飲むと体に良いことがあるといわれている甘酒。特に朝に飲むと甘酒に含まれるブドウ糖により、脳が活性化するためにスッキリと目覚めることができるとも言われています。
今回はさまざまなメーカーから販売されている特徴ある甘酒をご紹介いたします。
目次
フリーズドライ製法の新感覚甘酒「フルコレ」
国内外から選びぬいたフルーツを仕入れ、形、色、香りや栄養素はそのままにして水分だけを取り除くフリーズドライ製法で製造したフレッシュな香りを封じこめたフルーツに酒粕とグラニュー糖をブレンドしたフルーツ甘酒をラインナップしています。
パウザ―状の甘酒で、カップ1杯分はティースプーン2杯(約15g)をお湯で溶いて作ります。濃く解いて冷水や氷水で薄めると冷やし甘酒にもなります。お好みで濃厚な甘酒を楽しむこともできます。
ラズベリー甘酒
今回、初めてパウダー状の甘酒を飲みました。お湯を注ぐと湯気にのってよく知る甘酒の香りがしてきます。いざ、飲んでみると口当たりは甘酸っぱくこれまでの甘酒の概念を覆されたような感覚でした。瓶の中にラズベリーのドライフルーツが入っています。果実の味は酸っぱいので、お好みで甘酒と併せて飲むと味変が楽しめます。
紹介商品:ラズベリー甘酒
ピーチ甘酒
こちらもお湯を注ぐと、甘酒の香りがしてきます。ラズベリーに比べると口あたりはやさしく、なめらかで後からピーチの酸味がほんのり味覚を刺激します。色は白濁しているのですが、さらっとしているため、ホットミルクのようなイメージです。個人的にはパウダーの量を多くして、濃くして飲むのが好みでした。
紹介商品:ピーチ甘酒
玄米と糀、シンプルな美味しさが際立つ「結わえる」
玄米が持つイメージ、食べにくい・美味しくないといった概念をくつがえすため、玄米を圧力釜で炊いてから独自製法で3~4日寝かせた「寝かせ玄米」が特徴の結わえるが提供している、玄米甘酒をご紹介します。
玄米と糀のみで作られた玄米甘酒は、原材料の良いところを最大限に引き出す備長炭を使った自然醸造で製造されておりノンアルコール、砂糖不使用、無添加で安心して飲めます。玄米甘酒はシンプルな「プレーン」、甘さ控えめの「古代米」の2種類があります。
玄米甘酒プレーン
結わえるの玄米甘酒は、濃縮タイプなので水で割って飲みました。
無添加で原材料は玄米と糀のみなので、余分なものが入っておらず雑味がまったくありません。あっさり、シンプルで飲みやすく香りも強くなく気になりません。ノンアルコールなので喉が渇いた時の飲料水としてもゴクゴク飲めそうです。しっかりと甘みを感じるが、くどくなくてさらっとしていて、すっと甘みが消えますが、米麹の食感も残っているので甘酒らしさも感じることができます。
紹介商品:玄米甘酒 プレーン
玄米甘酒 古代米
玄米と糀と3種の古代米でつくった、甘さひかえめの玄米甘酒です。プレーンと比べると味がしっかりしている。ほんの少しほろ苦い感じがしました。プレーンは甘くて苦手という方はこちらの古代米の玄米甘酒がオススメです。
無調整豆乳で割ってみたら糀の甘みが際立ち、美味しく何杯でも飲めちゃいます。
紹介商品:玄米甘酒 古代米
「楽」「温」「育」の3つの風味が楽しめる「ネオナチュラル」の甘酒「はだ恵り」
自社有機農場で農薬や化学肥料を一切使用せず、大切に育てたお米の美味しさを最大限に引き出すため天日干し(はさがけ)を行った「小次郎米」をベースとした「はだ恵り」を提供しています。
腸内環境を整えるオリゴ糖を生み出す2種類の米糀由来酵素をプラスした無添加のはだ恵りは、「ハーブの香り」を特徴の1つとしています。甘酒の独特な風味が苦手な方でもすっきりと飲みやすい「甘酒+ハーブ+酵素」という新発想の発酵飲料です。「楽」「温」「育」の3つの風味が楽しめます。
美活甘酒「はだ恵り~楽~」カモミール・ラベンダー
美活甘酒も濃縮タイプの甘酒で、水で割って飲みました。
