お店の開業準備中の方、新しい商材として雑貨の仕入れを検討している方、そして雑貨販売でさらなる成功を目指したいと考えている方へ。

この記事では、雑貨販売で成功するための実践的な仕入れと販売方法、そして利益を最大化するための価格設定のコツまで、ご紹介します。

雑貨は販売しやすいアイテム

雑貨を販売する方が増えています。雑貨はアパレルほど流行がなく、食品のように賞味期限もなく保管も楽なので、初心者でも販売しやすいアイテムです。一般的に、雑貨販売に特別な資格や許可は必要ありません(中古品を販売する場合は『古物商許可』が必要です)。ネットショップを活用すれば手軽に始められ、リスクも少ないため、オンラインでの雑貨販売が特に人気を集めています。

インフルエンサーがセレクトしたアイテムを販売するネットショップや、ハンドメイド作家が大手ECサイトのモールで販売するなど、さまざまな方が雑貨販売に取り組んでいます。

さまざまな業種で拡がる雑貨販売、その理由とは

いま、カフェや美容室、家のリフォームを行う工務店など雑貨店以外のお店でも、店内の一角などで雑貨の販売を行うケースが増えています。理由としては、以下の3つがあげられます。

1、集客になる

たとえばカフェの場合、何か飲んだり食べたりしたいと目的を持ったお客様のみ来店されますが、雑貨を販売することで「買い物」という来店目的がひとつ増えます。お客様も雑貨を販売していることで気軽にお店に入ることができます。家のリフォームを行う工務店で雑貨販売をしているのも、リフォームという目的だと来店するお客様は限られますが、買い物だとより多くのお客様が来てくれるので雑貨販売をしているというケースがあります。

2、客単価がアップする

特に一人で運営しているお店の場合、できることが限られるので売り上げの限界があります。雑貨販売を行うことで、その分客単価があがり、売上向上に繋げることができます。雑貨は食品のように賞味期限がなく、小物が多いので保管場所も取られません。

3、お客様の満足度向上

お客様のリクエストで雑貨販売を始めるお店も多くあります。たとえば、カフェで使っている食器を購入したいと言われたり、美容室で美容師さんが着ている服やアクセサリーについて、どこで売っているの?と聞かれるケースです。また美容室では、お客様から新しい髪型になったので服やアクセサリーも新しいものがほしい、とリクエストをもらいサロン内で雑貨や洋服の販売を始めた美容室もあります。お客様の声に応える形で雑貨販売を導入し、満足度の向上につなげています。

成功する雑貨販売の共通点と仕入れ戦略

雑貨販売で成功を収める店舗は、単に商品を並べているわけではありません。明確なコンセプトに基づき、お客様が求める世界観を店舗全体で表現しています。仕入れは、このコンセプトを実現するための一要素です。例えば「北欧ヴィンテージ風」の店舗であれば、それに合うデザインや素材の雑貨を選び、一貫性を保つことがポイントです。それが顧客体験とリピート率向上に繋がります。人気のお店というのは、一見バラバラな商品選びに見えてもその裏にはしっかりとしたコンセプトがあり、それに基づいた仕入れを行っています。

お店のコンセプトに沿った商品選びを意識しましょう。

また、顧客が店舗に入った瞬間から、心地よく商品を探せる導線設計は、購買意欲を高める上で欠かせません。主力商品を入口付近に配置したり、関連商品をまとめて陳列したりと、顧客の「欲しい」を刺激するレイアウトを意識しましょう。季節やイベントに合わせたディスプレイ変更も、店舗の鮮度を保ち、顧客を飽きさせない重要な戦略です。

雑貨を仕入れる方法

では雑貨を仕入れる方法についてご紹介します。

雑貨を仕入れる方法はいくつかあります。どの方法にもメリット/デメリットがあるので、一つの方法に絞るというより複数の仕入れ方法を併用するのがベターです。

また、基本的にお客様はお店に新鮮さを求めています。そのため常に商品の追加や入れ替えを考える必要があり、急に仕入れ先が取引を中止するといったリスクもあります。複数の仕入れ方法を活用して、できるだけ多くの仕入れ先を確保するのが良いでしょう。

