神奈川県海老名に店を構える「Muu COFFEE(ムーコーヒー)」。
酒珈琲は、同じく海老名で歴史のある酒造「泉橋酒造」の従業員が「Muu COFFEE」へ訪れたことをきっかけに生まれた新感覚のコーヒーです。
生豆の状態でお酒に漬け込み、しっかりと酒の風味を移した後に焙煎。
コーヒーとお酒の風味が心地よく調和した、独創的な味わいが魅力です。
現在は焼酎やブランデー、ワインなど、数々の酒造とコラボレーションしており、フレーバーの幅広さにも注目してほしいコーヒーです。
本記事では、9種類それぞれの商品詳細や、実際に試飲してみた感想などを紹介します。
意外な組み合わせが癖になる、酒珈琲の世界をお楽しみください!
目次
酒珈琲 海老名小川ファーム/海老名泉橋酒造
[海老名泉橋酒造]の粕取り焼酎「あますことなく」が描かれたパッケージです。
「酒珈琲 海老名小川ファーム」の特徴や感想を紹介します。
酒珈琲 海老名小川ファームの商品詳細
酒粕を蒸留した粕取り焼酎「あますことなく」に、海老名市に養蜂場を構える[小川ファーム]の蜂蜜を加えた酒珈琲です。
「真空減圧蒸留法」で原料の風味を生かし、綺麗で深い味わいを表現するのは、純米酒の老舗[泉橋酒造]だからこそ成せる技。
コーヒーの香ばしさと「あますことなく」が持つやさしい甘さ、蜂蜜のとろりとした甘さが三位一体となった美味しい味を堪能できます。
酒珈琲 海老名小川ファームを試飲してみた感想
全体に染み渡るように、ゆっくりと熱湯を注ぎます。
立ち昇る湯気がコーヒーの香りをまとい、心地よく漂ってきました。
コーヒーの香ばしさの中に焼酎の渋みが感じられ、ほのかな蜂蜜の甘みが後を追うように口の中に広がります。
コーヒーと焼酎、蜂蜜の香りの変化を楽しめる一杯です。
酒珈琲 梅酒/海老名泉橋酒造
[海老名泉橋酒造]の梅酒「山田十郎」が描かれたパッケージです。
「酒珈琲 梅酒」の特徴や感想を紹介します。
酒珈琲 梅酒の商品詳細
安政4年創業という長い歴史を持つ[泉橋酒造]は、代々引き継いできた技法で純米酒を作る老舗酒造。
[泉橋酒造]が手掛ける高級梅酒とコーヒーを掛け合わせたのが「酒珈琲 梅酒」です。
純米酒で小田原・曽我産の十郎(梅)を仕込むという珍しい製法で作られた梅酒で、コーヒーと出会うことで爽やかな酸っぱさとまろやかな甘さが引き立ちます。
酒珈琲 梅酒を試飲してみた感想
開封すると同時に広がる梅の甘い香り。
コラボレーションしている梅酒「山田十郎」は、しっかりと熟した高級梅「小田原十郎梅」を使用しているだけあって、コーヒーに負けず劣らず存在感を放っています。
とは言え、香りのメインはあくまでコーヒー。
コーヒーの旨みを最大限に引き出す役割として梅酒が心地よく香ります。
酒珈琲 黒糖焼酎/町田酒造
[町田酒造]の奄美黒糖焼酎「里の曙」が描かれたパッケージです。
「酒珈琲 黒糖焼酎」の特徴や感想を紹介します。
酒珈琲 黒糖焼酎の商品詳細
町田酒造の奄美黒糖焼酎「里の曙」と珈琲を掛け合わせた酒珈琲です。
大自然に恵まれた鹿児島県龍郷町で生まれた「里の曙」は、豊かな香りと甘みが特徴。
コーヒーと合わせることで、奥行きのある新しい風味を楽しむことができます。
様々な料理との相性も◎。
酒珈琲 黒糖焼酎を試飲してみた感想
コーヒー特有の苦味と、焼酎のキレのある味わいが驚くほど馴染んでいます。
コーヒーと焼酎だけなら少し癖のある味わいになりそうですが、黒糖の甘みが2つの味を上手く繫ぎ合わせています。
料理との相性も良いと言われているフレーバーですが、チーズや肉料理などのワインと同じような感覚で楽しめそうだと個人的には感じました。
ぜひトライしてみてください。
酒珈琲 ルージュ/ケントクワイナリー
[ケントクワイナリー]のワイン「MEGUMI」が描かれたパッケージです。
「酒珈琲 ルージュ」の特徴や感想を紹介します。
酒珈琲 ルージュの商品詳細
神奈川県相模原市で唯一のワイナリーである[ケントクワイナリー]。
「酒珈琲 ルージュ」では[ケントクワイナリー]の農園で育ったブドウ100%を使用したワイン「MEGUMI」を掛け合わせています。
コーヒーが持つやさしい口当たりはそのままに、ワインの酸味や心地よい渋みが見事に融合。
爽快感のある後味を楽しめます。
酒珈琲 ルージュを試飲してみた感想
開封するとワインの香りをすぐに感じられます。
コーヒーの香ばしさをワインのフルーティーな甘みが包み込み、口の中で見事に融合してくれます。
主役はあくまでコーヒーですが、ワイン好きを裏切らない芳醇な香りも堪能できる一杯です。
酒珈琲 ラム酒/ 株式会社多良川
[株式会社多良川]のラム酒「MAKUGAN(マクガン)」が描かれたパッケージです。
「酒珈琲 ラム酒」の特徴や感想を紹介します。
酒珈琲 ラム酒の商品詳細
泡盛を作り続けて70年余りの[株式会社多良川]。
