秋冬展示会シーズンが到来し、今週から来週にかけては、ビッグサイトにおける「ギフトショー」など大型展示会から、メーカー各社で開催される個別展示会まで、展示会開催のピーク時期を迎えています。

今回は雑貨やお洋服の展示会へ行くのは「はじめて」という店主に向けて、アパレル・雑貨業界の専門用語や、展示会に伺う際に使える持ち物をまとめてみました。

はじめての展示会もこれで安心…。参考にしてみてくださいね。

これで展示会も安心!展示会に向かう前に用意しておきたいモノゴト

ギフトショーなど合同展示会に参加する場合

今週開催されているギフトショーなど、大規模な合同展示会に必要な場合。必要とされるものは以下です。

(1)招待状
(2)名刺
(3)カタログが入れられる大きめのバッグ
(4)メモ帳・筆記用具
(5)訪問企業先リスト

まず「(1)招待状」こちらは、合同展示会の場合は取り引き先から「招待状」が贈られてくる場合と、招待状がない場合は展示会の公式サイトで「招待状の申請」ができます。当日会場で直接受付をすることもできますが、展示会によっては、当日受付の場合に「有料」の場合もありますので、必ず事前に入場のための申請をしておきましょう。

「(2)名刺」は、ギフトショーの場合は入場時に少なくとも2枚は必要とします。それ以外にも気になるメーカーなどがあれば、その際に名刺交換をする必要が出てきます。多めに名刺は用意しておくことをおすすめします。

「(3)カタログが入れられる大きめのバッグ」「(4)メモ帳・筆記用具」。展示会で気になった会社からカタログをいただく機会があります。カタログが入るようなゆとりのあるバッグを持っておくと便利ですね。また、会場内の写真撮影禁止のケースも多く、会場で写真を撮ることができないので、メモ帳と筆記用具は忘れずに持参しましょう。スマートフォンなどで、写真を撮影される際は、撮影用途(メモだけに使いたいなど)をしっかりとメーカー担当の方に伝え、了承を得た上で周りの方に配慮しながら撮影していきましょう。

「(5)訪問企業先リスト」については、合同展示会は規模によって、会場が複数個所にまたがる場合もあり、事前の訪問準備がとても大切です。調べずにふらっとお伺いすると…お目当ての企業にたどり着くまでに無駄に歩くことになります(苦笑)そのため、公式サイトに会場マップがある場合は事前にダウンロードされることをおすすめします。さらに欲を言えば…「必ず行く」「時間があれば行く」「時間が余れば行く」というイメージで優先順位をつけておくと、当日時間も行動も無駄なく展示会場を周ることができると思います。

メーカー各社で開催される個別の展示会に行く場合

(1)アポイントを必ず取る
(2)名刺
(3)カタログが入れられるバッグ
(4)メモ帳・筆記用具

メーカー各社で開催される個別の展示会に訪問する場合は、「(1)アポイントを必ず取る」ことが大切です。基本的にお取り引きのある方を招待して新作のお披露目を行う場です。展示会招待が来た場合も、これから行きたいという場合にも必ず担当の方に訪問日時を伝えましょう。

「(2)名刺」については、新規のお取り引きには必ず必要です。また、担当者が変わる場合や先方の上司の方をご紹介いただいた場合に、ご挨拶として必要となるケースもありますので、ゆとりをもって持参しましょう。

「(3)カタログが入れられる大きめのバッグ」「(4)メモ帳・筆記用具」。展示会で気になった会社からカタログをいただく機会があります。カタログが入るようなゆとりのあるバッグを持っておくと便利です。個別展示会でもメーカーによっては写真撮影禁止のケースもあります。そのため、メモ帳と筆記用具は忘れずに持参しましょう。また、スマートフォンなどで、写真を撮影される際は、撮影用途(メモだけに使いたいなど)をしっかりとメーカー担当の方に伝え、了承を得た上で周りの方に配慮しながら撮影していきましょう。

これであなたも見た目はバイヤー。アパレル・雑貨展示会の服装

基本的に、スーツの方は少なめ、カジュアルなお洋服の方が多いのがアパレル・雑貨展示会。アパレルも雑貨もお店の先で待っているお客様は、「オシャレになりたくてお洋服を買われる方」「生活を彩りたくて雑貨を買われる方」が多いはず…。そのため、どこに伺うにも展示会で「オシャレをして損することはありません」。

あなたなりのオシャレな装いを楽しんでみてください。

気分は敏腕バイヤー…仕入れに必要な専門用語を覚えておこう!

