東京堂のお正月飾りの提案

クリスマス商戦に向けての準備の時期と同時に年越し準備も重なり、11月は何かと冬支度に忙しい頃です。

令和に入り、クリスマス以上に注目されているのが「お正月」。注目というよりも本来のお正月の価値や本来の意味を見つめなおすようになったという意味合いのほうが強いのかもしれません。新たな一年へ希望を託すそんな願いが込められているお正月。しめ縄飾りや門松、干支小物などの売れ行きの伸びから、日本古来からの想いを見つめなおすといった行動が感じ取れます。

コロナの対応ではじまり、コロナの対応で終わりそうな2021年。来年こそはこの1年で得た学びと対応力とともに、笑顔が広がる年にしたいものです。

そこで今回は今が準備時期のピークである「お正月」「年越し」提案におすすめな福を招くアイテムをご紹介します。お客様とご一緒にハッピーな年越しをされたい!という事業者の方は必見です♪

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お正月とは?

正月は、年のはじめの月のこと(年神様を迎えて新年を祝う期間)。1月1日~3日を三が日。1日~7日を大正月(松の内)。15日を小正月。20日を二十日正月と呼びます。

また、1月1日は元旦。「年のはじめを祝う日」という意味で国民の祝日として制定されています。

現代のお正月の過ごし方

新しい年の幕開けは、年始の挨拶をしますが、最近ではFacebookやTwitter、InstagramなどSNSやLINE、メールなどでのご挨拶が中心という方も多いのではないでしょうか?

年々年賀状をお渡しする機会が減りつつありますが、ご商売ではまだまだ年賀状が主流という事業者の方も多いことでしょう。年明けに向けてすてきなメッセージを添えて新たな年の幕開けをお客様と一緒に祝うのも良いですね。

コロナの感染拡大もこのまま落ち着いていれば、初日の出が拝める絶景スポットへお出かけもおすすめ。また、2022年の恵方の方角(北北西)にある神社や寺などへと初詣に行くのも良いですね。その他にも”縁起の良さ”にちなんで、ラッキーアイテムの提案をしてみましょう。

縁起を呼び込む提案のヒント

縁起を呼び込む提案のヒントを以下にまとめてみました。

初日の出をみる・恵方の方角へ出かける・三社詣(三社参り)に出かける・七福神めぐりをする・複数の神社へ初詣に出かける・破魔矢、宝船など縁起物を神社や寺で買う・春財布(張る財布)を買って金運を願う・ダルマなどに願いを込める・若水を使って大福茶を作って飲む・歯ブラシや下着、パジャマ、枕など日用品を新年に新調する・凧揚げ、羽根つき、すごろく、福笑いなど縁起の良い正月遊びをするなど…

飾りながら新年に想いをつなげる「正月飾り」

新しい年を迎える準備は「よい年を迎えるための想いの橋渡し」。毎年正月飾りが玄関脇やリビングの棚などインテリアの中に加わるだけで、清々しい気持ちになります。お正月飾りにおすすめの商品をご紹介します。

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人気のデザインや素材は11月中には完売!早めに準備したい「しめ縄飾り」

宝船〆飾り 島根県・石見しめ縄 お正月 〆縄を土台に作ったしめ縄飾り(画像:東京堂

お正月飾りの中でもポピュラーなのが「しめ縄飾り」。しめ縄飾りは、一般的に玄関飾り、そして神棚のある家では神棚の2か所に飾られるものです。正月飾りといえば、しめ縄飾りをイメージされる方も多いことでしょう。

というのもお正月は年神様(としがみさま)を家庭に迎え入れる特別な日です。年神様は豊作や健康をもたらす神様と言われています。そんな神様をお家に迎え入れてたくさんの幸せを授けていただくためにお正月には様々な行事や習わしがあります。

しめ縄飾りもそのひとつです。お家の玄関や神棚に飾るのは「このおうちは年神様を迎えるのにふさわしい神聖な場所ですよ」と伝えるためだそうです。

水引変形リースを土台にして作ったしめ縄飾り(画像:東京堂

古来から続く五穀豊穣を願う稲穂のしめ縄から、現代的なモダンな印象の水引を素材にしたリースデザインなどインテリア性の高いしめ縄まで幅広くそろっています。

シンプルにそのまま飾っても良いですし、「東京堂」などからリースやしめ縄飾りの土台を買い、稲穂や松葉、南天、梅をはじめ、思い思いのしめ縄飾りを作り、飾ってみてはいかがでしょうか?

