2025年の夏、華やかな泡立ちと爽やかなのど越しで暑い日を彩るスパークリングワインをお探しなら、稲葉がおすすめするイタリア産プロセッコがぴったりです。稲葉の担当者が提案してくれたのは、ザルデットが手掛ける「プロセッコ エクストラ ドライ」「プロセッコ ブリュット」「モリン プロセッコ スペリオーレ エクストラ ドライ」の3種類。いずれもイタリアのヴェネト州で造られる高品質なスパークリングワインで、夏のさまざまなシーンを特別なものに変えてくれます。今回はこの3本を試飲し、それぞれの魅力を詳しくレビューします。


プロセッコ エクストラ ドライ
プロセッコ ブリュット
モリン プロセッコ スペリオーレ エクストラ ドライ

稲葉とは?高品質でリーズナブルなワインを届ける専門商社

稲葉は、1925年に設立された日本を代表するワイン専門商社です。世界中の優れた生産者と直接取引を行い、高品質なワインをリーズナブルな価格で提供することをモットーに、数多くの醸造元を訪ね歩いて厳選したワインを輸入しています。特にイタリアワインに力を入れており、プロセッコをはじめとするスパークリングワインのラインナップが豊富。稲葉は、品質とコストパフォーマンスを両立させたワインを通じて、日本の食卓を豊かにすることを目指しています。今回は、稲葉が自信を持っておすすめする夏のスパークリングワイン3種を紹介します。

プロセッコ エクストラ ドライ:フルーティーな香りが際立つ夏の定番

基礎情報

生産者: ザルデット(ZARDETTO)

生産国: イタリア

産地: ヴェネト州

原産地呼称: プロセッコDOC

タイプ: 白スパークリングワイン、エクストラ ドライ

容量: 750ml瓶

アルコール度数: 11.0%

デザイン・パッケージングについて

「プロセッコ エクストラ ドライ」のボトルは、黒を基調としたおしゃれな塗りラベルが特徴です。ラベル中央には「Z」と「ZARDETTO」の文字がオレンジで記載されていてクールな印象。かっこいい洗練された印象のボトルは、夏のスタイリッシュでオシャレな乾杯にふさわしい雰囲気のパッケージです。

香りと味わいの特徴

「プロセッコ エクストラ ドライ」は、グレラ種を使用したスパークリングワインです。グレラは僅かな残糖の違いでさまざまなアロマを引き出すことができるブドウ品種で、ブリュットよりも若干残糖が多いエクストラ ドライは、最もアロマティックでフルーティーなプロセッコに仕上がります。ボディの果実味がより丸く感じられ、多くの人に親しまれるマイルドな味わいが特徴。

特に若い世代に人気で、酸が穏やかで果実味があり、少し甘みを持ったデリケートな風味は、プロセッコにとって決定的な要素です。

イタリア国内市場では、エクストラ ドライが最も多く売れています。

9月半ばに手摘みで収穫されたブドウを、最新のニューマティックプレスで柔らかくプレスし、極上の果汁だけを抽出。5~10度に冷やして10~12時間置き、澱を沈めた後、18~20度で15~20日間発酵させます。一次発酵させたワインに選別酵母と糖分を少し添加し、14~16度で20~25日間二次発酵。その後、マイナス4度に冷却し3日置いてからろ過し、瓶詰めされます。

グラスに注ぐと、永続的な泡が明るいボディに映え、リンゴを思わせるフレッシュな香りに、パイナップルやバナナの要素がほのかに感じられる繊細な風味が広がります。

飲んでみた感想

グラスに注いだ瞬間、細かな泡が立ち上り、リンゴとパイナップルのフルーティーな香りが広がって、夏の気分を一気に高めてくれました。口に含むと、グレラの果実味がしっかり感じられ、ほのかな甘みが柔らかく広がります。

酸味が穏やかで、後味がすっきりとしているので、暑い夏の日にぴったりのスパークリングワインだと感じました。エクストラ ドライのバランスの良さが、どんなシーンでも楽しめる一本にしてくれます。

おすすめのペアリングと楽しみ方

「プロセッコ エクストラ ドライ」は、夏の定番として楽しむのにぴったりのスパークリングワインです。

シーフードサラダ: フルーティーな香りがシーフードと好相性。

チキンのハーブグリル: 穏やかな酸味がハーブの風味を引き立てる。

マンゴーシャーベット: パイナップルの香りがデザートとマッチ。
夏のピクニックやバーベキューで、6℃~8℃に冷やしてグラスで楽しむのがおすすめです。

プロセッコ ブリュット:すっきり辛口で爽快なスパークリングワイン

基礎情報

生産者: ザルデット(ZARDETTO)

生産国: イタリア

産地: ヴェネト州

原産地呼称: プロセッコDOC

タイプ: 白スパークリングワイン、ブリュット

容量: 750ml瓶

アルコール度数: 11.0%

デザイン・パッケージングについて

「プロセッコ ブリュット」のボトルは、黒のスタイリッシュな塗り感のあるラベルが印象的です。ラベル中央には「Z」「ZARDETTO」の文字が発色の良い黄色で記載され、スタイリッシュでクールな印象を感じます。シンプルにかっこいいデザインが印象的で、夏のスタイリッシュな乾杯にぴったりのパッケージです。

香りと味わいの特徴

「プロセッコ ブリュット」は、ザルデットのファビオ氏が「食事との相性が良く、とても大切なワイン」と語る一本です。糖度が低いため、きれいな酸が感じられ、クリーンな余韻が特徴で、すぐにもう一杯飲みたくなる味わいに仕上がっています。