1、メーカーと取引する

商品を製造しているメーカーと直接取引する方法です。メーカーと取引するには、ギフトショーやMONTAGE(モンタージュ)などの合同展示会に行って取引交渉したり、気になる商品があれば商品タグからメーカー名を把握しネットで連絡先を調べて直接電話/メールする、という方法があります。メーカーによって取引条件(最低ロット数や掛け率、支払いタイミング)は異なります。
小売や異業種とは直接取引していないメーカーもいるので、その際はどこにアプローチすれば仕入れできるか聞いてみるといいでしょう。

【発注方法】
基本的には展示会に参加しサンプルを見ながら、数ヶ月先の商品を発注するという方法です。ただ最近は現物(即納品)を扱うメーカーも増えてきています。

■メリット
・直接取引で中間マージンがかからないため利益が取りやすい
・新商品などの情報をいち早く知ることができる
■デメリット
・取り扱い商品が限られる
・メーカーごとに発注方法や支払い条件が異なる
・ロット数が大きいことが多い
・開業前は取引できないケースがある
・初回取引時は後払い(掛け売り)ができないケースが多い

2、問屋から仕入れる

つぎは、問屋から仕入れる方法です。問屋とはメーカーや製造先から商品を仕入れて小売店や他の業者へ商品を販売する中間業者のことです。複数のメーカーと取引しているため取り扱い商品が豊富で、売れ筋情報や市場の動きなど、情報やアドバイスをくれる場合もあります。

【発注方法】
問屋は問屋街と呼ばれる場所(東京は日本橋横山町・馬喰町、大阪なら船場が有名です)に集まっているので、そのエリアに行き店舗ごとに会員登録を行ってから利用します。基本的にはお店を運営していれば利用することが可能です。商品を見ながらの発注で、メーカーと違い即納品を扱っているのでタイムリーな仕入れとなります。

■メリット
・多数のさまざまな商品を実際に手に取って見ながら仕入れできる
・定期的に店舗に商品サンプルを持ってきてくれることも
・複数のメーカーの商品を購入しても発注方法は統一されていて支払いも一本化できる
■デメリット
・中間マージンが取られるため利益が薄くなる
・開業前は取引できないケースがある

3、仕入れサイトを利用する

最後は仕入れサイトを利用するという方法です。仕入れサイトとは、メーカーや問屋との取引をインターネット上で行えるサイトのことです。仕入れサイトにも種類があり、さまざまなジャンルの商品を取り扱う総合型の仕入れサイトから、食品など一部のジャンルの商品に特化した仕入れサイトまで、それぞれ種類や特徴があります。

【発注方法】
会員登録を行い、審査が通れば利用可能となります。サイト上に並んだ商品を見ながら発注を行うスタイルです。即納商品が基本ですが、仕入れサイトによっては先行受注商品も扱うサイトもあります。

■メリット
・隙間時間など好きな時間に仕入れができる
・多数の商品をチェックしたり見比べたりができる
・複数のメーカーの商品を購入しても発注方法は統一されていて支払いも一本化できる 
・1点など小ロットで仕入れできることが多い
・初回取引から後払い決済(掛け売り)が可能なケースが多い
■デメリット
・実際に商品を手に取って見ることができない
・送料がかかる

仕入れサイトならぜひ『スーパーデリバリー』をチェックしてみてください。

雑貨を販売するコツ

雑貨を仕入れたら次は販売です。ここでは雑貨を販売する際のコツについてご紹介します。

POPを設置する

店舗での販売で商品名や価格を伝えるプライスカード以上に重要な役目を果たすのがPOPです。「商品の機能」、「利用シーンのイメージ」、「購買意欲をそそるコメント」などを記載したPOPをつけることがおすすめです。

といってもPOPの作成にハードルを感じる方も多いと思います。何を書けばよいのか悩む方は以下の5つから考えてみてください。

1.購入されたお客様の声を書く
実際に購入されたお客様の声をそのままPOPに書けばリアリティーがあって効果抜群です。

2.自分の想いを書く
商品の中には思い入れのある商品も少なくないはず。その商品に対する自分なりのこだわりや、使用方法、オススメポイントなどを書いてみましょう。

3.季節イベントに絡ませる
お正月、バレンタイン、夏祭り、ハロウィン、クリスマス、などなど、季節イベントは多くの人にウケがよく、受け入れられやすいです。ぜひ意識して使いましょう!

