先日開催したオンラインセミナー「Instagramを使ったライブ配信(通称:インスタライブ)で新規客&リピーターを呼び込む!ライブコマースの魅力とは?」のレポート、後半です。
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インスタライブで新規客&リピーターを集客!新しい売り上げをのカタチをつくるライブコマースの魅力とは?【オンライン講座レポート:前半】
目次
お店の営業時間をオンラインとオフラインに対応時間を分けて運営
吉倉さん曰く、接客に関してはリアルでもネットでも特に差をつけず同じような対応をされている一方、営業時間はオンラインとオフラインに分けているそうです。
吉倉さん:営業自粛期間を終えて今は通常通りの営業をしていますが、以前と比べてお客さんが来られる時間帯にかなりばらつきがでています。例えば今までだったら夕方には仕事帰りや学校帰りの方が立ち寄ってくださったのですが、今はみなさんまっすぐ帰宅されるようでその時間帯のお客さんが減りましたね。
ですので、その時間帯はお店を開けつつもインスタグラムにアップする商品の撮影をしたり、IGTV用(※)の動画を撮りためています。(Instagramを活用した動画配信)
店頭にお客さんが来られないということは、みなさん自宅にいらっしゃると思うのでその時間帯にインスタグラムを使ってアプローチしています。
※参考までに、吉倉さんが使用されている動画編集アプリはこちらです。
・「Vont」→動画の文字入れ(App store )
・「Soda」→フィルターや手書き文字などの編集(App store・ Google Play)
・「PicPlayPost」→ステッカーやロゴの編集(App store ・ Google Play)
・「iMovie」→BGMの編集(App store )
この4つを使って一つの動画を作られています。慣れれば簡単に使いこなせるそうです!
売り込みだけじゃなくお店の雰囲気作りを大切にする
オンライン上での接客として工夫されていることの一つは、お店の雰囲気づくりをウェブ上でもしっかりと行うことだそうです。投稿する写真の雰囲気を合わせたりするのもその一つだとか。
吉倉さん:商品の紹介ばかりしないように気を付けていますね。商品の売り込みばかりだと見ているお客さんもちょっと引いてしまうと思うので(笑)、店内の雰囲気がわかる写真とかも入れながら見ていて楽しいな、明るい気持ちになるな~と思ってもらえることを心掛けています。
お客さんからの購入報告をアップすることでさらに購入者が増える
お客さんが購入されたものをインスタグラムにアップして他のお客さんにアピールする、ということも積極的にされています。
吉倉さん:購入いただいたお客様から「商品が届いたよ」と商品写真を撮って送ってきてくださることが多いんです。お客さんに許可をいただいたらその写真をお店のインスタグラムに載せています。するとそれを見た他のお客さんが「実は以前から気になっていたけどなかなか問い合わせができなくて・・でもこの機会に連絡しました」と言って連絡をくださる方が増えました。
多分店頭と同じ感覚かな、と思いますね。誰も人がいないお店って入りづらいのと同じように、オンラインでも買っている人の様子が見えないと問い合わせしづらかったり、購入するのもちょっと不安かもしれないですね。
お客さんからの写真を投稿することで商品に対して客観的な紹介もでき、見ていただいているお客さんの信頼を得やすいというメリットもあるそうです。また、発送前の梱包写真なども投稿することで「こんなふうに届くんだな」という安心感が伝わる工夫もされています。
明るい色&個性的なデザインの商品が人気に
コロナの前後で売れ行きにどんな変化があるのか聞いてみました。
吉倉さん:洋服に関しては派手な色味や個性的なデザイン、大柄なものが売れるようになりましたね。以前だったらそういったものは残りがちだったのですが、今は逆です。気づけば店内には暗い色のものしか残っていないようなこともよくあります(笑)。
自粛中は「今まで無難なものを着ていたけど、人の目を気にせず自分が本当に着たいものが欲しい」とおっしゃる方もいましたね。
インスタライブやIGTVをみて購入される方にはやはり写真映えするもの、一目見て「カワイイ!」と思うものが人気です。店頭だったらサイズ感とか素材感を重視な傾向ですが、オンラインだと「映え」具合で売上が変わっている印象です。
客層の変化に合わせて「本」の取り扱いを開始
少し前にお店をリフォームされたことや、最近は子連れのお客さんが増えたことから「本」の販売を始めたそうです。
吉倉さん:お子さんを連れた主婦層の方も増えてきたので、洋服だけじゃなくてちょっとしたギフト商材も用意したいな、と思って本を扱ってみることにしました。
最近は本を本屋さん以外で扱っているお店も増えてますし、ある程度セレクトされた状態のほうが選びやすいかな、というのもあって販売してみようと思っています。
スーパーデリバリーでも数年前から本を仕入れられるお店が増えています。インテリアの一つとして販売されたり、吉倉さんと同じようにギフトとして他の雑貨と一緒に提案されているお店もあるようで、提案の幅が広がっているようです。
スーパーデリバリーでの本の仕入れはこちら
セミナーでは、「インスタグラムを始めたばかりだけど、どうやってフォロワーを増やせばいいの?」といった質問や「年齢層の高いお客さんにはどのように案内すればいいのか?」といった声も寄せられました。
吉倉さん曰く「まずはよく来られるお客さんや知り合いの方など周りから少しずつ紹介していけばよいのでは」とのこと。また、年齢層の高い方にはラインのほうが浸透しているので、ラインでの商品紹介などもお勧めされています。
吉倉さん:実際に店頭でも「写真を撮っていいですか?」と仰る方が結構いらっしゃって、お友達に商品写真をラインで送ってやりとりされていたり、お友達の代わりに購入いただくこともあるんです。お店からもラインを使って商品の案内もできますし、スタンプカードも公式ラインで作れるので私も活用してますよ。
フォロワー数に関しては、数を意識するよりも自分のアクションを意識したほうがいいと思っています。フォロワー数が増えても、ライブだったり投稿を「イイネ」を押してもらえるのは1~2割くらいで、数が増えたからと言って購入してもらえるわけではないので、それだったら投稿数やライブの数を増やすほうが売り上げに直結していると感じています。
ただ、インスタグラムではエリアを選んで広告もだせるので、少しでもフォロワーを増やしたいという場合にはそういったものを使うのもアリかもしれないですね。
吉倉さんもインスタグラムを始めた当初は、既存のお客さんにアカウントを案内して少しずつフォロワーを増やしていったそうです。また、コラボライブではお互いのお客さんがフォロワーになってくれたり、紹介した商品のメーカーさんが投稿を拡散したりフォロワーになってくれたりもするそうで、自分のアクションによってフォロワーも売り上げも変わることを実感されていました。
今は通常営業をされていますが、今後も吉倉さんは店頭での販売と並行してインスタグラムでの販売を続けていくそうです。時間帯や顧客層によってアプローチの手段を変えていくという販売スタイルがこれからは定着してくるかもしれませんね!
吉倉さん、たくさんの情報をありがとうございました!
これからインスタグラムを始められる方は吉倉さんの投稿もぜひ参考にしてみてください。
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