フェアトレードという言葉を聞いて、みなさんはどのようなイメージを持ちますか?

「発展途上国の人たちの作物を正当な価格で買い取る貿易の仕組み」とか「コーヒー、カカオ、チョコレート」と商品を思い浮かべる人もいるかと思います。もちろんそれもあっていますが、フェアトレードはそれだけではありません。環境に配慮した生産や伝統文化の継承、児童労働をなくすなど、地球や社会にとって良い側面がいくつもあります。
この記事では、フェアトレードについてもっと学んでみたいという方に向けて、フェアトレードの基礎知識情報をまとめてみました。「フェアトレード」の意味や背景、目的をもっと知ると、商品を仕入れる際の思い入れも変わるかもしれません。一緒にフェアトレードについて学びながら、知識情報の参考に活用していただけたらと思います。
目次
フェアトレードとは?
フェアトレード(Fair Trade)は、英語訳で「公平・公正な貿易」のことを言います。立場の弱い発展途上国の生産者や生活改善の自立を目指す貿易の仕組み。発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを目的としています。
原料や製品の「取引の公平性」というと、なかなかイメージがつきにくい部分がありますが、特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン (通称:フェアトレード ジャパン)による動画「3分でわかるフェアトレード」をみると、製品原料の取引における「公正な取引のあり方」を学ぶことができます。
例えば、毎日美味しくいただいているコーヒー1杯も、コーヒーの原料となるコーヒー豆の価格が労働価値と商品価値に見合わない金額で取引されたら、コーヒー豆農家の生活は貧困に陥ってしまいます。1杯のコーヒーも適正価格で取引されることにより、遠く離れた開発途上国の農家も、コーヒーメーカーも、そしてコーヒーをいただく私たちも…みんなを笑顔にする購買循環を生み出すことができます。
基本の生活が成り立たなければ、仕事にも身が入らないですし、商品価値も上がることができません。
そのために、生産者が美味しくて品質の良い原料や製品を作り続けていくために、生産者の労働環境や生活水準が保証されることが大切です。
そして、自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを続けることで、「フェアトレードが当たり前の社会」を作っていくことができます。
フェアトレードがもたらす効果
フェアトレードが広がることによる効果には以下の4つがあげられています。
(1)低賃金⇒貧困対策、労働環境の改善
(2)児童労働の撲滅⇒教育を受ける機会、子どもの権利の保護、児童労働のない未来
(3)農薬、化学肥料使用から無農薬栽培(有機栽培)⇒自然環境を守る、環境保護
(4)地元の伝統的な手仕事や文化に根差したモノづくり⇒伝統文化を守る
フェアトレードが広がることは、世界が直面している課題解決に寄与すると考えられています。

このアジェンダでは、人間、 地球及び繁栄のための行動計画として、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、2015年から2030年までに 達成する目標として、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals(略称SDGs)」を掲げています。
フェアトレードの普及活動を行っているフェアトレードジャパンでは、以下のように記されていました。
フェアトレードの取組みは、まさにこのSDGsが掲げる17の目標のほぼすべてに関係しています。世界人口の40%は農業で生計を立てています。 いまだ世界に1億5200万人いる児童労働の70%以上が農業に集中しています。サステナブルな農業と貿易を促進し、持続可能な消費の具体的な選択肢 としてフェアトレード商品の普及推進をしてきた国際フェアトレード認証は、特に以下の8つの目標達成に大きく寄与するものとして、国際機関や 国内外の多くの企業からの注目が集まっています。
2016年3月、Fairtrade International(国際フェアトレードラベル機構 / 本部組織)は、欧州各国におけるSDGs達成に向けて、European Commission(欧州委員会)の戦略的パートナーに選出されています。(引用:特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン )
「商品を買う」という単純な消費行動にいたるまでの製品背景を知る、思いを知ることで「買う社会貢献」「消費する社会貢献」の意義を考えさせられますね。
