インテリア雑貨にもエシカルな考え方が広まる！廃材などに新たな価値を吹き込むインテリアをご紹介

近年、環境に配慮された商品の消費が注目されていますが、それと同時に、インテリア雑貨を扱うメーカー各社からも環境に配慮された商品が多く見られるようになりました。例えば、間伐材を使ったチェア、建築廃材を使ったベンチ、再生プラスチックを使った雑貨など…。日常の生活や産業の中でワンウェイで使い捨てされていたものが見直され、新たな商品として生まれ変わるということが増えています。

消費者の側で見ても、このような「エシカル（倫理的）でサスティナビリティ（持続可能性）がある商品」に注目が集まりつつあり、オシャレだけでなく、モノに込められた思いも含めた消費が増える傾向にあります。

このような流れの中で、卸・仕入れサイト「スーパデリバリー」でも掲載されている商品の中に、廃材など環境に配慮されたインテリア・雑貨は多数見受けられます。

[関連商品]間伐材/廃材/流木/廃プラスチック/再生プラスチック/

今回はその中でも環境に配慮された商品づくりの取り組みをされている「ディクラッセ」さんの商品ご紹介します。

1 廃材など捨てられていた素材に新たな価値を吹き込むディクラッセ
2 まとめ
3 アパレル・雑貨の卸・仕入れは「スーパーデリバリー」！

廃材など捨てられていた素材に新たな価値を吹き込むディクラッセ

インテリア照明器具を扱うディクラッセには、「これが廃材だったとは…」と驚くほど、かっこよく生活空間にフィットする商品がたくさんあります。お店のメッセージ商品としてぜひ採り入れていただきたいです。

魚沼市の地域とつながり、建築廃材を使って生み出されたデザイン照明「シンカンナ」

[取り扱い企業]ディクラッセ

「シンカンナ照明ランプ」は、新潟県魚沼市にある「NPO 法人魚沼交流ネットワーク」とコラボレーションされた地域産業活性化支援プロジェクト。商品の素材となるのは、建築木材を加工する際に出た「カンナ屑」。カンナ屑を巻き付けるカタチに加工して再利用して作られたのがこの「Thin kanna -シンカンナ-」シリーズ。

ライトを点灯すると、木を透してあたたかなオレンジ色の光がお部屋をやさしく照らすだけでなく、丸く加工されたカンナ屑の影からふんわりとした木漏れ日のような影が演出されます。

この商品にはディクラッセと新潟県魚沼市の以下のような思いがあります。

「地球を大切にしよう」

商品を生産する際に出てしまう「端材」。仕方ないという言葉で解決していいのでしょうか？
そんな疑問をいつも抱えています。そんな折、魚沼市からデザインの依頼を受けました。現地に足を運び、豊かな自然を見て「地球は大切にしないと」という気持ちが湧いてきたのです。そこで、ゴミや捨てられてしまうものを見直し、資源を大切にする想いをカタチにしました。（ディクラッセデザイナーコメントより）

豊かな自然に育まれた魚沼市をもっと元気に！
新潟県魚沼市は毎年のように大雪が到来。豪雪地帯は冬の間、旅館等の名差を余儀なくされています。内職も大切な仕事の一つとなる時期に、雇用を生み出す照明デザインを考えました。長い冬の間、魚沼市内で出るカンナ屑を一つ一つ各家庭でまるめ、それが照明のシェードとして完成する頃には穏やかな春が訪れます。（新潟県魚沼市のコメントより）

[関連企業]ディクラッセ
[関連商品]シンカンナ照明ランプ

捨てられる間伐材に命を吹き込む「フラスカスツール」

[取り扱い企業]ディクラッセ

森林を管理するために間伐材。捨てられてしまう間伐材に命を吹き込むかのようにを枝を生やすデザインがされた「フラスカスツール」。スツールとしてだけでなく、サイドテーブルとしても使える逸品です。

「ディクラッセ」と「さめうらこむ間伐材研究会」のコラボレーションから生まれた商品。この商品には、以下のような思いが込められているそうです。

日本には沢山の木があるのに、なぜ外材を多く輸入しているのでしょうか。日本でも原木は安いのに、人間の手で加工して割れないようにしたり、樹脂加工したり、手間を掛け、最後に貴方のもとへ届いたときは、高価なものになっていしまうため、安く輸入できる外材に頼っているのが現状です。

それによって東南アジアなどでは、不法な伐採や乱獲などによる森林破壊が問題にされています。

日本の森には木材流通低迷の為、手入れをされずに放置されている人口林がたくさんあります。しかし手入れをされずに樹木の生長がにぶると、水源涵養力、土壌保全能力が低くなり、水害などの原因にもなります。環境保全のためにも、間伐による森の手入れが重要なのです。

高知県にある合法木材供給業者の「さめうらこむ」は、世界的な森林消失防止に賛同し、適正に合法的に証明された木材を利用しています。ディクラッセのデザインする環境に配慮したブランド「earthliving（アースリビング）」はさめうらこむ間伐材を使い、森の生命を感じるスツールをデザインしました。

捨てられる運命の間伐材が本来持っている自然のカタチを、人工的に再生させました。自然のカタチには節理に従った美しさがあります。部屋の中に置くだけで、森の再生・持続性を考えてもらうきっかけになればと思います。

[関連企業]ディクラッセ
[関連商品]earthliving（アースリビング）

ドラマーが魂を込めて叩いたシンバルを照明として永遠に「シンバルペンダントランプ」

[取り扱い企業]ディクラッセ

「シンバルペンダントランプ」は、ミュージシャンが叩いたドラムのシンバルを再利用されて作られた照明です。シンバルは消耗品。5mmほどの小さな亀裂が叩いていく中で入ることで、音の伸び（サステイン）が短くなるため、廃棄せざるを得ないものだそうです。その数は、チェーン展開されている某リハーサルスタジオでは全店合わせて月に100枚近く…捨てなければならないシンバルが出てしまうそうです…。

情熱を込めて叩かれたシンバル。情熱だけはそのままに、照明になりました。そんなシンバル照明には以下のような思いが込められています。

「ドラマーが熱い想いを込めて叩き込むシンバルを捨てるのはもったいない」
そんな気持ちから、シンバルをスタジオやプロミュージシャンから回収し、それを製品化して再び世の中に送り出す活動を始めたのが「ECO MUSIC JAPAN」です。ディクラッセはECO MUSIC JAPANの活動に賛同し、楽器として使えなくなった後でも、暮らしの中で大切に使っていけるよう、照明として新しい息吹を吹き込みました。

[関連企業]ディクラッセ
[関連商品]earthliving（アースリビング）