創業70年の歴史をもつ総合アパレルメーカー「ヒロタ」。ヒロタは呉服から始まり、和装・コート・パジャマ・洋服・子供服と、時代の変化とお客様のニーズに合わせてオリジナル商品を提案してきました。後にメンズアパレル・レディースアパレルと提案の幅を広げ、現在ではルミネや百貨店に自社ブランドである「31 Sons de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)」や「Noela(ノエラ)」といった直営店を展開するなど、小売分野にも事業展開をしています。

今回は、「ヒロタ」が未来を考え新たに展開しているライフスタイルブランド「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」と「WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」のブランド誕生背景と、サステナブルな商品の魅力について担当の佐藤洋子さんにお話をお伺いしました。

自分も誰かも大切に想える気持ちを育むライフスタイルブランド「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」

こころとからだに2つの頼もしい植物「ミント」と「モリンガ」をつかったライフスタイルブランド「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」の誕生背景について、担当の佐藤さんにお話をお伺いしました。

佐藤さん:私たち「ヒロタ」は総合アパレルメーカーとして、長年アパレル産業に携わってきましたがアパレル産業は世界で2番目に環境に良くないと言われています。社長の想いである「柔軟に迅速に、変革し続ける」というお客様を起点にした豊かな新しい価値の提供と時代の変化に対応していくため、2019年に社内でSDGsのプロジェクトが立ち上がりました。

そのプロジェクトをきっかけに、社内だけでなく社外でも何か取り組めないか話し合いがスタートしました。はじめは、アパレル企業なので環境に配慮された素材を開発したり、製品に落とし込むことはもちろんですが、ペットボトルのキャップを回収して寄付したりと小さなことから取り組むこともしました。

そんなとき、社長のお知り合いとのご縁があり「モリンガ」という多くの生物に必要な栄養素を含んだ環境にも優しい植物に出会い「モリンガを取り入れた商品開発をしてみよう」というところからはじまりました。また、もともと「ミント」を使うことは決まっていました。アパレルブランドをいくつかもっていたこともあり、その中のひとつ「MB mint breeze(エムビー ミントブリーズ)」というアパレルブランドの名を生かしつつ新しく姿を変え、時代の変化に沿ってヒロタができることを考えて誕生したブランドが「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」です。

「奇跡の木」と呼ばれるモリンガ

「奇跡の木」その生命力の高さと利用価値の高さからそう呼ばれるモリンガ。
葉から根まで余すところなく利用できる植物として知られています。
生物に必要な数多くの脂肪酸が満遍なく含まれていて、
単一でこれほど栄養素を含む可食植物はモリンガだけ。
環境にも優しく、私たちにも多くの栄養を与えてくれる恵み多き植物です。

私たちに恵みを与ええくれるのはしっかり太陽の光を浴びて
栄養をたっぷり含んだタイ産のモリンガ。
有機栽培農家で栽培され、コールドプレスして抽出されたピュアモリンガシードオイルを使用。
モリンガは成長が早く、葉は熱帯では年に3~4回収穫できます。
そのまま成長すると1年で4~5m程になり、その全てを利用できる植物として知られています。

種からとれるオイルはクレオパトラが愛用していたと言われ
美容オイルとして人気があり、余す所なく利用出来る無駄のない植物です。
花言葉(目覚め)にふさわしく私たちが人のため、環境のために
何か行動することの大切さに目覚めさせてくれた、その名にふさわしい「奇跡の木」なのです。

MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)公式ホームページより

人にも地球にもやさしい「MINT&BALMY」の魅力とは?

MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」の魅力について、佐藤さんにお伺いしました。

佐藤さん:日本では「モリンガ」はパウダー(お茶)としてなど、スーパーフードとしてよく知られています。元々亜熱帯などの気温の高い環境で育ちやすいこともあり、日本だと沖縄や鹿児島、九州地方で栽培している農家さんはありますが、私たちのようにモリンガの種から採れる「オイル」を製品に使用しているところはあまりありません。「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」ではタイの有機栽培農家さんで育ったモリンガから採れるオイルを使用させていただいています。オイルを抽出するには種が収穫できるまでモリンガを育てることが必要なのですが、手間も時間もかかることから日本でオイルを抽出することはなかなか難しいようです。そういった希少なオイルを扱っているという点は「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」の強みだと思っています。また、モリンガは食物繊維・ビタミン・ミネラルといった90種類以上の栄養素に加え、オイルには「ベヘン酸」と呼ばれる脂肪酸が特に多く含まれており、つやのあるお肌に整えてくれるエモリエントを目的として配合されています。

そしてもう一つの魅力は、清涼感のある香りでこころをリフレッシュしてくれる「ミント」の香りです。「ミント」と聞くとどうしても清涼感のイメージが先行し夏の印象を持たれがちですが、私たちの香りの特徴は「1年を通してミントを楽しんでいただけること」です。香水を作るときと同じ調香方法で調香師さんにつくってもらったトップ・ミドル・ベースの3層から成る「深みのあるミントの香り」に仕上がっているので、どことなくホッとするような爽やかですが穏やかな香りが楽しめます。リラックスタイムにぜひ、使ってみていただきたいです。

使い心地と成分にこだわった「ハンドクリーム」「ボディクリーム」がおすすめ!

