美容室の独立開業時に必要な備品・消耗品・什器とは？初期費用を抑えるコツもご紹介

美容室の開業にあたり、物件決めや内装工事などの準備が終わったら次は必要な設備、備品や消耗品をそろえる準備に入ります。「何から準備して良いかわからない」「開業前に最低限のものは準備しておきたい」という事業者様のために、美容室の開業に必要な備品・消耗品をピックアップしてご紹介します。またコストを抑えて購入する方法もあわせてご紹介します。

1 美容室の開業時に必要な備品・消耗品をリストアップ
2 必要な備品・消耗品をチェック！
3 コストを抑えて備品・消耗品を揃える方法
4 美容室の開業に必要なアイテムの仕入れならスーパーデリバリー

美容室の開業時に必要な備品・消耗品をリストアップ

美容室を開業するにあたって、必要な手続きや準備はたくさんありますがそのなかでも重要なのは、オープンまでに必要な設備や備品、消耗品をきちんと揃えておくことです。
美容室の備品と言っても、施術用チェアやシャンプー用チェアなどの大きなものからヘアピン、イヤーカバーなどの細かいものまで、また施術関連以外にもお客様へのおもてなしアイテムや店内を彩るインテリア、トイレの備品など必要なアイテムの種類は多岐にわたります。いざオープンしたあとで「必要なものがなくて困った！」とならないよう事前にリスト化して足りないものがないかオープンまでにチェックするのがポイントです。

必要な備品・消耗品をチェック！

ここでは美容室の開業でそろえておきたいアイテムをまとめてご紹介します。開業前の備品準備の参考にぜひチェックしてみてください。

施術に必要な大型の美容機器

・施術用チェア
・シャンプー用チェア
・ドレッサー脚付きミラー
・施術用ワゴン
・スツール
・スチーマー
・遠赤外線促進機
・デジタルパーマ用機器　など

大型の機器は高額であり場所も取るため早めに購入商品を決めておきたいところです。また上記のアイテム以外にも、もしお子様の対応もされるなら子供用の補助イスやおもちゃなどがあってもよいでしょう。

施術に欠かせない小物の備品・消耗品

・シザ―
・コーム
・カラー用品
・パーマ用品
・ヘアピン
・ブラシ
・タイマー
・スプレイヤー
・ヘアドライヤー
・ヘアアイロン
・バリカン
・カーラー
・仕上げ後確認用鏡
・カットクロス
・シャンプ―クロス
・タオル
・クリップ
・イヤーカバー
・ゴム手袋
・アルミホイル
・コットン
・フェイスシート
・お客様用ひざ掛け
・お客様用クッション
・消毒備品
・タオル収納棚

シャンプー、パーマ、カラー剤などの水物アイテム

・カラー剤
・パーマ液
・シャンプー
・トリートメント
・保護クリーム

快適な空間をつくるインテリア用品

・照明
・観葉植物
・ドライフラワー
・フラワーベース（花瓶）
・アロマディフューザー
・絵画
・置物、オーナメント

自分のつくりたい店舗イメージに合わせてアイテムを選びます。あらかじめどんなテイストのお店にしたいかイメージしておくとよいでしょう。またお客様にとって美容室はキレイになれる特別な空間。その特別感をインテリアでも提供するようにできればよいでしょう。

お客様へのおもてなしアイテム

・ドリンク
・グラス
・カップ＆ソーサ―
・お手拭き
・雑誌やタブレット

来店いただいたお客様に気持ちよく過ごしてもらうためのおもてなしアイテムです。ドリンクは数種類用意してお客様が選べるようにしておくと親切です。こだわりのドリンクを用意して、店販アイテムとしても提供しているサロンもいます。

充実させたいトイレ備品

・使い捨てペーパータオル
・ペーパータオルケース
・香りアイテム
・ハンドソープ
・綿棒
・あぶら取り紙
・ハンドクリーム
・生理用ナプキン

パーマやヘアカラーなどで長時間滞在することもあるため、お客様のトイレ利用は案外多いもの。お客様の満足度をあげるためトイレの備品やアメニティを充実させるのもおすすめです。

上記に記載したものは一例になります。足りないもの、必要なアイテムをリストアップして準備を進めましょう。

コストを抑えて備品・消耗品を揃える方法

美容室の開業では用意しなければならないアイテムがたくさんあります。一つ一つにお金をかけているとコストばかり膨らんでしまうので節約できる部分やお得に購入できるサービスは使っていきましょう。ここではコストを抑えて備品を購入する方法についてご紹介します。

リースを利用する

シャンプー台やカット用チェアなどの商品は開業時に一気にそろえるとかなりの高額になってしまいます。そこでリースを利用する方法があります。毎月一定の金額を支払うことで開業時に一度に高額な費用を支払わずにすみます。

中古品を購入する

新品ではなく中古品を選ぶことでコストを抑える方法もあります。中古といっても使い古したものばかりではなくほとんど使用されていない新古品もあったり、最新のデザインのものが販売されていたりもします。

美容通販サイトや仕入れサイトを利用する

美容室向けの通販サイトではメーカーが直接販売しているケースもあり、相場よりも安い価格の商品を見つけることができます。また美容商材以外の事務用品やインテリアなどの備品の仕入れにも仕入れサイトを利用することができます。店舗で販売されている価格の50～60％の卸価格で購入できるため、コストを抑えることができます。
通販サイトや仕入れサイトはスマートフォンやパソコンで手軽に注文できるので店舗を回って購入する手間や時間を削減でき、開業前の忙しい時期に便利に使うことができます。