本格的なスリランカのカレーが手軽に作れると評判な「第3世界ショップ(プレス・オールターナティブ)」の「カレーの壺ペースト」。

この「カレーの壺ペースト」を作るスリランカのマリオさん・シェランさん親子の来日にあわせて、カレーの壺ペーストを使った2品のレシピの料理実演とマリオさん・シェランさんへの質問会をライブ配信で開催いたしました。

当日の様子は、以下の動画でご覧いただけます。

第3世界ショップ「カレーの壺ペースト」生産者のマリオさん直伝、スペシャルレシピの実演やおいしい理由をご紹介します【アーカイブ】

「カレーの壺」が誕生した背景や会社の取り組みについて伺いました

スリランカの食文化を世界に向かって発信したいと考えるマリオさんの「カレーの壺」ですが、その味や手軽に調理できる商品としての魅力だけでなく、ビジネスを通じたスリランカ社会への貢献も長年取り組まれています。カレーの壺が生まれた背景や会社の取り組みについてお聞きしました。

カレーの壺が生まれたきっかけは?

マリオさん:昔、来日していた時に、日本のカレーのルーを初めて見ました。スリランカにはルーのような出来上がった調味料はなく、スパイスを都度組み合わせて作ります。日本からスリランカに戻った後、日本のルーからヒントを得て、このカレーの壺ができました。

日本の一般的なカレーのルーとの違いは?

マリオさん:カレーの壺ペーストは、動物性の原料を使用していません。すべての成分はてナチュラルでとってもヘルシーです。また、カレーの壺に使用しているオイルの中にはスパイスの香りがぎゅっと濃縮されています。なので、使うと華やかな香りが立って広がります。そのスパイスの香りの良さが日本のルートは違う点ですね。

トップノートという言い方をするんですが、南アジアでは料理をしているときのふわっと来る香りが重要です。その香りの良さが、ぐっとお腹を空かしてくれるから大事なんですよ。

マリオさんの会社が行う「農村の人々を幸せにする活動」とは?

マリオさん:私たちは、製造から食卓に並ぶまでの流れをよく知っていますが、農家の人たちは原材料を育てていても、その流れを知りません。ですので、農家さんが育てた原材料が実際どう使われていくのか、栽培したものがもっとよく使われていくかを知ってもらうためにプロジェクトを行っています。

それから、一緒に働いている仲間の子供の教育面では、スリランカ政府は教科書は支給してくれますが、ノートなどの文房具は自分で用意しなくてはなりません。中には貧しくて自分で用意できない人たちもいるので、会社から支給しています。

最近のスリランカは経済状況が良くなく、栄養状態に困る方々も多くいましたので、一緒に働く仲間の中で、妊婦さんから子供が5歳の間までは栄養プロジェクトも行っています。例えば、卵やひよこ豆などスリランカの暮らしで必要な食料を提供しています。一緒に働く方を家族のように捉えてたくさんのサポートをしています。

続いてお料理の実演ライブ!マリオさん直伝のカレーの壺ペーストを使った2品をご紹介

今回は、マリオさんが考えたスペシャルレシピで、カレーの壺ペーストを使い、手軽に作れる本格スリランカカレーを2品料理していただきました。いずれもフライパン1つで作り上げる、簡単に手早く作れるレシピです。

1品目「ココナッツミルクのチキンカレー」

1品目は、お子さまも一緒に食べられる「カレーの壺マイルド」を使用したチキンカレーです。

カレーの壺マイルド」と、「カレーの壺ココナッツミルク」を使ったレシピです。

<材料>
・カレーの壺マイルド
・鶏肉
・ココナッツミルク
・カレーリーフ
・マスタードシード
・赤たまねぎ
・ショウガ
・ニンニク
・油

ではさっそく、料理を始めます。

フライパンに油を入れ温め、ショウガとニンニクを入れます。火加減は強火です。

香りが立ってきたら、赤たまねぎを入れます。火加減は強火~中火です。

カレーの壺マイルドを入れます。火加減は強火~中火です。

ココナッツミルクとドライのカレーリーフを入れます。火加減は強火~中火です。
(ドライのカレーリーフは焦げやすいため、このタイミングで入れます。生のカレーリーフは、最初にオイルを温めた後、ショウガやニンニクを入れるタイミングで一緒に入れると良いそうです。)

