土に還る自然素材の素材で作られたプラスチックフリーの商品で、長く繰り返して使え、洗練されたミニマルなデザインが特徴の沖縄発の日用雑貨ブランド「mana.」。「今日から始める、サスティナブルな暮らし」を提案するブランドのおしゃれなデザインが気になり、商品の機能性や使い心地を調べるべく商品をお取り寄せしてみました。

脱プラスチックな日用雑貨でゼロウェイストなライフスタイルを提案している「mana.(マナ)」の魅力

みなさんは「脱プラスチック」と聞いて思い浮かぶのはどんなことでしょうか?

よく聞くのは「海洋プラスチック問題」ではないでしょうか。不当に廃棄されたゴミや漁業で使われたプラスチック製のブイや網、そして家庭排水からも出ているマイクロプラスチックのごみなどが大量に海に浮遊しているという問題です。

「mana.」を展開する株式会社オーガニックリビング代表の浜村英莉さんは、故郷の沖縄の海を守りたいという想いから、脱プラスチック、そしてゼロウェイストによるサスティナブルなライフスタイルを日本の人たちにも身近に感じてもらいたいとブランドをスタートしました。

「mana.」では、売上の1%を沖縄県読谷村の「サンゴ畑(有限会社海の種)」に寄付しています。サンゴ礁は海の二酸化炭素濃度を調節する「海の循環システム」で、海の生き物の4分の1がサンゴに頼って生きている必要不可欠な存在。商品を購入することで、環境保全を応援できる仕組みになっています。

ブランドの理念・想いをより多くの人に共感してもらうために「mana.」が大切にしていることは、なるべく低価格でおしゃれであり、毎日使うことが苦にならないシンプルで使いやすいこと。環境問題などに意識を持っていない人でも、かわいい!おしゃれ!という気持ちから商品を手に取ってもらい、環境への負担を軽減することにつながればという想いで商品を作っています。

おしゃれな見た目だからこそ、持ち歩きたくなるオーガニック竹のカトラリーセット

[掲載商品]カトラリーセット【脱プラスチック/SDGs/エシカル/ゼロウェイスト/1%寄付】参考上代(税抜)¥1,800

外食の際、あなたは使い捨ての割り箸やカトラリーを使うことに罪悪感を持ったことはないですか?

以前「マイ箸」がちょっとした流行になったり、2022年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」によって、使い捨ての箸・カトラリー・ストローなどの提供が有料や受け取りの意思確認をするようになりました。

とはいえ、使い捨てのカトラリーを受け取ることはまだまだ当たり前の風潮があります。

mana.のカトラリーセットは、

・スプーン
・フォーク
・ナイフ

・箸

・ストロー
・ストロー用の洗浄ブラシ

のカトラリー一式が入っています。

ストロー用の洗浄ブラシは、コットンでできたブラシ部分と持ち手はアルミでできています。

生成りのナチュラルな色合いがおしゃれな雰囲気のリネン素材のケースに収められており、くるんと丸めて金色のボタンで留めれば、コンパクトに持ち運びできます。

カトラリーはオーガニックの竹でできており、3世帯の家族が営むベトナムの農家の人たちによって、1本ずつ手作りで作られています。また、竹は、防腐剤、防虫剤、防カビ剤を一切使用していません。口に入れるものなので、どんな素材でどのような工程で作られているかがわかるのは安心ですね。

カトラリーの竹には、オリーブオイルコーティングを施してあり、従来より長持ちしやすく、使いやすい仕様です。天然の竹でできているので、使用後は水分をよくふき取り、風通しの良い場所で保管しましょう。

無駄がなくシンプルで洗練されたデザインは、持ち歩いて誰かに見せたいくらいおしゃれです。新生活のギフト提案にもおすすめです。

サイズ感や硬さもちょうどいい、リピート率NO.1のキッチンスポンジ

つづいての商品は、mana.で大人気の「自然素材のキッチンスポンジ(3個セット)」です。ナチュラルな色合いでキッチンにおいても生活感が出にくいおしゃれなデザインです。

[掲載商品]自然素材のキッチンスポンジ(3個セット)【脱プラスチック/SDGs/エシカル/ナチュラル/1%寄付】参考上代(税抜)¥1,200

一般的にキッチンスポンジは、ナイロンやポリエステル、アクリルなどのプラスチックを原料として作られたものが多く売られています。しばらく使っていると、スポンジがへたってきてしまいますよね?

