昨今では本をAmazonで購入する人や電子書籍で読む人が増え、消費者の本屋離れが問題視されています。

しかしその一方で新たに本屋を開業する人も増えています。
例えば最近は「本+α」の業態を取っている店舗が人気です。「本+カフェ」や「本+雑貨」などのスタイルは街でもよく見かけるようになりました。

そもそも本は様々な商品やサービスとも非常に相性の良い商材。本を取扱う事で店舗ブランディングや、他店との差別化も期待できます。

そこで今回は本をメイン商材としてないお店が本を仕入れる方法について、メリット・デメリットとともにまとめてみました。

 

1. 出版社と直接取引する

真っ先に思いつくのは本を作っている出版社に問い合わせる事でしょう。
仕入れたい本を扱っている出版社に連絡して、取引できないか聞いてみましょう。
ただ、ほとんどの出版社は直接取引に対応しておらず、出版取次を紹介される可能性が高いです。

■メリット
・欲しい本を仕入れることが出来る
・コストが抑えられる

■デメリット
・前入金、最低注文数の指定など取引条件が厳しい

 

2.出版取次との取引

出版取次とは、日本に3,000社以上ある出版社の商品をまとめて取扱っている本業界の問屋です。
大手出版取次ではトーハン、日本出版販売(日販)があります。

国内に流通している本はそのほとんどが出版取次を通して流通しています。
その中には総合的に本を扱っている取次と専門書などに特化している取次がいるので、お目当ての本を扱っている出版取次を見つけましょう。

■メリット
・売れ残った本を返本できる委託販売が可能
・様々な本の取扱いがある

■デメリット
・取引開始に審査がある
・初回導入時に保証金が必要になるケースがある
・人気の本は大手書店への納品が優先されるため在庫が回ってこない

 

3.書店から仕入れる

数は限られますが、一部の大手書店などで法人向けに本の卸サービスをしているケースがあります。WEBサイトに案内を載せている書店もあるのでチェックしてみましょう。

■メリット
・比較的簡単に取引を始めることが出来る

■デメリット
・仕入れコストが非常に高い

 

4.本の流通を支援するサービスを利用する

最近では出版業界以外の企業が本の流通に携わるケースも出てきています。
これらのサービスは本の流通を拡げることを目的にしているため、書店以外の業種への利用を積極的にすすめています。

仕入れサイト『スーパーデリバリー』はアパレルや雑貨を中心に扱うBtoBのECサイトですが、本も取り扱っています。現在31の出版社が出展し、1万点を超える書籍を扱っています。出版社がスーパーデリバリーに出展し、直接本を販売するスタイルです。

ねこグッズを扱う雑貨店がねこの絵本や写真集を仕入れて一緒に販売したり、カフェがお客様の読書用に本を仕入れて置いたり、不動産業の方がお部屋のインテリアとして本を仕入れられたり、さまざまな用途で本が利用されています。

■メリット
・1冊から注文・購入できる
・ECサイトのため商品(本)リストを見ながら24時間いつでも注文が入れられる

■デメリット
・週刊誌やファッション雑誌の取り扱いがないなど本のジャンルが限られる

ほか、児童書を専門に扱う「子どもの文化普及協会」や選書から販売ノウハウの提供まで本の販売をトータルでサポートしてもらえる「ことりつぎ」というサービスもあります。

 

さいごに

いかがでしたか?

いまや本は書店でなくても扱うことができるアイテム。
本の取り扱い、ぜひ考えてみてください!