スーパーデリバリーの本ジャンル担当 山田です。
前回に引き続き、スーパーデリバリーで本を仕入れたお店に訪問してみた!第2弾です。
スーパーデリバリーにはいろんな本があるので、仕入れをされるお店も色々。
今回は兵庫県神戸市垂水にあるfavoritaさんに伺ってきました。
お店の最寄駅の滝の茶屋は映画の撮影などにも使われたことのある素敵な海街です。
オーナーの佐藤さんは以前はデザイン関係のお仕事をされていたそうですが、2009年にこのギャラリー&カフェfavoritaをオープンされました。
もともとスーパーデリバリーでアパレルや雑貨などを仕入れていただいていましたが、スーパーデリバリーが本の取り扱いも始めたことを知り、今年の3月から絵本の仕入れも始めていただきました。
すぐに本の取扱いを始められたfavoritaさん。実は4月にも話を伺いにお邪魔していて今回は2度目の訪問でした。
―4月に1度伺った時から比べると、取扱う本の種類がかなり増えてきました。
(佐藤さん)
「そうですねー、『これこれ!』と思う商品がスーパーデリバリーでたくさん出てきましたね。数もすごく増えてきたので、どれにしようか悩みながら見てます。」
―最初は絵本を仕入れていただいてましたが、最近は絵本以外も仕入れていただいてますよね。
(佐藤さん)
「テレビとかメディアでも結構出てる本もありますよね、これ(夜長堂のいとし紙ハイカラ)とか」
―夜長堂さんですね。その本を扱っている出版社、パイインターナショナルさんの本はすごく人気ありますね。
(佐藤さん)
「こちらのブログで紹介されていたお店でも取り扱われてましたね。パンのも。ここも神戸だからやっぱりパンのは置かないと」
―笑
パンのまち神戸。「神戸だからやっぱりパン。」のかわいいパンレターブック。
あくまで販売用の本 カフェで読むものとは別
ー最近はカフェ併設の本屋さんも流行ってますよね。
(佐藤さん)
「私不思議なんです。あれって売り物の本をお茶しながら読むんでしょ?」
ーそうですね。・・・汚れてしまうこともありそうですよね。
(佐藤さん)
「自分で買った後にカフェで読むのはわかるんですけど」
ー僕も買った本をすぐ読みたくてカフェに入ることはよくあります。こちらではカフェの席に本は持っていけないようにされてるんですね。
(佐藤さん)
「どうしても持って行かれる方もいらっしゃいますけど、置き方で工夫しているつもりです。たとえば絵本はあえて少し高いところに置いてお子様が持っていかないようにしたりとか。カフェスペースにはそれ用に雑誌を置いたりとか。」
物販スペースとカフェスペースはマガジンラックで仕切ることで空間を分ける事に成功。お食事を待っている間に絵本や雑貨を選んで購入されるお客さんもいらっしゃるそうです。
絵本は雑貨と一緒
―本を置くようになってお客さんの反応は変わりましたか?
(佐藤さん)
「絵本はたくさんありますけど、ヴィジュアル的に子供の絵本だと分かるものがあまりなかったせいか、『子供用の絵本はありませんか?』と聞かれるお客様はいらっしゃいましたね。慌ててそれっぽいものも仕入れました(苦笑)。あとは『毎月1冊ここで絵本を買う』とおっしゃるお客様もいらっしゃって。その方に合いそうなものも探すようにしています。」
―デザイン系の本も仕入れていただいてますよね。
(佐藤さん)
「ニッチな本はすごく増えましたよね。もともとデザインの仕事をしていたからか、そういう本もすごく気になります。前の仕事関係の方や、そういうのが好きな方も結構いらっしゃるので。目に付きやすいところに置いてます。全部置ききれなくて奥にしまってある本もありますけど。」
―ヴィジュアルが売りの本もありますよね。きれいな写真集とか。あれ系はいかがですか?
(佐藤さん)
「写真の本もすごくいいんですけど、置けるスペースが限られているのもあるので、そういったものよりは、やっぱり絵本を置きたいですね。大人でも読める絵本。」
―贈り物にしても喜ばれますよね。
(佐藤さん)
「私は絵本も雑貨と同じだと思ってるんです。時代とかも関係なく世代をつないでいけるものだなぁって。なので大人でも読める絵本を置きたいと思っていますね。出産のお祝いで絵本を買っていかれる方もいらっしゃいますけど、生まれたばかりの赤ちゃんはすぐに本を読めませんから。お母さんに贈って、お母さんにも読んでほしいですね。」
ステーショナリーなどと一緒に陳列することで、売り場の中に本が自然と溶け込んでいました。
(佐藤さん)
「そういえばこの絵本の作家さん、仕入れてみて直感で地元の人じゃないかなー?と思って調べたら、やっぱり垂水出身の方だったんですよ。」
―そんなことあるんですね!?また直感っていうのがすごいですね。
(佐藤さん)
「ダメもとで連絡してみたら、ご返信いただけて繋がりができました。やっぱり地元の作家さんとかデザイナーさんの作品は置いていきたいと思っています。2階でギャラリーもやっていますし。」
―「本を仕入れてよかった―。」って思うことはありますか?
(佐藤さん)
「ギフトの幅が広がったように思います。一般的な雑貨だと好みがわからないことも多く、かさ張るモノはお持ち歩きにも不便ですが、絵本は自分が気に入ったモノを送っても失礼が無く、かさ張らないのでお勧めしやすいです。」
―最後に、これから本を仕入れてみようかなと考えていらっしゃる方に一言お願いします。
(佐藤さん)
「最近は海外の雑貨も珍しくはなく、いろんなモノが溢れている中で、絵本は独自の個性を出せる雑貨だと思います。最近は『本離れ』と言われていますが、ふらり立ち寄った雑貨店で本を目にすることが、暮らしにゆとりを提案する機会になればと思っています。それに他の雑貨と比べてもスペースもとりませんし、長期間店頭にあってもストレスになりませんよ。(笑)」
―販売スペースの効率がいいのはかなりプラス要因ですね。本日はありがとうございました!
■本の仕入れならスーパーデリバリー
5,000冊以上の本が仕入れできます!
http://www.superdelivery.com/p/do/psl/6022/
■店舗情報
favorita(ファボリータ)
兵庫県神戸市垂水区城が山1-4-8-2
TEL:078-753-3305
営業時間:14:00~20:00
定休日:木、日