新型コロナウイルスは飲食店にも大きな影響を与えていますが、そんな中でも様々なアイデアや取り組みをはじめ、危機を乗り越えている店舗もあります。例えば店頭での食品や雑貨などの販売もそのひとつです。今回はコロナ禍における飲食店の売り上げを伸ばす対策として、飲食店での物販のコツやオススメアイテムをご紹介します。
目次
変わりゆくカフェ・飲食店の売り上げの作り方
飲食店の売り上げは客数×客単価×回転率の構成で成り立っています。どれだけのお客さんにお店のことを知ってもらい、足を運んでもらえるかで売り上げは変わってきます。また、どれだけリピートしてもらえるかも大きな要素の一つです。
そのため、グルメサイトやGoogleマイビジネスへの店舗情報の登録やインスタグラムやTwitterなどのSNSの活用、周辺地域へのポスティングなどで集客力をあげたり、客単価をあげるためにメニューの工夫やサービスの差別化を図ったり、またリピーターになってもらうための特典を用意するなど様々な取り組みがなされています。
しかしこれからの施策は、コロナ禍で変わりつつあります。例えば大きな変化としてテイクアウトの需要が増え、デリバリーサービスを導入する店舗が増加しました。また、店頭で提供しているメニューのネット販売を行う店舗も増えています。酒類を提供している店舗ではノンアルコールメニューや食事のメニューを増やし、これまでとは異なる客層を開拓する動きなどがあります。
このように、これまでの飲食店の売り上げ構成にはなかった要素が新しく取り入れられ、新たな収益源と集客網を追求している店舗が増えています。そこで今回は、飲食店の売上げを伸ばす新たな施策として、物販の効果などをご紹介します。
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カフェ・飲食店で物販を始めてみよう
飲食店での物販には大きくわけて2つの種類があります。一つは、店頭で提供しているメニューをテイクアウトなどにして販売することです。最近だとレストランなども自宅で作れるキットなどを用意して販売するケースも増えています。もう一つは、お店に関連する商品を販売する方法です。例えばカフェならコーヒー豆やコーヒーを入れる器具、またはコーヒーに合う焼き菓子などついで買い効果が高いアイテムを販売することです。
カフェ・飲食店での物販にオススメのアイテムとは
テイクアウト販売
飲食店で物販を始める際に一番導入しやすいのは、テイクアウト販売ではないでしょうか。実際に新型コロナウィルスの影響でテイクアウトを充実させている店舗も増えています。例えば普段からお店で提供しているドリンクやお菓子などのテイクアウト用を用意したり、自宅でもお店の味が楽しめるよう材料をそろえたキット販売などもオススメです。準備するものもテイクアウト用の容器やPOPくらいなので、コストもかからず手軽に始められます。ドリンクやお菓子はギフト用なども用意しておくと他のお客さまへの認知にも繋がるのでオススメです!
[関連商品]カフェ・飲食店向けテイクアウト用品
関連商品の販売
お店のメニューに関連した商品を販売するケースもよく見られます。例えばカフェであればこだわりのコーヒー豆や茶葉、またコーヒーや紅茶をいれる器具などが挙げられます。なかにはオリジナルのコーヒー豆を販売している店舗や、オリジナルのマグカップ、タンブラーなどを作ってお客様に案内しているケースもあります。
最近はオーガニック食材を取り入れたメニューを提供する飲食店も増えていますが、そういった店舗では有機野菜や無添加の食品なども陳列しています。メニューに使用している食材や調味料だとお客様の関心も湧きやすく、関心を持つお客様も多いといった声もあがっています。
[掲載商品]フェアトレードコーヒー・オーガニック コーヒーバッグ・ペルー(販売企業/People Tree)/フルーツバスケット/ブラックティー(販売企業/TEAtriCO)
雑貨の販売
お店の雰囲気に合った雑貨類も手にしてもらいやすい物販商品の一つです。例えば店内で使用している食器を販売したり、店内の雰囲気にあったインテリア用品やハンドメイド雑貨を扱っているケースも増えています。また、カフェや料理に関連した本などを扱っている店舗もあり、お客様にちょっとした買い物の楽しみを提供しています。
最近はペット同伴可能な店舗も増えており、ペット用のおやつやおもちゃなどを扱う店舗もあります。ペット用のアイテムはプチギフトとして購入する方も多いので、プレゼント用として提案するのもオススメです。
[掲載商品]Saraコーヒーカップ(販売企業/ユープロダクツ) ラテックス アメフト トイ(販売企業/CHOCO(チョコ))
商品を販売するコツとは?
レビューを書く
ドリンクやお菓子、食品などを販売する際には実際に食べてみたレビューがあると商品の魅力も伝わりやすく、お客様の関心も高まります。実際に購入したお客様の感想などがあれば、それも合わせてPOPなどに書くと目に留まりやすいでしょう。
シチュエーションを提案する
食品や調味料などはどのような食事に合うのか、オススメの調理方法などを提案することでお客様もイメージが沸きやすく、購入に至りやすいでしょう。実際にお店で使用している場合には、メニューに物販の案内も載せておくと手にしてもらえる可能性も高まります。
雑貨などの場合も同様にギフト用として提案したり、どんなお客様に人気なのかといった情報を添えるのもオススメです。
SNSで伝える
お店の情報をインスタグラムやTwitterなどSNSで発信している方も多いと思いますが、物販をしている際はその情報もあわせて発信すると効果的です。例えば新商品が入荷した際にはその都度商品画像を掲載して告知している店舗もあり、それを見たお客様が来店されるという例もあります。
SNSはお客様とのコミュニケーションも取りやすく、物販の情報を通じて新規客の獲得につなげられる効果もあります。
飲食×物販で新たな収益源を作ろう
コロナ禍で飲食店のあり方も変わりつつある今、これまでとは異なる集客のコンテンツが必要となってきます。今回ご紹介したように、店頭での物販はお客様にとって新たな来店の楽しみにもつなげることができ、今までとは違った層を呼び込むきっかけにもなったりします。
まずは空いているスペースを使い、お客様の反応を見ながらオススメのアイテムなどを陳列してみてはいかがでしょうか?
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