名古屋で長年にわたり、紙製品の企画から製造まで一貫して手がけてきた「フタバ」。丁寧なものづくりと柔軟な開発力を武器に、時代のニーズに寄り添った商品を生み出し続ける紙製品メーカーです。今回の取材では、そんなフタバがどのようにして“売れる紙製品”を生み出しているのか、メーカーとしてのこだわり、ものづくりの背景、そして小売店・事業者にとって扱いやすい理由を深掘りします。紙製品のラインナップ拡大を検討されている店舗様に、ぜひ知っていただきたいメーカーです。今回はスーパーデリバリー担当の石田様、山根様にお話を伺ってきました。

目次
事務用ゴム印製造と軽印刷事業からスタート

──本日はよろしくお願いいたします。貴社の成り立ちから教えていただけますでしょうか
石田さん:もともとは事務用のゴム印製造からスタートしまして、お客様からのご要望で年賀状用の宛名をゴム印で作るようになり、その流れの中で宛名を印刷するようになったらお客様に喜ばれるのでは?ということで、宛名印刷も始めたり、絵柄だけの年賀状印刷などもするようになり、今の年賀状印刷事業につながっています。
2012年には初のキャラクターライセンス展開
山根さん:今でこそキャラクターライセンス商品の取り扱いは当たり前になりましたが、弊社初のコンテンツ事業としてキャラクターライセンス展開を2012年から始めました。
石田さん:当時はくまもんなどのご当地キャラなどが流行っていまして、フタバでも年賀状以外の事業の柱として何かできないかということで、フタバオリジナルの「パンダのたぷたぷ」というキャラクターライセンス展開を始めました。
山根さん:結果的にこの時のキャラクターライセンスの経験が、後のドラえもんの年賀状やムーミンなどのキャラクター系の商品を作れるようなきっかけとなりました。
京都の100年以上の歴史あるブランド「ROKKAKU(ろっかく)」の事業継承

──2021年にはROKKAKUの事業継承があるのですが、これはどのような経緯で?
石田さん:ROKKAKUを扱う経緯としましては、まず先代が年賀状だけで会社を大きくしまして、現社長がフタバ50周年のタイミングでNEXT50プロジェクトというものが立ち上がりました。次の50周年に向けてフタバの未来を考えようという新しい取り組みの一環で、新しい柱となる商品・ブランドを立ち上げようということになり、京都にある箔押しの事業を持っている会社が事業を畳むということで、その会社の事業譲渡を受けて工場ごと事業継承することになりました。今はこちらの名古屋の本社の方で箔押しをしております。

石田さん:最初は事業譲渡で頂いた商品の在庫を売るところからスタートして、ようやく昨年あたりからフタバオリジナルのROKKAKUの商品もデザインしたり、クリエイターさんとコラボした商品を作るようになりました。
山根さん:これからはROKKAKUのブランドの知名度をどんどん上げていきたいですね。
主な製品は「フタバ」と「ROKKAKU」

──製品づくりへの思いを教えてください
山根さん:「フタバ」と「ROKKAKU」が主なブランドラインとなっておりまして、それぞれで少し異なります。フタバに関しては長く年賀状作りに携わる中で、人と人の想いをつなぐ価値を大切にしてきました。年間6000万枚の年賀状に関わってきた経験は、「気持ちを形にする」モノづくりの原点となっています。デジタルで簡単に連絡が取れる時代でも、手に取れる紙の温度や、誰かを思い浮かべて選ぶ時間には特別な力があります。だからこそフタバは、「想いを彩り、心をつないでいく」という理念のもと、特別な日だけでなく日常にも寄り添う商品づくりを目指しています。
山根さん:もう一つのROKKAKUは、100年以上にわたり京都・六角通りで箔押し技術と向き合い、鮮やかな輝きや凹凸の質感をいかした表現の可能性を追求してきました。箔の種類や版のデザイン、重ね方によって無限に広がる表現力を、より豊かに、より繊細に届けるために、日々技術とデザインを磨き続けています。長い歴史の中で大切にしてきたのは、箔押しが特別な場面を彩る存在であると同時に、日常にも寄り添えるものであることです。贈り物として使われる華やかなアイテムはもちろん、自分の暮らしの中で楽しめるステーショナリーやインテリアなど、用途の幅を広げながら、新しい箔の楽しみ方を提案してきました。

山根さん:「誰かに贈る」ものとしての華やかさと、「自分で使う」よろこびのどちらも大切にし、箔押しの価値と魅力をより身近に感じてもらえる形へと進化させてきました。”箔がつく”という言葉に象徴されるように、箔押しには長く受け継がれてきた価値があります。その伝統を大切にしながら、日常のささやかな瞬間までも美しく彩る存在へと導くこと。それがROKKAKUがこれからも挑み続けるものづくりの姿勢です。
石田さん:ROKKAKUのキャッチコピーが、「うれし めでたし 箔押し」となっております。嬉しい時、めでたい時などに生活を彩るのもROKKAKUの役割だということで「うれし めでたし 箔押し」となっています。
──人気・定番商品があれば教えてください
石田さん:最近は人気イラストレーター「オビワン」さんとのコラボ系のアイテムが好調です。オビワンの持つレトロで可愛い世界観とROKKAKUならではの箔押し加工技術が詰まった見どころの満載のアイテムです。第一弾に続き、第二弾が発売されたのですが、今人気のステッカーが新登場しました。お求め安い価格帯で日本国内のお客様にはもちろん、海外からのお客様にも非常に人気の商品となっており、初回仕入れの導入にはピッタリなアイテムです。文具女子博のようなリアルイベントでも非常に人気がありますね。

(画像)ROKKAKUの中でも特に人気のオビワンとのコラボシリーズ
国内は業種問わず、海外にはROKKAKUの取引を広げていきたい

──スーパーデリバリーではどのような会員さんとお取引したいですか?
山根さん:国内会員様では業種問わず幅広くお取引がしたいと思っております。現在海外展開に力を入れており、直近では台湾での展示会に出展をしました。ROKKAKUの商品を海外会員様へ発信することや、スーパーデリバリーはSDexportで海外会員様とのお取引の強化が今後の課題となっていますので、今後さらに海外との取引を広げていきたいと思っております。
「想いを彩り心をつないでいく」フタバの仕入れならスーパーデリバリー

今回は、丁寧なものづくりと柔軟な開発力を武器に、時代のニーズに寄り添った商品を生み出し続ける紙製品メーカーのフタバさんにお話を伺いました。これまで気付いてきた事業や伝統を継承しつつ、新しいことにも日々挑戦をしていくフタバさんの姿勢はこれからもいろいろな方に彩りを与えていくでしょう。「想いを彩り心をつないでいく」フタバの製品はいろんな業種のお店にでオススメできる商品が豊富にそろっています。ぜひチェックしてみてください。




