前回の「奥様・ママは店長!シリーズ」に続き、今回は小学生のお子さん含め3人のお子さんを育てながら家事もしつつお店を開業させたというパワフルな店長さんです!

今回訪問した「プチマルシェ ノワ」の角田さんも未経験から雑貨屋を開業されました。前職は法律事務所に勤務されていたという事で、独自にネットや本で開業の方法を調べてオープンされたそうです。

 

お店は今年で3年目。まだ手探り中とのことですが、リピーターが増えるクーポンや集客方法について沢山情報をいただきました!ぜひ参考にしてみてください~。

東武東上線の鶴瀬駅から徒歩10分ほどの住宅街の中にあるお店です。

 

店長の角田さん(左)とスタッフの方。

このレジコーナーは全部手づくりだそう。

 

ハンドメイドのレッスン教室がお店を開いたきっかけ

 

角田さんが雑貨屋を開いたきっかけは、自宅でワイヤークラフトや羊毛を使ったハンドメイドのレッスンをしていたことがきっかけだそうです。

生徒さんが徐々に増えて部屋が手狭になってきたので、どこか場所を借りようかと思ったもののマンションなどはレッスン用には借りれず。だったら、店舗用の物件を借りて手作りのものを販売しながらスクールをやろうかと生徒さんにも声をかけ、自宅から近い現在の物件を借りたそうです。

 

角田さん:もともと雑貨が好きだったという事も理由の1つですね。昔からよく行くアンティーク風の商品を置いているお店があって、そのお店がハンドメイドのレッスンをされていたんです。それを見ていて、いつかそんなお店ができたらいいな、と思ってました。

 

店内には仕入れ商品と一緒に生徒さんの手作りのアイテムも沢山置いてありました。

 

ーー店内には雑貨だけじゃなくて洋服も結構ありますね。

 

角田さん:洋服のほうが安定的に売れますからね(笑)。雑貨はシーズンによって波があると思います。どちらかというと冬の方がよく動くかなぁ。逆に洋服は夏の方が売れますね。

なので、雑貨の穴埋めを洋服で始めたのが取り扱いだしたきっかけです。洋服だとセールもできるし、福袋も作りやすいし、何より単価が上がりますからね。

 

 

住宅街の中での集客方法はDMが効果的!

 

ーーお店の場所は駅からもちょっと歩きますし(徒歩10分くらい)、周りは住宅街ですがどうやって集客されてきたんですか?

 

角田さん:最初はフリーペーパーのタウン誌などに広告を出してましたけど、まったく効果がなかったです。半年に4回で1回3万くらいかかったけど。。(笑)

 

ーーSNSは利用されていないんですか?

角田さん:お客さんの年代は20~80代と幅は広いけど、一番よく買ってくださるのは60代なんですよ。1回に洋服を2万分とか。だけどそういうお客さんはSNSを利用していないから、あまり効果がないんですよね。

 

ーー今はどうされてるんですか?

 

角田さん:いろいろ試行錯誤してスタンプカードを作ったりクーポンを渡したり、DMを送ったりしました。結果的にDMが一番効果が高いですね。DMはスタンプカードを作るときに個人情報をもらうので送ることができます。

今は2か月に1度くらいの割合で送ってますね。

過去のDMがずらりと。DMの書き方も徐々に変化していい感じになってきてるそう。

 

ーーDMにはどんな情報を書かれているんですか?

 

角田さん:以前は割引情報などを載せていましたけど、「ハガキを持ってきてくれたら手作りのプレゼントをお渡しします」といった情報を載せてみたらそっちのほうが反応がいいんです。お店のファンの方が楽しみにしてくださっているようで。

リピーターやVIP顧客の方には1年ごとにオープンした記念行事としてクーポンもお配りしてますが、「○○円」と書いた金券として渡してます。「○%引き」などと書くより分かりやすいからか反応がよいです。

 

集客効果も出てきて、リピーターの方も増えているそう。特にここ1年で購入単価がアップしたそうで、オープン当初は1000~2000円くらいだった購入単価が、今は2000円~3000円になってきてるんだとか。

さらには初めの頃は雑貨も低単価のものを揃えていたそうですが、今では徐々にアップしていてマントルピースなんかも売れるそうです!(約3万円の販売価格)

お店のインテリアにもなっているマントルピース。こちらを買っていくお客さんがいるのだとか。

 

ーーリピーターさんを増やすために他にも何かされてますか?