お米やはとむぎ、ヘチマなどの素材を3種の米麹と2種の酵素で熟成発酵、カモミールの風味が特徴です。香りはこれまで飲んだことのある甘酒とは違う透き通った感じで、これがハーブの影響かなと思いました。口に含むとはとむぎでしょうか、香ばしい香りがパッと広がります。
氷を入れて熱い夏に飲むと、爽快な気分になりそうなほど、スッキリさわやかな口当たり。
濃縮ペーストはさらっとしていて、甘酒の食感が苦手な方でもすんなり飲めます。
肌トラブルに悩んでいる、スッキリしない日が多い、ハーブでリラックスしたい方にオススメです。
美活甘酒「はだ恵り~温~」かぼちゃ・柚子・生姜
女性にうれしい生姜やかぼちゃを使用していて、口当たりの良い甘さです。こちらも、甘酒が苦手な方にオススメしたい商品です。
まず生姜の香りが印象的、口にするとかぼちゃ、柚子の風味もついてきます。あっさりしているので、甘酒と言われずに飲むと甘い生姜ドリンクといった感じでした。
身体が冷えやすい、お肌の不調が気になる、やる気が出ない方は「温」がオススメです。
美活甘酒「はだ恵り~育~」バナナ・りんご・にんじん
3種類のなかで、香り、味ともに一番甘酒っぽい印象です。ただ、風味は強いものではなくオーガニックのバナナやニンジンを使用したフルーティーな香りなので、子どもから大人まで美味しく飲めます。お子さまの朝食やおやつなどのお供に喜んでもらえると思います。親子で一緒に甘酒ライフをお楽しみください。
「育」は、おやつを食べる日が多い、最近体形が気になる、お子様とも一緒に楽しみたい方にオススメ。甘酒にはアミノ酸やオリゴ糖が配合されているので、まさに「育」という名称がピッタリの商品です。
美味しいお水、米と米麹だけで作る「神楽坂甘酒」
九州屈指の清流として知られる番匠川を有する大分県佐伯市の美味しいお水、米と米麹だけで作る「神楽坂甘酒」は米麹・甘酒専門店、のレンMURO神楽坂店のオリジナル商品です。
砂糖や添加物は未使用で米に含まれるデンプンを麹の酵素がブドウ糖に変えるため、ノンシュガーでも自然な甘味を味わうことがでます。また、ノンアルコールなので、お子さんや、妊婦さんも飲むことができます。「プレーン」と大分県に縁ある「ゆず」「かぼす」の3種類の甘酒を販売しています。
神楽坂甘酒
神楽坂甘酒はビンからそのままコップに注いでいただきました。香りはほんのりと甘酒特有な香りがしますが、ひとくち含むと今まで知っている甘酒だ!と言える風味が口いっぱいに広がります。これまで紹介してきた甘酒の中で、甘さは強めです。
まさに「飲む点滴」と言われる甘酒の特徴を全面に表現した、砂糖や添加物は使わずに米と米麹だけで作り上げた昔ながらの甘酒です。
神楽坂甘酒ゆず
大分県産ゆず果汁を使用しており、グラスに注ぐときから柚子の風味がしてきます。柚子のほろ苦さが印象的で、甘酒の自然な甘さに柚子の上品な香りとすっきりとした甘酸っぱさがブレンドされた味覚はクセになりそうです。
神楽坂甘酒かぼす
大分県産のかぼすを使用していますが、柚子と比べると深い酸味が特徴的です。後味は柑橘系特有の甘酸っぱさが口の中に残ります。個人的には柚子の方がのどごし良く飲めました。無調整豆乳で割ると、酸味が和らぎます。
こちらの神楽坂甘酒3品は、ワンちゃんも飲めるとのことなので、よかったらワンちゃんと一緒に楽しんでみるのも良いですね。
10種類の甘酒を取り寄せてあなたのお店でも提案をはじめませんか?
さまざまな特徴ある4メーカーから10種類の甘酒をご紹介しました。
今回は朝に飲みたい甘酒という観点でお伝えしましたが、お昼には集中力アップ、寝る前には安眠効果など、気分や体調などの用途に合わせてお好みの甘酒を選んでみてはいかがでしょうか。
どれも本当に美味しかったので、甘酒コーナーとして提案してみると良いかもしれません。
(文・写真:大城あしか)