モリンガの種から抽出したモリンガオイルと、抗炎症を目的として配合され、肌のバリア機能を整える「アラントイン」という成分を配合した特別感のある「ハンドクリーム」。モリンガの種をコールドプレスして抽出したモリンガオイルは栄養たっぷりで各種脂肪酸がしっとりとした肌へ、アラントインは肌荒れに作用し滑らかな肌へ整えてくれます。しっとりしながらもべたつきにくい使用感と、ホッとするウッディ・ミントの香りは、一年を通して使っていただきたいアイテムです。

[掲載商品]MINT&BALMY ハンドクリーム メーカー希望小売価格(税抜)¥1,637

ハンドクリームとほぼ同じ成分の「ボディクリーム」は、300mlとたっぷりサイズで、お家でリラックスする時間のセルフケアにぴったりなアイテムです。ハンドクリームよりもなめらかで伸びの良いテクスチャーで、しっとりとしながらもお肌になじませた後はべたつきが残りにくいのが特徴です。ハンドケアをするネイルサロンさんからは「保湿がしっかりされるので施術のあとのハンドケアにちょうど良い」と好評なアイテムです。

[掲載商品]MINT&BALMY ボディクリーム

【香り(2種)】
■Floral Mint・・・ペパーミントやレモンの爽やかさと、可憐なピオニーと優雅なバラの花々の青さが香る、他には無いミントとフローラルのコラボレーション。気持ちがわくわくしてくるような気分の上がるフローラル・ミントの香り。
■Woodie Mint・・・森の中を歩きながら、時折風にのって香るミントが気分をすっきりしてくれる、グリーン・ウッディ・ミントの香り。ベルガモットやペパーミントが香る爽やかさの中にもシダーウッドやヒノキの深みのある木調の香りは心を落ち着かせてくれます。

「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」の想い

MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」の今後の展望や想いについてお伺いしました。

佐藤さん:お客様、世の中の方に「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」というブランドを知っていただくことはもちろんなのですが、人や環境にやさしい「モリンガ」の魅力を多くの方に知っていただきたいと思っています。海外の途上国でモリンガの農家さんが増えれば、その農家さんの助けにもなるのでそういった視点で見てくださる方々が増えるような伝え方もしていきたいです。

商品については、今後お客様の声を聞きながら開発をしていきたいと考えています。お客様のご要望に沿いながら今の時代に求められているものは何か、それが本当に環境に配慮されたものでできあがるのか、総合的に判断しながら商品開発をすすめられたらと思っています。

日本の工場と職人の技術と想いがこもったライフスタイル雑貨ブランド「WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」

和紙素材をメインに展開するライフスタイル雑貨ブランド「WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」の誕生背景について、お話をお伺いしました。

佐藤さん:和紙素材のもともとの原料「マニラ麻」というものがあるのですが、マニラ麻は成長が早く環境に貢献する植物として期待されています。和紙糸にすることで抗菌・消臭性や調湿性などをもった素材としても魅力的で、その和紙素材に担当者が惚れ込み、クリエイティブディレクター梶原加奈子氏のもと新しいサステナブルなアパレルブランドとして「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」と同じ時期にスタートしました。

環境に配慮したサステナブルなブランド「WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」の魅力とは?

WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」の魅力についてもお伺いしました。

佐藤さん:私もそうでしたが「和紙」のイメージは「かたい」「アパレルとなると着心地はどうなのか」といったところが気になっていました。実際の触り心地としては、麻に近いようなさらっとした感触で、毛羽もほとんど無いので快適でした。不快なちくちく感が少なく、お肌の弱い方でも快適に着用できる非常にやさしい素材だと感じました。「WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」では和紙糸×綿、和紙糸×ウールの組み合わせなどの商品を展開していますが、お肌に触れる面が和紙糸であれば、快適性は保たれ肌触りも良いので「和紙」のイメージは変わると思います。ぜひ、触ってみて試していただきたいです。

機能性と快適さが魅力の「ルームソックス」がおすすめ!

実際に佐藤さんも使っているという「ウール×和紙ルームソックス」。表側にはウール100%の糸を使用し抜群の保温性を、裏側には和紙素材を使用しその優れた吸湿性により、厚手のウールソックスにありがちな汗ばみや蒸れを防ぎ、いつまでもさらっと快適に着用できるアイテムです。和紙糸と組み合わせることで強度が増し、長く使えるアイテムとしてサステナブルにもつながります。

[掲載商品]ウール×和紙ルームソックス カタログ価格(税抜)¥3,000

「WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」の想い

WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」の今後の展望や想いについて、担当の竹内琢さんにもお話をお伺いしました。

竹内さん:まだ多くは知られていない「和紙素材」ですが、使い方によってはリネンやウール、シルクにも負けないくらいの魅力ある繊維をプロダクトとして世に広めていきたいと思っています。それほど和紙の魅力に引き込まれ好きになったので、モノづくりをする立場として多くの方へ伝えていきたいと思っています。この和紙素材を実際にどのような人がどのように作り上げてきたか、決して簡単ではなかったその苦労や努力を知ったからこそ、そこに日をあてたいと思っています。日本で元気のない生産現場を活気づけていくことや、新たな需要や使う人の豊かさに結びつけていきたいです。

人・環境・未来を考え「想い」のあふれたブランドを取り扱いしてみませんか?

今回はこころとからだ、地球にやさしい未来を考える「ヒロタ」の新しいライフスタイルブランド「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」と「WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」の魅力についてご紹介しました。「想い」のあふれた2つのブランドが展開する日々の暮らしに寄り添う素敵なアイテムを、店頭でも提案してみてはいかがでしょうか。

「ヒロタ」

総合アパレルメーカー「ヒロタ」は、優しいサステナブルなフレグランス、ヘアケア、スキンケアを展開する「MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)」と、和紙糸を使用した快適で機能的なユニセックスウエアと雑貨を展開する「WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)」を2021年に立ち上げました。

MINT&BALMY(ミントアンドバーミィ)ホームページ

WHITE MAILS(ホワイトメイルズ)ホームページ

ヒロタ(スーパーデリバリー)