フェアトレード認証
実際にフェアトレード製品を事業者として仕入れたり、購買する上で「この商品はフェアトレードである」ということを示す、認証マークについて調べてみました。
フェアトレードの提示については現在以下のような3つのカタチがあります。
(1)製品ごとに認証する
(2)団体(企業)ごとに認証する
(3)企業独自の働きかけ(認証は受けていないがフェアトレードを取り入れている)
(1)製品ごとに認証する
特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン (通称:フェアトレード ジャパン)による「国際フェアトレード認証ラベル」のこと。
フェアトレード ジャパン(法人正式名称:特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン)とは、Fairtrade International の構成メンバーとして日本国内における、国際フェアトレード認証ラベルのライセンス事業、製品認証事業、フェアトレードの教育啓発活動を主に行っています。(引用:特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン)
フェアトレードジャパンは、ドイツに本部を置くフェアトレードを推進していく国際組織です。製品ごとにフェアトレードを認証しています。
また、「フェアトレード・プレミアム」という品物の取引価格とは別に上乗せして生産者組合へ支払われる資金があり、民主的な協議のものと、生産組合や地域の経済的、子供たちの教育、環境面の改善に役立てられます。
フェアトレード認証事業者や認証製品についてはフェアトレードジャパン認証製品・事業者一覧よりご覧ください。
[紹介団体]特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン
(2)団体・企業ごとに認証する
世界フェアトレード連盟 (World Fair Trade Organization)(通称:WFTO)によってフェアトレードの団体に認証されるもの。
WFTOマーク
フェアトレード団体であることを保証するマーク。WFTOに加盟し、生産者の労働条件、賃金、児童労働、環境などに関して基準を満たしていることを認められた団体が取得するマークです。取得後も、自己評価と相互評価、外部検証を通じて確認が行われています。このマークは、団体の貿易活動が持続可能であり、改善に向けて継続的に努力していることを示しているのです。(引用:ピープルツリー公式オンラインショップ「認証について」)
スーパーデリバリーの出展企業では、「ピープルツリー」と「シサム工房」がWFTOに加盟しています。
(3)企業独自の働きかけ(認証は受けていないがフェアトレードを取り入れている)
「この商品はフェアトレードです」「この企業が扱う製品はすべてフェアトレードです」といった認証マークを取得し、消費者に取り組みを提示していく企業活動をしていく事業者もいれば、一方で、「フェアトレード認証を受けてはいないがフェアトレードを取引を行う上で取り入れている」企業も、日本国内では多いのも事実です。
自然とできるのが日本ならではの産業文化でもあり、素晴らしい点ですね。
しかしながら、製品を製造していくメーカーがその思いを語らなければ良い行いも伝わらないのが現状です。
「この企業の商品はすごくこだわって作られている」「産地や作り手など背景が語られている」など商品を通じて感じた時に、商品が作られる製造工程や想いを伺ってみることも大切です。良い行いと情報を循環させていくことの大切さを感じました。
フェアトレード製品を仕入れる!企業をピックアップ
フェアトレードの商品を仕入れるには以下の3つの方法があります。
(1)現地の生産者・団体から直接仕入れる場合
現地の生産者から直接仕入れる方法です。一般的に現地では生産者の協同組合があり、その団体と取引するか現地のNGOなどと取引することになります。利点は、直接生産者や現地の人とコミュニケーションを取ることで、オリジナル商品の開発が可能ということ。また、生産背景を深く知ることで販売時に商品価値をしっかり伝えることができます。懸念としては、輸送や通関の手続き、また必要に応じて現地でのコーディネーター(通訳・交渉の代理人)の手配など手間やリスクも大きくハードルは高いと言えます。
(2)フェアトレードの卸販売をしている企業/団体から仕入れる
国内でフェアトレード商品の卸販売を行っている企業や団体から仕入れる方法です。
