先日、「出版社と小売業がダイレクト取引の時代に! DXが進む出版業界で起きている画期的な変化とは?!」というタイトルで出版社×スーパーデリバリーのトークイベントを開催しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございます!

今回は、出版社のパイインターナショナルの代表取締役である三芳さんをお招きして、出版業界で起きているデジタルトランスフォーメーションについてお話を伺いました。

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デジタルトランスフォーメーションというのは、〝既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすもの″と言われているのですが、身近な例というと、リアルな展示会や商談がオンラインに移行したり、取引の受発注内容がすべてクラウド化してどこにいても情報が取れるようになったりしていることがその一つです。

では、出版業界では具体的にどんな変化が起きてるのか?そして、その変化により書店以外の小売業にもどんな影響がおきているのか?そういったことを三芳さんに教えていただきました。

 

かなり特殊な商習慣の出版業界

デジタル化がすすむ出版業界ですが、実はほかの業界に比べても特殊といわれている商習慣があるのです。

それゆえにデジタル化がすすめられているわけですが、例えばいま、本屋さんに並んでいる本の約9割は「出版取次」という本専門の問屋を経由して流通しています。出版社に直接問い合わせが来ても取引は出版取次を経由するというのが当たり前になっています。これには様々な理由がありますが、その中でも「個別の対応」と「配送」と「代金回収」は大きな要因になっています。

現在日本には約10,000店舗の書店が存在しています(ピーク時は20,000店舗)。これだけの店舗からの注文や問い合わせを出版社が対応するには相当な労力が発生しますが、これらをまとめる役目として出版取次が存在します(受注の窓口となってくれる)。

また取次は書店専用の配送システムを持っています。定期的に同じルートを専用の配送車が巡回することで、少量の本の注文でも全国の書店に届けることが可能になっています。この仕組みのおかげで私たちは全国どこにいても同じ本を同じ値段で購入することができるんですね。

しかし一方で仕入れたい本が仕入れられないという書店、そもそも本が仕入れられないという事業者の方もたくさんいらっしゃいます。

例えば10,000冊発行された本があります。全国に書店は10,000店舗あるので、均等に割ると1店舗あたり1冊しか仕入れられないことになりますよね。大きくて売上もある店舗が1,000冊買ってしまったら、店頭に並べられないお店も出てきてしまいます。

 

これから本を仕入れたいと考えている人はまず取次と口座開設ができるかという問題があります。取次を経由する本の取引は「委託販売」となるため、通常の口座開設よりも厳しく、過去の実績や代金回収など審査があるでしょう。決して低いハードルではないです。

 

つまり非常に利便性の高いマーケットや流通を取次のおかげで維持している出版業界も、新規参入が難しいという問題を抱えているため、地方過疎化やITの加速による本離れ、地方書店廃業に伴う売り先の減少という難題を抱えているのです。出版社も取次も書店も、この問題をどうにかしないと・・・という意識はありながらも具体的な行動はとれていない状態でした。

 

オンライン商談会への開催へ

そんな中2020年の4月、新型コロナウイルス感染症対策として緊急事態宣言が発出されました。これまで対面で行っていた営業活動もできなくなり、どうにかできないかと三芳さんがスタートさせたのが、書店と出版社の「オンライン商談会」でした。出版社と取次とのオンラインでのやり取りにヒントを得て、直接書店とも繋がればいいのでは?ということから始めたそうです。

テーマは「北海道の書店が沖縄の出版社と出会う事さえ気軽にできるアフターコロナのプラットフォーム」で、三芳さん曰く〝突貫工事で作ったオンライン上の商談スペース″には6月29日からの5日間で様々な書店さんにご来場いただいたそうです。

その中には「取次とは取引していない書店」も多数いらっしゃったそうで、この事に非常に驚いたとおっしゃっていました。

2020年10月5日~16日で2回目となる「オンライン商談会」を開催され、前回は書店向けの商談会でしたが、今回からは本を仕入れたいと思っている事業者全てを対象としたイベントになっています。

このような取り組みにより、徐々に本の流通形態が変わりつつあります。

 

書籍を扱うメリットとは

スーパーデリバリーでの本の取り扱いも年々増えており、書店以外の事業者の方が本を仕入れる景色が広がっています。以前にも紹介したことがありますが、たとえば子供服を扱う店舗の方がギフト商材として絵本を仕入れて販売したり、インテリア雑貨店が写真集や図鑑を仕入れたりと、お店のコンセプトに合わせて本を仕入れるお店が増えています。

本を扱うことで、新たなお客さんを呼び込んだり、他店舗との差別化を図れるということにも加え、前述のとおりこれまでの出版業界の商習慣においては書店以外が本を仕入れることは難しかったこともあり、スーパーデリバリーを利用している店舗が増えている、という背景もあります。

 

これからの出版業界はどう変わっていくのか

オンライン商談会をはじめ、これからは出版社が直接書店以外にも営業をかける「クロス営業」などへの取り組みも始まっているそうで、今までの商習慣を大きく変える流れが起きています。

「本は文化だから、その魅力はやはり対面で伝えたい」とおっしゃる三芳さんが考えるこれからの業界の変化や展望はこちらの動画でぜひご覧らください!

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雑誌から絵本や図鑑など幅広く取り扱うスーパーデリバリー

パイインターナショナルさんが扱う書籍を含め、現在80社以上の出版社がスーパーデリバリーでも卸販売をされています。これから本を扱ってみたい方や、新たな取引先をお探しの方はチェックしてみてください。

スーパーデリバリーでの本の取り扱いページ

 

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