開業資金の調達に活用したいのが、国や地方自治体が提供している補助金や助成金。

補助金・助成金は融資と違い返済不要の資金援助なので、ぜひとも活用したいところです。

創業融資のプロとして活躍されている『サロン・飲食店創業支援センター』代表の砂田さんによると、補助金・助成金の活用にはちょっとした注意点があるのだとか。今回はそちらについて聞いてみました。

よろしくお願いします~!

 

補助金と助成金の違いについて

ーまず補助金と助成金の違いって何でしょう?

「補助金・助成金はどちらも国や地方自治体が交付元となっており、基本的に返済義務はありません。ただし、補助金については収益が出た場合に一部を返還納付する制度はあります。違いとして助成金は要件を満たせば原則として受給できるのに対し、補助金は審査があるので要件を満たしていても審査で落とされる可能性があります。」

ー補助金はちょっとハードルが高そうですね。

「補助金を受給するには事業計画書を作成して、しっかりとアピールしなければいけません。そういった意味で補助金は助成金より受給のハードルは高いと言えますね。」

 

補助金についての注意点

―補助金に対して誤解がよくあると聞きます。

「補助金にもいろいろありますが、一般的に採択された指定経費支出に対して支給されるものです。補助金受給までの流れを説明しますと、

○○補助金に応募

採択!

指定経費の支出

申請

受給

という流れになります。」

 

ー受給できるのは指定経費を支払った後・・・?

「そうです。開業時に補助金を使いたい!というお客様によくある勘違いがこの補助金の入金のタイミングです。

前述した流れが示すとおり、補助金はその経費の支出後に支給されるものです。採択されたら先にお金がもらえるというものではありません。したがって、何かしらの補助金に採択されてもお金は先に出ていくことになります。」

ー補助金を受けるとしても補助金対象となるお金は必要ってことですね。

「そうです。補助対象の経費の支出が全て完了した後に補助対象額が入金されますので注意してください。」

 

助成金についての注意点

ー助成金についても何か注意点はあるのでしょうか?

「助成金は一般的に行為に対して支給されます。」

ー行為ですか?

「助成金は国が何らかの制度等を推進したい!という場合に、こういうプランを実行してくれた人・法人には経費助成しますよ、というものです。

したがって、助成金の受給についても、全ての定められたプランを実行した後ということになります。こちらも補助金と同様に先にもらえるといった性質のものではありません。誤解のないようにしてください。」

ーなるほど。補助金も助成金も受給タイミングには注意が必要ですね。

 

砂田さん、ありがとうございました!


サロン・飲食店創業支援センター
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