仕入れをしたい企業が決まっていれば連絡をし、直接取引ができないか聞いてみましょう。最低注文数(ロット数)や支払い方法などの取引条件をヒアリングし相互に問題なければ取引スタートとなります。(以下の取引先企業一覧を参考にしてみると良いでしょう。)
(3)仕入れサイトを利用する
最後は仕入れ(事業者向け)サイトを利用する方法です。
ネットでの仕入れとなるので24時間商品がチェックでき、手間なく簡単に仕入れができます。
例えば、仕入れサイト「スーパーデリバリー」はアパレル・雑貨を中心に扱うBtoBのECサイトで、フェアトレード商品も多数取り扱っています。
メーカーや卸などの企業がショップを出店し、直接フェアトレード商品を販売するスタイルで、さまざまな企業のフェアトレード商品を一度にチェックでき、個人店の方や開業時の忙しい時でもネットで隙間時間に仕入れをすることができます。
▼参考記事
People Tree(ピープルツリー)

[ピープルツリー公式オンラインショップより画像引用]
「People Tree(ピープルツリー)」は、「つくり手も買い手も幸せになれるお買いもの」を理念に掲げた「フェアトレード」専門のブランドです。フェアトレードを知らない人でも「見たことある!」となるのが、ウシさんのチョコのパッケージで認知されているフェアトレードチョコレートです。
フェアトレードファッションの世界的パイオニアで、2021年で30周年を迎えました。国内のフェアトレードファッションブランドとして見ても、歴史が長く先駆者ともいえる存在。書籍などのフェアトレードの紹介の事例として、ピープルツリーの製品やブランドの紹介をよく見かけます。
ピープルツリーの製品の魅力は「手仕事の素晴らしさ」。
手織り、手刺繍、手編み、草木染め、ハンドプリントなどの手仕事を活かすことで、途上国の立場の弱い人々に収入の機会を提供し、環境にやさしい持続可能な生産を支えています。
▼ピープルツリーをもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
sisam(シサム工房)/FAIR TRADE + design

[シサム工房公式オンラインショップより画像引用]
sisam(シサム工房)/FAIR TRADE + designは、「お買いものの力で 思いやりに満ちた社会をつくる担い手となる」をヴィジョンに掲げている企業。レディースアパレルだけでなく、ユニセックスで着られる「エシカルメンズ」や、手仕事の魅力が存分に楽しめる雑貨やオリジナルのコーヒーも展開しています。
シサム工房の公式ホームページには、「お買いものとはどんな社会に一票を投じるかということ」とあり、「お買いものには「社会を変える力」があります」という思いが込められたメッセージが「日常の何気ない購買」を大切に見つめなおしたくなります。
sisam(シサム工房)/FAIR TRADE + designでは、フェアトレード品を中心に、作り手、売り手、買い手、社会、地球環境の「五方良し」を目指した商品やサービスを広めることで、貧困・児童労働・環境問題などの社会課題の解決を目指されています。
その中で、人種や性別、文化、宗教などの違いを超えて、対話と尊重を基盤に、多様な人々が関係性を豊かに育み同じ地球上に暮らす良き隣人(シサム)※として、生き生きと共存する社会 =「思いやりに満ちた社会」を目指した提案をされています。
※ 社名にもある「シサム」とはアイヌ語で「隣人」という意味。同じ地球上に暮らす人たちと「良き隣人」としてつながって生きていきたいという想いを表現しています。
▼シサム工房をもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
第3世界ショップ(プレス・オールターナティブ)

[第3世界ショップ公式ホームページより画像引用]
「第3世界ショップ(プレス・オールターナティブ)」は、創業者の片岡勝氏が1985年に北欧でフェアトレードに出会い、貧困とそれによりもたらされる世界の諸問題を仕事創りで解決しようと、翌年1986年に日本で初めてフェアトレードを事業とする団体「第3世界ショップ」を立ち上げたことからはじまった企業。まさに、フェアトレード市場を開拓された企業といっても過言ではありません。
フェアトレードをな考え方を伝えていく過程で第3世界ショップ(プレス・オールターナティブ)が見てきたのは、地域の過疎化、高齢化、後継者難、伝統的な文化や技術喪失といった国内共通の問題とのこと。現在は国内外を問わず、「地域の困った!」の声を、地域の人たちと一緒に事業化することで問題解決するコミュニティトレードへと活動の場を広げ、安心社会をつくることを目指しているそうです。
