千葉県市川市にある文具店「ぷんぷく堂」さんを先日訪問しました。

「開店時間は夕方5時から…どうして夕方からなんだろう?変わったお店だな…」と思ったお店の中には、ステキな文具とステキな店主の思いがギュッと詰まっていました。

そんな「ぷんぷく堂」さんですが、小箱店舗とも呼ばれる2.5坪の小さなお店ですが、卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」に卸売りをする出展者でもあります。

小さなお店から卸売りされていく商品とは…一体どんな商品なのか気になりませんか?

ということで、今回はその魅力に迫ってみました!

小さなお店からお客様が共感する商品が生まれる!「ぷんぷく堂」が生み出す文具がすごかった!

今回お話を伺ったのは、ぷんぷく堂 櫻井有紀さん(以下、櫻井さん)です。

──今日はよろしくお願いします。早速ですが…お店夕方5時オープンなんですね。どうしてなんでしょう?

櫻井さん:面白いと思いませんか?ただ、面白いからという理由だけではなく、実情としてはいろいろあって夕方5時開店なんです。もともと、子供が2人おりまして、育児がひと段落したな…と感じた時に、自分たちのやりたいことをやってみたいと思うようになりまして…。そこからはじめた2.5坪という小さなお店です。ただ、さすがに子育が落ち着いたとはいえ、いきなり夫婦で独立はちょっとリスクがありますよね。まずは、私が生活の延長でできることから、ということで、日常の仕事を終えてからお店を開店するという今の夕方5時開店のスタイルになりました。

──店内には、鉛筆がすごい種類、そして他にもおしゃれな商品がありますね…。お店は、鉛筆を中心に、文具が好きで、はじめられたのでしょうか?

櫻井さん:文具が好きか?と言われると、熱狂的なマニアではないなとは思うのですが、鉛筆はなんとなく昔から好きで、気が付けば1000本とか集まっていた感じでした。でも鉛筆が好きで鉛筆だけを並べていてもさすがに鉛筆だけじゃ、商売にならないですよね?だから「(ペンとか鉛筆とか)書くもの」と一緒に使うものは「(紙やノートなど)書かれるもの」だと思って、鉛筆と一緒に売れるモノを探っていきながら今のカタチになっていきました。

──お店の商品を仕入れる際にこだわっていることなどはありますか?

櫻井さん:自分のお店なので「自分がいいな。おすすすめしたいな…。」と素直に思える商品を見つけて仕入れています。

──「ぷんぷく堂」さんは、卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」でオリジナルの商品を卸売りしていますが、一番最初にオリジナルの商品を作ったきっかけを教えてください。

櫻井さん:一番最初にオリジナル商品として生まれたのは、「半分鉛筆」という商品です。その名の通り、鉛筆が半分にカットされている商品です。この鉛筆が生まれたキッカケは…ある時お客様が「鉛筆って普通のペンケースに入らないから使いづらいんだよね…」という一言からでした。

「あ…そういう理由もあって鉛筆を使わない人もいるのだな…」と思って、それがきっかけで「半分鉛筆」が生まれました。

──確かに…鉛筆って長いですね(苦笑)思い起こして考えてみると、買ったばかりの鉛筆はまず、ペンケースに入らないですし、子供の学童用のペンケースも昔に比べてコンパクトになっているのですが、買ったばかりだと、かなりぎりぎりにペンケースに納まるって感じの印象です。

櫻井さん:そうですよね…。それから小さなお子さんを持つお客様の中には「新品の鉛筆は、鉛筆を持ち始めたばかりの小さな子には長すぎて安定感が悪いので…半分鉛筆は小さな子でもぎゅっと力を入れてにぎりやすいし、すでに使いやすくて助かる」というお声をいただきました。

「鉛筆を半分にカットする」というだけですが、シンプルながら今までそんな発注をする人はいないわけですから…最初は工場の方にも「本当に半分にして大丈夫ですか?」と何度も聞かれました。ただ今思えば、たくさん喜んでくれる方がいらっしゃって、思い入れの深い商品です。

──すてきですね!ほかにも、そんな商品がいっぱいありますか?

櫻井さん:そうですね…「あなたの小道具箱」という商品ですね。第26回日本文具大賞デザイン部門グランプリ受賞を受賞させていただいた商品です。賞もうれしいですが、この商品を愛用している方が本当に多く…うれしい商品の一つです。

これ、触ってみてください。
実は紙製なんです。

──えぇ!紙製とは思えないくらいとてもしっかりしていますね。落としても全然平気なくらいしっかりしています!

櫻井さん:実はこれ…収納家具や店舗什器などで見かける、収納キャビネットの素材としても使われている硬質紙「パスコ」で作られています。本当に頑丈な材質で、金具で止まっているというのもポイントなんですけど、紙とは思えないくらいしっかりしています。これ…実は、東京の町工場で職人さんがひとつひとつ手作業で製作しています。

──すごい!そして色がとってもかわいらしく、なんでしょう。大切なものを入れたくなりますね…。

櫻井さん:ありがとうございます。「あなたの小道具を入れるちいさなお道具箱」という名前だけあって、共感していただいた方に購入していただいています。何年も愛用していただいている方が「手に触れて使うごとに色艶に味わいが出てきている」という、うれしいお言葉をいただいたりして、作ってよかったなぁと実感しています。このお道具箱ですが、実は最近半分サイズの「いろこばこ」という商品も好評いただいています。

こちらはサイズ感もですが、なんといっても色が好きで買われる方も多くいらっしゃいます。色名も「ピーチ」「ソーダ」「マスカット」「レモン」というように…遊び心がある感じになっててかわいいんですよ。

──色合いがなんとも絶妙でステキですね。あ…あの小さなバインダーメモが個人的にはさっきから気になっています(笑)

櫻井さん:あぁ!ありがとうございます。これは「ミニッパチ」という商品です。手のひらにおさまるバインダーってありそうでないですよね?これ、実は私が百貨店かな…催事出店をさせていただく機会があったのですが、オープン前にみなさん朝礼をされているのですが、メモを取られている方の多くがスマートフォンの背の部分を下敷き代わりにしてメモを取られていたんです。そんな様子をみたりしていたのと、あとは、あれですね…私がバインダーが好き(笑)というのも大きいです。

──首からかけて使えるのもいいですし、これならメモをなくさずに済みそうです(苦笑)

櫻井さん:メモを書いてもメモをなくすって…案外ありますよね!わかります!!私もよくあるんですよ。でも「ミニッパチ」があれば大丈夫です。「ミニッパチのレフィル」も販売していますが、一度購入された方がまたレフィルを買っていただく機会が多くて…そのたびにうれしい気持ちになります。

──おぉ!わかります!私も「ミニッパチ」買っていきます!(本当に買って愛用しています!)

櫻井さん:おぉ!!ありがとうございます!ぜひ使ってみて感想教えてください。

──櫻井さん!本日はありがとうございます。まだまだお話したいことがありますが、またお会いさせてください!ちなみに…次回どちらでお会いできそうでしょうか?

櫻井さん:もしお会いできるなら、6月26日27日に東京開催される「FRAT」という展示会に出展する予定です。よかったらごとーさんもいらっしゃってくださいね!

[関連記事]6月26日27日開催!想いをカタチにして通じ合う…文房具と雑貨メーカーの合同展示会「FRAT」のご案内。

──はい!お伺いさせていただきます!

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