上代・下代

まずは基本の「き」!上代がお客様に実際に販売する小売価格、下代が仕入価格(卸価格)です。下代で仕入れて、上代で売ります。

掛率

小売価格に対する卸価格の割合。「6掛けですよ」と言われたら、定価1,000円の商品はの場合は?・・・正解は「600円」です。
掛率は、取引実績や、仕入れ量によっても変動します。取引の期間が長く、仕入れが多い場合は掛率を下げる交渉ができたり、「まとめて○個仕入れてもらえる場合は、6掛けから5掛けになりますよ」ということなども。
また、5掛けの場合には「ハーフです」や「50%」と言うこともあります。

掛売り・掛払い

「後払い」のこと。「○日締め、翌月○日払い」などの支払い期日を設けて、それにしたがって支払いを行うのでそのまま「締め支払い」と言うことも。掛け払いは信用が第一。取引実績がないうちは先払い、代金引換えなどで取引きがスタートします。掛け払いに応じてもらえることになったら、絶対に期日は遅れないようにしましょう。

ちなみに…スーパーデリバリーで利用できる後払い決済「Paid」では個人事業主でも開業前でも掛け払いOKなんです。前入金や代引きの現金準備のために、あわてて銀行に駆け込む必要無し!是非開業準備にお役立てくださいね。(宣伝失礼しました!)

支払いサイト

支払いするホームページのこと?いいえ、「○日締め、翌月○日払い」などの、支払いを行うサイクルのことです。

口座をひらく

口座を?銀行に…?と思ってしまいますが、お取引のための銀行口座をメーカーに伝えて取引を始めることを指します。「口座をひらきますので、必要書類をご提出ください」と言われたら「あなたを取引先として登録します」という意味です。やったね!

COD

キャッシュオンデリバリーの略。商品到着時に支払う、代金引換のことです。

ロット

仕入れ数の単位です。商品は大抵「1ロット12点」などの単位で仕入れします。「ミニマム○点」と言われることもあります。その場合は、その点数以下では仕入れ出来ません。

初回仕入れ価格

「初回取引は○円以上のご注文をお願いします」、「1度の発注で、最低○円仕入れて下さい」などと条件を設けていることも。リピート(追加仕入れ)する時の条件も聞いておくと◎。

バッティング

同じ商圏に、そのメーカーの商品を既に取り扱っているお取引先がいること。バッティングを理由に取引を断られることもあります。
一方で、商圏を制限していない場合もあり、バッティングしていてもそれぞれのお店の個性や販売力などにお任せしている場合も。その場合は、開業する時に同じ商圏のお店をリサーチして、同じものを取り扱わないようにするのか、バッティングしていても取り扱うのかはオーナーさん次第。

委託販売

小売店が商品を買い取らずにお店で販売、売れた金額の何割かをメーカーに支払い、残った商品は返品することが出来る販売方法。返品ができるので在庫リスクが少ないのが魅力。雑貨のメーカー商品はほとんどが買い取りですが、ハンドメイド作家さんの商品を扱う場合は委託販売の形式をとる事も。

ドロップシッピング

実際に仕入れを行う前にカタログやネットなどでお客様に商品を販売、販売後に発注を行い、商品はメーカーなどの製造元や卸元から直接消費者へ配送すること。家具などの大型商品を販売する場合によく使われる手法。
在庫を持たずに販売することができるので在庫リスクは少ないが、注文が入った後にメーカー欠品が分かる場合もあるので、トラブルも少なくないので注意が必要。そのため、メーカーによっては取引条件で「ドロップシッピング不可」としている場合もあるので注意して。

アソート

単品ではなく、色々な商品がセットになっていること。カラーバリエーションが多い場合などにアソートを組んでいる場合があります。

オープン価格

オープン価格は、メーカーが希望小売価格を具体的に定めていないもの。仕入れ額にどのくらい利益を上乗せするかは小売店の判断なので、例えばオープン価格のアクセサリーをプチプラ価格にするかラグジュアリー感をもって販売するかは、お店や客層によって見極めるオーナーさんの腕の見せ所です。

キャッシュフロー

お金の出入り、流れのこと。入金のタイミングより、支払い日が先に来てしまうと大変!資金繰りや支払日の確認はしっかりと。

B品

いわゆる不良品ですが、箱つぶれや微細な傷などがある「訳有商品」として特価で売られることも。発注した商品に不良品があった場合、商品到着から一定期間で返品交換の相談が可能ですが、メーカーまたは商品によって返品条件は様々。商品が到着したらすぐに検品を!

赤伝

返品伝票、返品処理をすること。「赤伝切っておきますね」は「請求金額から引いておきます」や「返金処理します」という意味です。

まとめ

今回は、展示会などに必要な持ち物や、業界用語をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」でも展示会時期に合わせて新作商品の掲載が続々と増えています。アパレル・雑貨などの約93万点以上の商品が1点から仕入れることができ、大型展示会などで気になったあのメーカーなどの商品もあるかもしれません。

よかったら展示会後の仕入れ検討にぜひ活用くださいね。

2019年秋!アパレル・雑貨などALLジャンルの新作商品を毎日追加しています!

 

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