4.売れている事実を書く
人気商品であれば、その事実を書いてしまいましょう。「売れています!○個!」「売上ランキング1位!」のように具体的に数字を記載すると説得力が増します。

5.商品に関するうんちく、小ネタを書く
「今インバウンドで大人気!」や「通常と比べ〇〇が2倍!」などお客様が知らないような情報を記載します。

POPの作成については以下の記事も参考にしてみてください。

商品ディスプレイを工夫する

商品をどうディスプレイして見せるかも大切なポイントです。
ディスプレイを失敗すると店内が雑多に見えたり、商品が探しにくいなどの問題が発生する恐れも。
商品陳列時には以下の点も参考にしてみてください。

1.商品のテイストやイメージで分けてディスプレイする
商品をテイストやイメージなど関連するアイテムでまとめて陳列するとごちゃごちゃした印象がなくなります。たとえば、商品のジャンルごとにまとめてディスプレイする方法はよく見られますが、他にも商品の特徴やイメージ(上品、カジュアル、機能的など)で分けるとまとまりがでます。

2.手に取りやすい&見てもらいやすい什器を選ぶ
棚の下段に並べた商品は手に取りにくいなどの問題もあります。陳列棚を選ぶ際に奥に置いた商品や下段に並べた商品でも手に取りやすい奥行きのものを選ぶようにしましょう。

3.商品パッケージを取ってみる
パッケージに入ったままだとどんな商品かが分かりづらかったり、そもそもパッケージがいまいちだとお客様に手に取ってもらうチャンスもありません。思い切ってパッケージから出して陳列するのもひとつです。

4.店舗の1番目立つ場所には季節のイベント・テーマを取り入れたアイテムを並べる
店内入って正面のディスプレイ場所などは一番お客様の目につく場所です。そこに季節や季節ごとのイベントに合わせた商品を陳列することで、お店の新鮮さや目新しさを演出することができます。

もっと詳しく知りたいという方は以下の記事をご覧ください。

利益を最大化する小売価格の設定

悩まれる方も多いのが小売価格の決め方です。雑貨販売で安定した利益を確保するためには、感覚ではなくデータに基づいた小売価格の設定を行いましょう。

1、原価を把握する

仕入れ値 × ○倍だけで価格を決めると後から「思ったより利益が残らない」となりがち。

まずは小売価格の土台になる原価をきちんと出すことが重要です。
商品の仕入れ価格、送料(仕入れ時・販売時)、包装資材(袋、箱、タグなど)、決済手数料、イベント出店費・場所代、自分の作業時間(最低限でもOK)のような仕入れ値以外のコストも確認しましょう。

2、雑貨業界の“相場感”を知る

次に大事なのが相場チェックです。

同じジャンル、同じ価格帯・客層、同じ販売チャネル(実店舗/EC/イベント)
これらを条件に、売れていそうな価格帯、「安い」と感じるライン、「高いけど納得できる」ラインをリサーチします。
良い商品でも、相場から大きく外れると売れません。

3、「なぜこの価格なのか」を言語化する

手作りで一点ずつ作っている、素材にこだわっている、デザイン性・ストーリーがある、ギフト需要を想定しているなど、自分で価格付けについて説明できると、値下げしすぎず、接客や商品説明が楽になり、お客様も納得しやすいでしょう。

最初は、利益少な目で設定し、まずは「売れる経験」を作る。そして売れ筋が見えたら調整する、という考え方がおすすめです。

さいごに

雑貨の仕入れ方法と販売のコツについてご紹介しました。

お伝えしたように、仕入れ先についてはできる限り多く確保しておくのがベターです。
仕入れサイトの利用をお考えなら、ぜひスーパーデリバリーをご利用ください。

スーパーデリバリーは総合型の仕入れサイトで、メーカー・問屋を含む出展企業数は3,000社以上、取り扱い商品数は200万点、雑貨についてもさまざまなテイスト、アイテムを豊富に取り扱っています。開業前でも利用可能なため、開業時の仕入れから利用できます。
また、販売のコツ、開業のポイントなどの情報発信もしています。

雑貨の仕入れをお考えの方はぜひ一度チェックしてみてください。