11月に入るとイルミネーションの点灯がはじまったり、いよいよクリスマスに向けての準備がはじまります。今回は今年のトレンド傾向と今年らしいクリスマス提案のコツをお届けします。
クリスマスに向けた演出や仕入れの参考にしてください。
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目次
時代とともに変わるクリスマスの提案
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつありますが、今年も引き続き家族など大切な人と過ごす静かなクリスマスが中心となりそうです。クリスマス雑貨やクリスマスのデコレーショングッズなどの売れ行きを見ても、棚に置けるようなコンパクトなアイテムが好調な様子。
北欧の暮らしを彷彿とさせるようなヒュッゲな(ほっこりとした)提案や、おうち時間・巣ごもり時間おといった落ち着きのある提案が主流のようです。
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ちなみに、日本におけるクリスマスは、パーティーやファーストフード(フライドチキン)を食べるといったカジュアルなお祝いの仕方が主流にありますが、本来のクリスマスの在り方や意味に立ち戻って考えて行動することで、クリスマスの楽しみ方も変わっていきます。ということで、クリスマスの本来の意味や日本におけるクリスマスについて振り返ってみました。
クリスマスとは?
クリスマスは、「イエス・キリスト」の降誕祭です。誕生日だという認識がある方も多いとは思いますが、新約聖書にはキリストの生まれた日の記述はなく、特定されていないため、クリスマスはキリストの誕生日ではありません。そのため、クリスマスは「キリストが誕生したことを祝う日」です。
クリスマスは英語で「Christmas」と記載します。その語源は「Christ(キリスト)」と「mas(ミサ・礼拝)」を合わせた言葉。そのため、クリスマスは「キリストのミサ」という意味。世界のキリスト教国でキリストの降誕をお祝いする特別な日です。
クリスマスのお決まりのあいさつといえば、「Merry Christmas!」がありますが、意味を知ると行事のとらえ方も変わりそうですね。
ちなみに、クリスマスの表記「Xmas」があります。最初の文字がXなのはギリシャ語からと言われています。というのも新約聖書の多くはギリシャ語だから。実は、Xmasという表記は昔ながらの表記のようです。
ただ、最近では「Xmas」という表記が商売としての活用イメージ(商業イメージ)が強いので、あまり利用されないそうです。表記にもトレンドがあるのですね…。
日本におけるクリスマスと移り変わり
日本において、クリスマスを行事として取り入れるきっかけになったのは明治33年(1900年)に「明治屋」が銀座に進出し、その頃から「クリスマス商戦」がはじまったことが大きいそうです。
また、大正時代になると児童書や少女雑誌などを中心に12月になるとクリスマスにまつわるお話や挿絵などが入るようになり、少しずつクリスマスの文化が根付いていきました。
その後、昭和(戦前)には、昭和時代の先帝祭にあたる大正天皇祭が12月25日だったこともあり、日本でクリスマスの習慣が広く普及したのはこの頃とも言われているそうです。昭和3年の朝日新聞の記述には「クリスマスは今や日本の年中行事なり、サンタクロースは立派に日本の子供のものに」と書かれるまでになりました。
昭和(戦後)~現代にかけては、戦後もクリスマス文化は続いていましたが、平成に入り、平成天皇誕生日が12月23日(祝日)ということが影響し、クリスマスがより身近なものとして定着しました。(日曜日が天皇誕生日のため)振替休日でクリスマスイブが休日になることもあり煌びやかなクリスマスのイメージはこの頃に作られてきたもののようです。
現代では、ショッピングセンターや街路樹など早いところでは11月上旬からクリスマスツリーが飾られたり、クリスマスイルミネーションなどが展開され始めるように…。店内ではクリスマスソングが流れ、洋菓子店ではクリスマスケーキが予約販売される。クリスマスの週にはクリスマスイベントが開かれるという賑わいのあるスタイルが作られていきました。(情報引用元:Wikipediaクリスマス)
日本ではイベント性が高いクリスマスですが、欧米などでは伝統的な料理を食べたり、教会に行ってミサに参加したり、家族とともにゆったりとした時間をすごす大切なひとときです。その本来の催事としての意味に立ち返り、過ごし方が変化するきっかけになりそうですね。
今年らしいクリスマス提案におすすめの商品をピックアップ
大切な人と心あたたまる時間を過ごすクリスマス。ディスプレイや提案に取り入れたいおすすめの商品をピックアップしてみました。
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クリスマスツリーはコンパクト・ミニサイズ
クリスマスといえば、大きなクリスマスツリーが目をひきますが、近年注目が集まっているのはコンパクトなサイズのツリー。お店なら、レジ横におけるサイズ、それから、お店の四隅などに飾れるコーナー展開しやすいデザインのツリー(コーナーツリー)や廊下(通路)などで展開しやすい半面型のツリーなど場所を取らないタイプ(スリムツリー)が人気です。