また、しめ縄飾りを飾る時期ですが、例年12月13日頃から31日に飾り始めます。加えて、1月8日(松の内)に飾りを終えます。飾る際の注意点として29日、31日は避けましょう。29日は二重苦、31日は一日飾りという意味を持っていて、縁起が良くない日です。せっかくの縁起物ですので、縁起の良い日に飾っていきましょう。

尚、11月末に向けて人気のしめ縄飾りを中心に完売が多くなっていきます。お早めにチェックしてください。

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2022年の干支は「寅(とら)」かわいい小物を提案しよう

今年もかわいらしい干支飾りがそろう松本陶器

「開運招福の干支飾り」と陶器小物を扱う「松本陶器」の干支アイテムの商品名に書かれているように、干支飾りは家内安全を祈る縁起物とされてきました。そのため、お守りのように毎年干支小物は縁起物として新しい年を迎える準備として購入される方が多いアイテムのひとつです。

寅(虎)は、毛皮の美しい模様から前身は夜空の輝く星と考えられていた存在だそうです。「決断力と才知」の象徴と言われています。

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「門松」など福を呼び込むお正月飾りは他にも!

門松に獅子舞と可愛らしい玄関飾りがそろうエムルーカンパニーの正月飾り

しめ縄飾り同様、お正月飾りの定番といえば「門松」。さすがに大型なものは置けませんが…玄関わきにちょこんと小物で置くならミニサイズがおすすめです。もともと、お正月の玄関に飾られている印象がある門松ですが、「しめ縄飾り」と同じように「年神様を迎える準備ができています」という意味を持っています。

また、お祭りなどでも見かける獅子舞もお正月の縁起物のひとつです。獅子舞には「疫病を退治する」「悪魔を追い払う」という意味があります。お祭りなどで「獅子舞が人の頭を噛むという様子」を見たことがある方もいるかもしれませんが、それは邪気を食べるという意味があります。お正月に獅子舞に頭を噛んでもらうと1年間元気にに過ごせると言われています。あやかりたくなりますね笑

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お正月にちなんで福を掻き込めそうな宝船と七福神(画像:エムルーカンパニー

続いてご紹介するのが、七福神と宝船です。どちらもお正月の縁起物です。

宝船とは?

正月の縁起物の一つ。帆掛け船に米俵や宝物を乗せ七福神が乗り込んだ絵に、「なかきよのとをのねふりのみなめさめなみのりふねのをとのよきかな」という回文(かいぶん)歌が書かれている。これを正月2日の夜、枕(まくら)の下に置いて寝ると吉夢をみるという。古くは除夜の晩とか元日とか、または節分の夜とかにされていたが、今日では正月2日とされている。江戸時代から明治時代にかけて、「お宝お宝」といってこの絵を売り歩く宝船売りがいた。本来宝船はいまと違って、宝物や七福神を乗せたものでなく、旧年来の災いを船に乗せて流すもので、そのあと節分に吉夢をみるのであった。七福神は大黒天、恵比須(えびす)、毘沙門天(びしゃもんてん)、弁財天、福禄寿(ふくろくじゅ)、寿老人、布袋和尚(ほていおしょう)。

(引用元:コトバンク・宝船(たからぶね)

お正月の縁起物と初夢が吉夢となるよう…提案してみるのも良さそうですね!