沖縄宮古島という土地柄、自然に恵みを活かした酒作りを真っ直ぐに続けてきた酒造です。
[Muu COFFEE]のコーヒーとコラボレーションするのは、まろやかで心地よい香りが魅力の宮古島ラム酒「MAKUGAN」。
ラム酒特有の上品な香りがふっと抜ける味わいを楽しめます。
酒珈琲 ラム酒を試飲してみた感想
キャラメルのようなほろ苦い甘みが魅力の「酒珈琲 ラム酒」。
コーヒーの香ばしさの後に、ラム酒の上品な香りが鼻に抜けます。
甘みが強いというわけではありませんが、コーヒーの苦みや渋みが苦手という方には飲みやすい味わいです。
酒珈琲 ウイスキー/ 本坊酒造
[本坊酒造]のウイスキー「TWIN ALPS(ツインアルプス)」が描かれたパッケージです。
「酒珈琲 ウイスキー」の特徴や感想を紹介します。
酒珈琲 ウイスキーの商品詳細
日本各地で地域ごとの価値や風土を大切にした酒造りに向き合う[本坊酒造]は、明治5年創業の老舗。
1つのカテゴリーにとらわれず、焼酎やワインなど多彩な酒を幅広く展開しています。
ブレンデッドウイスキー「TWIN ALPS」を使用した酒珈琲は、コーヒーの香ばしさとウイスキーが持つコクの調和を楽しめる逸品です。
酒珈琲 ウイスキーを試飲してみた感想
「TWIN ALPS」の芳醇な甘い香りを感じられる酒珈琲。
ウイスキーのフルーティーさがコーヒーの苦みをマイルドにし、シリーズの中でも特に飲みやすい印象。
紅茶のような感覚で楽しめそうなフレーバーです。
酒珈琲 ジン/ 熊澤酒造
[熊澤酒造]のクラフトジン「白天狗」が描かれたパッケージです。
「酒珈琲 ジン」の特徴や感想を紹介します。
酒珈琲 ジンの商品詳細
明治5年創業[熊澤酒造]のクラフトジン「白天狗」ノーマルを使用した酒珈琲。
吟醸粕を再醗酵させて造った「粕取り焼酎」をベースに、3回蒸留して作られた「白天狗」は、「粕取り焼酎」の甘みをほのかに感じる洗練の味わい。
「酒珈琲 ジン」は、そんな「白天狗」の奥行きのある味わいとコーヒー豆の風味が絶妙にマッチした、オリジナリティ溢れるコーヒーです。
酒珈琲 ジンを試飲してみた感想
コーヒーの香ばしさとジンのさっぱりとした風味が調和した美味しい一杯です。
苦みや渋みなどの癖が少ない味わいで、さっぱりとした味わいが魅力。
初めての酒珈琲としても飲みやすく、おすすめできるフレーバーです。
酒珈琲 ブランデー/ 十勝ブランデー
[十勝ブランデー]の「ジェンティール V・S・O・P」が描かれたパッケージです。
「酒珈琲 ブランデー」の特徴や感想を紹介します。
酒珈琲 ブランデーの商品詳細
十勝ブランデー「ジェンティール V・S・O・P」を使用した酒珈琲。
「ジェンティール V・S・O・P」は滅多にお目にかかれない国産のブランデーで、北国の十勝ワインを10年以上熟成させた原酒から作られています。
「ジェンティール V・S・O・P」のマイルドでフルーティーな甘みは、長い期間じっくりと熟成させたという製法の賜物。
コーヒーの香ばしさとブランデーの芳醇な甘み、それぞれが持つ魅力を心ゆくまで堪能できる逸品です。
酒珈琲 ブランデーを試飲してみた感想
試飲する前から漂う、ブランデーの香り。
うっとりするほど芳醇な甘い香りが、コーヒーの後からふわっと抜けていきます。
フルーティーな甘みを兼ね備えた「ジェンティール V・S・O・P」は、ワインが原酒のブランデーならでは。
程よい甘みがコーヒーの香ばしさを引き立てます。
コーヒーとブランデー、それぞれが持つ美味しさや魅力を堪能できる一杯です。
酒珈琲 ビール/厚木サンクトガーレン
[サンクトガーレン]のビール「ゴールデンエール」が描かれたパッケージです。
「酒珈琲 ビール」の特徴や感想を紹介します。
酒珈琲 ビールの商品詳細
クラフトビールのブルワリー[サンクトガーレン]が手掛ける「ゴールデンエール」を使用した酒珈琲。
やさしい口当たりが特徴である中煎りのブラジルコーヒーに「ゴールデンエール」のポップが爽やかに香ります。
[サンクトガーレン]が最初に作ったビールであり、不動の人気を誇るという「ゴールデンエール」の風味を心地よく感じられるコーヒーです。
酒珈琲 ビールを試飲してみた感想
コーヒーの香ばしさと、ホップの爽やかさを感じる一杯。
ビールの香りをほのかに感じるので、ビール好きの方への贈り物としてもおすすめ。
ホッと寛ぎたい時にはホットで、気分を変えたい時にはアイスでキリッと味わいたいフレーバーです。
まとめ:酒珈琲は多彩なお酒との融合が楽しい新ジャンルのコーヒー!
酒珈琲9種類を紹介しました。
歴史ある老舗酒造や、酒好きの人気を集める銘柄など、様々なコラボレーションが実現した「酒珈琲」シリーズ。
多彩なお酒との組み合わせは、コーヒーの新たな可能性にきっと気付かされるはず。
ホッとひと息つきたい時や、大切な人への贈り物としてもぜひ選んでみてください。
(写真・文:memi)