創業270年以上の歴史を誇る熊本の老舗「山内本店」。
“現代の名工”が手がけた味噌や醤油は、伝統と職人技が息づく奥深い味わいが魅力です。
今回は看板商品の「まぼろしの味噌」をはじめ、ご飯が進む肉味噌や贅沢な本醸造醤油などをご紹介します。

お試しさせていただいたのは、以下の5商品です。
目次
山内本店について
熊本の老舗「山内本店」は、宝暦元年(1751年)創業、270年以上の歴史をもつ味噌・醤油蔵です。
名水の地・熊本の中でも、阿蘇の伏流水を活かした仕込みにこだわり、地下水を守る取り組みにも力を注いでいます。
味噌職人としては希少な「現代の名工」に選ばれた永田富浩氏が、伝統と革新の両面から味づくりに向き合ってきました。
こうして生まれた「まぼろしの味噌」をはじめ、その製品は品評会などでも高い評価を得ています。
伝統を大切にしながら、現代に寄り添った“最高峰のものづくり”を追求し続ける企業です。
まぼろしの味噌 熟成麦 500g

[掲載商品] まぼろしの味噌 熟成麦 500g
「まぼろしの味噌 熟成麦」は、熊本の麦味噌文化を受け継ぐ、香り豊かで旨み深い中甘口の味噌です。
阿蘇の伏流水と、国内産の大豆・大麦・食塩を使い、丁寧に仕込まれたこだわりの逸品。
味噌汁はもちろん、もろみの様にご飯や野菜などに付けるのもおすすめです。
「まぼろしの味噌 熟成麦」商品情報

■名称:麦みそ
■原材料:大麦(国産)、大豆(国産)、食塩
■内容量:500グラム

「まぼろしの味噌 熟成麦」を食べてみた感想

まずはそのまま一口、味わってみました。
角のないまろやかな塩味に、ほんのりとした甘みが重なり、麦の芳醇な香りがふわっと広がります。

「麦味噌は具だくさんの味噌汁と相性が良い」と聞き、豚汁を作ってみました。
すっきりとした味わいと麦の香ばしい風味が、野菜やお肉の旨みをやさしく引き立ててくれます。
私は関東在住で普段は米味噌を使うことが多いため、麦味噌の味わいはとても新鮮で、心に残るおいしさでした。
まぼろしの味噌 米麦あわせ 500g
[掲載商品] まぼろしの味噌 米麦あわせ 500g

「まぼろしの味噌 米麦あわせ」は、麦麹と米麹をあわせて仕込んだ、まろやかな甘みと旨みが特長の中甘口味噌です。
原料には国産の大豆・大麦・米・食塩を使用し、仕込み水には阿蘇の伏流水を採用。
丁寧に造り上げた香り豊かな逸品で、毎日のお味噌汁にもおすすめです。
「まぼろしの味噌 米麦あわせ」商品情報

■名称:調合みそ
■原材料:大豆(国産)、大麦(国産)、米(国産)、食塩
■内容量:500グラム

「まぼろしの味噌 米麦あわせ」を食べてみた感想

米の甘みと麦の旨みがまろやかに調和した、深みのある味わい。
米味噌と麦味噌の“いいとこどり”といった印象です。

今回は、わかめと豆腐の味噌汁を作ってみました。
米味噌のまろやかさと麦味噌の香ばしさが合わさって、毎日でも食べたい、飽きのこない味噌汁に仕上がりました。
超特選純搾り 200ml

[掲載商品] 超特選純搾り 200ml
「現代の名工」永田富浩氏が手がけた、贅沢な味わいの本醸造醤油。
JAS規格の中でも最上級にあたる“超特選”にふさわしく、香りと旨味の深さは格別です。
艶やかでのびのある味わいは、料理の味付けはもちろん、かけ醤油としても重宝します。
「超特選純搾り」商品情報

■名称:こいくちしょうゆ(本醸造)
■原材料:脱脂加工大豆(インド製造)、小麦(カナダ)、食塩
■内容量:200ml

「超特選純搾り」を食べてみた感想
醤油の味がしっかり感じられるよう、冷奴にかけて食べてみました。

ひと口目から、芳醇な香りと大豆の旨味がふわっと広がります。
余韻も上品で、素材の味を引き立てながらもしっかり存在感のある醤油でした。
熊本あか牛のせ肉味噌

[掲載商品] 熊本あか牛のせ肉味噌
熊本で育った牛肉「あか牛」のすね肉をたっぷり使った、食べ応えのある肉味噌です。
生姜やにんにく、赤酒でシンプルに味付けし、仕上げに「まぼろしの味噌」の香りをまとわせました。
ご飯にのせるだけで、贅沢な一品が完成します。
「熊本あか牛のせ肉味噌」商品情報

■名称:みそ加工品
■原材料:みそ(大豆を含む、国内製造)、牛肉(熊本県産)、砂糖、洋風だし(鶏肉・えびを含む)、赤酒、にんにく、しょうが/酒精、増粘剤(加工でんぷん)
■内容量:120g

「熊本あか牛のせ肉味噌」を食べてみた感想

きゅうりに添えていただいてみました。
やや甘めの味付けにあか牛の旨味が重なり、味噌のコクがより一層引き立っています。
しっかり濃い味わいで、ごはんのお供はもちろん、日本酒のおつまみにもぴったりです。

坦々肉みそ

[掲載商品] 坦々肉みそ
「現代の名工」永田富浩氏による「まぼろしの味噌」を使った、コク深いおかず味噌。
国産豚肉を40%使用し、東肥赤酒のまろやかさが旨味と香ばしさを引き立てます。
ピリッとした旨辛の味わいが、食欲をそそる一品です。
「坦々肉みそ」商品情報

■名称:みそ加工品
■原材料:豚ひき肉(国産)、みそ(大豆を含む)、練りごま、赤酒、砂糖、ファージャオオイル(食用油脂、香辛料)(小麦を含む)、洋風だし(鶏肉、えびを含む)、豆板醤、にんにく、しょうが/酒精、増粘剤(加工でんぷん)、パプリカ色素、酸化防止剤(V.E、V.C)
■内容量:120g

「坦々肉みそ」を食べてみた感想

こちらもきゅうりに付けて食べてみました。
刺激的な辛さがクセになるおいしさ。
肉の存在感もしっかりあり、甘辛い味付けでご飯がどんどん進みそうです。
中華麺に合わせても、パンチのある一品に仕上がりそうですね。

熊本の歴史と伝統「山内本店」が届ける本格味噌の魅力

「山内本店」の味噌・醤油など5商品を紹介しました。
熊本の風土や歴史が息づいており、ひと口ごとに素材の良さと職人の技が伝わってくる味わいです。
特に、普段あまり馴染みのない「麦味噌」のおいしさを新発見できたのは、大きな収穫でした。
味噌の魅力を見つめ直すきっかけとして、ぜひ一度お試しください。
(文・写真:さくら)