鶏肉を入れたら、中火から弱火にして火を通します。

盛り付けにパクチーを添えても彩りよく、これで完成です。

2品目「エビとなすのココナッツミルクカレー」

続いては、「カレーの壺オリジナル」と、「カレーの壺ココナッツミルク」を使ったレシピです。エビとなすを使ったカレーを作りました。

<材料>
・カレーの壺オリジナル
・むきエビ
・ショウガ
・ニンニク
・パクチー(刻む)
・赤たまねぎ
・なす(乱切り)
・米粉
・油

なすは乱切りにして、水につけてアクを抜いておきます。

水気を切ったなすに米粉をまぶしておきます。さらにカレーの壺オリジナルをなじませておきます。

多めの油を熱し、油を揚げ焼きします。焼きあがったら余分な油を捨てます。

続いて赤玉ねぎを入れます。

次にエビを入れますが、エビを加熱しすぎないように、カレーの壺オリジナルをあらかじめエビに混ぜておきます。

ペーストに混ぜたエビを入れます。

炒めます。

ココナッツミルクを入れます。

刻んでおいたパクチーを入れます。

全体的に火が通ったら完成です。

残しておいたパクチーを散らして、見た目も良く仕上がりました。

スリランカ風に一枚のお皿に2種類のカレーを盛り付けました。

スタッフみんなで試食しましたが、カレーの壺マイルドを使用したチキンカレーはお子さまや高齢の方でも食べられる辛さのないクリーミーな味わいでした。

カレーの壺オリジナルを使用したエビとなすのカレーは、あらかじめペーストを絡めておいたことでエビやナスにもしっかり味が付いており、エビのプリッとした食感も楽しめました。こちらもココナッツミルクを使っているので、辛さは抑えめで日本人でも食べやすい味わいでした。

想像していた以上にシンプルな材料と簡単な調理で、あっという間に手軽に作れたことに驚きです。

マリオさんへの質問会

最後にマリオさんとシェランさんに、事前に集まっていたスーパーデリバリーの会員さまからの質問を中心に、質問会のコーナーを設けました。

──カレーに欠かせないスパイスは何?

マリオさん:辛いスパイス、ハーブ、それらをつなぐようなスパイスとハーブ、それから香りを出すスパイスやハーブと、色を付けるスパイスです。

──カレーの壺「マイルド」「オリジナル」「スパイス」の違いは?

マリオさん:スパイスの違いもありますが、配合比を調整しています。

──辛さを抑えたいときはチャツネやココナッツミルクで調整?

マリオさん:もちろんココナッツミルクでOKですが、チャツネはまた違った甘みを加えてくれるのでチャツネもおすすめです。

シェランさん:ココナッツミルクは体を冷やしてくれるので、辛さを抑える(和らげる)のにココナッツミルクが向いていますね。

[掲載商品]チャツネ 240g

──開封後の賞味期限は?

マリオさん:保管状態にもよりますが、使うときに必ず清潔で乾いたスプーンを使い、しっかりフタを締めて冷蔵庫に入れておけば6カ月くらいはもちます。

──ココナッツミルクとお水で作ったときの違いは?

マリオさん:ココナッツミルクで作ると濃厚で甘さがあり香りが付きます。水で作るとダイレクトに辛みやスパイシーさを感じます。ココナッツミルクの代わりに牛乳を使うことも可能です。

シェランさん:スリランカでは、マイルドカレーと辛いカレーの2種類がありますが、マイルドはココナッツミルクでミルキーに、辛いカレーは水で調理してすっきり辛く作り分けることがよくあります。

「カレーの壺」シリーズでフライパン1つできるお手軽・本格スリランカカレー作りを提案しよう

カレーの壺シリーズには、ペーストのほかレトルトカレーや、チャツネ、ココナッツミルク、カレーキットなどもあります。

スパイスの本場スリランカで製造されており、18種類以上のスパイスやハーブ、そして香味野菜のうまみが詰まっており、カレー以外にも炒め物やチャーハンなどの万能調味料としても使えるのが、お客さまに提案しやすいポイントです。そのほか、

・添加物不使用
・動物性原材料不使用
・小麦粉不使用でグルテンフリー
・ハラール認証

といったお客さまへのセールスポイントも多く、第3世界ショップでも定番人気の商品です。

スリランカの食文化を世界に向かって発信したいと考えるマリオさんの思いが詰まった「カレーの壺」。とても手軽に作れるので、まずは自分で作って、店頭でお客さまにもその手軽さと美味しさをシェアしてください。

スリランカの食文化を世界に向かって発信したいと考えるマリオさんの思いが詰まった「カレーの壺」。とても手軽に作れるので、まずは自分で作って、店頭でお客さまにもその手軽さと美味しさをシェアしてください。

[掲載商品]カレーの壺シリーズ ミニリーフレット【1束12冊】

第3世界ショップ(プレス・オールターナティブ)では、店頭で使える販促用のPOPやリーフレットも提供しております。ぜひ販売の際にお役立てください。