公式ホームページのタイトルにも使われている「第三世界」という名称は、1955年、有名なバンドン会議で米ソの冷戦下における「第三極としての第三世界」を呼びかけたことからきています。多様性の思想とこれまでにない新しい勢力をという想いが込められているそうです。
主な取扱品は、フェアトレードやオーガニックのコーヒー・紅茶・チョコレート・ドライフルーツ・ナッツや菓子類。そして、「誰でも、おいしく、簡単に」をモットーとした本格スリランカカレーが作れるカレーペースト『カレーの壺』など、原材料・製法にこだわった食品を展開されています。
その他にも、伝統工芸や地域に根付く手仕事の文化を大切にしたハンドクラフト品として、インドの山羊革工芸品やミラー刺繍製品、フィリピンの手漉き紙製品、ペルーのアルパカニットなど、フェアトレードの雑貨類を販売されています。
▼▼第3世界ショップ(プレス・オールターナティブ)をもっと知りたい方はこちらをご覧ください
エンゼルスター
フェアトレードのオーガニックコットンをはじめ、新生児・ベビー・子供服を展開する「エンゼルスター」。安心安全の日本製ベビー・子供服のアパレル企業です。
環境にも配慮し、赤ちゃんのお肌にも優しい、サステナブルなベビーアイテムを展開しています。
オーガニックコットンの製品には、フェアトレードにも積極的に関わっている日本オーガニックコットン流通機構のNOC認証のカードがついています。プレゼントにもピッタリです。
NOCマークは、無農薬有機栽培綿を100%原料として使い、糸や生地の生産および、最終製品の加工段階までNOCエコ加工基準に沿って、化学的な処理をせずに仕上げられたことを示しています。
商品ページより引用
▼エンゼルスターをもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
makixmaki(マキマキ)
日本では珍しいカンボジアで作られるフェアトレード製品を扱う「makixmaki」。カンボジアのNGO「Woman for Woman」というフェアトレード認証を取得した工房で現地の女性たちによってひとつずつ丁寧に作られています。
ストールやマフラーとして使えるカンボジアの万能布「クロマー」や、シルクの上質な色や質感が魅力的な手織りシルクやコットンの素材をつかったオリジナルデザインのバッグや小物雑貨が揃っています。
▼makixmaki(マキマキ)をもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
スプリング
「作る人、売る人、使う人、みんなを幸せに。」を目指し、インドで一つずつ丁寧に作られているアクセサリーブランド「MAYGLOBE(メイグローブ)」は、アクセサリーメーカー「スプリング」のブランドです。
華やかで個性的なデザイン性と快適な着用感の魅力以外に、ビジネスを通して生産者であるインドの農村の女性たちの雇用の創出や働きやすい労働環境の整備やトイレの整備、教育支援などを行っています。
「MAYGLOBE(メイグローブ)」の華やかなデザインは、インドの首都デリーから車で2時間ほど離れたインフラが未整備の村で継承されてきた伝統の手工芸品の技術が応用されています。祖母から母へ、母から孫へと継承されている技術を日本人が好むデザインに転換してアクセサリーにいかしています。
フェアトレードで伝統工芸の歴史をつなぎ、女性たちの雇用や現金収入を増やす。そして、身に着ける人はファッションを楽しめる、世界をつなぎ、みんなが笑顔になるアクセサリーブランドです。
▼スプリングをもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
普及するフェアトレード製品の魅力
「商品背景を調べてみたら、実はフェアトレードな商品だった」ということはありませんか?
フェアトレードには、商品の取り扱いを専門として団体認証を受けてフェアトレードの普及を広げる企業もいれば、製品ごとに「フェアトレードジャパン」の製品認証を受けてフェアトレード製品を扱う企業もいます。
また、フェアトレードの認証はあえて取らず、各組織・企業の取り組みでフェアトレードを実現している企業も実はたくさんいます。企業の想いによって実はフェアトレード製品が国内でも自然と普及しているそうです。
このように、フェアトレードの背景を知るとともに、商品づくりひとつに思いが込められており、その背景を知る大切さを感じます。
フェアトレードを専門に扱う企業を前の章ではご紹介しましたが、まだまだスーパーデリバリーにもフェアトレードな商品はたくさんありますので、仕入れに活用ください。
フェアトレード製品を売る・買うことで生まれるメリットとは?

