SNSのフォロワーやネットワークを活用して「日本のかわいい」を世界中に発信する「rainbowholic(レインボーホリック)」。世界中のアーティストと協力して作り上げたオリジナルマスキングテープやシールは100種類以上。文具女子博などのイベントにも出展し、国内外に多くのファンがいます。今回は、SNSを見た海外からのお客様が年間で6,000人も来店するという、東京北区十条にある直営店「rainbowholic文具喫茶」にて代表の伊藤さんに現在に至るまでの成り立ちやオススメの商品などを伺ってきました。
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フィリピン出身のインフルエンサーKaila(カイラ)によりスタート

(画像)東京都北区の十条銀座商店街にあるrainbowholic文具喫茶。かわいい出窓が目印となっています。
──かわいい文具喫茶ですね!まずは成り立ちについて教えてください
伊藤さん:rainbowholicは2011年に、フィリピン出身のインフルエンサーKailaがスタートしました。活動の原点は、SNSを通じて「日本のかわいい文化」を世界に紹介することです。個人の発信から始まった活動は、現在では株式会社として文具の企画・製造・販売に加え、国内外に向けたプロモーション事業へと広がっています。 また、2023年には東京都北区に実店舗「rainbowholic文具喫茶」を開店し、年間6,000人以上のお客様にご来店いただいています。Googleレビューでも200件以上の高評価を頂いており、観光客からも人気を集めています。

(画像)左よりKaila(カイラ)さんと伊藤さん。
──年間6,000人はすごいですね!完全に聖地と化してますね
伊藤さん:ありがたいことに我々のSNSを見て、文具喫茶に行くためだけに日本に来られるような方もいらっしゃいます。
SNSフォロワー数は60万人以上!国内外に文具の楽しみ方を発信

(画像)rainbowholicのYouTubeチャンネルが登録者数10万人を超えた際に贈られた銀の盾。
──発信し続けていくことって大事ですね!チャンネル登録者10万人を超えると授与されるYouTubeの銀の盾も初めて現物を見ました!
伊藤さん:銀の盾はぜひ写真を撮っていってください(笑)創業以来一貫して「日本の文具やかわいい文化を世界中に届ける」という思いを軸に展開しており、SNSフォロワー数は60万人を超えるまでに成長しました。この発信力を活かし、国内外のファンと共に新しい文具の楽しみ方を広げています。
「日常をカラフルに彩る文具づくり」を大切に

──店内を見渡すとrainbowholicのオリジナルのかわいいマスキングテープやシールがたくさん目に留まりますが、製品づくりで大切にしていることなどありますか?
伊藤さん:私たちが大切にしているのは 「日常をカラフルに彩る文具づくり」 です。 主なターゲットは、文具・手帳好きの方、海外の観光客、そして「かわいい」に関心のある幅広い世代です。ブランドの特徴としては、SNS発信力を活かし、世界中のアーティストやさまざまなメーカーと協力しながら物語性のある文具を企画・製造することで、実用性だけでなく、集める楽しさや使う喜びを提供・共有することを心がけています。他社にはない特徴として、国内外アーティストとのコラボレーション、ご当地企業との共同商品開発、独自サイズのシールや限定アイテムの展開に加え、東京都北区で「rainbowholic文具喫茶」という実店舗を運営し、年間6,000人以上のお客様にオリジナル商品を直接販売しています。さらに購入いただいた商品の使い方や込められた想いをSNSで発信し、単なる商品の消費ではなく「かわいい体験」としてお客様に楽しんでいただける点です。
圧倒的リピート率の「マスキングテープ」

──御社の商品といえばコレ!みたいな代表的なアイテムがあれば教えてください
伊藤さん:rainbowholicを代表する商品は、まず「マスキングテープ」です。幅広いデザインラインナップがあり、学生から大人まで多様な層に響く定番アイテムで、リピート購入率も高い商品です。高品質な和紙を使用しており、貼っても剥がしやすく張り直しが可能で、紙馴染みも良く、程よい透け感が楽しめるのが特徴です。
差別化商品としては「A5タイプシール」がオススメ

──デザインだけでなく、太さのバリエーションもあるんですね!他にオススメなどはありますか?
伊藤さん:差別化商品としておすすめなのが「A5サイズシール」です。マスキングテープと同じ素材を使用しており、他社にはあまり見られない大判シートタイプです。手帳やスクラップブック、デコレーション用途に最適で、小売店様がラインナップに加えることで、他店との差別化につながるユニークな商品です。
rainbowholicの商品を多くの小売店様に知っていただきたい

(画像)秋らしいシールをまとめてディスプレイ提案していました。
──スーパーデリバリーを利用するきっかけなどがあれば教えてください
伊藤さん:rainbowholicは文具女子博などのイベントに出店し、一般のお客様と直接触れ合う機会を多くいただいてきました。しかし、BtoBのお客様と出会う機会は限られていました。そこで、rainbowholicの商品をもっと多くの国内小売店様に知っていただきたいという思いから、販路拡大の一環としてスーパーデリバリーを利用し始めました。SNSを通じた直接的な販売だけでなく、全国のバイヤー様とつながれる仕組みは非常に魅力的で、新しい取引先様との出会いを生み出す場として大きな役割を果たしていると感じています。

(画像)店内には、来店した方が自由に記帳できるノートがあり、世界各国の方から寄せ書きが書かれていました。
特に訪日観光客が多いエリアでは強い魅力を発揮

(画像)インバウンド受けが良い、乗り物に関連したシール
画像左:Rainbowholic x Tazdaunicorn 飛行機の旅デイリーシール
画像右:Rainbowholic x Tazdaunicorn 電車の旅デイリーシール
──スーパーデリバリーでのお取引でどんなお客様と出会いたいですか?
伊藤さん:rainbowholicの商品は文具店や雑貨店はもちろん、観光地のお土産店、カフェ、ライフスタイルショップなど幅広い業態と親和性があります。特に訪日観光客が多いエリアでは「日本ならではのかわいい文具」として強い魅力を発揮できると考えています。
文具以外のジャンルでもかわいいアイテムを展開していきたい

──スーパーデリバリーでのお取引でどんなお客様と出会いたいですか?
伊藤さん:文具以外の雑貨の開発も進めており、将来的には可愛いデザインを活かした衣服やアクセサリー、ホビー関連の商品にも展開し、さまざまな業種の方に興味を持っていただけるようにしていきたいです。

(画像)店内には 無料の文具やスタンプが体験できるブースがあり、ドリンクを飲みながら文具を楽しむことができます。
──それは楽しみですね!ぜひいろんな形で日本のかわいいをどんどん発信していってください!
世界中へ発信するrainbowholicのかわいい文具の仕入れはスーパーデリバリー
今後は文具以外のアイテムも視野に入れて、さらに世界へ日本のかわいいを発信したいという意気込みを語ってくれました。カワイイアイテムはもちろんですがそれ以前に、伊藤様をはじめRainbowholicのスタッフの皆様がとても親切で魅力的な方々だったのが取材を通して非常に感じました。スタッフの皆様に会うことを目的に来られる方も多いのだろうと思います。魅力的な人とかわいいモノが繋ぐ世界の輪を感じました。