「お客さまの持つ美しさを最大限に引き出したい」女性の魅力を追求するサロン「美容整体ルピナス」を訪問しました

大使館やオフィス、たくさんのおしゃれな飲食店や昔ながらの商店街などさまざまなエリアが共存する「渋谷区広尾」。その広尾のマンションの一室に小顔矯正をメインとする「美容整体ルピナス」があります。今回はセラピストとして長年のキャリアをもつオーナーの及川ゆりかさんに、開業に至った経緯やサロンへのこだわりについてお話をお伺いしました。

1 整体サロンでのインターンシップをきっかけに美容の世界へ飛び込む
- 1.1 せわしない日常の出来事から「施術で人を笑顔にしたい」と思った
2 美容に求められる接客姿勢を見つめ直す機会になった「ヨーロッパ美容視察の旅」
- 2.1 日本のおもてなしやホスピタリティの素晴らしさを実感
3 「口コミが命綱だった」開業までの道のり
- 3.1 帰国後1週間以内にオープンを決意
- 3.2 軌道に乗るまでは早朝アルバイトを掛け持ち
4 「五感が満たされるプライベートサロン」心地よさが感じられる空間にこだわった店舗づくり
5 「その人本来の魅力を引き出す」を大切にした施術へのこだわり
- 5.1 他の誰かを目指すのではない美容を目指す
- 5.2 自己治癒力高めて魅力を引き出すお手伝い
6 サロン運営の参考にしたい「スーパーデリバリー」の利用用途を伺ってみた
- 6.1 「美容整体ルピナス」
7 エステ・リラクゼーションサロンの店販品の仕入れは『スーパーデリバリー』

整体サロンでのインターンシップをきっかけに美容の世界へ飛び込む

オーナーの及川さんが初めてこの業界に入ったのは2003年の頃。当時は大学生だったといいます。小顔矯正で名高い総合整体院「ナチュラルファースト」でインターンシップをしながら技術研修を受け、学生セラピストとして活動をしていました。そこでは数多くの芸能人を担当し、経験を積んだといいます。そして美容の世界でやっていこうと決意をしたそうです。

せわしない日常の出来事から「施術で人を笑顔にしたい」と思った

及川さん：インターンシップをしていたのは大学3年生のころでした。当時は就職活動もしていたんです。そんなとき、通学ラッシュの電車の中でふと社会人の人たちの疲れた顔を見ていたら「セラピストとして施術で人の役に立ちたい、笑顔にしたい」と次第に思うようになりました。

美容に求められる接客姿勢を見つめ直す機会になった「ヨーロッパ美容視察の旅」

4年間「ナチュラルファースト」で学んだ後、スキルアップのためエステの選択肢も検討し、エステの本番フランスやドイツへ美容視察の旅に出ることに。そこでは改めて日本の「おもてなし」や「ホスピタリティ」の素晴らしさを実感したといいます。

日本のおもてなしやホスピタリティの素晴らしさを実感

及川さん：ヨーロッパではアロマの工場見学に行ったり、有名なエステサロンやスパ施設など8～9店舗は訪問しました。スクールに入ったりサロンで働くことも視野に入れていましたが、残念ながら良い出会いがありませんでした。本場の技術に触れながら感じたことは、おもてなしやホスピタリティは期待しているものとは違ったことです。日本ならではのおもてなしや丁寧な接客、技術、ホスピタリティを実感する良い機会になりました。

「口コミが命綱だった」開業までの道のり

「お客さまの持つ美しさを最大限に引き出したい」女性の魅力を追求するサロン「美容整体ルピナス」を訪問しました

帰国後1週間以内にオープンを決意

開業について及川さんにお伺いしたところ、当初は開業しようとは思っていなかったとのこと。ヨーロッパでの視察旅行で感じた「日本のおもてなしやホスピタリティ」「自分のもつ技術でやっていきたい」「自分の周りにいる家族や友人、大切な人に喜んでもらいたい」という想いで帰国後1週間以内に中目黒のマンションの一室を借りて「美容整体ルピナス」をオープンする決意をしたそうです。

軌道に乗るまでは早朝アルバイトを掛け持ち

及川さんに開業したての頃のお話もお伺いしました。

及川さん：開業したての頃は、顧客も少なく早朝アルバイトをしてその後に一日サロンでの施術をしていたこともありました。そうしているうちに、お客様や友人の紹介で口コミが広がり、そこからのご紹介で憧れのタレントさんやアーティストさん、モデルさんもお忍びで施術に通ってくださるようになりました。また、完全プライベート厳守のお一人さまサロンなこともあり、さまざまな有名人にも喜ばれ、お忍びで通ってくださる方もいらっしゃいました。今後のステップアップの目標と結婚が転機となり、2015年に広尾に移転しました。

「五感が満たされるプライベートサロン」心地よさが感じられる空間にこだわった店舗づくり

お店のこだわりについてお伺いしたところ、施術内容でお客様に満足していただけるのはもちろんのこと「空間・音楽・香り…五感で心地よさと幸福を感じられる一時を過ごしてもらえるサロンにすることを大切にしている」という及川さん。

また、サロン名の「ルピナス」の由来は花言葉で「幸せ」の意味をもち「女性の安らぎの場となりたい、女性の幸せの背中を押すサロンでありたい」という想いを込めてつけられたそうです。素敵な由来のもと「ルピナス」のロゴはルピナスの「種」をデザイン。幸せのキッカケつまりは「幸せの種」となるサロンでありたいという想いを込めてつけられたといいます。

「その人本来の魅力を引き出す」を大切にした施術へのこだわり

他の誰かを目指すのではない美容を目指す

小顔矯正が強みの及川さんですが、首から上だけでなく背骨の矯正をしたり身体を整えて自己治癒力を高める施術をすごく大切にしています。

及川さん：本来の身体の一番調子の良い状態になれば小顔は自然と引き出されます。施術のビフォーアフターも大事ですがその人の本来あるべき状態に整えることを大切にしています。テレビやSNSで見かける綺麗な人はたくさんいますが、他の誰かを目指すのではない美容、その人本来の魅力を引き出す美容を大事にしています。自分の元々のお顔立ちに魅力を感じられることは幸せで、お客様には自分のベストな状態を知ってもらってそれを喜んでもらいたいです。

自己治癒力高めて魅力を引き出すお手伝い

ルピナスでは「いつからでも誰でも変われる」ということを知っていただき、お客様ひとり一人のお悩みに寄り添い「何が改善できたら嬉しいのか」ヒアリングの中からそれにこたえられる施術をされています。小顔矯正で来店されたお客様が目的は「顔」だったものの「別のからだの不調や悩みが解消された」という声もいただくそうです。身体や神経信号の調子を整え、本質にアプローチすることを大切にすることで施術を受けた直後よりも持ち帰ったあとで調子の良さに気づいてもらえることに意味がある、自己治癒力を高めて魅力を引き出すお手伝いをしていると及川さんはいいます。

解剖学やカイロプラクティックの技術を学び、長年のキャリアを積まれてきた及川さんだからこそできる「美容整体」なのだと取材を通して感じることができました。