そのすり減った分はどこに行ってしまったのでしょうか…。まさにそのすり減って下水に流れて行ったものがプラスチックの繊維ゴミです。家庭から出るマイクロプラスチックゴミは、食器洗いの際のスポンジからも少しずつ出ているのです。

mana.のキッチンスポンジは、ヘチマとセルロースからできており植物繊維100%できているので、マイクロプラスチックが流れ出ることがありません。キッチンスポンジとしての役目を終えたあと、土に埋めると自然分解されて土に還ります。焼却しても有毒ガスは出ません。

気になるキッチンスポンジとしての機能面ですが、乾燥ヘチマのざらざらとした天然繊維が汚れを絡めとり、少量の洗剤でも泡立ち、汚れを落とすことができます。こちらのスポンジは販売当初はもう少し大きなサイズでしたが、商品改良を行いサイズは大きすぎず小さすぎず、女性でも握りやすい大きさとなっています。

反対側の白くもちもちとした面はセルロースでできたスポンジです。

原材料のセルロースは、木材パルプや補強繊維として加える綿などの天然繊維です。ふんわりもちもちとした植物性スポンジで食器を傷つけずに洗うことができます。植物由来のものはすり減ってしまってへたりが早いと思われがちですが、意外と長く使うことができるので、コスパも良いと言えます。

お皿洗いが終わった後、水分を絞り、縫い付けてあるループでぶら下げれば、スポンジを乾燥させることができます。清潔に気持ちよく使い続けるために、使用後の保管方法まで考え抜かれているのもリピート率NO.1の理由かもしれません。

スポンジは3個セットで、色合いもナチュラルで洗練された雰囲気。

製品表示には、材質:ヘチマ、セルロース、コットン(紐)と書かれています。実にシンプルな素材で作られています。

取扱い時の注意点としては、使い始めは水に30秒以上浸して、ヘチマに水分を含ませてから使用すること、そして揉みほぐすとさらに柔らかくなると記載されています。

パッケージには、イラスト付きで

・NATURAL PRODUCT…

・ECO FRIENDLY…

・BIODEGRADABLE PACKAGING…

・1% FOR THE EARTH…

巻かれている紙のパッケージもリサイクル可能なクラフト紙です。再利用できるのできちんと分別して資源ごみとして扱いましょう。

保存だけでなく、オーブンやレンジもOK。食卓に飾れるシンプルで万能なガラス容器

[掲載商品]竹と耐熱ガラス容器(ラウンド)小(420ml)参考上代(税抜)¥1,400/竹と耐熱ガラス容器(ラウンド)大(950ml)参考上代(税抜)¥2,000

つづいてご紹介するのは、竹蓋とガラス製の保存容器です。

耐熱ガラスなので、電子レンジやオーブンにも対応しており、食洗機も使える優れもの(レンジ、オーブン、食洗機を使用する際は、竹蓋は取り外してください)。透明なガラスなので、冷蔵庫でも中身が見えて食べ忘れを防ぎ、フードロスの削減にもつながります。

作り置きの食材を保存して冷蔵庫で保管し、食べるときはレンジで温め、そのまま食卓にも出せるのがこの容器の魅力。洗い物も少なく済むのは環境にも自分にもうれしいメリットですね。

また、ガラスの容器なので、プラスチック製の容器と比べ匂いや色移りが残らず、カレーやソースなど濃い料理を入れたり、長期間の保存にも使えます。油も落ちやすく、熱湯消毒もできる(竹蓋は常温または冷水で手洗い)ので、使い勝手がとても良いもの特徴です。

320ml、520ml、800ml、1,200mlと4サイズ展開で、重ねてコンパクトに収納できるため、収納の際にも困らず、ミニマルな生活を送りたいと考えているひとにもおすすめです。

そして、密閉性のある蓋は竹でできており、防腐剤、防虫剤、防カビ剤を使用せず自然素材をそのまま生かした竹を使用しています。竹の香りが心地よく、竹の手触りの良さも感じられ、見た目もおしゃれです。

シリコーンゴムのストッパーは、取り外して洗うこともできるので衛生的です。汁物などの食材の漏れを防いでくれます。

見た目のスタイリッシュさだけでなく、機能性や使い勝手もたくさんの工夫がなされたmana.のガラス容器。食事づくりが楽しくなりそうなアイテムです。

シンプルだから使いやすい!おしゃれでエコな日用雑貨ブランド「mana.(マナ)」

当初はおしゃれな見た目に心惹かれて取り寄せたものの、シンプルな設計だからこそ洗いやすい、扱いやすいという機能面にも満足、という感想です。商品を通して、少しでも環境に負担の無い選択をしたい、自然を守る行動を心掛けていきたいと考える機会にもなりました。

見た目もおしゃれで使いやすいというのは、販売するお店側としても扱いやすく、お客様におすすめしたくなる魅力的なポイントです。環境問題を一方的な押し付けではなく、おしゃれで環境にも配慮できる両得のアイテムをお客様に提案できる商品だなと思います。ぜひみなさんも実際に手に取ってその魅力を感じていただけたらと思います。