アメリカでもっとも売れているのがこのブリュットで、ザルデットの生産量の7割をブリュットとエクストラ ブリュットが占めています。

畑は、何百年も前に氷河が融けて出現したヴェネト州の丘に位置し、粘土と石灰岩土壌で南向き。ブドウは1995年に植えられ、9月に収穫されます。グレラのレモンやトロピカルな香りを増すために短い醸しの後、ステンレスタンクで発酵。その後、強い香りを保つため、温度管理した大きなステンレスタンクで二次発酵させます。

グラスに注ぐと、レモンイエローの色合いに洗練された泡立ちが広がり、白い花やアプリコット、ハーブの香りが感じられます。ソフトで調和のとれた、生き生きとした味わいが楽しめます。

飲んでみた感想

グラスに注いだ瞬間、細かな泡が立ち上り、レモンと白い花の爽やかな香りが広がって、夏の清涼感を感じました。口に含むと、グレラのフルーティーな味わいとシャープな酸味が広がり、泡の刺激が心地よいです。ブリュットらしい辛口のキレが後味をすっきりとさせてくれるので、暑い夏の日にリフレッシュできるスパークリングワインだと感じました。食事との相性も抜群で、カジュアルな夏の集まりにぴったりの一本です。

おすすめのペアリングと楽しみ方

「プロセッコ ブリュット」は、夏を爽やかに楽しむのにぴったりのスパークリングワインです。

エビのグリル: シャープな酸味がエビの甘みを引き立てる。

グリーンサラダ: シトラス系の香りが野菜のフレッシュさとマッチ。

レモンタルト: シトラス系の香りがデザートと好相性。
夏のディナーの乾杯やアウトドアパーティーで、6℃~8℃に冷やしてグラスで楽しむのがおすすめです。

モリン プロセッコ スペリオーレ エクストラ ドライ:上級プロセッコで夏を格上げ

基礎情報

生産者: ザルデット(ZARDETTO)

生産国: イタリア

産地: ヴェネト州、コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ

原産地呼称: プロセッコDOCG

タイプ: 白スパークリングワイン、エクストラ ドライ

容量: 750ml瓶

アルコール度数: 11.5%

デザイン・パッケージングについて

「モリン プロセッコ スペリオーレ エクストラ ドライ」のボトルは、伝統的なシャンパンボトル形状に、黒とグレーを基調としたラベルが印象的です。ラベルには「MOLIN」のロゴがすっきりと記載され、その下に「Prosecco Superiore DOCG Extra Dry」の文字が白で配置されています。エレガントで高級感のあるデザインが特徴で、ボトルネックにはシルバーの箔が施され、夏の特別な乾杯にふさわしいパッケージです。

香りと味わいの特徴

「モリン プロセッコ スペリオーレ エクストラ ドライ」は、16世紀に建てられた粉ひき水車小屋「モリン」にちなんで名付けられ、ファビオ氏と祖母との思い出の場所であると同時に、勤勉なコネリアーノの人々への敬意を表しています。

畑は、サント ステファーノ ディ ヴァルドッビアーデネとサン ピエトロ ディ フェレットにあり、標高200m。サント ステファーノは生産者たちが最も良いブドウができる場所の一つと考えるエリアで、氷河によってもたらされたミネラル感のある土壌がフローラルな味わいをもたらします。

一方、フェレットの畑はフルーティーなブドウを生み出し、リンゴやバナナの風味が感じられます。9月の2~3週目に手摘みで収穫し、注意深く選別。

短期間の低温マセラシオンを行った後、ソフトに圧搾します。5~10度に冷やして10~12時間置き、澱を沈めた後、18~20度に温度管理したステンレスタンクで15~20日間一次発酵させます。

その後、特別に選別した酵母と必要な量の糖分を加え、14~16度で20~25日間かけてステンレスタンクで二次発酵。マイナス4度に冷やしてろ過し、瓶詰めされます。

グラスに注ぐと、明るい麦藁色にクリーミーで洗練された泡立ちが広がり、フレッシュでクリーンな香りが特徴。レネッタ種のリンゴやライチを思わせるアロマが感じられ、口に含むとまろやかで生き生きとした果実味がバランスよく広がります。

飲んでみた感想

グラスに注いだ瞬間、永続的な泡が美しく立ち上り、リンゴとパイナップルのフルーティーな香りが広がって、夏の華やかな気分が高まりました。口に含むと、グレラの果実味がしっかり感じられ、ほのかな甘みが柔らかく広がります。

酸味が穏やかで、クリーミーな泡立ちが口当たりを上品に仕上げてくれます。DOCGならではの繊細さと深みがあり、夏の特別なシーンにぴったりのスパークリングワインだと感じました。

おすすめのペアリングと楽しみ方

「モリン プロセッコ スペリオーレ エクストラ ドライ」は、夏を格上げするのにぴったりのスパークリングワインです。

シーフードパスタ: フルーティーな香りが魚介の旨味を引き立てる。

プロシュートとメロン: トロピカルなニュアンスがメロンの甘さとマッチ。

マンゴータルト: パイナップルの香りがデザートと好相性。
夏のガーデンパーティーや特別なディナーの乾杯で、6℃~8℃に冷やしてグラスで楽しむのがおすすめです。

まとめ

稲葉が提案するザルデットの「プロセッコ エクストラ ドライ」「プロセッコ ブリュット」「モリン プロセッコ スペリオーレ エクストラ ドライ」は、夏の乾杯を華やかに彩るスパークリングワインです。フルーティーでバランスの良い「プロセッコ エクストラ ドライ」はカジュアルなシーンに、すっきり辛口の「プロセッコ ブリュット」は爽快感を求める日に、上質な味わいの「モリン プロセッコ スペリオーレ エクストラ ドライ」は特別なシーンにぴったり。稲葉のスーパーデリバリーのページで、夏の素敵な時間を彩る一本を見つけてみてください。