また、一般家庭においては棚置きできるサイズや100cm以下の小さなお子さんの背丈のもの、タペストリーやインテリアアートなどで楽しむなど、インテリアとしてお部屋になじみやすいものが好評なようです。
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ツリーに引っ掛けるだけじゃない!飾る楽しみが広がるオーナメント
クリスマスツリーを飾る上で欠かせないのがクリスマスオーナメント。近年ではツリーだけでない飾り方ができることで利用シーンが広がっています。
例えば、麻紐やリボンに括り付けてガーランドのようにして壁面に飾ってみたり、リースに吊るしてみたり、羊毛フェルト素材の人形などは棚にちょこんと座らせてみたり…飾り方もいろいろとあります。
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玄関扉や壁面などを華やかに彩るクリスマスリース
お店のエントランスなどで見かけるとなんだか幸せな気持ちになれるアイテムが「クリスマスリース」。今年も例年に引き続き人気です。クリスマスリースはよく、欧米などではクリスマスシーズンになると玄関先などで飾られます。
クリスマスリースを飾る理由は3つをご紹介します。意味合いに合うものを提案するのもおすすめです。
まずは、「魔除け」。玄関に飾るという習わしには、玄関に飾ることで家(店や会社)の中を守るという意味があるそうですよ。リースには常緑樹(幹や枝に一年を通じて葉がついていて、年中、緑の葉を見ることができる植物)などを中心に緑の枝葉などがついているデザインが多いですが、これにも意味があり、冬でも緑色のある常緑樹は強い生命力の象徴とも言われているそうです。また、葉の種類にもよりますが、殺菌作用や抗菌作用があるものなども多くそれらが由来して「災いから身を守る」という意味が生まれているそうです。
つづいて、「豊作を祈る」。リースについている飾りとして、松かさやリンゴ、どんぐり、オリーブなど…実や果物などが飾られているデザインのものをよく見かけると思います。これにも意味があり、「収穫を祈る」という意味があるそうです。次の収穫期の豊作を願って飾られているそうです。
そして、「新年の幸福を願う」。日本では12月25日のクリスマスが終われば、26日から一気に年越し準備がバタバタとはじまりますが、欧米諸国においてはクリスマスシーズンは年明けまで続いていきます。一般的にリースが飾られる期間はアドベントの始まり(11月30日に近い日曜日)から公現日(1月6日)まで、もしくは聖燭祭(2月2日)までです。そのためリースには「新年の幸福を願う」という意味も込められています。
なんだか、日本のお正月のしめ縄飾りと同じように、国と文化が違えども、玄関周りの飾りからいずれも幸せを願う思いが込められているんですね。
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食品で美味しいクリスマスを盛り上げよう
クリスマスの提案に花を添えるアイテムのひとつが「食品」。限定パッケージの食品をはじめ、今年もかわいらしいデザインの食品がそろっています。ギフトにもおすすめなアイテムばかりなのでぜひチェックしてみてください。
クリスマスの提案の中でおすすめは紅茶です。飲料を取り扱う食品メーカー各社によると例年以上に今年は紅茶の売れ行きが良いとのことです。中でもそのまま飲まれるのも良いですが、ミルクティーにして飲むのが流行っているとのことなので、今年らしいクリスマスの食品提案には紅茶がおすすめです。
「BASILUR TEA JAPAN(バシラーティージャパン)」の紅茶。本のようなデザインパッケージになっているバシラ―ティーは店頭でも目をひいてクリスマスらしさを演出してくれるのでおすすめです。
かわいらしいパッケージの紅茶ギフトがお好みという方におすすめなのが「陶和」のクリスマス飲料です。クリスマスカードを贈るような感覚でお客様にクリックポストなどでご挨拶に送るのも一案。先日、展示会でお伺いしたところ陶和ではすでにクリスマスのギフト食品の売れ行きが好調とのことで、掲載している在庫のみの対応となるそうです。
クリスマス食品は期間限定での提案となるため、食品メーカー各社ともに提案在庫が終了次第、完売となります。ぜひお早めにチェックしてください。
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クリスマスの提案を通じて幸せを育むお手伝いをしよう!
今回は今年らしいクリスマス演出のコツと提案のヒントをまとめてみました。煌びやかな印象があったクリスマスも時代の移り変わりとともに、大切な人と過ごすゆったりとしたひとときとして変わりつつあります。身近な大切な人に「いつもありがとう」の感謝の気持ちを伝えながら心豊かな時間を育む提案ができるヒントになればうれしいです!
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