 

角田さん:お客さんが飽きないように1年に1回レイアウトを大きく変えてます。基本的に全部手作りでやっていますよ。つい最近は、入口のスペースをちょっとカッコいい雰囲気にしてみました。

上の写真の黒い壁は黒板シートを貼って、それに合わせて棚を作られたそう。雰囲気が変わるとお客さんも楽しみに来てくれるのだとか。

 

角田さん:あとは、何かしているというより口コミで来てくださる方も多いですね。このエリアは2代目3代目と続けて住んでいる方も多くて、横のつながりもあるので。

 

ワークショップも集客のカギに

 

ーー店内でワークショップもされていますが、どれくらいの頻度でどういったことをされているのですか?

 

角田さん:今月はほぼ毎日予定が入っていますね。内容はお子さんも楽しめるものや、手芸的なものからエステなんかも用意しています。講師の方は知り合いの方や仲のいい先生にお願いしています。

7月8月のワークショップの予定表。

 

 

ーーワークショップの影響はどうですか?

 

角田さん:ワークショップの後は店内で買い物をしてくださる方も結構いますね。お子さんを対象にしたワークショップの場合は、お母さんに500円分の金券をお渡ししたらその場で3000円分くらい買い物をしてくださったこともありました。

金券を配ることも、効果あるのかな?とスタッフと悩みながらもとりあえず何事もトライ&エラーだよね、と言いながら試してます。(笑)

あと、ワークショップだと天候に左右されにくいのがいいですね。予約制だし、多少天気が悪くても足を運んでくださるので。普通の買い物なら、天気次第でお客さんも左右されますからね。

 

ーーちなみになぜエステもされているんですか?

 

角田さん:お店のスペース的にやれるかもと思って、エステショップの方にお試しプランを用意してもらってやってもらったんです。ワークショップの1つとして取り入れてみたけど、エステに来るお客さんは時間もお金も余裕のある方だから、施術が終わった後にゆっくり店内を見て洋服を買ってくれるケースが多いんです。

それにエステって勧誘されたり商品を販売されるんじゃないかと思われることが多いと思いますが、雑貨屋としての信頼がお客さんとできているから警戒せずに来ていただけるのかな、と思っています。

なので今後もう少しエステの枠も増やしていこかなって考えてます。

お店の奥にあるワークショップのスペース。エステの時はこちらにベッドを置いてカーテンで仕切って使っているのだそう。

 

ーー最後にプチマルシェ ノワさんの売れ筋を教えていただけますか?

 

角田さん:洋服だと素材感や着やすさ重視で、ちょっとこだわりのあるデザインや柄ものが動いたりしますよ。スーパーデリバリーで仕入れたものだとホリデー商店さんの商品とかも人気ですね。

(ホリデー商店さんの商品はこちらです)

ほかにも、ちょっとしたお出かけにも使えるデザインのものは定番的に人気ですね。

 

雑貨はこのジャムが人気ですね。最近扱い始めたけど好評ですよ。

このオーガニックジャムはこちらです。

 

あとはこんなところに置いてる犬の置物も買っていく方がいます(笑)

 

 

 

「住宅街でお店をやるなら、近所の方との付き合いが大事ですよ」と仰る角田さん。プチマルシェノワさんには、立ち寄って話をしていくお客さんや差し入れをくれるお客さんもいらっしゃるようで地域のコミュニケーションの場にもなっている様子でした。

 

そして角田さん曰く、3年目を迎えられたのもスタート時からほぼ一緒にやってくれているスタッフの方々がいるからこそ、とのこと。

 

お子さんを育てながらもお店の運営はとっても大変そう!と思いましたが、楽しそうに仕事の話をしてくださったのが印象的でした。

お店も、手作りの商品はもちろん、内装も自前とは思えない店舗なのでぜひ一度足を運んでみてください~。

 

 

プチマルシェ ノワ

〒354-0041 埼玉県入間郡三芳町藤久保313-4 山田ビル

TEL:049-257-4608

FB:https://www.facebook.com/petit.marche.noix/

ブログ:https://ameblo.jp/petitmarchenoix/

 

 

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