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願いを込めて「開運」グッズ

コロナではじまり、コロナで終わった2021年ですが、誰もが来年こそは今年よりも良い年にしたいと願うものです。そんな願いを込めて「開運」グッズのコーナーを作ってみましょう。

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願いを込めて「お守り」を提案しよう

【2021秋冬新作】【日本製】【カヤ】干支あまた守り(画像:アミナコレクション

「お守り」と伺うと神社やお寺で販売しているイメージがありますが、お店でも提案できるお守りもあります。「アミナコレクション」が取り扱うブランド「カヤ」は、古くから伝わる日本の伝統と新しい文化の融合を大切に「新しいカタチの日本」に出会える倭物ブランドです。「文明開化」をテーマに、倭モダンで色彩あふれる刺激的な和雑貨を提案されています。

カヤが取り扱う商品の中でも縁起物として注目したいのが「お守り」です。

【日本製】【カヤ】干支あまた守り」は、生まれた年の干支のお守りを持つと「無病息災」の意味があるそうです。

可愛い干支が描かれたお守り袋。川崎巨泉作「おもちゃ十二支」から抜粋した、愛嬌のある干支の動物たち。生まれ年の干支を身につけると「無病息災」の意味があると云われています。ご自身用にはもちろん、贈り物にもおすすめです。

(引用元:【日本製】【カヤ】干支あまた守り商品詳細コメントより)
【2021秋冬新作】【日本製】【カヤ】暦あまた守り(画像:アミナコレクション

続いてご紹介するのが「歴あまた守り」です。暦(こよみ)上にある31日の日を色柄で表現した31種類のお守りです。お正月など節目の提案にもおすすめですが、お客様へのお誕生日祝いなどに差し上げても喜ばれるかと思います。

暦を色と柄で表現した31種類のお守り袋。日本人が大切にしてきた文化、伝統を「日本の色」「伝統文様」で表現しました。たくさんの中からお好きな数字を選んでお守りに。お誕生日や記念日の贈り物にもおすすめです。

(引用元:【日本製】【カヤ】暦あまた守り 商品詳細コメントより)

「達磨(ダルマ)」に願いを込める

日本古来から伝わる縁起物のひとつ「達磨(ダルマ)」。達磨を飾るようになったのは、実は江戸時代のこと。「疱瘡(ほうそう)」という疫病が流行った時代、病気の特性が「視力低下」ということもあり、目が入っていない「だるま」が作られるようになったのです。「まずは片目を塗り、願掛けをして、叶えば片目を塗る」というのが伝わったのがこの頃です。

赤いものが邪気を払うと信じられていたため、赤く塗られただるまが疱瘡除けとして求められるようになりました。流行時には、子どもの枕元などに置かれていたと言われています。(情報引用元:高崎市 高崎ダルマの歴史より)

今ではさまざまな願いを込めてダルマを縁起物として取り扱っていましたが、経緯を知ると提案の仕方も広がりそうですね。

【カヤ】高崎だるま / 松竹梅 赤ダルマ【2021新作】【日本製】【カヤ】縁起夫婦箸 2本セット(画像:アミナコレクション

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歯ブラシや下着、パジャマ、枕、箸など日用品の提案をしてみよう

縁起物の提案はちょっと…というお店でも、日用品など普段使われている歯ブラシや下着、パジャマ、枕、箸などの買い替えなどを促すのもひと案です。毎日使うものだからこそ、新年にちなんで日用品も新しいものに新調すると「よい一年に」なると言われています。普段使うものも新しくなれば、気持ちもリフレッシュします。

縁起箸(画像:アミナコレクション

個人的におすすめしたいのは、箸。なんとなく長い期間つかっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?年末年始が切り替えにおすすめの時期です。

特に「縁起箸」がお正月の提案に合います。

新しい「箸を使う」ことは年始から「食べ物がある」。一年通して「食べ物に困らない」という意味が込められています。

お正月以外にも「夫婦箸」は、ご友人への結婚祝いなどの提案に使えます。箸は2本で1つの役割をするため、支えあって過ごす夫婦(パートナー)の姿をイメージさせるそうです。買い替えの提案はもちろん、買い替えを提案する背景などもご一緒に販促物などで伝えてみると良さそうですね。

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2022年こそは良い年になりますように…

そこで今回は今が準備時期のピークである「お正月」「年越し」提案におすすめな福を招くアイテムをご紹介しました。

コロナの対応ではじまり、コロナの対応で終わりそうな2021年。来年こそはこの1年で得た学びと対応力とともに、笑顔が広がる年にしたいものです。

良い年越し準備ができるよう、ゆとりをもってご提案していきましょう。

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(文:後藤由希)