・・
雑貨屋さんのことは、雑貨屋さんに聞くのが一番!商品選びが楽しくなる見せ方のコツを、現役雑貨屋オーナーさんに教えてもらいたいー!

ということで、前回のブログ記事(書く/描くことが好きな人の文房具好きのためのお店「WRITE&DRAW.」のこだわりのお店の作り方!)に引き続き、書く/描くことが好きな人のためのお店「WRITE & DRAW.」の和久井さんにご登場いただきます。

よろしくお願いします!!

1.文房具や雑貨の商品テイストで棚の雰囲気を分ける

和久井さん:まずは、文房具や雑貨の商品のテイストやイメージで分ける方法があります。
お店を見渡すとわかるのですが、左右で大きく「文房具側」「雑貨側」に分けています。文具側は男性的なイメージで黒、雑貨側は女性寄りのイメージで白になっているんですよ。


右側が主に文具・ステーショナリー。イメージは男性的な黒。和久井さんこだわりのラインナップです。


左側が雑貨。イメージは女性的な白。書く・描くことが好きな人の日常にあって創作意欲がわくような雑貨をセレクト。

――本当だ!意識して見ると右側と左側で印象が違いますね!

和久井さん:最初の段階で大まかなスペースを分けてあげると、仕入れた商品はどちら側に陳列するのか考えやすいですね。その中でさらに「日本製のものはこのあたり」と関連性を持たせて集めると、いろんな雑貨があってもごちゃごちゃしないと思います。

和久井さん:ちなみに……プライスカードも黒と白でわかれているんですよ。

――本当だ!さりげない演出でもイメージが変わるし、こういう遊び心があるのが雑貨屋さんめぐりの楽しいところです!


ちなみにプライスカードの角が切れているのは、ショップカードと同じデザインなんです。おしゃれ~~


この陳列什器はハンドメイドサイトで、家具作家さんに寸法を伝えてオーダーメイド。「既製品より安く、希望の寸法のものができました。」そんな方法もあるんですね!(メモメモ)

2. 商品陳列は、手に取りやすく&見てもらいやすく

――下段の奥の方の商品ってどうしても手に取りにくくなりますよね。

和久井さん:そうですね。なので、陳列棚を選ぶときは奥の商品も手に取りやすい奥行を意識しました。


どの棚も、奥のものも見やすく、さっと取りやすくなっています。

和久井さん:また「油彩画家・EIMEI」の作品をもとにつくったオリジナル商品のハンカチは、手に取って絵柄を見ていただけるようにサンプルを用意しています。ぜひ広げてみてください!


広げて柄を見られるのはお客さんとしても嬉しいです!サンプルをガラスの容器に入れるのもおしゃれ~。

3. パッケージを、あえてとる!

和久井さん:これはレターオープナーでマグネットもついていてとってもおしゃれなんですが……実はパッケージがおしゃれとはいえず……ちょっと昔ながらの文房具って感じなんです(苦笑)

――文房具のパッケージってそういうものありますね(苦笑)

和久井さん:なので、あえてパッケージから出して陳列しました。機能がすぐれているのはもちろん、商品自体はとてもかわいいんです!パッケージを見たことはあっても中の商品を見たことがない……というものを陳列の工夫でデザインや見た目をアピールしてあげて、お客様に「持っていたらカッコいいだろうな」と思える感覚を提案したいと思っているんです。

―― たしかにお店からのご提案がないとこれは気づかないかも。カッコいい!使いたい!というものが見つかった時のお買物って楽しいんですよね~。

和久井さん:見せ方で楽しさが変わりますよね!自分も雑貨屋さんが大好きなので、楽しく見せてくれるお店は何度も足を運んでしまいます。正直、新宿には商業施設がたくさんあるので量販店に行けばなんでもありますよね。でも、違う提案や楽しさがあることが、お店の差別化にもつながると思っています。

――陳列って、そんな感覚も演出できるんですね。奥が深い…

4.正面のディスプレイは季節の行事・テーマをとりいれておしゃれに!

――お店に入ってすぐ正面のディスプレイですが心がけていることなどはありますか?よく入れ替えていますか?

和久井さん:目につく場所なので、よく入れ替えていますね。6月は「父の日」をテーマにディスプレイしていたんですが、それが終わるとカレンダー的にイベントがない時期なんですよね。
じゃあテーマを夏として夏っぽいものと、夏の日にスケッチに出かけるというテーマでそろえてみました!


この夏はスケッチを始めてみようかな~と思わせるワクワクする提案が正面に。ブリキの収納ボックスを横にたおして、奥行きをそこなわず高さを出す技アリの陳列が!

―― 迷ったときはなにかテーマを決めてディスプレイすると、考えやすいし、楽しいですね。とっても参考になりました!

いかがでしたか?
1つのお店の中に、お客様が「楽しい!」「ほしい!」と思える仕掛けがたくさん。商品陳列は、お店に来る楽しさや、商品の魅力をぐっとアップさせることがわかりました。

とーーーっても勉強になりました!和久井さん、ありがとうございました!!!

WRITE & DRAW.
〒151-0053 東京都渋谷区代々木3-29-5
TEL:03-6276-1966
営業時間 11:00~20:00(月曜定休)

 

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