「商品背景を知る楽しみは、お買い物や生活を豊かにする」をテーマにエシカルデザイナー植木美穂さんと対談させていただきました。商品背景や商品に込められた思いを知る、お客様に伝えていくことで商品提案の先でお客様が笑顔になります。
▼対談記事
フェアトレードをテーマにした対談では、新型コロナウイルスの影響もあり、暮らしを豊かにすることに着目される方が増えたということをテーマに、商品が手元に届くまでの背景を知ることで心豊かなライフスタイルの提案の在り方について話させていただきました。
フェアトレード製品というとなんだかハードルが高いフレーズのように感じますが、対談の中でエシカルデザイナーの植木さんは以下のようにおっしゃっていました。
以前よりも「毎日の暮らしを大切にしたい」と考えられている方は増えている気がします。例えば、お料理で言ったら食材をちょっと見直してみたり、お洋服長く大切に着られるものを選んだり…。雑貨やインテリアも長く愛用できるものを吟味したり、生活のちょっとしたこだわりを大切にされる方が増えているのかなという気がしますね。
いつもよりも目の前の暮らしの先に広がっている視野を巣ごもり時期だからこそみつめなおすきっかけになると、お買い物ももっと楽しく変わっていきそうです。
地域で取り組むフェアトレードタウンとは?
注目が集まっているフェアトレードですが、「フェアトレードタウン」というものをご存知でしょうか?
「まちぐるみ」、つまり、まちの行政、企業・商店、市民団体などが一体となってフェアトレードの輪を広げることで、不利な立場、弱い立場に置かれた途上国の生産者の人たちの自立や環境の保護保全に貢献しようとする市民団体の運動により、認定された都市の事です。
日本では2011年に熊本市が日本初のフェアトレードタウンに認定されました。

世界では、約2,000都市がフェアトレードタウンとして認定されており、日本では、熊本市(熊本県)・名古屋市(愛知県)・逗子市(神奈川県)・浜松市(静岡県)・札幌市(北海道)・いなべ市(三重県)、鎌倉市(2025年)の合計7都市がフェアトレードタウンとして認定されています。その認定事業を行っているのが一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(FTFJ)です。
▼参考記事
まとめ…思いを伝えてこそ価値が伝わるフェアトレード
今回は、スーパーデリバリーでも展開が広がっている「フェアトレード」についてまとめてみました。コーヒー豆の製造という単一の商品イメージで断片的になんとなく知っていたフェアトレードも、その背景にある思いや意義を知ると、商品が消費者に届けられるまでの取引の在り方はもちろんのこと、社会と人と企業における正しい消費循環の大切さを痛感します。
以前「経済」という言葉の意味は「経世済民(世をおさめ、民をすくう)」という意味だと伺ったことがあります。商売をする上でも同じことが言えると思います。
商品を売ることは誰かの幸せを作ることであり、商品を仕入れることもまた誰かの幸せを作ることでもあります。お店やサイト、事業所に並べる商品はそのメッセージをつないでいくモノです。
商品背景にあるメッセージを伝えてこそ、商品は価値あるものへと昇華していきます。
フェアトレードもそのひとつです。
フェアトレードが広がることで優しい社会貢献のつながりが生まれていきます。
商品が生まれるまで、企業の想い。
ページだけでは伝わらない思いを少しでもスーパーデリバリーに関わる事業者さまに伝えられるよう、私たちも努力していきたいです。
※掲載している記事、画像につきまして、使用上問題のある場合はご連絡いただければ削除など対応いたします。
フェアトレード商品の仕入れならスーパーデリバリーの「エシカルコレクション」
スーパーデリバリーでは、「フェアトレード」をはじめ、環境や社会に配慮するエシカルな商品を多数扱っています。
気になるフェアトレード商品をチェックして、環境や社会を想いやるエシカルなアイテムをお店で仕入れて販売してみませんか?

エシカル・サスティナブルの説明をまとめたPOPをダウンロードできますので、接客のお助けツールとしてご活用ください。




































